JPH0334617B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0334617B2
JPH0334617B2 JP22578983A JP22578983A JPH0334617B2 JP H0334617 B2 JPH0334617 B2 JP H0334617B2 JP 22578983 A JP22578983 A JP 22578983A JP 22578983 A JP22578983 A JP 22578983A JP H0334617 B2 JPH0334617 B2 JP H0334617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferromagnetic metal
thin film
metal thin
vacuum
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22578983A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60119636A (ja
Inventor
Soichi Matsuzaki
Hiroshi Yamaguchi
Minoru Osada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi AIC Inc filed Critical Hitachi AIC Inc
Priority to JP22578983A priority Critical patent/JPS60119636A/ja
Publication of JPS60119636A publication Critical patent/JPS60119636A/ja
Publication of JPH0334617B2 publication Critical patent/JPH0334617B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録媒体の製造装置に関するも
のである。
磁気テープ等の磁気記録媒体として、高分子フ
イルム等の基体に鉄やコバルト等の強磁性金属を
真空蒸着法やイオンプレーテイング法等により付
着して、強磁性金属薄膜を設けた構成のものが、
従来の塗布型に代り用いられるようになつてき
た。
ところで、このような薄膜型の磁気テープ等
は、容易に腐食し易く、また損傷し易い欠点があ
り、このような欠点を改良するために、強磁性金
属薄膜の表面を高周波コイルによる放電処理や直
流放電処理によつて表面を酸化等して保護層を形
成したり、あるいは表面に高級脂肪酸等をイオン
プレーテイング等により付着して保護層を形成し
たりしている。このような処理は、基体に付着し
た強磁性金属が付着後数秒間は活性状態にあり、
その間に行なわれることが好ましい。が、強磁性
金属薄膜を形成する処理と保護膜を形成する処理
は、各処理を効果的に行なうためには、異なる真
空雰囲気を必要とし、従来の装置では、そのよう
な短時間では真空度を変えることができず、活性
状態後に保護膜を形成する処理を行なつたり、あ
るいは製造時間を短縮する意味もあり、各処理を
同一真空雰囲気中で行なつている。そのために、
どちらか一方の処理が効果的に行なわれず、強磁
性金属薄膜の磁気特性が不十分であつたり、ある
いは保護層の密着性や耐候性が劣つたりする欠点
があつた。
本発明は、以上の欠点を改良し、強磁性薄膜の
表面処理等を有効に行なえ、かつ製造時間を短縮
しうる磁気記録媒体の製造装置の提供を目的とす
るものである。
本発明は、上記の目的を達成するために、基体
に強磁性金属薄膜を設け、該強磁性金属薄膜の表
面に放電処理するかまたは蒸着により保護層を形
成処理する磁気記録媒体の製造装置において、強
磁性金属薄膜形成室と該強磁性金属薄膜の表面処
理室とを別々の雰囲気にしうる仕切板と、前記強
磁性金属薄膜形成室側に突出して該仕切板に設け
られ、蒸発した強磁性金属が基体に蒸着する角度
を規制しうる遮蔽板とを有することを特徴とする
磁気記録媒体の製造装置を提供するものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において、1は真空槽である。2は、供給ロ
ーラであり、高分子フイルム等の帯状の基体3が
巻かれている。4は、円筒状のキヤンであり、そ
の周側面に基体3が走行させられる。5は、巻取
ローラであり、基体3を最終的に巻き取る。6
は、第1の蒸発源であり、鉄やコバルト、ニツケ
ル等の強磁性金属7が収納されている。8は、高
周波コイルであり、基体3に設けられた強磁性金
属薄膜の表面を放電処理するものである。9は、
仕切板であり、第1の蒸発源6を含む強磁性金属
薄膜形成室10と高周波コイル8を含む強磁性金
属薄膜の表面処理室11とを仕切り、別々の雰囲
気にしうるものである。12は、遮蔽板であり、
仕切板9の先端に強磁性金属薄膜形成室10の方
に突出するように設けられている。13は供給ロ
ーラ2や巻取ローラ5側の真空槽1の壁に取り付
けられた第1真空ポンプである。14は強磁性金
属薄膜形成室10側の真空槽1の壁に取り付けら
れた第2真空ポンプである。15は表面処理室1
1側の真空槽1の壁に取り付けられた第3真空ポ
ンプである。
次に、上記の実施例の作用について述べる。
先ず、第1真空ポンプ13、第2真空ポンプ1
4及び第3真空ポンプ15により各室を各々の真
空度にする。特に、強磁性金属薄膜形成室10は
表面処理室11よりも高真空に維持される。そし
て第1の蒸発源6を抵抗加熱や誘電加熱等により
