JPH03346A - 伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトInfo
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- JPH03346A JPH03346A JP13425489A JP13425489A JPH03346A JP H03346 A JPH03346 A JP H03346A JP 13425489 A JP13425489 A JP 13425489A JP 13425489 A JP13425489 A JP 13425489A JP H03346 A JPH03346 A JP H03346A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は伝動ベルトの改善に関する。
(従来の技術およびその問題点)
従来より伝動ベルトとしては、ポリウレタン弾性体がゴ
ムと比べて外観が美しく且つゴム落ちがないという理由
で広く使用されている。(以下、従来技術■という)し
かしながらポリウレタンは摩擦係数が高いために、例え
ばタイミングベルトに用いた場合、歯付プーリとの噛み
合いが不安定になり、歯跳びを起こしやすい。
ムと比べて外観が美しく且つゴム落ちがないという理由
で広く使用されている。(以下、従来技術■という)し
かしながらポリウレタンは摩擦係数が高いために、例え
ばタイミングベルトに用いた場合、歯付プーリとの噛み
合いが不安定になり、歯跳びを起こしやすい。
その結果、従来技術Iからなるタイミングベルトでは、
騒音が発生したり、伝動効率が低下するという問題が生
じた。また、耐摩耗性が悪く、ベルト耐久性にも問題が
あった。
騒音が発生したり、伝動効率が低下するという問題が生
じた。また、耐摩耗性が悪く、ベルト耐久性にも問題が
あった。
そこで、ポリウレタンに潤滑剤である脂肪族アミド、芳
香族アミド、テフロンまたはパラフィンを添加すること
により摩擦係数を下げたタイミングベルトが提案された
。(以下、従来技術■という) さらに、実開昭57−194946号公報には、ポリウ
レタン樹脂にグラファイト、4弗化エチレン、樹脂パウ
ダー、パラフィン、二硫化モリブデン、もくろうなどの
滑剤を混入したことを特徴とする耐摩耗性伝動ベルトに
関する考案が開示されている。(以下、従来技術■とい
う) 従来技術■に係るタイミングベルトでは、従来技術Iで
見られたような噛み合いの不安定による歯跳び、騒音の
発生および伝動効率の低下などの問題は解消された。と
ころで、上記脂肪族アミド、芳香族アミド等の潤滑剤を
ポリウレタンへ添加すると、摩擦係数を低くする一方、
剪断強度および耐摩耗性などのウレタンの物性を低下さ
せた。すなわち、従来技術Hに係るタイミングベルトは
、摩擦係数は低いがベルト山部の剪断強度も低(且つ耐
摩耗性も悪いため、耐久性のないものであった。さらに
、上記脂肪族アミド、芳香族アミド等の潤滑剤を添加し
たポリウレタンは、ナイロンやポリエステル繊維との接
着性が悪いため、ナイロンやポリエステルの帆布または
不織布で歯部を補強したポリウレタン製タイミングベル
トに上記潤滑剤を添加した場合、ベルトの耐久性の低下
が顕著に現れた。
香族アミド、テフロンまたはパラフィンを添加すること
により摩擦係数を下げたタイミングベルトが提案された
。(以下、従来技術■という) さらに、実開昭57−194946号公報には、ポリウ
レタン樹脂にグラファイト、4弗化エチレン、樹脂パウ
ダー、パラフィン、二硫化モリブデン、もくろうなどの
滑剤を混入したことを特徴とする耐摩耗性伝動ベルトに
関する考案が開示されている。(以下、従来技術■とい
う) 従来技術■に係るタイミングベルトでは、従来技術Iで
見られたような噛み合いの不安定による歯跳び、騒音の
発生および伝動効率の低下などの問題は解消された。と
ころで、上記脂肪族アミド、芳香族アミド等の潤滑剤を
ポリウレタンへ添加すると、摩擦係数を低くする一方、
剪断強度および耐摩耗性などのウレタンの物性を低下さ
せた。すなわち、従来技術Hに係るタイミングベルトは
、摩擦係数は低いがベルト山部の剪断強度も低(且つ耐
摩耗性も悪いため、耐久性のないものであった。さらに
、上記脂肪族アミド、芳香族アミド等の潤滑剤を添加し
たポリウレタンは、ナイロンやポリエステル繊維との接
着性が悪いため、ナイロンやポリエステルの帆布または
不織布で歯部を補強したポリウレタン製タイミングベル
トに上記潤滑剤を添加した場合、ベルトの耐久性の低下
が顕著に現れた。
また、従来技術■に係る伝動ベルトにおいて、グラファ
イト、4弗化エチレン、樹脂パウダー二硫化モリブデン
等の滑剤は、ポリウレタンの粘度を上昇させ、加工性を
悪くするものである。
イト、4弗化エチレン、樹脂パウダー二硫化モリブデン
等の滑剤は、ポリウレタンの粘度を上昇させ、加工性を
悪くするものである。
そして、パラフィン、もくろう等の滑剤は、混練り時に
