JPH0334879Y2 - - Google Patents

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JPH0334879Y2
JPH0334879Y2 JP1984080264U JP8026484U JPH0334879Y2 JP H0334879 Y2 JPH0334879 Y2 JP H0334879Y2 JP 1984080264 U JP1984080264 U JP 1984080264U JP 8026484 U JP8026484 U JP 8026484U JP H0334879 Y2 JPH0334879 Y2 JP H0334879Y2
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複写機、印刷機、製紙プラント、
合成樹脂フイルム等に用いられる導電性ローラに
関し、特にローラ表面の静電気発生の防止、ある
いはローラを通過する材料の静電気除去を行わし
め搬送用、送り用ローラとして好適に用いられる
導電性ローラに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記目的、用途に用いられる導電性ロー
ラとしては、芯金の外周面に、円周に沿つて非多
孔性のゴムまたは樹脂からなる導電性被覆層を設
け、場合によつて、さらに導電性被覆層の表面に
金属膜を設けたものが知られている。
例えば、上記ローラの一例として特公昭43−
6580号公報に記載されたローラ、実公昭44−
22085号公報に記載された給送ローラがあげられ
る。しかしながら、このようなローラは、上記導
電性被覆層が、非多孔性のゴムまたは樹脂に、多
量の導電性物質(アセチレンブラツク、グラフア
イト、金属粉、カーボン繊維等)を含有させるこ
とにより構成されるため、被覆層の硬度が高く、
そのためローラの剛性が大になり、圧接摺動して
用いる相手ローラを変形(歪み)させたり、ある
いはシート状物の送りに際して、送りに必要な所
定の摩擦力が得られない等の問題を有している。
〔考案が解決しようとする課題〕
一方、上記のようなローラの欠点に鑑み、芯金
の外周面に、多孔性のゴムまたは樹脂からなる軟
質内部層を形成し、さらにその外周面に、非多孔
性のゴムまたは樹脂からなる硬質表皮層を設ける
と共に、表皮層全体および内部層全体を導電性に
形成した導電性ローラが提案されている。その一
例として発泡性基材中に導電性物質を含有させた
のち発泡させて内部層を構成したローラや、多孔
体(発泡体)形成後に導電性塗料を全体に含浸さ
せて内部層を形成したものが知られている。
しかしながら、前者においては、発泡の際に多
孔体(発泡体)セルが導電性物質によつて破壊さ
れ、均一な多孔体が形成されず、機械的強度が劣
り、後者においては、導電性塗料の含浸により多
孔体が硬質化し、脆性が付与され、多孔体本来の
機能である低荷重での圧縮変形性が損なわれ、前
者同様機械的強度に劣り、耐久性も劣るという問
題がある。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、適度な柔軟性を備えていて搬送性、送り性
に優れているとともに、耐久性も優れている導電
性ローラの提供をその目的とする。
〔課題を解決すべき手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の導電性
ローラは、芯金の外周面に多孔性のゴムまたは樹
脂からなる軟質内部層が形成され、この軟質内部
層の外周面に導電性硬質表皮層が形成されている
導電性ローラにおいて、上記軟質内部層の左右両
端部のみが導電性塗料の含浸によつて上記芯金か
ら導電性硬質表皮層に延びる導電性塗料含浸層に
形成されているという構成をとる。
つぎに、この考案の実施例を説明する。
〔実施例〕
第1図は、この考案の導電性ローラ10の一実
施例を示している。図において、芯金1の外周面
に多孔性のゴムまたは樹脂からなる軟質内部層2
が設けられ、さらにその外周面に非多孔性のゴム
または樹脂からなる導電性硬質表皮層3が設けら
れている。そして、導電性は、表皮層3の全体と
内部層2の左右両端部2a,2aのみに付与され
ている。左右両端部2a,2aの導電性は、その
部分において、導電性塗料含浸層を芯金1から硬
質表皮層3まで延ばすことにより付与されてい
る。
上記内部層2には、ゴムまたは樹脂(ウレタ
ン、塩化ビニル等)の多孔体(発泡体)が用いら
れるが、加工性等の面で液状注型成形可能なウレ
タンが好ましく、ローラの剛性度合に大きく影響
する密度は、通常0.05〜0.8g/cm3、好ましくは0.1
〜0.5g/cm3の軟質に形成される。密度の調整は、
金型への材料投入量あるいは発泡剤の添加量を変
えることにより適宜行われる。
軟質内部層2の両端部2a,2aへの導電性の
付与は、粘度100センチポイズ程度以下の液状の
導電性塗料(ウレタン系、ポリエステル系等)
を、軟質内部層の左右両端部2a,2aに対して
注射等によつて注入含浸させ、ついで乾固させる
ことにより行われ、通常ローラ幅の約15%程度以
下の幅の端部2aに導電性が付与される。これに
より、上記両端部2a,2aが、導電性塗料含浸
層2a,2aになる。
導電性硬質表皮層3は、エチレンプロピレンジ
エンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シ
リコンゴム等のゴムまたは樹脂(ウレタン、塩化
ビニル等)の非多孔体からなり、このようなゴム
または樹脂中に導電性物質(アセチレンブラツ
ク、グラフアイト、金属粉、カーボン繊維等)が
分散含有され全体に均一な導電性が付与されてい
る。表皮層3の硬さは、内部層2に比較し硬質、
例えば50〜80(JIS−A硬さ)に形成される。
