JPH0335786B2 - - Google Patents
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- JPH0335786B2 JPH0335786B2 JP57210213A JP21021382A JPH0335786B2 JP H0335786 B2 JPH0335786 B2 JP H0335786B2 JP 57210213 A JP57210213 A JP 57210213A JP 21021382 A JP21021382 A JP 21021382A JP H0335786 B2 JPH0335786 B2 JP H0335786B2
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
本発明は、電熱線を利用した熱風発生用の発熱
体の改良に関するものであつてバーナを利用した
熱風発生装置と違つて加熱雰囲気が非酸化性であ
ること、ノズル形状によつて必要最小限の局部加
熱が可能であること、微妙な温度コントロールが
可能なこと、またハンダごてのような加熱手段に
対して非接触加熱が可能であるため自動機械への
適用が容易であること、こての母材が被加熱物中
に移行しないことなどから急速にその需要を増し
ているのが現状である。しかしながら、このよう
な電熱線を利用した熱風発生装置にあつても以下
のような欠点があつた。即ち、従来の発熱体1J
は第6図に示すように、電熱線1J同志の短絡を
恐れて電熱線同志を互いに離間させてコイル状に
巻回設しており、長大なものであつた。それ故、
自動機械などに組み込むような場合、広いスペー
スを必要とし取扱いに難があつた。 本発明は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、同能力であ
るにも拘らず、その全長を著しく短小化すること
が出来、又、絶縁性並びに耐久性にも優れた発熱
体を提供するにある。 以下、本発明を図示実施例に従つて詳述する。
第1図は本発明に係る電熱線1を利用した熱風発
生装置Aの一実施例の外観斜視図で、第3図はそ
の内部構造である。2はAl2O3を主成分とするセ
ラミツク製の絶縁管で、その外周に細い電熱線1
をコイル状に巻回設してある。この電熱線1の巻
回設の仕方は図からもわかるように惰円状に形成
した電熱線1をある角度づつずらせ、互いに密着
させ乃至非常に接近させて(例えば0.1〜0.2mm程
度)巻回設したもので、有効接触面積の増大と全
長lの短小化をはかつている。絶縁管2の先端部
及び後端部には脱落防止コイル3を巻回設してあ
つて通電加熱時の電熱線1の変形・膨張による絶
縁管2からの脱落を防止している。この電熱線1
の表面層は酸化雰囲気内での通電又は焼成によつ
て酸化されており、その結果電熱線1と同一材料
の酸化物による酸化皮膜がその表面に形成される
事になる。この酸化皮膜の厚みは形成条件によつ
て異なるが1〜100ミクロン程度である。電熱線
1には通常ニクロム線が使用されているため、酸
化皮膜の主成分は酸化クロムであつて、その他セ
リウム、カルシウム、トリウム、アルミニウム、
マグネシウム、シリコンなどが添加されている場
合にはこれらの酸化物も酸化皮膜を構成すること
になる。酸化皮膜は焼成によるものに限られず電
熱線と同一材料の焼付や薬品処理により電熱線と
同一材料の酸化物による酸化皮膜を形成してもよ
い。ただ添加元素として存在する場合は、酸化皮
膜が剥離した時その部位において新たに酸化皮膜
が形成され、電熱線1を損うことがない。また、
電熱線1の始端部及び終端部には細い保護コイル
4を巻設してある。始端部にあつては、第4図イ
に示すように、絶縁管2内に挿通した太径の中央
導線5の先端に保護コイル4共々巻着コイル6に
て巻着され、溶接されている。電熱線1の終端部
は第4図ロに示すように、保護コイル4共々巻着
金属条7にてコード8に巻着され、溶接されてい
る。中央導線5も同様に他のコード8に溶接され
ている。ここで電熱線1に保護コイル4を巻設し
てあるのは、第1に溶接により溶接部周辺に熱影
響による脆弱部が発生し、通風や外来衝撃力を受
けて断線しやすくなる点、第2に電熱線1の先端
部付近を通過する風は既に非常に高温となつてい
るため電熱線1の温度降下が小さく、赤熱状態が
保たれ、機械的強度が低下して断線しやすくなる
点などに対して機械的強度の向上をはかるためで
ある。このように構成された電熱線1は石英ガラ
ス管9内に収納され、固定筒10にて石英ガラス
管の後端に第3図のようにコード8を挾持して固
定される。11は保護金属管で、後部が周方向に
しめ込まれて内側に突出し、この内側突出部12