2層分離を起こしやすい。さらに、これらの滑剤の添加
により、物性のバランス(強度−伸びのバランス)が悪
(なりやすい。
2層分離を起こしやすい。さらに、これらの滑剤の添加
により、物性のバランス(強度−伸びのバランス)が悪
(なりやすい。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、摩擦係数
が低く且つ物性が良好で、極めて耐久性の優れた伝動ベ
ルトを提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、摩擦係数
が低く且つ物性が良好で、極めて耐久性の優れた伝動ベ
ルトを提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明の要旨はポリウレタ
ン弾性体に脂肪アルコールエステルを添加した組成物を
用いたことを特徴とする伝動ベルトにある。
ン弾性体に脂肪アルコールエステルを添加した組成物を
用いたことを特徴とする伝動ベルトにある。
(作用)
上述のように構成される本発明は以下のように作用する
。
。
脂肪アルコールエステルをポリウレタン弾性体に添加す
ることにより摩擦係数を下げることができ、しかもベル
ト歯部剪断強度や耐摩耗性を改善し、ベルト耐久性を向
上することができる。そして、脂肪アルコールエステル
をポリウレタン弾性体に添加しても、ナイロンやポリエ
ステル繊維との接着性が低下しないので、脂肪アルコー
ルエステルを添加することにより、ナイロンやポリエス
テルの帆布や不織布で歯部を補強したポリウレタン製伝
動ベルトの耐久性は飛躍的に向上する。
ることにより摩擦係数を下げることができ、しかもベル
ト歯部剪断強度や耐摩耗性を改善し、ベルト耐久性を向
上することができる。そして、脂肪アルコールエステル
をポリウレタン弾性体に添加しても、ナイロンやポリエ
ステル繊維との接着性が低下しないので、脂肪アルコー
ルエステルを添加することにより、ナイロンやポリエス
テルの帆布や不織布で歯部を補強したポリウレタン製伝
動ベルトの耐久性は飛躍的に向上する。
(実施例)
本発明の実施例および比較例について以下に説明する。
ポリウレタン弾性体100重量部に、脂肪アルコールエ
ステルとしてステアリルステアレート(理研ビタミン製
の商品名リケマール5L900のもの)を3〜20重量
部添加したものからなるS8M型のタイミングベルト(
実施例)と、ポリウレタン弾性体のみからなるS8M型
のタイミングベルト(比較例1)と、ポリウレタン弾性
体100重量部に高級脂肪酸アミド(日本油脂製の商品
名アルフローPIOのもの)を5重量部添加したものか
らなる38M型のタイミングベルト(比較例■)を作製
した。そして、これらのタイミングベルトの摩擦係数・
引張強度・耐摩耗性・ベルト歯部剪断強度・接着性・ベ
ルト耐久時間等を比較するために、以下の方法に従って
試験を行った。
ステルとしてステアリルステアレート(理研ビタミン製
の商品名リケマール5L900のもの)を3〜20重量
部添加したものからなるS8M型のタイミングベルト(
実施例)と、ポリウレタン弾性体のみからなるS8M型
のタイミングベルト(比較例1)と、ポリウレタン弾性
体100重量部に高級脂肪酸アミド(日本油脂製の商品
名アルフローPIOのもの)を5重量部添加したものか
らなる38M型のタイミングベルト(比較例■)を作製
した。そして、これらのタイミングベルトの摩擦係数・
引張強度・耐摩耗性・ベルト歯部剪断強度・接着性・ベ
ルト耐久時間等を比較するために、以下の方法に従って
試験を行った。
C試験方法〕
■摩擦係数
HEIDN 14型試験機で、垂直荷重は200g、
移動速度は25mm/minとした。(温度=20°C
) ■引張強度 J I S K6301に従って、試験片の大きさを
ダンベル2号とし、引張試験を行った。
移動速度は25mm/minとした。(温度=20°C
) ■引張強度 J I S K6301に従って、試験片の大きさを
ダンベル2号とし、引張試験を行った。
■耐摩耗性
テーパー摩耗試験を行い、摩耗輪の粗さばH22、回転
数は1000回、荷重は1kgとした。
数は1000回、荷重は1kgとした。
■ベルト歯部剪断強度
図に示すように、突起部1を有する治具2と支持板3で
15tIIII1幅のS8M型タイミングベルト4を挟
持して、該タイミングベルトの水平方向の移動を拘束し
つつタイミングベルト4を下方に5Qmm/winの速
度で移動して、治具2の突起部1によりタイミングベル
ト4の歯部5が剪断されるときの強度を測定する方法に
より行った。
15tIIII1幅のS8M型タイミングベルト4を挟
持して、該タイミングベルトの水平方向の移動を拘束し
つつタイミングベルト4を下方に5Qmm/winの速
度で移動して、治具2の突起部1によりタイミングベル
ト4の歯部5が剪断されるときの強度を測定する方法に
より行った。
■接着性
ナイロンフィルムを接着して剥離速度を5011III
