JPH0420822Y2 - - Google Patents

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JPH0420822Y2
JPH0420822Y2 JP1988031740U JP3174088U JPH0420822Y2 JP H0420822 Y2 JPH0420822 Y2 JP H0420822Y2 JP 1988031740 U JP1988031740 U JP 1988031740U JP 3174088 U JP3174088 U JP 3174088U JP H0420822 Y2 JPH0420822 Y2 JP H0420822Y2
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belt
filament
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fruits
conveying
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はりんご、柿、プラム、じやがいも等塊
状の各種選果物等の搬送用コンベヤベルトに関す
る。果実等は比較的軽い衝撃にあつても傷付き易
く、又ベルトによる搬送途上のベルト上での転
動、又この転動に伴うベルトからの転落等は全て
果実等の損傷につながり、商品価値を大きく減ず
る原因となる。
本考案に係るコンベヤベルトはりんご、柿等の
果実類、じやがいも等の野菜類等の選別過程にて
使用されてその実を挙げ得る選果物搬送用コンベ
ヤベルトに関する。
(従来技術) 従来の選果物等の搬送用コンベヤベルトとして
は通常の食品用ゴムコンベヤベルト又は樹脂コン
ベヤベルト(以下Aベルトという)、ゴム製又は
合成樹脂製ラフトツプコンベヤベルトや一般のフ
ラツトコンベヤベルト本体表面にスポンジシート
を貼着せしめたコンベヤベルト(以下Bベルト)、
あるいは実開昭61−206511号公報に示す如く、樹
脂ベルト、ゴムベルト、又は不織布等からなるベ
ルト基体2の表面に市販の人工芝14を接着剤で
貼合せた搬送ベルト10(以下Cベルト)等が用
いられている。(第2図参照) (考案が解決しようとする問題点) 前記A、コンベヤベルトは比較的ベルト表面が
硬く、フラツトであるために果物等には傷が付き
易く、ベルト上を転動して落下するなどの塊状の
搬送物等の搬送にあつては十分その目的を達する
ことは難しい。又前記、Bコンベヤベルトにあつ
ては、ベルト自体の剛性のためその屈曲性が期待
できず、このことは自然プーリ径の大径化に繁が
り、省力化の面で十分満足することができず、か
つ搬送物の転動を確実に阻止することができず、
又表面に貼着せしめたスポンジは比較的衝撃力に
弱く早期の摩耗、破損に繁がる問題があつた。又
前記、Cコンベヤベルトにあつてはベルト基体上
に人工芝を張り合わせる為、ベルト基体と人工芝
間に剥離の問題が発生したり、貼合せ工数がかか
り、コスト高や納期が長くなつたり、更に張り合
わせの為ベルト総厚が大きくなり、ナイフエツジ
稼動等小プーリ駆動に支障をきたすなどの問題点
があつた。
本考案の上述の問題点を解消し改善しようとす
るものでベルト基体の表面に市販の人工芝を貼合
せる代わりに繊維フイラメントを直接ベルト基体
表面に静電気植毛することによつて搬送物の搬
入、搬出時の衝撃の緩和、転動防止又転動に伴う
ベルトからの搬送物の転落を阻止せしめると共に
ナイフエツジでも使用可能な搬送ベルトは提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案の特徴とする
ところはベルト基体の表面全面に亘つて、長さ及
び太さの異なる繊維フイラメントを数種混合して
ベルト基体にほぼ重直に静電気植毛せしめた選果
物搬送用ベルトである。
(実施例) 次に、本考案に係る選果物搬送用ベルトの具体
的実施例を図面を用いて説明する。第1図は本考
案を実施した選果物搬送用ベルトの横断面図で、
搬送用ベルト1を構成するベルト基体2はポリエ
ステル繊維、その他伸びの少ない強靱な繊維にて
織成され、且つ熱可塑性樹脂、例えばウレタン樹
脂、PVC樹脂等を含浸又はコーチングせしめた
帆布3を1〜2プライ積層(図では2プライ)し
た芯体層単独、あるいは該芯体層の表面に熱可塑
性ウレタン、軟質塩化ビニール等の熱可塑性弾性
エラストマーを積層貼着した芯体層とカバー層の
積層体で構成され、このベルト基体2の表面には
所定に太さと長さを有する繊維フイラメント群4
がベルト基体にほぼ垂直に植毛されている。該繊
維フイラメント群4は本考案の特徴をなすもの
で、綿、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維か
らなり、その長さは2〜15mmからなり、好ましく
は2〜8mm、又その太さは2〜500d(デニール)
好ましくは5〜150dのものがベルト基体表面に
接着剤5(ウレタン、酢酸ビニル、ポリエステル
又はゴム系でベルト基体の材質により選択する)
を介して多数静電気植毛されている。この静電気
植毛に際し、該繊維フイラメント4群は長さ及び
太さの異なるものを数種混合しておき、又単位面
積当りの付着量は最大値まで付着させた後余分な
ものは植毛後ふるい落して除去するようにして植
毛させる。
尚、前記フイラメント長さが15mm以上ではフイ
ラメント径に対し長さが長過ぎてフイラメントの
腰が弱くなり、クツシヨン性に乏しくなる。又フ
イラメント長さが2mm以下ではフイラメント長さ
が短か過ぎてクツシヨン効果が乏しくなる。
更にフイラメント4の太さが500d以上ではフ
イラメントの腰が強くなりすぎて、特に柔ら搬送
物に傷がつきやすくなり、他方フイラメントの太
さが2d以下ではクツシヨン性が低下する等の不
具合がある。
以上はベルト基体が樹脂ベルトの場合について
記述したが、特に樹脂ベルトに限定する必要はな
く通常のゴムコンベヤベルト又は不織布をベルト
基体として使用してもようこいはいうまでもない
ことである。
又搬送ベルトが静電気防止機能を必要とする場
合は該繊維フイラメントの周囲を金属蒸着してベ
ルト基体に静電気植毛することも可能である。
(効果) 以上の如く本考案に係る選果物搬送用ベルトは
ベルト基体の表面に長さ及び太さの異なる多数の
繊維フイラメントを静電気植毛することにより次
のような効果が期待出来る。
1 ベルト基体と繊維フイラメントの貼合せ加工
がないので、厚みが薄くなり屈曲性が改善さ
れ、小プーリ駆動時の繊維フイラメントの接着
性が大巾に改善できる。
2 繊維フイラメントの長さ及び太さを各々混合
して使用するとこにより搬送物への衝撃を段階
的に吸収し、耐クツシヨン性及び耐転動抵抗性
を改善できると共にフイラメントのへたりを防
止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る選果物搬送用ベルトの横
断面図、第2図は従来の選果物搬送用ベルトの横
断面図である。 1……搬送ベルト、2……ベルト基体、3……
帆布、4……繊維フイラメント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ベルト基体の表面全面に亘つて、長さ及び太
    さの異なる繊維フイラメントを数種混合してベ
    ルト基体にほぼ重直に静電気植毛せしめたこと
    を特徴とする選果物搬送用ベルト。 2 繊維フイラメントの太さは2〜500d(デニー
    ル)の範囲にある請求項1記載の選果物搬送用
    ベルト。 3 繊維フイラメントの長さは2〜15mmの範囲に
    ある請求項1又は2項記載の選果物搬送用ベル
    ト。
JP1988031740U 1988-03-09 1988-03-09 Expired JPH0420822Y2 (ja)

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JPH01134610U JPH01134610U (ja) 1989-09-13
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