JPH0335428Y2 - - Google Patents
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- JPH0335428Y2 JPH0335428Y2 JP6422287U JP6422287U JPH0335428Y2 JP H0335428 Y2 JPH0335428 Y2 JP H0335428Y2 JP 6422287 U JP6422287 U JP 6422287U JP 6422287 U JP6422287 U JP 6422287U JP H0335428 Y2 JPH0335428 Y2 JP H0335428Y2
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- Japan
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- suction
- powder
- molded product
- rotating shaft
- casing
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Links
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- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/32—Discharging presses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、粉末圧縮成形品の周面に付着してい
る粉末を除去するための粉取り装置に関する。
る粉末を除去するための粉取り装置に関する。
例えば回転式打錠機では、臼内に充填された粉
末を上下の杵で圧縮することにより錠剤を成形し
ているため、この打錠機から送り出されてくる錠
剤の周面には、どうしても粉末が付着してにる。
この錠剤に付着した粉末は、圧縮成形後に引続い
て行なわれる作業、つまり、例えば糖衣、計量作
業を始めとして、容器内への充填あるいは包装作
業においてトラブルの原因となるために、圧縮成
形後に速やかに除去する必要がある。
末を上下の杵で圧縮することにより錠剤を成形し
ているため、この打錠機から送り出されてくる錠
剤の周面には、どうしても粉末が付着してにる。
この錠剤に付着した粉末は、圧縮成形後に引続い
て行なわれる作業、つまり、例えば糖衣、計量作
業を始めとして、容器内への充填あるいは包装作
業においてトラブルの原因となるために、圧縮成
形後に速やかに除去する必要がある。
このため、従来では第5図に示されるような粉
取り装置を用いて、錠剤に付着した粉末を除去し
ている。この装置は中空筒状をなした外筒1内
に、周面に多数の小孔2…を備えた内筒3を収容
し、この内筒3の一端を錠剤の投入口4を、他端
に排出口5を設けるとともに、この内筒3の中心
線上にモータ6によつて回転駆動される回転軸7
を設け、この回転軸7上に内筒3の内周面に近接
もしくは摺接するブラシ8を螺旋状に設けた構成
となつている。
取り装置を用いて、錠剤に付着した粉末を除去し
ている。この装置は中空筒状をなした外筒1内
に、周面に多数の小孔2…を備えた内筒3を収容
し、この内筒3の一端を錠剤の投入口4を、他端
に排出口5を設けるとともに、この内筒3の中心
線上にモータ6によつて回転駆動される回転軸7
を設け、この回転軸7上に内筒3の内周面に近接
もしくは摺接するブラシ8を螺旋状に設けた構成
となつている。
この従来の粉取り装置では、投入口4から内筒
3の内部に錠剤が供給されると、この錠剤はブラ
シ8の回転により、このブラシ8や内筒3の内周
面に接触しつつ、排出口5に向つて送られるよう
になつており、この過程で錠剤に付着している粉
末を半ば強制的に掻き取ることで除去している。
3の内部に錠剤が供給されると、この錠剤はブラ
シ8の回転により、このブラシ8や内筒3の内周
面に接触しつつ、排出口5に向つて送られるよう
になつており、この過程で錠剤に付着している粉
末を半ば強制的に掻き取ることで除去している。
そして、この除去された粉末は、小孔2…を通
じて内筒3と外筒1との間の通路9に落下され、
この通路9に設けた回収口10を通じて糾引装置
11に吸引されるようになつている。
じて内筒3と外筒1との間の通路9に落下され、
この通路9に設けた回収口10を通じて糾引装置
11に吸引されるようになつている。
ところが、この従来の粉取り装置は、錠剤を内
筒3の内周面やブラシ8に接触させることで、粉