に石英ガラス管9の後端開口縁に設けた外鍔部1
3が係合するようになつている。石英ガラス管9
はこの係合状態で外鍔部13に例えばシリコンゴ
ムのような接着剤14を塗布され内側突出部12
に接着される。15は保護金属管11に取着され
たシリコンゴム管で、その内部にコード8を挿通
してある。16はニツプルで、保護金属管11の
後端に螺着されている。17は保護金属管11の
前半部に穿孔されたのぞき孔で、電熱線1の赤熱
状態を観察するためのものである。 しかして、この熱風発生装置Aを自動機械の加
熱部に装着し、ニツプル16に送風管を接続して
通電すると、電熱線1が赤熱し、送風管よりニツ
プル16を通して石英ガラス管9内に吹き込まれ
た風が電熱線1に接触し、高温となつて先端開口
より吹き出されることになる。 実施例 電熱線:線径φ0.4、種類FCH1又は2 絶縁管:φ2×φ3 Al2O3純度98%以上 保護コイル:線径φ0.2 石英ガラス管:φ8.2×φ10.3 全長 85mm
体の改良に関するものであつてバーナを利用した
熱風発生装置と違つて加熱雰囲気が非酸化性であ
ること、ノズル形状によつて必要最小限の局部加
熱が可能であること、微妙な温度コントロールが
可能なこと、またハンダごてのような加熱手段に
対して非接触加熱が可能であるため自動機械への
適用が容易であること、こての母材が被加熱物中
に移行しないことなどから急速にその需要を増し
ているのが現状である。しかしながら、このよう
な電熱線を利用した熱風発生装置にあつても以下
のような欠点があつた。即ち、従来の発熱体1J
は第6図に示すように、電熱線1J同志の短絡を
恐れて電熱線同志を互いに離間させてコイル状に
巻回設しており、長大なものであつた。それ故、
自動機械などに組み込むような場合、広いスペー
スを必要とし取扱いに難があつた。 本発明は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、同能力であ
るにも拘らず、その全長を著しく短小化すること
が出来、又、絶縁性並びに耐久性にも優れた発熱
体を提供するにある。 以下、本発明を図示実施例に従つて詳述する。
第1図は本発明に係る電熱線1を利用した熱風発
生装置Aの一実施例の外観斜視図で、第3図はそ
の内部構造である。2はAl2O3を主成分とするセ
ラミツク製の絶縁管で、その外周に細い電熱線1
をコイル状に巻回設してある。この電熱線1の巻
回設の仕方は図からもわかるように惰円状に形成
した電熱線1をある角度づつずらせ、互いに密着
させ乃至非常に接近させて(例えば0.1〜0.2mm程
度)巻回設したもので、有効接触面積の増大と全
長lの短小化をはかつている。絶縁管2の先端部
及び後端部には脱落防止コイル3を巻回設してあ
つて通電加熱時の電熱線1の変形・膨張による絶
縁管2からの脱落を防止している。この電熱線1
の表面層は酸化雰囲気内での通電又は焼成によつ
て酸化されており、その結果電熱線1と同一材料
の酸化物による酸化皮膜がその表面に形成される
事になる。この酸化皮膜の厚みは形成条件によつ
て異なるが1〜100ミクロン程度である。電熱線
1には通常ニクロム線が使用されているため、酸
化皮膜の主成分は酸化クロムであつて、その他セ
リウム、カルシウム、トリウム、アルミニウム、
マグネシウム、シリコンなどが添加されている場
合にはこれらの酸化物も酸化皮膜を構成すること
になる。酸化皮膜は焼成によるものに限られず電
熱線と同一材料の焼付や薬品処理により電熱線と
同一材料の酸化物による酸化皮膜を形成してもよ
い。ただ添加元素として存在する場合は、酸化皮
膜が剥離した時その部位において新たに酸化皮膜
が形成され、電熱線1を損うことがない。また、
電熱線1の始端部及び終端部には細い保護コイル
4を巻設してある。始端部にあつては、第4図イ
に示すように、絶縁管2内に挿通した太径の中央
導線5の先端に保護コイル4共々巻着コイル6に
て巻着され、溶接されている。電熱線1の終端部
は第4図ロに示すように、保護コイル4共々巻着
金属条7にてコード8に巻着され、溶接されてい
る。中央導線5も同様に他のコード8に溶接され
ている。ここで電熱線1に保護コイル4を巻設し
てあるのは、第1に溶接により溶接部周辺に熱影
響による脆弱部が発生し、通風や外来衝撃力を受
けて断線しやすくなる点、第2に電熱線1の先端
部付近を通過する風は既に非常に高温となつてい
るため電熱線1の温度降下が小さく、赤熱状態が
保たれ、機械的強度が低下して断線しやすくなる
点などに対して機械的強度の向上をはかるためで
ある。このように構成された電熱線1は石英ガラ
ス管9内に収納され、固定筒10にて石英ガラス
管の後端に第3図のようにコード8を挾持して固
