JPH0335845B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335845B2
JPH0335845B2 JP4224086A JP4224086A JPH0335845B2 JP H0335845 B2 JPH0335845 B2 JP H0335845B2 JP 4224086 A JP4224086 A JP 4224086A JP 4224086 A JP4224086 A JP 4224086A JP H0335845 B2 JPH0335845 B2 JP H0335845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
resistor
emitter
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4224086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61251301A (ja
Inventor
Tatsuki Ide
Ryuhei Nakabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4224086A priority Critical patent/JPS61251301A/ja
Publication of JPS61251301A publication Critical patent/JPS61251301A/ja
Publication of JPH0335845B2 publication Critical patent/JPH0335845B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplitude Modulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は変調回路、位相検波回路に用いること
ができる信号処理装置であつて、二つの入力信号
のリークが少なく、抵抗素子の不整合に影響され
ず、調整不要の半導体集積化に適した信号処理装
置に関するものである。
従来の技術 従来例として、交叉接続形差動増幅器で構成し
た平衡変調器を、第5図をもとに説明する。
第5図において各回路を流れる電流は、 I1+I2=I5 I3+I4=I6 I5+I6=I7 と表わすことができる。
変調器回路において、入力信号に対する回路の
線形応答は、1つの入力に対してだけ要求され
る。この線形入力は、変調入力とされ図におい
て、V2で表わされる。さらに回路におけるもう
1つの入力V1は、搬送波入力であり、一定振幅
の信号で駆動される。変調入力V2の入力レベル
は、 V2≪VT VT=K・T/gK:ボルツマン定数 T:絶対温度(゜K) g:電子電荷 (VT……エミツタ電流1mAにて、約26mV) で表わされるように、その入力範囲がいちじるし
く制限されると共に、温度による回路の安定性も
悪いので、これを解決する手段として、第6図に
示すように、トランジスタ、T5,T6のエミツタ
に直列抵抗Reを挿入する方法がとられている。
この場合I5Re≫VT,I6Re≫VTになり、I5及びI6
電流差は、入力信号V2に直接比例する事になる
ので、変調入力が線形動作をする範囲を拡大させ
ることができる。
発明が解決しようとする問題点 ところが、トランジスタT5,T6のエミツタに、
直列抵抗Reを接続する事によつて、抵抗素子の
不整合に起因する電流I5及び、I6の不整合が、ト
ランジスタT5,T6のベース電位が等しい時、す
なわち変調信号V2が零の場合でも、直流オフセ
ツトを、対応する端子に、生ずることになり、回
路の性能を、著しく低下させる欠点となる。前記
の様な抵抗素子等の不整合は、半導体集積化して
も、さけられない問題であり、平衡変調器におけ
る、搬送波抑圧等の特性を悪くする原因となつて
いる。例えば、第6図のような回路における、エ
ミツタ直列抵抗Reの整合精度は、半導体集積回
路において2%程度であるが、この不整合の影響
によつて、搬送波抑圧比は、−34dBとなり、満足
すべき特性が得られない。従つて通常使用する場
合にはICの外部にこの不整合を調整する調整回
路を附加して用いている。このためにICのさら
に、変調信号V2が入力されている場合でも前記
電流I5およびI6の不整合により変調信号V2が出力
される欠点となる。
本発明は、このような外付の調整回路を必要と
しない信号処理装置を提供しようとするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記した目的を達するため、第1のエ
ミツタホロワ回路のトランジスタのベースに第1
の交流入力信号と直流電圧とを重畳したものを加
え、第1のエミツタホロワ回路のトランジスタの
エミツタには第1の定電流源を接続し、第2のエ
