JPS63371Y2 - - Google Patents

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JPS63371Y2
JPS63371Y2 JP10801184U JP10801184U JPS63371Y2 JP S63371 Y2 JPS63371 Y2 JP S63371Y2 JP 10801184 U JP10801184 U JP 10801184U JP 10801184 U JP10801184 U JP 10801184U JP S63371 Y2 JPS63371 Y2 JP S63371Y2
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JP
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valve
wall
rod
side hole
rod portion
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JP10801184U
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JPS6122563U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] この考案は、大量生産されるエアゾル噴射装置
における可動部分の構造の改良に関するもので、
輸送、保存その他の商品流通過程において液もれ
等による欠陥の発生を極限できる手段を提供する
とともに、そのような手段をもつ装置において動
作の円滑が確保できる手段を提供するのがその目
的である。
従来、エアゾル噴射容器に充填された溶液等の
商品流通の過程において、容器の内容物が原因不
明裏に減量あるいは逸失する事故があとを断たな
いが、その原因を詳細に追及すると、その主たる
原因は噴射用開閉弁の一部であるガスケツトと弁
桿との間の密嵌性に欠陥があることがわかつた。
すなわち、ガスケツトの中心孔の形状が正常であ
るにかかわらず、弁桿の周面に僅かな突起や凹所
が存在する場合がそれである。弁桿はプラスチツ
クの成型物であり、管壁に穿たれた側孔が存在す
るため、割型を用いて成型される。この割型が新
しいうちは成型物の周面は平滑かつ設計通りの寸
法を有するが、成型が多量に行われた後において
は割型の合わせ目の摩耗に起因してバリの発生が
多くなり、寸度が不整になると同時にガスケツト
との嵌合性が不正確になる。
この考案は、まず、上記したような従来の生産
手段に起因する欠点を除去するためになされたも
ので、この考案によれば、割型によらず抜型を用
いて弁桿を生産することができるので、前記した
欠陥の主原因であるバリの発生を無くすることが
できる。一方、この考案者は、エアゾル噴射装置
の生産手段や部品管理を簡素化するため、たとえ
ば特公昭51−10686号により、弁桿の弾支手段と
して、弁筐の底壁から立上る弾性指片の指頭によ
り、凹錐面状に形成した底面をもつ弁桿を支承す
るものを提案開示した。この開示された発明は前
記した欠陥の除去にはたしかに有効ではあつた
が、弁桿を押下げたとき、非可動部材である弁筐
の内壁と前記弾性指片の間に弁袴の端縁がはさみ
込まれて動作の非円滑を招く欠点を回避すること
ができる設計はきわめて難しい。すなわち、機能
上の欠点が避けられない。これは弁筐の内径がせ
いぜい数m/mと小さい、いわば宿命的事情に起
因するのである。この考案によれば、このような
欠点も除去され、したがつて、何等機能上の欠点
を伴わないで、部品管理の簡素化はもちろん、生
産手段の簡素化による経済性の大幅な向上が達成
された。
[考案の構成] 以下、図示の実施例によりこの考案を説明す
る。
すなわち、4は弁桿で、エアゾル噴射容器のマ
ウンテンキヤツプ1と弁筐2の環縁21に密に介
装した環状のガスケツト3に密挿された有底中空
の桿部41を有している。弁桿4には桿部41の
管壁の頂端から割溝42が穿たれている。一方、
弁桿4に冠着したノズル54つきの押ボタン5の
管柄51の内側にはクサビ壁52が突出してお
り、クサビ壁52は割溝42に嵌着している。か
くして、割溝42の底面と、その上方に続く両側
壁の一部と、クサビ壁52の底面53とによつて
側孔6が形成され、そのようにして形成された側
孔6とガスケツト3の内周面により噴射通路の開
閉弁が構成されている。また、弁室22内に位置
する弁袴43は倒立錐体状に形成されている一
方、弁室22内において、弁筐の底壁23からは
数本の弾性指片24が弁桿4と共軸かつ弁筐2と
一体に形成され、各弾性指片24の指頭が弁袴4
3の錐面44に係合することにより、弁桿4が弾
支されている。
この考案は前記のようにしてなり、噴射通路の
開閉弁として必要な側孔6が前記した割溝42の
一部と押ボタン5に形成されているクサビ壁52
の一部とによつて形成され、弁桿4それ自身には
側孔が穿たれていない。従つて、弁桿4の成型に
は割型を用いる必要がなく、抜型によつて成型で
きるので、成型時に弁桿の周面にバリが発生する
余地がない。かくして、この考案は、前記した従
来の生産手段に起因して発生した流通過程におけ
る液もれのような、欠陥商品の発生が完全に防止
できる。
この考案によればさらに、弁袴43が倒立錐体
状に形成されている一方、弁筐の底壁23から
は、弁筐2と一体に形成された数本の弾性指片2
