JPH0335652Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335652Y2
JPH0335652Y2 JP1985130788U JP13078885U JPH0335652Y2 JP H0335652 Y2 JPH0335652 Y2 JP H0335652Y2 JP 1985130788 U JP1985130788 U JP 1985130788U JP 13078885 U JP13078885 U JP 13078885U JP H0335652 Y2 JPH0335652 Y2 JP H0335652Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
housing
mounting bracket
fitting
fitting recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985130788U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6238755U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985130788U priority Critical patent/JPH0335652Y2/ja
Publication of JPS6238755U publication Critical patent/JPS6238755U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0335652Y2 publication Critical patent/JPH0335652Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、衝突などの緊急時において乗員の
拘束を図るシートベルトリトラクタのハウジング
構造の改良に関するものである。
[従来技術] 従来のシートベルトリトラクタのハウジング構
造としては、例えば第7図に示すごとく、リトラ
クタ機能部品を組付けるハウジング101の主体
部103に組付孔105を設け、前記主体部10
3に前記組付孔105を貫通し、前記主体部10
3に沿つて配置された係合部109を有する取付
けブラケツト111の主体115を2個所リベツ
ト113・113止めした構造となつている。
[考案が解決しようとする課題] かかる従来のハウジング構造において、取付け
ブラケツト111のブラケツト本体115には、
前記リベツト止めするためのリベツト孔が設けら
れると共に、主体部103側にも前記リベツト孔
と対応する位置にリベツト孔が設けられている。
したがつて、リベツト作業時においては、ハウ
ジング101側のリベツト孔を、取付けブラケツ
ト111側のリベツト孔に対向させてリベツト止
めするようになるが、この時のハウジング101
に対する取付けブラケツト111の位置決めは、
左右2個所のリベツトによつて決定される。
しかしながら、リベツト作業時にはリベツトに
かなりの荷重がかかるため、取付けブラケツト1
11が動きやすく、正規位置に固定することが難
しいという問題があつた。
この問題点を改良するためには、ハウジング1
01及び取付けブラケツト111を位置決めした
状態で固定する手段が考えられるが、この場合に
は作業能率が悪化する。
また、各リベツト孔に加工誤差が発生すると、
この加工誤差に比例して取付けブラケツト111
が図中鎖線で示すように角度ずれを起こし、これ
に起因して取付けブラケツト111の取付け部1
17を車体に固着した際に、角度ずれを起こした
分ハウジング103が傾き、特に緊急ロツク式リ
トラクタの場合には、リトラクタのロツク感度が
正しく得られなくなるという恐れがある。
そこで、この考案の目的は、取付けブラケツト
の組付け時にリベツト孔の位置決めを容易かつ確
実に行うことができ、その作業能率の向上を図つ
たシートベルトリトラクタのハウジング構造を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、この考案のシート
ベルトリトラクタのハウジング構造にあつては、
組付孔を有するハウジングの主体部に、前記組付
孔を貫通し、前記主体部に沿つて配置された係合
部を有する取付けブラケツトの本体をリベツト止
めする構造において、前記取付けブラケツトの係
合部に嵌合凹部と、この嵌合凹部よりも幅が狭
く、この嵌合凹部を外方へ開放する切欠きを設け
る一方、前記ハウジングの主体部に前記嵌合凹部
と嵌合し合う嵌合凸部を設けたことを特微とす
る。
[作用] この考案のシートベルトリトラクタのハウジン
グ構造において、取付けブラケツトをハウジング
の主体部に取付けるには、まず取付孔に対して裏
面側から取付けブラケツトの基部側より係合部が
当たるまで貫通した後、嵌合凹部を嵌合凸部に嵌
合し、ハウジングの主体部と取付けブラケツトと
の仮位置決めを行う。
次に、仮位置決め状態にある前記取付けブラケ
ツトとハウジングの主体部をリベツト止めする
が、この時に取付けブラケツト側の嵌合凹部はこ
の嵌合凹部の幅よりも狭い切欠きを有しているた
め、ハウジングの主体部側の嵌合凸部が切欠き側
へ移動することがなく、取付けブラケツトをハウ
ジングの主体部に対してその幅方向及び長手方向
のいずれの方向へも確実に位置決めすることがで