ミツタホロワ回路のトランジスタのベースに上記
直流電圧と同じ値の直流電圧を加え、第2のエミ
ツタホロワ回路のトランジスタのエミツタには第
1の定電流源と同じ電流値の第2の定電流源を接
続し、第2の交流入力信号が印加され、その信号
の極性によつて導通遮断状態が相互に異なる第
1,第3のスイツチング回路と第2,第4のスイ
ツチング回路を設け、上記第1のエミツタホロワ
回路のトランジスタのエミツタを第1の抵抗と第
1のスイツチング回路、および第4の抵抗と第4
のスイツチング回路とを介してそれぞれ基準電位
点に接続し、第2のエミツタホロワ回路のトラン
ジスタのエミツタを第2の抵抗と第2のスイツチ
ング回路および、第3の抵抗と第3のスイツチン
グ回路を介してそれぞれ基準電位点に接続し、上
記第1の抵抗と第1のスイツチング回路との接続
点に得られる出力と、上記第2の抵抗と第2のス
イツチング回路との接続点に得られる出力とを比
較して電位の高い方の信号を取り出す第1の信号
取り出し回路、第3の低抗と第3のスイツチング
回路との接続点に得られる出力と、第4の抵抗と
第4のスイツチング回路との接続点に得られる出
力とを比較して電位の高い方の信号を取り出す第
2の信号取り出し回路、前記第1,第2の信号取
り出し回路との出力を合成して出力する加算回路
により構成されている。
作 用 本発明は上記した構成により、二つの入力信号
のリークが少なく、抵抗素子の不整合に影響され
ず、外付の調整回路を必要とせず、半導体集積化
に適した信号処理装置を提供することができるも
のである。
実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。第1図は本発明の一実施例におけ
る信号処理装置の回路図である。
第1図において、トランジスタ1,2のベース
には、共通の電源19から、それぞれ抵抗17,
18を通して、直流バイアスが与えられると共
に、トランジスタ1のベースには、さらに変調信
号源S1が接続されている。トランジスタ1,2の
エミツタは、等しい電流値の電流源20,21に
接続されるとともに、等しい値の抵抗13,1
4,15,16を介して、それぞれトランジスタ
7,8,9,10のベースが接続され、さらに、
トランジスタ3,4,5,6のコレクタに、それ
ぞれ接続されている。トランジスタ3,4及び
5,6は互いに差動結合されており、トランジス
タ3,6及び4,5のベースを接続して、その間
に、搬送波入力源S2が加えられている。トランジ
スタ7,8,9,10は、電圧レベルの高低によ
りいずれかのベースに入力される信号を出力する
トランジスタであり、トランジスタ7,8及び
9,10のエミツタにはそれぞれ等しい電流値の
共通の電流源22,23が接続されている。トラ
ンジスタ11,12は、差動増幅器を構成してお
り、等しい値の抵抗29,30は、差動増幅器の
入力レンジを拡大している。端子27,28は、
出力端子である。
次に第2図を用いて、以上の第1図の回路動作
を説明する。S2の搬送波入力は第2図のa,S1
変調入力S1が、第2図bの信号波形である。共通
電源19により、トランジスタ1及び2に与えら
れた直流レベルを、j及び1で表わすと、トラン
ジスタ1のエミツタには、共通の直流電位に、変
調入力が重畳した波形が表われる。。又、差動結
合されたトランジスタ3,4,5,6の、コレク
タ負荷抵抗13,14,15,16から取り出さ
れる出力波形はそれぞれ第2図d,c,g,fに
表わされるように、それぞれの直流電位から、S2
の搬送波により、スイツチ動作されて、トランジ
スタ3,6又は、4,5がオンした期間に、電流
源25,26の電流値IOと、負荷抵抗13,1
4,15,16の抵抗値ROによる電圧降下IO,R
に相当する電位k又はmだけ下がつた波形とな
る。
ベースに入力される電圧レベルの高低によりい
ずれかを選択するトランジスタ7,8及び9,1
0のベースの信号は、前述のように、共通の直流
電位及び、変調信号を、それぞれ逆位相の搬送波
で、スイツチングした第2図d,c及びg,fに
示す波形の出力がそれぞれ現われる事になり、ト
ランジスタのベース・エミツタ間の整流作用によ
つて、エミツタには、高い電位を持つた位相の搬
送波が出るので、出力信号波形としては、第2図
e及びhに示すように、共通の直流電位を基準に
して、電位が低い方と、高い方とで搬送波の位相
が、180゜反転した信号を得る事ができる。
さらに第2図の信号eとhを比較すると、両信
号間でも又、搬送波の位相は180゜反転している事
が明らかである。このために、トランジスタ1
1,12で構成する差動増幅器によつて、この2
つの信号を和算する事により第2図iに示すよう
に、変調信号成分を完全に除去した出力信号を出
力端子27又は28に得る事ができる。
以上の説明では、S1の変調信号の入力があつた
場合を述べて来たが、変調信号入力が零の場合で