4が弁桿4と共軸に立上り、弾性指片24の指頭
が弁袴の錐面44に係合していることにより、弁
桿4が弾支されているので、弁桿4の押下げ操作
時において、弁袴43の一部が弁筐2の内壁その
他非可動の部材と弾性部材との間にはさみ込まれ
たり、そのような非可動部材に強圧されるおそれ
が皆無であり、したがつて弁桿の動作不良発生の
余地は全くない。
[考案の効果] かくして、この考案によれば、エアゾル噴射装
置に関する従来の生産手段に起因し、流通過程に
おいて発生する液もれの欠点が除去されるととも
に、このような欠点を除去する手段を採用した場
合に副生する動作非円滑の欠点を完全に防止する
ことができ、動作信頼性あるエアゾル噴射装置の
量産性の向上に寄与するところが多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる装置の一実施例の縦
断側面図、第2図は第1図のX−X横断面図、第
3図は弁桿の要部縦断側面図、第4図は同じく正
面図、第5図は同じく平面図、第6図は第1図の
Y−Y横断面図である。 1はマウンテンキヤツプ、2は弁筐、21は環
縁、22は弁室、23は底壁、24は弾性指片、
3はガスケツト、4は弁桿、41は桿部、42は
割溝、43は弁袴、44は錐面、5は押ボタン、
51は管柄、52はクサビ壁、53はクサビ壁の
底面、54はノズル、6は側孔、7は吸液管であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底中空の桿部41を有し、マウンテンキヤツ
    プ1と弁筐2の環縁21間に密装した環状のガス
    ケツト3に前記桿部41を密挿するとともに上下
    可動に弾支した弁桿4と、弁桿4に冠着したノズ
    ル54つきの押ボタン5とを有し、前記桿部41
    に設けた側孔6とガスケツト3の内周面によつて
    噴射通路の開閉弁を構成したものにおいて、前記
    桿部41の管壁に頂端から割溝42を穿ち、押ボ
    タン5の管柄51の内側にクサビ壁52を突出さ
    せ、クサビ壁52を割溝42に嵌着して割溝42
    の底部の壁面とクサビ壁52の底面53とによつ
    て前記側孔6を形成するとともに弁室22内に位
    置する弁袴43を倒立錐体状に形成する一方、弁
    桿4と共軸な数本の弾性指片24を弁筐の底壁2
    3から立上らせて弁筐2と一体に形成し、各弾性
    指片24の指頭を弁袴43の錐面44に係合した
    ことにより、弁桿4を弾支してなるエアゾル噴射
    装置。
JP10801184U 1984-07-17 1984-07-17 エアゾル噴射装置 Granted JPS6122563U (ja)

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JP10801184U JPS6122563U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 エアゾル噴射装置

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JP10801184U JPS6122563U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 エアゾル噴射装置

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Publication Number Publication Date
JPS6122563U JPS6122563U (ja) 1986-02-10
JPS63371Y2 true JPS63371Y2 (ja) 1988-01-07

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ID=30667230

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JP10801184U Granted JPS6122563U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 エアゾル噴射装置

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2509937Y2 (ja) * 1990-04-02 1996-09-04 誠一 北林 倒立噴射式エアゾ―ルバルブ
JP2548665Y2 (ja) * 1990-05-07 1997-09-24 誠一 北林 エアゾール式噴射装置におけるガス充填弁機構
JP2799775B2 (ja) * 1990-12-13 1998-09-21 誠一 北林 正倒立のバルブハウジング
JP2507484Y2 (ja) * 1991-08-23 1996-08-14 株式会社三谷バルブ エアゾ―ル容器用バルブ
JP2507485Y2 (ja) * 1991-09-04 1996-08-14 株式会社三谷バルブ エアゾ―ル容器用バルブ

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Publication number Publication date
JPS6122563U (ja) 1986-02-10

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