JPH0335389Y2 - - Google Patents

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JPH0335389Y2
JPH0335389Y2 JP1985056126U JP5612685U JPH0335389Y2 JP H0335389 Y2 JPH0335389 Y2 JP H0335389Y2 JP 1985056126 U JP1985056126 U JP 1985056126U JP 5612685 U JP5612685 U JP 5612685U JP H0335389 Y2 JPH0335389 Y2 JP H0335389Y2
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JP
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valve
hole
push button
injection
cylindrical member
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案はエアゾル噴射容器において、噴射ガ
スの加圧下にある溶液をこの容器に急速に充填す
る手段に関するものである。
この考案者はかつて実公昭45−15711号により、
エアゾル噴射容器に対する急速充填の一手段を開
示した。
すなわち、噴射ガスの加圧下にある常温の溶液
をエアゾル噴射容器に充填するごとく普通の従来
方法は、充填装置のノズルを噴射容器の弁桿に直
接接続するとともにこの弁桿を押下げて噴射弁を
開弁させ、噴射弁のきわめて細い弁孔を通じて注
入するものであり、そのため、満杯に至るまでに
は長い充填時間が必要であつたところ、前記公報
で開示したものは弁孔の上方における弁桿の周囲
に、これと一体に筒状部材を張り出させ、この筒
状部材の外面に縦溝を穿つ一方、弁桿に冠装され
る押ボタンには、側孔により外部に通じる凹所を
底に穿ち、充填にあたつては、充填装置のノズル
を押ボタンの裾つばの外周に密接させて押ボタン
を押下げると同時に、マウンテンキヤツプのセン
ターポスト(符号31で示したのと同様なもの)
に前記裾つばの内周を密接させ、それと同時に前
記した筒状部材により弾性ガスケツト(符号5で
示したものと同様なもの)の中心孔を押拡げ、そ
の際、前記中心孔の孔壁に限られる縦溝により著
しく広い注入通路を形成させ、もつて急速な充填
を可能にしたものである。
ところが、前記開示にかかる装置における弁桿
は第4図に示すように、前記した筒状部材を一体
に張出してなり、従つてこの弁桿には、筒状の張
出し部と、袴と呼ばれる弁桿基底部の張出し部と
の間にはくびれ部が形成され、このくびれ部の環
溝底に弁孔(符号21で示したものと同様なも
の)が穿たれており、従つて、エアゾル噴射容器
の弁桿としてはきわめて特異な形状を呈してい
る。
エアゾル噴射容器に組込まれる弁桿は1ロツト
数十万あるいは数百万個という量産部品であるた
め、1個あたりの素材コスト、成型コスト、およ
び生産管理コストを含む生産コストが極度に低い
ことが要求されるにもかかわらず日常の繰り返し
使用に耐えるため大きい靱性が必要であり、ま
た、高圧の噴射ガスを有効に遮断し、弁作用が的
確であるために正確な形状、寸度に仕上がつてい
なければならない。特に曲面が滑らかで、成型に
よるバリや仕上げ加工による外傷や凹凸は極端に
嫌われる。これらの厳しい要求に対処するため、
ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂が素材と
して使用され、成型法としては抜型成型法が採用
される。他の物質では物性や素材コストに適合せ
ず、他の成型法では低い成型コストの要求に対処
できるような正確な形状、寸度のものが得難いか
らである。
さて、前記開示にかかる急速充填装置の弁桿は
前記したように特異な形状を呈しているため、そ
の成型には抜型成型法が適用できず、割型成型法
によるほかはない。そして、割型成型による場合
は、成型の際バリの発生が不可避なので、バリ取
りの仕上げ作業が必要である。ところが、弁桿2
は前記のような柔軟な樹脂を素材とし、また大部
分の直径が2〜3mmで長さが10mmにも達しなほど
微小なので、熟練者でも正確な寸度に、かつ無
傷、滑達に曲面を仕上げることは至難であるとこ
ろから、生産コストの著増が避けられない。特に
前記したくびれ部の各面は弁作用の適否の死命を
制するので、正確・滑達に仕上がつていなければ
ならないが、量産においてこのような仕上げ作業
を行うことは極度に困難であり、そのため前記公
知の技術は実施化できなかつたのである。
従つてこの考案は、エアゾル噴射容器におい
て、前記した従来の急速充填装置の生産における
困難を除去し、低コストにおける量産が可能な手
段を提供するのがその目的である。
(考案の構成) 以下、図示の実施例によりこの考案を説明すれ
ば、2はこの考案における弁桿であつて、マウン
テンキヤツプ3の弁筐4支持用センターポスト3
1の頂壁32と弁筐4の頂縁41間に密挿されて
い弾性ガスケツト5の中心孔にこの弁桿4が密挿
されており、かくして弁桿2に穿つた弁孔21と
弾性ガスケツト5の前記中心孔の孔面とにより噴
射弁が構成されている。つぎに、1は噴射口つき
の押ボタンであつて、弁桿2に冠装されている。
押ボタン2の底には凹所13が穿たれており、こ
の凹所13は符号15で示した通孔によつても外
部に通じている。
この考案において、弁孔21の上方における弁
桿2の周囲には、下記するするような筒状部材が
設けてあり、この筒状部材の外面には縦溝16が
穿たれている。