末を除去しているために、粉末の除去を確実に行
なうためには、内筒3の全長を長くして、内筒3
内での錠剤の移動距離を充分に確保する必要があ
る。
筒3の内周面やブラシ8に接触させることで、粉
末を除去しているために、粉末の除去を確実に行
なうためには、内筒3の全長を長くして、内筒3
内での錠剤の移動距離を充分に確保する必要があ
る。
このため、装置全体が重く大きなものとなり、
取扱いが面倒となるとともに、個々の部品の大型
化によつて経費がかさむといつた問題もある。
取扱いが面倒となるとともに、個々の部品の大型
化によつて経費がかさむといつた問題もある。
また、従来では錠剤から剥離された粉末を、取
引装置11で吸引することにより回収している
が、この粉末の吸引はあくまでも除去された粉末
を回収して、錠剤に再付着するのを防止するため
のものでしかなく、このため、錠剤に付着してい
る粉末を除去する程の吸引力は有しておらず、粉
末の除去効果を高める上でいま一歩改善の余地が
あつた。
引装置11で吸引することにより回収している
が、この粉末の吸引はあくまでも除去された粉末
を回収して、錠剤に再付着するのを防止するため
のものでしかなく、このため、錠剤に付着してい
る粉末を除去する程の吸引力は有しておらず、粉
末の除去効果を高める上でいま一歩改善の余地が
あつた。
本考案はこのような事情にもとづいてなされた
もので、装置全体を小型化しつつ粉末の除去効果
を高めることができ、しかも安価な粉末圧縮成形
品の粉取り装置の提供を目的とする。
もので、装置全体を小型化しつつ粉末の除去効果
を高めることができ、しかも安価な粉末圧縮成形
品の粉取り装置の提供を目的とする。
そこで、本考案においては、ケーシングの周面
に、このケーシング内に形成された除粉室に連な
る粉末圧縮成形品の吸入口および排出口を夫々設
け、このケーシングの除粉室内に、回転軸を収容
するとともに、この回転軸の内部に吸引装置に連
なる吸引通路を形成し、この回転軸の周面に複数
の回転翼を放射状に突設して、これら回転翼の間
に上記吸入口から供給される粉末圧縮成形品を収
容する複数の収容部を形成し、この収容部の奥部
に上記吸引通路に連通されて粉末圧縮成形品を吸
引する小径な吸引孔を開設するとともに、上記吸
引通路内には上記排出口と対向する側に位置し
て、回転軸上の収容部が排出口側に移動してきた
際に、上記吸引孔と対向してこの吸引孔を閉塞す
る遮蔽部材を配置したことを特徴とする。
に、このケーシング内に形成された除粉室に連な
る粉末圧縮成形品の吸入口および排出口を夫々設
け、このケーシングの除粉室内に、回転軸を収容
するとともに、この回転軸の内部に吸引装置に連
なる吸引通路を形成し、この回転軸の周面に複数
の回転翼を放射状に突設して、これら回転翼の間
に上記吸入口から供給される粉末圧縮成形品を収
容する複数の収容部を形成し、この収容部の奥部
に上記吸引通路に連通されて粉末圧縮成形品を吸
引する小径な吸引孔を開設するとともに、上記吸
引通路内には上記排出口と対向する側に位置し
て、回転軸上の収容部が排出口側に移動してきた
際に、上記吸引孔と対向してこの吸引孔を閉塞す
る遮蔽部材を配置したことを特徴とする。
この構成によれば、除粉室内で回転する回転翼
間の収容部は、吸引孔を通じて吸引装置に連通さ
れているので、この吸引装置を駆動させると、吸
引孔が負圧となつて吸引力が発生する。このた
め、ケーシングの吸入口に供給された粉末圧縮成
形品は、上記吸引力によつて一気に収容部内に吸
引され、ここに取り込まれる。そして、この収容
部内に取り込まれた成形品は、回転翼の回転によ
つて順次排出口側に移動されていき、この移動過
程においても吸引孔には吸引力が作用し続けてい
るので、粉末圧縮成形品の周面に付着している粉
末は、吸引孔を通じて強制的に吸引除去される。
間の収容部は、吸引孔を通じて吸引装置に連通さ
れているので、この吸引装置を駆動させると、吸
引孔が負圧となつて吸引力が発生する。このた
め、ケーシングの吸入口に供給された粉末圧縮成
形品は、上記吸引力によつて一気に収容部内に吸
引され、ここに取り込まれる。そして、この収容
部内に取り込まれた成形品は、回転翼の回転によ
つて順次排出口側に移動されていき、この移動過
程においても吸引孔には吸引力が作用し続けてい
るので、粉末圧縮成形品の周面に付着している粉
末は、吸引孔を通じて強制的に吸引除去される。
それとともに、粉末成形成形品が収容部内に吸
引される際には、この成形品同士が接触するばか
りでなく、回転翼にも接触するから、この接触に
よつても粉末圧縮成形品に付着していた粉末があ