]/minとし、180°剥離試験を行い、フィルム剥
離時の力(kg/cm)を測定する方法により行った。
]/minとし、180°剥離試験を行い、フィルム剥
離時の力(kg/cm)を測定する方法により行った。
■ベルト耐久時間
歯数28の2個のプーリにタイミングベルトを掛渡して
、該ベルトの張力は40kg、負荷は1.7kg−mと
して、該プーリを750 R/Mで回転し、ベルトに亀
裂が発生するまでの時間を測定した。
、該ベルトの張力は40kg、負荷は1.7kg−mと
して、該プーリを750 R/Mで回転し、ベルトに亀
裂が発生するまでの時間を測定した。
上記試験の結果、次頁の表に示すような結果を得た。な
お、表において、歯部補強ベルトとは、ナイロンで歯部
を補強したベルトをいう。
お、表において、歯部補強ベルトとは、ナイロンで歯部
を補強したベルトをいう。
第8頁の表の実施例と比較例との比較において、以下の
点が明らかである。
点が明らかである。
l)何も添加しなかった比較例1は、接着性に関してス
テアリルステアレートを添加した実施例と同等レベルで
ある点を除けば、他のすべての物性値において実施例よ
り劣っている。
テアリルステアレートを添加した実施例と同等レベルで
ある点を除けば、他のすべての物性値において実施例よ
り劣っている。
2)脂肪酸アミドを添加した比較例2は、ff擦係数が
低い点を除けば、他のすべての物性値においてステアリ
ルステアレートを添加した実施例より劣っている。
低い点を除けば、他のすべての物性値においてステアリ
ルステアレートを添加した実施例より劣っている。
3)ステアリルステアレートを添加した実施例は比較例
に比して、摩擦係数は低下し、引張強度・ベルト歯部剪
断強度・耐摩耗性が改善され、且つ接着性は添加物無し
の比較例1と同等レベルである。その結果、ベルト耐久
性が向上した。特に、歯部補強ベルトにおける耐久性の
向上は著しい。
に比して、摩擦係数は低下し、引張強度・ベルト歯部剪
断強度・耐摩耗性が改善され、且つ接着性は添加物無し
の比較例1と同等レベルである。その結果、ベルト耐久
性が向上した。特に、歯部補強ベルトにおける耐久性の
向上は著しい。
なお、ステアリルステアレートの添加量が3重量部と少
ない場合、摩擦係数があまり低くならず、比較例に対す
る強度および耐摩耗性の改善代が少なく、その結果、ベ
ルトの耐久性も比較例に比してそれほど向上しない。
ない場合、摩擦係数があまり低くならず、比較例に対す
る強度および耐摩耗性の改善代が少なく、その結果、ベ
ルトの耐久性も比較例に比してそれほど向上しない。
また、ステアリルステアレートの添加量が20重量部と
多くなると、摩擦係数もかなり低下するが、一方、強度
および耐摩耗性は添加量が15重量部のものと同等レベ
ルか又はやや低下し、ベルトの耐久性は添加量が15重
量部のものより低下している。
多くなると、摩擦係数もかなり低下するが、一方、強度
および耐摩耗性は添加量が15重量部のものと同等レベ
ルか又はやや低下し、ベルトの耐久性は添加量が15重
量部のものより低下している。
従って、摩擦係数が低く、強度および耐摩耗性が良好で
、ベルト耐久性の極めて優れたタイミングベルトを得る
ためには、ポリウレタン弾性体へのステアリルステアレ
ートの添加量は、5〜15重量部とするのが特に好まし
い。
、ベルト耐久性の極めて優れたタイミングベルトを得る
ためには、ポリウレタン弾性体へのステアリルステアレ
ートの添加量は、5〜15重量部とするのが特に好まし
い。
なお、脂肪アルコールエステルとして、ステアリルステ
アレートの代わりに、セチルステアレート、パルミチル
ステアレートおよびミリスチルステアレート等を用いて
も同様の効果を期待できる。
アレートの代わりに、セチルステアレート、パルミチル
ステアレートおよびミリスチルステアレート等を用いて
も同様の効果を期待できる。
そして、脂肪アルコールエステルをポリウレタン弾性体
に添加する場合、必ずしも全面的に添加・混入する必要
はなく、伝動ベルトの機能に応じて部分的に添加しても
よい。
に添加する場合、必ずしも全面的に添加・混入する必要
はなく、伝動ベルトの機能に応じて部分的に添加しても
よい。
(発明の効果)
ポリウレタン弾性体に脂肪アルコールエステルを添加し
た組成物を用いたことを特徴とする伝動ベルトは、以下
の効果を奏する。
た組成物を用いたことを特徴とする伝動ベルトは、以下
の効果を奏する。
■摩擦係数を下げることができるので、噛み合いの不安
定による歯跳び・騒音の発生がな(、伝動効率も低下し
ない。
定による歯跳び・騒音の発生がな(、伝動効率も低下し
ない。
■引張強度、歯部剪断強度および耐摩耗性が改善され、
伝動ベルトの耐久性が向上する。
伝動ベルトの耐久性が向上する。
■ナイロンやポリエステル繊維との接着性が低下しない
ので、これらの帆布や不織布で歯部を補強した伝動ベル
トにおいては、耐久性が著しく向上する。
ので、これらの帆布や不織布で歯部を補強した伝動ベル