きる。
また、衝突などの緊急時において、取付けブラ
ケツトとハウジングの主体部が相対移動する際に
は、嵌合凸部が嵌合凹部の切欠きを押し拡げなが
ら移動して引張荷重を吸収するため、取付けブラ
ケツトとハウジングの主体部が当接する時の衝撃
を小さくすることができ、ハウジングの主体部の
変形を効果的に防止することができる。
[実施例] 以下、第1図乃至第6図の図面を参照しなが
ら、の考案の一実施例を詳細に説明する。
図中1はハウジングを示している。このハウジ
ング1は断面コ字状に形成され、その内側にはシ
ートベルトを巻き取るリールなどの部品(図示し
ていない)が組付けられると共に、その主体部3
には組付孔5が設けられている。
組付孔5には取付けブラケツト7のブラケツト
本体9が挿入され、主体部3の裏面側には前記ブ
ラケツト本体9に形成された係合部11が、また
主体部3の内側には前記ブラケツト本体9がそれ
ぞれ臨むようになつており、前記ブラケツト本体
9は第1図において下方へ延長突出している。
係合部11は組付孔5に形成された挿入用の開
口幅Dよりも広幅に形成され、ブラケツト本体9
は前記組付孔5の開口幅Dよりも小さく設定され
ている。
ブラケツト本体9と主体部3は、1個所リベツ
ト13によつてリベツト止めされている。ここ
で、ブラケツト本体9側のリベツト孔15は丸孔
となつており、主体部3側のリベツト孔17は引
張荷重方向(第1図矢印イ)に長い長孔となつて
いる。
リベツト孔17の遊び代Lは、引張荷重方向
(第1図矢印イ)と反対側に確保されている。
一方、取付けブラケツト7の係合部11の先端
側には、一対の嵌合凹部19・19が設けられて
おり、これら嵌合凹部19・19には、ハウジン
グ1の主体部3にエンボスされた嵌合凸部21・
21が嵌合している。
嵌合凹部19・19には、第4図に示したよう
に、その先端側にこの嵌合凹部19・19よりも
幅が狭く、この嵌合凹部19・19を外方へ開放
する切欠き23が設けられており、引張荷重(第
1図矢印イ)が作用した場合に、嵌合凸部21・
21が嵌合凹部19・19から離脱し、切欠き2
3・23に沿つて逃げることで、ハウジング1に
無理な負荷、すなわち変形を起こさすことがな
く、リトラクタ機能部品に悪影響を与えないよう
になつている。
なお、図中25は取付けブラケツト7に形成さ
れた取付部27の取付孔であり、図外の車体側に
ボルト止めされるようになつている。
このように構成されたハウジング構造におい
て、取付けブラケツト7をハウジング1の主体部
3に取付けるには、まず組付孔5に対して取付け
ブラケツト7の取付部27側を先頭にして、前記
主体部3の裏面側から内側へ挿入する。
次に、嵌合凹部19・19と嵌合凸部21・2
1を嵌合させることにより、取付けブラケツト7
をハウジング1の主体部3に対して仮位置決めす
る。
この時に取付けブラケツト7側のリベツト孔1
5は、ハウジング1の主体部3側のリベツト孔1
7に対して、下方(第1図下側)に遊び代Lを確
保した状態でセツトされ、また嵌合凹部19・1
9はこの嵌合凹部19・19の幅よりも狭い切欠
き23・23を有しているため、嵌合凸部21,
21が切欠き23,23側へ移動することがな
く、取付けブラケツト17を主体部3に対してそ
の幅方向及び長手方向のいずれの方向へも確実に
仮位置決めすることができる。
このように仮位置決めした状態で、図外のリベ
ツトを各リベツト孔15,17に通し、リベツト
止めを行うが、この際には取付けブラケツト7と
主体部3が嵌合凹部19・19と嵌合凸部21・
21の嵌合によつて固着されているため、取付け
ブラケツト7に角度ずれを起こすことなく、容易
かつ確実にリベツト止めを実行することができ
る。
なお、衝突などの緊急時において、シートベル
トを介してハウジング1に引張荷重(第1図矢印
イ)が作用した場合には、リベツト止め部13は
引張荷重の初期においてリベツト孔の遊び代Lの
範囲内で、主体部3とブラケツト本体9の相対移
動を可能とする。
同時に、嵌合凸部21・21は嵌合凹部19・
19の切欠き23・23を押し拡げ、引張荷重を
吸収しつつ嵌合凹部19・19から外れ、また係
合部11はその端縁28aが組付孔5の縁5aに
当接することによつて、前記引張荷重を受けるよ
うになる。
したがつて、ハウジング1は変形を起こすこと
がなく、リトラクタ機能部品に悪影響を与えずに
正常な機能とする。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のシートベルト
リトラクタのハウジング構造によれば、取付けブ
ラケツトをハウジングの主体部に組付けるに際
し、嵌合凹部を嵌合凸部に嵌合して位置決めを行
うことで、嵌合凸部が嵌合凹部の切欠き側へ移動
することがなく、取付けブラケツトをハウジング
の主体部に対してその幅方向及び長手方向のいず
れの方向へも確実に位置決めすることができ、取
付けブラケツトに角度ずれを起こすことなく、す
ぐれた作業能率のもとで容易かつ確実にリベツト
止め作業を行うことができる。
また、衝突などの緊急時において、取付けブラ
ケツトとハウジングの主体部が相対移動する際に
は、嵌合凸部が嵌合凹部の切欠きを押し拡げなが
ら移動して引張荷重を吸収するため、取付けブラ
ケツトとハウジングの主体部が当接する時の衝撃
が小さくなて、ハウジングの変形をおこすことが
なく、リトラクタ機能部品に悪影響を与えずに正