も又、良好な搬送波抑圧特性を示す事は、明らか
である。なぜなら、S1の変調信号の入力がない場
合には、トランジスタ1,2とも共通の直流電位
が加わるだけであり、第2図c,dのj及び1は
示すレベルほ等しい直流電位を基準はして、S2
搬送波によるスイツチングを受けるから、電圧レ
ベルを比較するトランジスタ7,8および9,1
0のエミツタから出力される信号出力は、零とな
る。
本発明の回路において、搬送波抑圧特性を悪化
させる要素はレベル選択を行なうトランジスタま
での回路における、直流電位の差だけであり、こ
の直流電位を決定するのは、各トランジスタのベ
ース・エミツタ間電圧Vbeの差だけである。半導
体集積化した場合に、各トランジスタにおける
Vbeの整合精度は、1mV程度であるので、変調信
号入力レベルを、たとえば、0.5vppとすれば、そ
の搬送波抑圧比は、約48dB程度となり、平衡変
調回路としては、何ら問題のない特性を得る事が
可能である。この事は、実験によつても確認する
事ができた。さらに入力レベルを上げれば、この
特性は、それに比例して良くなつて行く。
また第1図の回路中には、抵抗素子を使用して
いるが、前述の説明でも、明らかなように、各抵
抗による電圧降下IOROの不整合があつても、この
回路によれば、スイツチングに使用した搬送波の
うち、高い電位を持つた位相成分(電圧降下しな
い部分)のみを取り出すように構成されているの
で、搬送波抑圧には、何ら問題を生じない。
第3図は、二重平衡変調回路を構成する本発明
の第2の実施例を示すものである。本実施例は、
ベースに入力される電圧レベルの高低により何れ
から信号電圧を選択してエミツタに出力するトラ
ンジスタ7,8,9,10の、コレクタをベース
と共通に接続して、ダイオード接続にして使用し
た例である。
第4図は、本発明の回路を使用したカラーエン
コーダー変調器の例である。映像信号源S1をトラ
ンジスタ31によつて、一定電圧にクランプする
ことによつて直流再生して、この直流再生した共
通電位19を基準電位として前述の第1図の変調
器に加え平衡変調を行う装置である。
以上の実施例では、本発明による回路を平衡変
調器に使用する事を説明したが、本発明の回路構
成は位相検波回路にも使用できる。この場合信号
源S1に振幅変調された信号を、信号源S2に検波用
の交流信号を加えればよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば抵抗の不整合によ
る影響を受けることがなく、良好な搬波波抑圧特
性を持つた変調回路を対称的に2個用いる事によ
り、簡単な構成で良好な変調信号抑圧特性をも有
する二重平衡変調器を得ることができる。さらに
外付の調整回路が不要で、インダククンスや容量
を用いていないので半導体集積回路化に適するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における信号処理装
置の回路図、第2図は同装置の各部の動作説明の
ための波形図、第3図,第4図はそれぞれ本発明
の他の実施例における信号処理装置の回路図、第
5図,第6図はそれぞれ従来の信号処理装置の回
路図である。 1,2……トランジスタ、19……直流電源、
S1,S2……信号源、3,4,5,6,7,8,
9,10,11,12……トランジスタ、36,
27,28……出力端子、13,14,15,1
6……抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1のエミツタホロワ回路のトランジスタの
    ベースに第1の交流入力信号と直流電圧とを重畳
    したものを加え、第1のエミツタホロワ回路のト
    ランジスタのエミツタには第1の定電流源を接続
    し、第2のエミツタホロワ回路のトランジスタの
    ベースに上記直流電圧と同じ値の直流電圧を加
    え、第2のエミツタホロワ回路のトランジスタの
    エミツタには第1の定電流源と同じ電流値の第2
    の定電流源を接続し、第2の交流入力信号が印加
    され、その信号の極性によつて導通遮断状態が相
    互に異なる第1,第3のスイツチング回路と第
    2,第4のスイツチング回路を設け、上記第1の
    エミツタホロワ回路のトランジスタのエミツタを
    第1の抵抗と第1のスイツチング回路、および第
    4の抵抗と第4のスイツチング回路とを介してそ
    れぞれ基準電位点に接続し、第2のエミツタホロ
    ワ回路のトランジスタのエミツタを第2の抵抗と
    第2のスイツチング回路および、第3の抵抗と第
    3のスイツチング回路を介してそれぞれ基準電位
    点に接続し、第1の抵抗と第1のスイツチング回
    路との接続点に得られる出力と、第2の抵抗と第
    2のスイツチング回路との接続点に得られる出力
    とを比較して電位の高い方の信号を取り出す第1