る程度剥離することになり、この剥離した粉末は
同様に吸引孔を通じて吸引除去される。
引される際には、この成形品同士が接触するばか
りでなく、回転翼にも接触するから、この接触に
よつても粉末圧縮成形品に付着していた粉末があ
る程度剥離することになり、この剥離した粉末は
同様に吸引孔を通じて吸引除去される。
そして、回転軸上の収容部が排出口側に移動し
てくると、吸引孔の吸引通路への開口部が遮蔽部
材と対向し、この吸引孔が実質的に塞がれるか
ら、吸引孔に対する吸引力の作用が停止される。
これにより、粉末圧縮成形品の吸引保持が解除さ
れるから、収容部が排出口に達すると、粉末圧縮
成形品は自然に排出口に向つて移動し、除粉室の
外部に排出される。
てくると、吸引孔の吸引通路への開口部が遮蔽部
材と対向し、この吸引孔が実質的に塞がれるか
ら、吸引孔に対する吸引力の作用が停止される。
これにより、粉末圧縮成形品の吸引保持が解除さ
れるから、収容部が排出口に達すると、粉末圧縮
成形品は自然に排出口に向つて移動し、除粉室の
外部に排出される。
したがつて、粉末圧縮成形品の周面に付着して
いる粉末は、収容部内で強制的に吸引除去される
ことになり、従来に比べて除去効果が向上する。
しかも、粉末圧縮成形品は回転軸上の収容部に保
持されて、周方向に移動するので、従来のように
成形品の移動距離が直線状に長くなることもな
く、上記吸引による除去効果の向上と相まつて、
粉末圧縮成形品の移動範囲を狭く抑えることがで
き、装置全体の小型化が可能となる。
いる粉末は、収容部内で強制的に吸引除去される
ことになり、従来に比べて除去効果が向上する。
しかも、粉末圧縮成形品は回転軸上の収容部に保
持されて、周方向に移動するので、従来のように
成形品の移動距離が直線状に長くなることもな
く、上記吸引による除去効果の向上と相まつて、
粉末圧縮成形品の移動範囲を狭く抑えることがで
き、装置全体の小型化が可能となる。
以下本考案の一実施例を、第1図ないし第4図
にもとづいて説明する。
にもとづいて説明する。
第3図中符号21は回転式打錠機の回転盤であ
り、この回転盤21は開閉可能な扉22によつて
区画された成形室23内に収容されている。回転
盤21は水平面内を一定速度で回転駆動されるも
のであり、その外周部には数個ないし数十個の臼
2が周方向に間隔を存して取付けられている。そ
して、臼24の臼孔24a内には、この臼孔24
aの底をなす下杆25が下側から上下動可能に挿
通されており、この下杆25は図示しない上杆と
の間で臼孔24a内に充填された粉末を圧縮し
て、例えば錠剤等の圧縮成形品26(以下成形品
と称する)を成形するとともに、この成形後に上
昇して成形品26を臼孔24a内から回転盤21
の上面に押し出すようになつている。
り、この回転盤21は開閉可能な扉22によつて
区画された成形室23内に収容されている。回転
盤21は水平面内を一定速度で回転駆動されるも
のであり、その外周部には数個ないし数十個の臼
2が周方向に間隔を存して取付けられている。そ
して、臼24の臼孔24a内には、この臼孔24
aの底をなす下杆25が下側から上下動可能に挿
通されており、この下杆25は図示しない上杆と
の間で臼孔24a内に充填された粉末を圧縮し
て、例えば錠剤等の圧縮成形品26(以下成形品
と称する)を成形するとともに、この成形後に上
昇して成形品26を臼孔24a内から回転盤21
の上面に押し出すようになつている。
また、回転盤21上には押し出された成形品2
6を、回転盤21の径方向に案内して臼孔24a
上から離脱させる板状のスクレーパ27が摺動自
在に設置されており、このスクレーパ27に連続
して、本考案に係る粉取り装置28が設置されて
いる。
6を、回転盤21の径方向に案内して臼孔24a
上から離脱させる板状のスクレーパ27が摺動自
在に設置されており、このスクレーパ27に連続
して、本考案に係る粉取り装置28が設置されて
いる。
この粉取り装置28の詳細について、第2図な
いし第4図を加えて説明すると、符号29は装置
の外郭を構成するケーシングであり、本実施例の
ケーシング29は一側が開口された皿状のケーシ
ング本体29aと、このケーシング本体29aの
一側開口部を閉塞する蓋板29bとで構成され
る。ケーシング29の内部には第1図に示すよう
に円形の除粉室30が形成されており、このケー
シング29の周面には、径方向に沿つて水平に延
びる吸入口31と、接線方向に沿つて下向きに延
びる排出口32が設けられている。これら吸入口
31および排出口32は除粉室30に連なつてお