常な機能を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のシートベルトリトラクタの
ハウジング構造を示した背面図、第2図はハウジ
ングの正面図、第3図は同上の左側面図、第4図
は取付けブラケツトの正面図、第5図は同上の側
面図、第6図は第4図の−線断面図、第7図
は従来例を示した第1図と同様の背面図である。 1……ハウジング、3……主体部、5……組付
孔、7……取付けブラケツト、19……嵌合凹
部、21……嵌合凸部、23……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 組付孔を有するハウジングの主体部に、前記組
    付孔を貫通し、前記主体部に沿つて配置された係
    合部を有する取付けブラケツの本体をリベツト止
    めする構造において、前記取付けブラケツトの係
    合部に嵌合凹部と、この嵌合凹部よりも幅が狭
    く、この嵌合凹部を外方へ開放する切欠きを設け
    る一方、前記ハウジングの主体部に前記嵌合凹部
    と嵌合し合う嵌合凸部を設けたことを特微とする
    シートベルトリトラクタのハウジング構造。
JP1985130788U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0335652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985130788U JPH0335652Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985130788U JPH0335652Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6238755U JPS6238755U (ja) 1987-03-07
JPH0335652Y2 true JPH0335652Y2 (ja) 1991-07-29

Family

ID=31028625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985130788U Expired JPH0335652Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0335652Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626156B2 (ja) * 1973-09-21 1981-06-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626156U (ja) * 1979-08-03 1981-03-10
JPS58188052U (ja) * 1982-06-09 1983-12-14 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング巻取装置用フレ−ム構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626156B2 (ja) * 1973-09-21 1981-06-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6238755U (ja) 1987-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0645415Y2 (ja) 自動車のステアリング装置における衝撃エネルギ吸収機構
JP2684834B2 (ja) シートバック取付装置
JPH0335652Y2 (ja)
EP0025556A1 (en) An impact absorbing bumper unit for a vehicle
JPH0225721Y2 (ja)
JP2679370B2 (ja) 自動車用ドアの補強部材
US4898402A (en) Structure for fixing anchor base on stationary base of vehicle
US20040105723A1 (en) Attaching device for fuel tank band
JP3322374B2 (ja) 自動車のフード構造
JPH08200333A (ja) 自動車内装部品の固定クリップ
CN215851118U (zh) 安全气囊罩盖、安全气囊模块和车辆方向盘
JPH0139646Y2 (ja)
KR100309621B1 (ko) 차량용 리어 범퍼 커버의 고정구조
KR20210052806A (ko) 다단 결합형 차량용 고정구
JP4214241B2 (ja) 自動車のヘッドランプおよびフロントターンランプの建付構造
JPH0620164U (ja) 衝撃吸収ステアリング装置
JPS602996Y2 (ja) 車両センタピラ−のシ−トベルト取付構造
JPH048054Y2 (ja)
JPH0329260Y2 (ja)
JP2598724Y2 (ja) 自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造
JPH05338509A (ja) グリル取付け構造
JPH0323886Y2 (ja)
JPH0529967Y2 (ja)
JPH0128213Y2 (ja)
JP2000166062A (ja) ワイヤハーネス用クランプ