なお、芯金1、内部層2、導電性硬質表皮層3
のそれぞれの界面は、導電性接着剤等により強固
に接着されている。また、この考案では、ローラ
表面の体積固有抵抗を均一にするために、導電性
硬質表皮層3の内面にあらかじめ均一な導電性コ
ーテイング層を形成しておくことができる。さら
に搬送性、送り性を一層向上させる目的で、上記
表皮層3の外周面に、円周方向に適宜の間隔を保
つて幅方向の全幅に延びる複数条の突起を設ける
ようにしてもよい。突起の形状は、径方向断面形
状が方形、台形、半円形等が用いられるが、例え
ば、相手ローラ、紙等との間の摩擦力を確保する
ためには、突起の頂面が平面状である方形、台形
等の形状が好ましい。突起の幅、高さ、突起間間
隙等は、必要に応じ決定されるが、例えば、微粉
末状トナーの搬送用として用いる場合には、幅
0.2〜1.0mm、高さ0.5mm程度以下、突起間間隙は1
〜3mm程度に設けられる。
なお、この考案の導電性ローラでは、導電性の
付与されている表皮層および内部層両端部を通じ
て、ローラ表面の静電気発生の防止、あるいはロ
ーラを通過する材料の静電気除去が確実に行われ
る。
〔作用効果〕
以上のように、この考案の導電性ローラは、芯
金と導電性硬質表皮層との間の軟質内部層の左右
両端部のみが、導電性塗料の含浸によつて芯金か
ら導電性硬質表皮層に延びる導電性塗料含浸層に
形成されている。したがつて、上記軟質内部層
は、左右両端部のみが導電性物質(導電性塗料)
の含浸によつて若干硬質化するのみであり、左右
両端部以外の実質的なローラ部では、軟質内部層
は、軟質層本来の柔軟性を備えている。その結
果、相手ローラあるいは紙等に対して所定の押圧
力で押圧されて使用される場合、軟質内部層は容
易に圧縮変形する。そのため、搬送性、送り性が
左右両端部の導電性塗料含浸層の存在によつて全
く損なわれず良好な状態を保持する。また、上記
軟質内部層において、左右両端部以外の実質的な
ローラ部が導電性物質によつて硬質化されていな
いことから、この考案の導電性ローラは、従来例
のローラに比べて耐久性が高くなつている。
つぎに、この考案の具体例を示す。
まず、体積固有抵抗2〜4×109Ω・cmに調整
したエチレンプロピレンジエンゴム配合物(JIS
−A硬さ60)により表皮層となるチユーブ(外径
20mm、内径18mm、長さ200mm)を形成した。つい
でこのチユーブの左右両端部内周面(端部から約
30mmの部分)に液状の導電性接着剤(ウレタン
系、体積固有抵抗1×10-1Ω・cm)を塗布すると
ともに、芯金(外径8mm、長さ250mm)外周面に
も同じく導電性接着剤を塗布した。
その後、かかるチユーブおよび芯金を所定の金
型にセツトし、液状ウレタンを注入し、発泡させ
て軟質内部層を形成するとともに、ローラを作製
した。
さらに、芯金と導電性硬質表皮層(チユーブ)
間を導電化するため、軟質内部層の両端部(端部
から約20mmの部分)にウレタンエマルジヨン系導
電性塗料(体積固有抵抗2×10-1Ω・cm)を含浸
せしめ、60℃×30分間乾固して目的とする導電性
ローラを得た。かかるローラの体積固有抵抗(ロ
ーラ表面と芯金間)をローラ表面の100個所で測
定したところ、2〜6×109Ω・cmであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の導電性ローラの一実施例の
軸方向断面図である。 1……芯金、2……軟質内部層、2a……導電
性塗料含浸層、3……導電性硬質表皮層、10…
…導電性ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯金の外周面に多孔性のゴムまたは樹脂からな
    る軟質内部層が形成され、この軟質内部層の外周
    面に導電性硬質表皮層が形成されている導電性ロ
    ーラにおいて、上記軟質内部層の左右両端部のみ
    が導電性塗料の含浸によつて上記芯金から導電性
    硬質表皮層に延びる導電性塗料含浸層に形成され
    ていることを特徴とする導電性ローラ。
JP8026484U 1984-05-30 1984-05-30 導電性ロ−ラ Granted JPS60192399U (ja)

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JP8026484U JPS60192399U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 導電性ロ−ラ

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JP8026484U JPS60192399U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 導電性ロ−ラ

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JPS60192399U JPS60192399U (ja) 1985-12-20
JPH0334879Y2 true JPH0334879Y2 (ja) 1991-07-24

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JP8026484U Granted JPS60192399U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 導電性ロ−ラ

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JPS4422085Y1 (ja) * 1964-12-11 1969-09-18

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