り、この除粉室30への連続部分はケーシング2
9の径方向に略対向する位置に設けられている。
そして、吸入口31は扉22を貫通して成形室2
2内に導入されており、この吸入口31の先端開
口部が上記回転盤21の上面外周部およびスクレ
ーパ27の先端部と近接対向されている。
いし第4図を加えて説明すると、符号29は装置
の外郭を構成するケーシングであり、本実施例の
ケーシング29は一側が開口された皿状のケーシ
ング本体29aと、このケーシング本体29aの
一側開口部を閉塞する蓋板29bとで構成され
る。ケーシング29の内部には第1図に示すよう
に円形の除粉室30が形成されており、このケー
シング29の周面には、径方向に沿つて水平に延
びる吸入口31と、接線方向に沿つて下向きに延
びる排出口32が設けられている。これら吸入口
31および排出口32は除粉室30に連なつてお
り、この除粉室30への連続部分はケーシング2
9の径方向に略対向する位置に設けられている。
そして、吸入口31は扉22を貫通して成形室2
2内に導入されており、この吸入口31の先端開
口部が上記回転盤21の上面外周部およびスクレ
ーパ27の先端部と近接対向されている。
なお、この場合、吸入口31の先端開口部にス
クレーパ27を一体に連続して設けても良い。
クレーパ27を一体に連続して設けても良い。
除粉室30の中心部には回転軸33が水平に収
容されている。回転軸33はケーシング本体29
aの側壁を貫通するとともに、この側壁に設けた
ブラケツト44に軸受34を介して回転自在に軸
支されており、この回転軸33はモータ35に連
結されている。このため、回転軸33は第1図中
矢印で示すように、水平軸回りに一定の速度で回
転駆動される。また、回転軸33の除粉室30内
に位置する一端面には凹部45が同軸状に形成さ
れているとともに、上記蓋板29bの中心部には
排気ポンプ等の吸引装置36に連なる排気管46
が形成されており、この排気管46は除粉室30
内において上記凹部45と近接対向されている。
したがつて、この排気管46と回転軸33の凹部
45とによつて、吸引装置36に連なる吸引通路
37が構成されている。
容されている。回転軸33はケーシング本体29
aの側壁を貫通するとともに、この側壁に設けた
ブラケツト44に軸受34を介して回転自在に軸
支されており、この回転軸33はモータ35に連
結されている。このため、回転軸33は第1図中
矢印で示すように、水平軸回りに一定の速度で回
転駆動される。また、回転軸33の除粉室30内
に位置する一端面には凹部45が同軸状に形成さ
れているとともに、上記蓋板29bの中心部には
排気ポンプ等の吸引装置36に連なる排気管46
が形成されており、この排気管46は除粉室30
内において上記凹部45と近接対向されている。
したがつて、この排気管46と回転軸33の凹部
45とによつて、吸引装置36に連なる吸引通路
37が構成されている。
回転軸33の外周面には、複数の回転翼38が
周方向に等間隔を存して放射状に突設されてお
り、この回転翼38の先端部は除粉室30の内周
面に近接対向されている。回転翼38は吸入口3
1から送り込まれる成形品26を受けるためのも
のであり、これら回転翼38の間には成形品26
を収容する略V字形の収容部39が形成されてい
る。収容部39の底面を構成する回転軸33の周
壁には、各収容部39と吸引通路37とを連通さ
せる複数の吸引孔40が開設されており、これら
吸引孔40は成形品よりも小径に形成されてい
る。
周方向に等間隔を存して放射状に突設されてお
り、この回転翼38の先端部は除粉室30の内周
面に近接対向されている。回転翼38は吸入口3
1から送り込まれる成形品26を受けるためのも
のであり、これら回転翼38の間には成形品26
を収容する略V字形の収容部39が形成されてい
る。収容部39の底面を構成する回転軸33の周
壁には、各収容部39と吸引通路37とを連通さ
せる複数の吸引孔40が開設されており、これら
吸引孔40は成形品よりも小径に形成されてい
る。
このため、吸引装置36を作動させると、吸引
通路37を通じて吸引孔40の開口部が負圧とな
つて吸引力が発生するようになつている。
通路37を通じて吸引孔40の開口部が負圧とな
つて吸引力が発生するようになつている。
また、回転軸33の吸引通路37内には、排出
口32と対向する側に位置して、断面円弧状に湾
曲された遮蔽部材41が設置されている。この遮
蔽部材41は吸引通路37の周壁となる凹部45
の内周面に近接されているとともに、凹部45と
は相対的に回転自在、つまり回転軸33とは一体
に回転しないように排気管46の先端に一体に形