定される。11は保護金属管で、後部が周方向に
しめ込まれて内側に突出し、この内側突出部12
に石英ガラス管9の後端開口縁に設けた外鍔部1
3が係合するようになつている。石英ガラス管9
はこの係合状態で外鍔部13に例えばシリコンゴ
ムのような接着剤14を塗布され内側突出部12
に接着される。15は保護金属管11に取着され
たシリコンゴム管で、その内部にコード8を挿通
してある。16はニツプルで、保護金属管11の
後端に螺着されている。17は保護金属管11の
前半部に穿孔されたのぞき孔で、電熱線1の赤熱
状態を観察するためのものである。 しかして、この熱風発生装置Aを自動機械の加
熱部に装着し、ニツプル16に送風管を接続して
通電すると、電熱線1が赤熱し、送風管よりニツ
プル16を通して石英ガラス管9内に吹き込まれ
た風が電熱線1に接触し、高温となつて先端開口
より吹き出されることになる。 実施例 電熱線:線径φ0.4、種類FCH1又は2 絶縁管:φ2×φ3 Al2O3純度98%以上 保護コイル:線径φ0.2 石英ガラス管:φ8.2×φ10.3 全長 85mm
【表】
以上のように、電熱線間電圧が4V以下となる
ように印加電圧と巻数を決めてやれば、電熱線を
密着巻きしてもその間に短絡は生じない。なお、
コイル形状は本実施例のものに限られず、また絶
縁管2の回りに巻回設しなくとも良い。 本発明は叙上のように、絶縁管と、該絶縁管の
周囲にコイル状に巻回設される電熱線と、上記絶
縁管内に挿通されかつ巻回設された電熱線の始端
部と接続しうる中央導線と、電熱線を巻回設した
絶縁管を収納しうる石英ガラス管とからなる熱風
発生用の発熱体であつて、上記電熱線がこれを構
成する材料の酸化物からなる絶縁被膜で被覆さ
れ、該電熱線の上記絶縁管への巻回設が楕円形状
をある角度ずつずらせ、且つ隣接せる電熱線同士
が互いに密着するように乃至非常に近接するよう
に巻着されると共に、上記電熱線の始端部に保護
コイルを巻着して補強した後中央導線に接続され
たことを特徴とする発熱体であるが、電熱線の上
記絶縁管への巻回設が楕円形状をある角度ずつず
らせてあるので、単にコイル状に巻着された場合
と比べて通風が電熱線と接触する頻度が高くなつ
てそれだけ受熱効率が高くなり、より高温の熱風
を供給出来るものであり、しかも隣接せる電熱線
同士が互いに密着するように乃至非常に近接する
ように巻着し、電熱線の表面層を酸化させる事に
より、電熱線と同一材料の酸化物である絶縁被膜
を電熱線の表面に形成してあるので、短絡を生ず
る事なく密着巻きが可能となつて発熱体全長を極
めて短くする事が出来、加えて前記絶縁管内に挿
通され、絶縁管の先端部から突出した中央導線の
先端部に前記電熱線の始端部を接触し、該電熱線
の始端部に補強用の保護コイルを巻着してあるの
で、最も高温となり機械的強度が低下して通風や
外来衝撃力を受けて断線しやすく且つ溶接により
脆弱化している電熱線の始端部を保護する事が出
来、耐久性向上を計る事が出来ると言う利点があ
る。
ように印加電圧と巻数を決めてやれば、電熱線を
密着巻きしてもその間に短絡は生じない。なお、
コイル形状は本実施例のものに限られず、また絶
縁管2の回りに巻回設しなくとも良い。 本発明は叙上のように、絶縁管と、該絶縁管の
周囲にコイル状に巻回設される電熱線と、上記絶
縁管内に挿通されかつ巻回設された電熱線の始端
部と接続しうる中央導線と、電熱線を巻回設した
絶縁管を収納しうる石英ガラス管とからなる熱風
発生用の発熱体であつて、上記電熱線がこれを構
成する材料の酸化物からなる絶縁被膜で被覆さ
れ、該電熱線の上記絶縁管への巻回設が楕円形状
をある角度ずつずらせ、且つ隣接せる電熱線同士
が互いに密着するように乃至非常に近接するよう
に巻着されると共に、上記電熱線の始端部に保護
コイルを巻着して補強した後中央導線に接続され
たことを特徴とする発熱体であるが、電熱線の上
記絶縁管への巻回設が楕円形状をある角度ずつず
らせてあるので、単にコイル状に巻着された場合
と比べて通風が電熱線と接触する頻度が高くなつ
てそれだけ受熱効率が高くなり、より高温の熱風
を供給出来るものであり、しかも隣接せる電熱線
同士が互いに密着するように乃至非常に近接する
ように巻着し、電熱線の表面層を酸化させる事に
より、電熱線と同一材料の酸化物である絶縁被膜
を電熱線の表面に形成してあるので、短絡を生ず
る事なく密着巻きが可能となつて発熱体全長を極
めて短くする事が出来、加えて前記絶縁管内に挿
通され、絶縁管の先端部から突出した中央導線の
先端部に前記電熱線の始端部を接触し、該電熱線
の始端部に補強用の保護コイルを巻着してあるの
で、最も高温となり機械的強度が低下して通風や