そして、この考案によれば、第3図に示すよう
に、充填装置の注入ノズル6を押ボタン1の裾つ
ば12の外周に密挿させて押ボタン1を押下げ、
裾つば12の内周を中心ポスト31に密接させる
とともに、弾性ガスケツト5の前記中心孔を前記
した筒状部材によつて押拡げ、その際、溝の開放
面が前記中心孔の孔壁によつて限られる縦溝16
により注入通路を形成するようになつている。
考案の構成につきこれまで記載した事項は前記
開示にかかる装置に共通しているのであるが、こ
れらの事項はこの考案の要部ともなつている。し
かしながら、この考案によれば、前記した筒状部
材は押ボタン1と一体の筒柄11によつてこれを
形成するとともに、弁桿2の弁孔21の上方部の
周面を凹凸のない連続筒面により形成してなつて
いる。
さて、この考案は前記のようにしてなり、押ボ
タンの筒柄11が開示にかかる装置において、弁
孔の上方における弁桿の周囲に設けられてい筒状
部材と同じく、押ボタン1の押下げにより弁桿2
が下降するとき、弾性ガスケツト5の中心孔を押
開き、その際筒柄11の外面に穿たれている縦溝
16と前記中心孔の孔壁とによつて注入通路が形
成されるので、前記開示にかかる装置と全く同様
に急速充填することができる。そして、弁孔21
と、弾性ガスケツト5の中心孔の孔面とにより噴
射弁が構成されている点も前記開示にかかる装置
と同様であるから、押ボタン1を軽く押圧するこ
とにより、所望の噴射作用を行わせることができ
る。
一方、この考案によれば、前記したように、弁
桿2において、弁孔21より上方部の周面が前記
開示にかかる装置の弁桿の場合と違つて凹凸のな
い連続筒面によつて形成されているので、その成
型には抜型成型法が適用でき、従つて、形状、寸
度の正確性や曲面の滑達性を損なうおそれのある
部分のバリ取り作業が完全に回避されるのみなら
ず、低コストにより弁桿を量産することができ
る。
前記のように、この考案における押ボタン1の
筒柄11には、前記開示にかかる装置の押ボタン
と違つてその外面に縦溝16が設けられているの
であるが、このような筒柄11を設けても、押ボ
タンの成型法、および成型コストに対する影響は
皆無に近い。
(考案の効果) かくしてこの考案によれば、エアゾル噴射容器
に対する急速充填が可能であるのみならず、前記
開示にかかる考案装置の生産における困難性が悉
く除去され、常温での急速充填の可能なエアゾル
噴射容器の低コスト量産がはじめて可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の非作動時の縦断
面図、第2図は同じくX−X線断面図、第3図は
同じく充填時における要部縦断面図、第4図は前
記開示にかかる装置における弁桿の縦断面図であ
る。 1は押ボタン、11は筒柄、12は裾つば、1
3は凹所、14は頂面、15は通孔、16は縦
溝、17は筒面、2は弁桿、21は弁孔、3はマ
ウンテンキヤツプ、31はセンターポスト、32
は頂壁、4は弁筐、41は頂縁、42は弁室、4
3は弁バネ、5は弾性ガスケツト、6は注入ノズ
ルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マウンテンキヤツプ3の弁筐4支持用センター
    ポスト31の頂壁32と弁筐4の頂縁41間に密
    挿されている弾性ガスケツト5の中心孔に弁桿2
    を密挿し、弁桿2に穿つた弁孔21と弾性ガスケ
    ツト5の前記中心孔の孔面とにより噴射弁を構成
    し、通孔によつて外部に通じる凹所13を底に穿
    つた、噴射口18つき押ボタン1を弁桿2に冠装
    するとともに、縦溝16を外面に穿つた筒状部材
    を弁孔21の上方における弁桿2の周囲に設け、
    充填装置の注入ノズル6を押ボタン1の裾つば1
    2の外周に密接させて押ボタン1を押下げ、裾つ
    ば12の内周を前記センターポスト31に密接さ
    せるとともに、弾性ガスケツト5の前記中心孔を
    前記筒状部材によつて押拡げ、その際、溝の開放
    面が前記中心孔の孔壁によつて限られる縦溝16
    により注入通路を形成させるようにした装置にお
    いて、前記筒状部材を押ボタン1の筒柄11によ
    り形成するとともに、弁桿2の弁孔21より上方
    部の周面を凹凸のない連続筒面により形成してな
    るエアゾル噴射容器の急速充填装置。
JP1985056126U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH0335389Y2 (ja)

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JP1985056126U JPH0335389Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

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JP1985056126U JPH0335389Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

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JPS61175261U JPS61175261U (ja) 1986-10-31
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JPS4515711Y1 (ja) * 1965-05-18 1970-07-01

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