トにおいては、耐久性が著しく向上する。
図は、ベルト歯部剪断強度の試験方法を説明する図であ
る。 1・・突起部、2・・治具、3・・支持板、4・・タイ
ミングベルト、5・・歯部
る。 1・・突起部、2・・治具、3・・支持板、4・・タイ
ミングベルト、5・・歯部
Claims (1)
- ポリウレタン弾性体に脂肪アルコールエステルを添加し
た組成物を用いたことを特徴とする伝動ベルト
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1134254A JP2543186B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | タイミングベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1134254A JP2543186B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | タイミングベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03346A true JPH03346A (ja) | 1991-01-07 |
JP2543186B2 JP2543186B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=15124001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1134254A Expired - Fee Related JP2543186B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | タイミングベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543186B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5968348A (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-18 | Bridgestone Corp | オイルサンド用運搬ベルト |
JPS60213603A (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-25 | Bridgestone Corp | コンベアベルト |
JPS60213602A (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-25 | Bridgestone Corp | 運搬用ベルト装置 |
JPS62147141A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-07-01 | Hokushin Ind Inc | ゴムベルト |
JPS6323045A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-30 | Nitta Kk | クリ−ンル−ム用平ベルト |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1134254A patent/JP2543186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5968348A (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-18 | Bridgestone Corp | オイルサンド用運搬ベルト |
JPS60213603A (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-25 | Bridgestone Corp | コンベアベルト |
JPS60213602A (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-25 | Bridgestone Corp | 運搬用ベルト装置 |
JPS62147141A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-07-01 | Hokushin Ind Inc | ゴムベルト |
JPS6323045A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-30 | Nitta Kk | クリ−ンル−ム用平ベルト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2543186B2 (ja) | 1996-10-16 |
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