成されており、上記回転軸33の回転に伴つて収
容部39に連なる吸引孔40が遮蔽部材41に対
向すると、この遮蔽部材41によつて吸引孔40
が実質的に閉塞されるようになつている。
口32と対向する側に位置して、断面円弧状に湾
曲された遮蔽部材41が設置されている。この遮
蔽部材41は吸引通路37の周壁となる凹部45
の内周面に近接されているとともに、凹部45と
は相対的に回転自在、つまり回転軸33とは一体
に回転しないように排気管46の先端に一体に形
成されており、上記回転軸33の回転に伴つて収
容部39に連なる吸引孔40が遮蔽部材41に対
向すると、この遮蔽部材41によつて吸引孔40
が実質的に閉塞されるようになつている。
したがつて、第1図に示すように、収容部39
の吸引孔40が遮蔽部材41に対向してから外れ
るまでの間が、収容部39に吸引力が作用しない
非吸引範囲となり、逆に吸引孔40が遮蔽部材4
1を外れてから再び対向するまでの間が吸引範囲
となつている。
の吸引孔40が遮蔽部材41に対向してから外れ
るまでの間が、収容部39に吸引力が作用しない
非吸引範囲となり、逆に吸引孔40が遮蔽部材4
1を外れてから再び対向するまでの間が吸引範囲
となつている。
そして、この場合、ケーシング本体29aおよ
び蓋体29bの側面には、上記吸入口31の位置
から回転軸33の回転方向に沿う吸引範囲内に位
置して、外気を吸込む複数の外気取入れ口42が
開口されており、これら外気取入れ口42は収容
部39に連なつている。
び蓋体29bの側面には、上記吸入口31の位置
から回転軸33の回転方向に沿う吸引範囲内に位
置して、外気を吸込む複数の外気取入れ口42が
開口されており、これら外気取入れ口42は収容
部39に連なつている。
なお、上記吸入口31の除粉室30に連なる部
分の上面には、内向きに張出す案内壁43が突設
されており、この案内壁43の存在により、成形
品26は吸入口31の下面に沿つて収容部39に
送り込まれ、この成形品26が回転翼38の先端
と除粉室30の内面との間に挾み込まれるのが阻
止されている。
分の上面には、内向きに張出す案内壁43が突設
されており、この案内壁43の存在により、成形
品26は吸入口31の下面に沿つて収容部39に
送り込まれ、この成形品26が回転翼38の先端
と除粉室30の内面との間に挾み込まれるのが阻
止されている。
このような構成において、スクレーパ27によ
り臼孔24a上から離脱された成形品26は、こ
のスクレーパ27により吸入口31に向つて案内
される。
り臼孔24a上から離脱された成形品26は、こ
のスクレーパ27により吸入口31に向つて案内
される。
一方、除粉室30内で回転する回転軸33上の
収容部39は、吸引孔40および吸引通路37を
通じて吸引装置36に通じているので、この吸引
装置36を作動させると、収容部39の奥方の底
面には吸引力が発生する。このため、回転軸33
上の収容部39の一つが吸入口31に対向する
と、上記スクレーパ27に案内されて吸入口31
に送り込まれた成形品26は、一気に収容部39
内に吸引されて取り込まれることになる。そし
て、この収容部39に取り込まれた成形品26
は、回転軸33の回転によつて順次排出口32に
向つて移動されていき、この際、収容部39の吸
引口40が吸引範囲内にある間は、収容部39の
底面に吸引力が作用し続けているので、成形品2
6の周面に付着している粉末は、吸引孔40を通
じて強制的に吸引除去される。
収容部39は、吸引孔40および吸引通路37を
通じて吸引装置36に通じているので、この吸引
装置36を作動させると、収容部39の奥方の底
面には吸引力が発生する。このため、回転軸33
上の収容部39の一つが吸入口31に対向する
と、上記スクレーパ27に案内されて吸入口31
に送り込まれた成形品26は、一気に収容部39
内に吸引されて取り込まれることになる。そし
て、この収容部39に取り込まれた成形品26
は、回転軸33の回転によつて順次排出口32に
向つて移動されていき、この際、収容部39の吸
引口40が吸引範囲内にある間は、収容部39の
底面に吸引力が作用し続けているので、成形品2
6の周面に付着している粉末は、吸引孔40を通
じて強制的に吸引除去される。
また、成形品26が収容部39内に取り込まれ
る際には、成形品26が互いに接触するばかりで
なく、回転翼38にも接触するから、この接触に
よつても成形品26の周面に付着している粉末が
ある程度剥離することになり、この剥離した粉末
は同様に吸引孔40を通じて吸引除去される。
る際には、成形品26が互いに接触するばかりで
