JPH0335916Y2 - - Google Patents

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JPH0335916Y2
JPH0335916Y2 JP1988009335U JP933588U JPH0335916Y2 JP H0335916 Y2 JPH0335916 Y2 JP H0335916Y2 JP 1988009335 U JP1988009335 U JP 1988009335U JP 933588 U JP933588 U JP 933588U JP H0335916 Y2 JPH0335916 Y2 JP H0335916Y2
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vacuum
control valve
port
fluid
ejector
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、真空発生装置に関し、特に吸盤が吸
着したワークを強制離脱させる真空破壊手段を備
えた真空発生装置等に適用して有効な技術に関す
る。
[従来の技術] たとえば、真空破壊手段を備えた真空発生装置
として、制御弁と、この制御弁によつて制御され
るエゼクタと、制御弁とエゼクタの給気ポートと
を接続している真空発生用流路と、この真空発生
用流路から分岐してエゼクタの吸引ポート側に接
続されている真空破壊用流路と、この真空破壊用
流路に介在されているシヤトル弁と、このシヤト
ル弁の出口側に接続されている流体蓄積タンクと
を備えている構造のものがある。
この構造によれば、真空破壊用流路を通じてエ
ゼクタに圧縮空気が供給されて真空が発生され、
またそのエゼクタに供給される圧縮空気の一部が
シヤトル弁を介して蓄積タンクに流れ込んで蓄積
される。
そして、制御弁の制御によつてエゼクタに対す
る圧縮空気の供給が停止されると、前記蓄積タン
クに蓄積された圧縮空気がシヤトル弁を通じてエ
ゼクタの吸引ポート側に送り込まれて真空破壊が
行われる。
また、実公昭47−25413号公報に示すような従
来技術においては、前記した真空発生と真空破壊
とが複数の制御弁の制御によつてなされる構造と
されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記した構造の真空発生装置
は、真空破壊用流路中にシヤトル弁ないし複数の
制御弁などが介在されているため、空気圧回路や
装置が複雑化し、また装置が大形化し、更にはそ
のシヤトル弁ないし複数の制御弁などの存在によ
りコスト高になるという問題点がある。
本考案の目的は、空気圧回路や装置の簡素化な
いし小形化を図ることができ、またコストの低廉
化を図ることができる真空発生装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の真空発生装置は、流体圧源と、単数の
制御弁と、真空吸着手段と、この真空吸着手段に
真空を発生させるエゼクタと、前記真空吸着手段
の真空を破壊させる真空破壊用の流体蓄積手段と
を備え、前記制御弁の出力ポート側と前記エゼク
タの給気ポート側との間に前記流体蓄積手段が介
在され、また前記出力ポートに切り換え接続され
る前記制御弁の排出ポート側と前記エゼクタの吸
引ポート側とが前記真空吸着手段を介在させて接
続され、また前記流体圧源と前記制御弁の入力ポ
ートとが接続されている真空発生装置であつて、
前記制御弁の切り換えによる前記入力ポートと前
記出力ポートとの接続により前記真空吸着手段に
真空が発生され、、前記制御弁の切り換えによる
前記出力ポートと前記排出ポートとの接続により
前記真空吸着手段の真空が破壊される構造とした
ものである。
[作用] 前記した手段によれば、前記制御弁が切り換え
られて前記入力ポートと前記出力ポートとが接続
されると、流体圧源からの流体が該入力ポートと
該出力ポートとを通じてエゼクタの給気ポートに
供給されて真空吸着手段に真空が発生されるとと
もにその流体の一部が流体蓄積手段に蓄積され、
他方、この制御弁が切り換えられて前記出力ポー
トと前記排出ポートとが接続されると、前記流体
蓄積手段に蓄積された流体が該出力ポートと該排
出ポートとを通じて前記真空吸着手段に供給され
て該真空吸着手段の真空が破壊される。
したがつて、前記した手段によれば、シヤトル
弁や複数の制御弁などを介在させることなく、単
数の制御弁のみの切り換えによつて真空吸着手段
の真空発生と真空配壊とが行われるので、真空発
生装置の空気圧回路や装置の簡素化ないし小形
化、コストの低廉化を図ることができる。
また、単数の制御信号による制御弁の制御が可
能とされ、制御弁に対する制御回路の簡素化をも
図ることができる。