外来衝撃力を受けて断線しやすく且つ溶接により
脆弱化している電熱線の始端部を保護する事が出
来、耐久性向上を計る事が出来ると言う利点があ
る。
第1図は本発明を利用した熱風発生装置の斜視
図、第2図は同上の縦断面図、第3図は同上の石
英ガラス管内部の斜視図、第4図イ,ロは第3図
のX部、Y部の拡大縦断面斜視図、第5図は第3
図のZ部拡大断面図、第6図は従来の発熱体の断
面図である。 1……電熱線。
図、第2図は同上の縦断面図、第3図は同上の石
英ガラス管内部の斜視図、第4図イ,ロは第3図
のX部、Y部の拡大縦断面斜視図、第5図は第3
図のZ部拡大断面図、第6図は従来の発熱体の断
面図である。 1……電熱線。
Claims (1)
- 1 絶縁管と、該絶縁管の周囲にコイル状に巻回
設される電熱線と、上記絶縁管内に挿通されかつ
巻回設された電熱線の始端部と接続しうる中央導
線と、電熱線を巻回設した絶縁管を収納しうる石
英ガラス管とからなる熱風発生用の発熱体であつ
て、上記電熱線がこれを構成する材料の酸化物か
らなる絶縁被膜で被覆され、該電熱線の上記絶縁
管への巻回設が楕円形状をある角度ずつずらせ、
且つ隣接せる電熱線同士が互いに密着するように
乃至非常に近接するように巻着されると共に、上
記電熱線の始端部に保護コイルを巻着して補強し
た後中央導線に接続されたことを特徴とする発熱
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21021382A JPS59167985A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21021382A JPS59167985A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 発熱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59167985A JPS59167985A (ja) | 1984-09-21 |
JPH0335786B2 true JPH0335786B2 (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=16585655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21021382A Granted JPS59167985A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59167985A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102297U (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-29 | ||
JP2007063618A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 酸化物薄膜成長装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54125553A (en) * | 1978-03-22 | 1979-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Sheath heater |
JPS54136440A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Heat-generating body |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP21021382A patent/JPS59167985A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54125553A (en) * | 1978-03-22 | 1979-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Sheath heater |
JPS54136440A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Heat-generating body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59167985A (ja) | 1984-09-21 |
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