なく、回転翼38にも接触するから、この接触に
よつても成形品26の周面に付着している粉末が
ある程度剥離することになり、この剥離した粉末
は同様に吸引孔40を通じて吸引除去される。
回転軸33の回転に伴つて、成形品26を収容
した収容部39が排出口32側の非吸引範囲に移
動してくると、その底面に開口する吸引孔40が
遮蔽部材41によつて塞がれるので、収容部39
の底面には吸引力が作用しなくなり、成形品26
の吸引保持が解除される。このため、収容部39
が排出口32と対向して下向きとなると、成形品
26は自然に排出口32に向つて落下し、除粉室
30の外部に排出される。
した収容部39が排出口32側の非吸引範囲に移
動してくると、その底面に開口する吸引孔40が
遮蔽部材41によつて塞がれるので、収容部39
の底面には吸引力が作用しなくなり、成形品26
の吸引保持が解除される。このため、収容部39
が排出口32と対向して下向きとなると、成形品
26は自然に排出口32に向つて落下し、除粉室
30の外部に排出される。
なお、この排出された成形品26は、例えば糖
衣、計量あるいは容器内への充填等の後行程に送
られる。
衣、計量あるいは容器内への充填等の後行程に送
られる。
このような本考案の一実施例によれば、成形品
26の周面に付着している粉末は、吸引孔40を
通じて強制的に吸引除去されるから、従来に比べ
て粉末の除去効果が向上する。
26の周面に付着している粉末は、吸引孔40を
通じて強制的に吸引除去されるから、従来に比べ
て粉末の除去効果が向上する。
また、成形品26は回転軸33上の収容部39
に保持されて、この回転軸33の周方向に移動す
るので、従来のように成形品26の移動距離が直
線状に長くなることもなく、上記粉末の除去効果
が向上することと相まつて、成形品26の移動範
囲を狭く抑えることができる。
に保持されて、この回転軸33の周方向に移動す
るので、従来のように成形品26の移動距離が直
線状に長くなることもなく、上記粉末の除去効果
が向上することと相まつて、成形品26の移動範
囲を狭く抑えることができる。
したがつて、その分、装置全体の小型化が可能
となるとともに、ケーシング29を始めとする各
種の部品が個々にコンパクトとなるから、材料費
も少なくて済み、製造コストも安価に抑えること
ができる。
となるとともに、ケーシング29を始めとする各
種の部品が個々にコンパクトとなるから、材料費
も少なくて済み、製造コストも安価に抑えること
ができる。
また、打錠機から取り出された成形品26は、
収容部39が吸入口31に対向することで、この
収容部39内に自動的に吸引されるから、打錠機
から取り出された成形品26を吸入口31に案内
するシユート等の補機類は一切不要となる。
収容部39が吸入口31に対向することで、この
収容部39内に自動的に吸引されるから、打錠機
から取り出された成形品26を吸入口31に案内
するシユート等の補機類は一切不要となる。
したがつて、装置の構造を簡略化することがで
き、装置の製造コストを抑える上で好都合とな
る。
き、装置の製造コストを抑える上で好都合とな
る。
なお、本考案を実施するに当たつては、例えば
第1図中想像線で示されるように、ケーシング2
9の周面に吸入口31よりも回転軸33の回転方
向前方側に位置して、収容部39内に圧搾空気を
噴出するノズル51を設け、成形品26に圧搾空
気を吹付けるようにしても良い。
第1図中想像線で示されるように、ケーシング2
9の周面に吸入口31よりも回転軸33の回転方
向前方側に位置して、収容部39内に圧搾空気を
噴出するノズル51を設け、成形品26に圧搾空
気を吹付けるようにしても良い。
この構成によれば、成形品26に付着している
粉末は圧搾空気によつても吹き飛ばされるので、
上記吸引の併用と相まつて粉末の除去効果がより
向上する。
粉末は圧搾空気によつても吹き飛ばされるので、
上記吸引の併用と相まつて粉末の除去効果がより
向上する。
また、上述した実施例では、回転軸を水平方向
に沿つて横置きとしたが、本考案はこれに限ら
ず、例えば回転軸を上下方向に沿つて縦置きと
し、吸入口をケーシングの上面に開口させるとと
もに、排出口をケーシングの下面に開口させても
良い。
に沿つて横置きとしたが、本考案はこれに限ら
ず、例えば回転軸を上下方向に沿つて縦置きと
し、吸入口をケーシングの上面に開口させるとと
もに、排出口をケーシングの下面に開口させても
良い。
以上詳述した本考案によれば、粉末圧縮成形品
の周面に付着してい粉末は、収容部が排出口に移
動するまでの過程において強制的に吸引除去され