[実施例 1] 第1図は本考案の一実施例である真空発生装置
を示す流体回路図である。
本実施例において、エゼクタ1を制御する制御
弁2は、常時閉形のシングルソレノイド形の3ポ
ート電磁弁とされている。
制御弁2の入力ポート2aは、圧縮空気等の流
体圧源3に接続されている。
また、入力ポート2aに接続される出力ポート
2bは、主流路4を介してエゼクタ1の給気ポー
ト1aに接続されている。
主流路4の中途には、蓄積タンク(流体蓄積手
段)が介在され、流体圧源3から入力ポート2
a、出力ポート2b、主流路4を経て給気ポート
1aに供給される流体の一部が該蓄積タンク5に
蓄積されるようになつている。
前記エゼクタ1の排気ポート1b側には、消音
器6が接続されている。
他方、エゼクタ1の吸引ポート1c側には、吸
引用流路7を介して吸盤8(吸着手段)が接続さ
れ、給気ポート1a側から排気ポート1b側への
流体の噴流によつて該吸引流路7側の吸盤8内に
真空ないし負圧(以下、単に真空という。)が発
生されるようになつている。
また、吸引用流路7の中途と制御弁2の排出ポ
ート2cとは、真空破壊用流路9を介して接続さ
れていて、制御弁2の出力ポート2bと排出ポー
ト2cとの接続時に、蓄積タンク5に蓄積された
流体が該真空破壊用流路9を介して吸盤8内に送
り込まれるようになつている。
次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、ソレノイド2dの消磁時における制御弁
2は、第1図に示すようにそのばね2eの付勢力
によつて出力ポート2bと排出ポート2cとが接
続されている。
この状態から、ソレノイド2dを励磁すると、
制御弁2が切り換えられて入力ポート2aと出力
ポート2bとが接続され、流体圧源3からの圧縮
空気等の流体が該入力ポート2a、出力ポート2
b、主流路4を経てエゼクタ1の給気ポート1a
に供給される。
エゼクタ1の給気ポート1aに供給された流体
は、排気ポート1b側に流れ消音器6を経て外部
に排出されるが、この給気ポート1a側から排気
ポート1b側への噴流によつて吸引ポート1c側
の吸盤8内に真空が発生される。そして、その真
空状態とされた吸盤8が所定のワーク(図示せ
ず)に吸着する。
一方、前記主流路4を流れて流体の一部は、蓄
積タンク5に供給され、該蓄積タンク5にその流
体が所定圧まで蓄積される。
次いで、ソレノイド2dを消磁すると、制御弁
2が切り換えられて出力ポート2bと排出ポート
2cとが接続される。この接続により、エゼクタ
1への流体の供給が停止され、他方、蓄積タンク
5に蓄積された流体が主流路4、出力ポート2
b、排出ポート2c、真空破壊用流路9、吸引用
流路7を経て吸盤8内に送り込まれ、該吸盤8内
の真空状態が急激に強制解除される。
そして、この吸盤8の真空解除により、ワーク
(図示せず)に対する吸盤8の吸着が解除される。
このように、本実施例によれば、制御弁2の切
り換え動作によつてワーク(図示せず)に対する
吸盤8の吸着とその解除とが行われるが、この場
合に本実施例の真空発生装置は、蓄積タンク5が
制御弁2の出力ポート2bと排出ポート2cとを
介してエゼクタ1の吸引ポート1c側に接続可能
な構造とされていることにより、シヤトル弁等を
介在させることなく、吸引ポート1c側、すなわ
ち吸盤8内の真空破壊を行うことができるので、
真空発生装置の流体回路や装置の簡素化ないし小
形化、コストの低廉化を図ることができる。
[実施例 2] 第2図は本考案の他の実施例である真空発生装
置を示す流体回路図である。
この実施例2において適用されている制御弁2
は、前記した実施例1の常時閉形の制御弁2と異
なり、常時開形の電磁弁とされている。
すなわち、実施例2の制御弁2は、そのソレノ
イド2dの消磁時に入力ポート2aと出力ポート
2bとが接続され、他方、ソレノイド2dの励磁
時に出力ポート2bと排出ポート2cとが接続さ
れる構造とされている。
この実施例2の真空発生装置においても、前記
した実施例1と同様にシヤトル弁等が介在されて
いないのにかかわらず、真空破壊が行われる構造
とされているので、流体回路や装置の簡素化ない
し小形化、コストの低廉化を図ることができる。
以上、本考案を実施例に基づき具体的に説明し
たが、本考案は前記実施例1,2に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能である。
たとえば、本実施例1,2においては、その流
体蓄積手段として蓄積タンク5が適用されている
が、本考案においては、たとえば主流路4の一部
を拡径させて該流体蓄積手段を形成するようにし
ても良い。
また、本実施例1,2においては、その吸着手
段として吸盤8が適用されているが、本考案にお
ける吸着手段としては、たとえばバキユームピン
セツトやバキユームチヤツク等を適用することが