加熱して、収納された強磁性金属7を溶融して蒸
発する。蒸発した強磁性金属7は、キヤン4の周
側面に沿つて走行中の基体3の表面に真空蒸着さ
れる。この際に、基体3に蒸着する強磁性金属7
は、遮蔽板14により基体3の法線に対して所定
の角度以上のもののみに規制される。強磁性金属
薄膜形成室10内において、薄膜が形成された基
体3は、さらにキヤン4の周側面に沿つて走行さ
れ表面処理室11内に搬送される。この表面処理
室11内において、高周波コイル8による放電に
より、基体3の強磁性金属薄膜の表面の一部が酸
化して保護層となる。表面処理後の基体3は最終
的に巻取ローラ5に巻き取られる。
すなわち、上記実施例によれば、強磁性金属7
を真空蒸着する雰囲気と強磁性金属薄膜の表面を
放電処理する雰囲気とを各処理に適した真空度に
保持できるため、各処理が効果的に行なえ、特
に、強磁性金属薄膜表面に耐候性等の優れた保護
層が形成される。
なお、上記実施例においては、高周波コイルを
設け、この放電により強磁性金属薄膜の表面を処
理しているが、代りに直流放電処理が可能な電極
を設けた装置やあるいは高周波コイルの下に保護
層を形成する物質を収納した蒸発源を設け、イオ
ンプレーテイング法により保護層を形成するよう
な装置としてもよい。
実際、本発明の実施例と従来例とにより製造し
た磁気テープの耐候性について測定したところ本
発明による方がはるかに優れているという結果が
得られた。すなわち、製造条件としては、両者と
も厚さ14μのポリエステルフイルムに、Co:Ni=
8:2の強磁性金属を0.9×10-5Torrの真空度の
雰囲気中において真空蒸着する。その後、本発明
の実施例は、続けて5×10-4Torrの真空雰囲気
中において高周波コイルによる放電処理を行な
い、従来例Aは1分後に5×10-4Torrの真空雰
囲気中において高周波コイルによる放電処理を行
ない、従来例Bは続けて真空蒸着の同じ真空雰囲
気0.9×10-5Torr中で高周波コイルによる放電処
理を行なう。そして各試料を温度25℃の水中に浸
漬したところ、従来例A及びBはいずれも1日で
腐食が生じたのに対して本発明の実施例は5日目
にはじめて発生した。
以上の通り、本発明によれば、強磁性金属薄膜
形成処理と保護膜形成処理とを効果的に行なえ、
かつ製造時間を短縮しうる磁気記録媒体の製造装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例の正面断面図を示す。 3……基体、7……強磁性金属、9……仕切
板、10……強磁性金属薄膜形成室、11……強
磁性金属薄膜の表面処理室、12……遮蔽板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基体に強磁性金属薄膜を設け、該強磁性金属
    薄膜の表面に放電処理するかまたは蒸着により保
    護層を形成処理する磁気記録媒体の製造装置にお
    いて、強磁性金属薄膜形成室と該強磁性金属薄膜
    の表面処理室とを別々の雰囲気にしうる仕切板
    と、前記強磁性金属薄膜形成室側に突出して該仕
    切板に設けられ蒸発した強磁性金属が基体に蒸着
    する角度を規制しうる遮蔽板とを有することを特
    徴とする磁気記録媒体の製造装置。
JP22578983A 1983-11-30 1983-11-30 磁気記録媒体の製造装置 Granted JPS60119636A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22578983A JPS60119636A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 磁気記録媒体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22578983A JPS60119636A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 磁気記録媒体の製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS60119636A JPS60119636A (ja) 1985-06-27
JPH0334617B2 true JPH0334617B2 (ja) 1991-05-23

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ID=16834799

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JP22578983A Granted JPS60119636A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 磁気記録媒体の製造装置

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JP (1) JPS60119636A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234236A (ja) * 1986-04-04 1987-10-14 Hitachi Ltd 磁気記録媒体の製造方法

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Publication number Publication date
JPS60119636A (ja) 1985-06-27

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