    の信号取り出し回路、第3の抵抗と第3のスイツ
    チング回路との接続点に得られる出力と、第4の
    抵抗と第4のスイツチング回路との接続点に得ら
    れる出力とを比較して電位の高い方の信号を取り
    出す第2の信号取り出し回路、第1,第2の信号
    取り出し回路との出力を合成して出力する加算回
    路により構成したことを特徴とする信号処理装
    置。
JP4224086A 1986-02-27 1986-02-27 信号処理装置 Granted JPS61251301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224086A JPS61251301A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224086A JPS61251301A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 信号処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4532077A Division JPS53129950A (en) 1977-04-19 1977-04-19 Signal processor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61251301A JPS61251301A (ja) 1986-11-08
JPH0335845B2 true JPH0335845B2 (ja) 1991-05-29

Family

ID=12630502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4224086A Granted JPS61251301A (ja) 1986-02-27 1986-02-27 信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61251301A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3908765C1 (en) * 1989-03-17 1990-07-26 Telefunken Electronic Gmbh, 7100 Heilbronn, De Circuit for forming current differences and the use of this circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61251301A (ja) 1986-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4019118A (en) Third harmonic signal generator
US4053796A (en) Rectifying circuit
US3562673A (en) Pulse width modulation to amplitude modulation conversion circuit which minimizes the effects of aging and temperature drift
US4342006A (en) Amplifier circuit for supplying load with output signal current proportional to input signal voltage
JPS585594B2 (ja) 整流回路
JPH0335845B2 (ja)
JPS6217891B2 (ja)
US5767662A (en) Amplifier having single-ended input and differential output and method for amplifying a signal
JPS6359197B2 (ja)
JPS6142885B2 (ja)
JPH0339928Y2 (ja)
JP2896029B2 (ja) 電圧電流変換回路
JPH0253961B2 (ja)
JPS631454Y2 (ja)
JPH0527282B2 (ja)
JPH07105662B2 (ja) 多機能差動増幅器
JPS58171105A (ja) 振幅変調器
US4278954A (en) Suppressed carrier modulator using differential amplifier
JPH0453047Y2 (ja)
JPH0328581Y2 (ja)
JPS624037B2 (ja)
JPH0540456Y2 (ja)
JPH0216112B2 (ja)
JPH02296408A (ja) 差動増幅回路
JPS5928285B2 (ja) 位相反転回路