可能である。
[考案の効果] 本考案の真空発生装置によれば、流体圧源と、
単数の制御弁と、真空吸着手段と、この真空吸着
手段に真空を発生させるエゼクタと、前記真空吸
着手段の真空を破壊させる真空破壊用の流体蓄積
手段とを備え、前記制御弁の出力ポート側と前記
エゼクタの給気ポート側との間に前記流体蓄積手
段が介在され、また前記出力ポートに切り換え接
続される前記制御弁の排出ポート側と前記エゼク
タの吸引ポート側とが前記真空吸着手段を介在さ
せて接続され、また前記流体圧源と前記制御弁の
入力ポートとが接続されている真空発生装置であ
つて、前記制御弁の切り換えによる前記入力ポー
トと前記出力ポートとの接続により前記真空吸着
手段に真空が発生され、前記制御弁の切り換えに
よる前記出力ポートと前記排出ポートとの接続に
より前記真空吸着手段の真空が破壊される構造と
されていることにより、以下の効果を得ることが
できる。
(1) 前記制御弁が切り換えられて前記入力ポート
と前記出力ポートとが接続されると、流体圧源
からの流体が該入力ポートと該出力ポートとを
通じてエゼクタの給気ポートに供給されて真空
吸着手段に真空が発生されるとともにその流体
の一部が流体蓄積手段に蓄積され、他方、この
制御弁が切り換えられて前記出力ポートと前記
排出ポートとが接続されると、前記流体蓄積手
段に蓄積された流体が該出力ポートと該排出ポ
ートとを通じて前記真空吸着手段に供給されて
該真空吸着手段の真空が破壊される。
したがつて、本考案の真空発生装置によれば、
シヤトル弁や複数の制御弁などを介在されること
なく、単数の制御弁のみの切り換えによつて真空
吸着手段の真空発生と真空破壊とが行われるの
で、真空発生装置の流体圧回路や装置の簡素化な
いし小形化、コストの低廉化を図ることができ
る。
また、単数の制御信号による制御弁の制御が可
能とされ、制御弁に対する制御回路の簡素化をも
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である真空発生装置
の流体回路図、第2図は本考案の他の実施例であ
る真空発生装置の流体回路図である。 1……エゼクタ、1a……給気ポート、1b…
…排気ポート、1c……吸引ポート、2……制御
弁、2a……入力ポート、2b……出力ポート、
2c……排出ポート、2d……ソレノイド、2e
……ばね、3……流体圧源、4……主流路、5…
…蓄積タンク(流体蓄積手段)、6……消音器、
7……吸引用流路、8……吸盤(吸着手段)、9
……真空破壊用流路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流体圧源と、単数の制御弁と、真空吸着手段
    と、この真空吸着手段に真空を発生させるエゼ
    クタと、前記真空吸着手段の真空を破壊させる
    真空破壊用の流体蓄積手段とを備え、前記制御
    弁の出力ポート側と前記エゼクタの給気ポート
    側との間に前記流体蓄積手段が介在され、また
    前記出力ポートに切り換え接続される前記制御
    弁の排出ポート側と前記エゼクタの吸引ポート
    側とが前記真空吸着手段を介在させて接続さ
    れ、また前記流体圧源と前記制御弁の入力ポー
    トとが接続されている真空発生装置であつて、
    前記制御弁の切り換えによる前記入力ポートと
    前記出力ポートとの接続により前記真空吸着手
    段に真空が発生され、前記制御弁の切り換えに
    よる前記出力ポートと前記排出ポートとの接続
    により前記真空吸着手段の真空が破壊されるこ
    とを特徴とする真空発生装置。 2 前記真空吸着手段が吸盤であることを特徴と
    する請求項1記載の真空発生装置。
JP1988009335U 1988-01-26 1988-01-26 Expired JPH0335916Y2 (ja)

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JPH01113198U JPH01113198U (ja) 1989-07-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4725413U (ja) * 1971-04-17 1972-11-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4725413U (ja) * 1971-04-17 1972-11-22

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JPH01113198U (ja) 1989-07-31

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