るから、従来に比べて粉末の除去効果が向上する
とともに、この成形品の移動範囲を狭く抑えるこ
とができ、その分、装置全体を小型化することが
できる。また、ケーシングを始めとする個々の部
品がコンパクトとなるから、製造コストを安価に
抑えることができる等の利点がある。
の周面に付着してい粉末は、収容部が排出口に移
動するまでの過程において強制的に吸引除去され
るから、従来に比べて粉末の除去効果が向上する
とともに、この成形品の移動範囲を狭く抑えるこ
とができ、その分、装置全体を小型化することが
できる。また、ケーシングを始めとする個々の部
品がコンパクトとなるから、製造コストを安価に
抑えることができる等の利点がある。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図は装置全体の断面図、第2図は第1図
中−線に沿う断面図、第3図は回転式打錠機
と粉取り装置の位置関係を示す断面図、第4図は
粉取り装置の斜視図、第5図は従来の粉取り装置
の断面図である。 26……粉末圧縮成形品、29……ケーシン
グ、30……除粉室、31……吸入口、32……
排出口、33……回転軸、36……吸引装置、3
7……吸引通路、38……回転翼、39……収容
部、40……吸引孔、41……遮蔽部材。
し、第1図は装置全体の断面図、第2図は第1図
中−線に沿う断面図、第3図は回転式打錠機
と粉取り装置の位置関係を示す断面図、第4図は
粉取り装置の斜視図、第5図は従来の粉取り装置
の断面図である。 26……粉末圧縮成形品、29……ケーシン
グ、30……除粉室、31……吸入口、32……
排出口、33……回転軸、36……吸引装置、3
7……吸引通路、38……回転翼、39……収容
部、40……吸引孔、41……遮蔽部材。
Claims (1)
- ケーシングの周面に、このケーシング内に形成
された除粉室に連なる粉末圧縮成形品の吸入口お
よび排出口を夫々設け、このケーシングの除粉室
内に、回転軸を収容するとともに、この回転軸の
内部に吸引装置に連なる吸引通路を形成し、この
回転軸の周面に複数の回転翼を放射状に突設し
て、これら回転翼の間に上記吸入口から供給され
る粉末圧縮成形品を収容する複数の収容部を形成
し、この収容部の奥部に上記吸引通路に連通され
て粉末圧縮成形品を吸引する小径な吸引孔を開設
するとともに、上記吸引通路内には上記排出口と
対向する側に位置して、回転軸上の収容部が排出
口側に移動してきた際に、上記吸引孔と対向して
この吸引孔を閉塞する遮蔽部材を配置したことを
特徴とする粉末圧縮成形品の粉取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6422287U JPH0335428Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6422287U JPH0335428Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174997U JPS63174997U (ja) | 1988-11-14 |
JPH0335428Y2 true JPH0335428Y2 (ja) | 1991-07-26 |
Family
ID=30900182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6422287U Expired JPH0335428Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335428Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067827Y2 (ja) * | 1989-03-14 | 1994-03-02 | 三菱原子燃料株式会社 | 粉末調整装置 |
JP5713385B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2015-05-07 | 株式会社菊水製作所 | 粉体圧縮成形機 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP6422287U patent/JPH0335428Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174997U (ja) | 1988-11-14 |
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