JPH0334296Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0334296Y2
JPH0334296Y2 JP5345984U JP5345984U JPH0334296Y2 JP H0334296 Y2 JPH0334296 Y2 JP H0334296Y2 JP 5345984 U JP5345984 U JP 5345984U JP 5345984 U JP5345984 U JP 5345984U JP H0334296 Y2 JPH0334296 Y2 JP H0334296Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
tip
tube
contact
film thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5345984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60165073U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5345984U priority Critical patent/JPS60165073U/ja
Publication of JPS60165073U publication Critical patent/JPS60165073U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0334296Y2 publication Critical patent/JPH0334296Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(考案の対象及び利用分野) 本考案は塗工液を紙に転写させるブレードコー
タに関するものである。 (従来技術) 従来のブレードコータは第1図〜第3図に示す
如く、紙01がバツキングロール02に沿つて走
り、各種の転写機構(本例はロールアプリケーシ
ヨンを示す)で塗工液03を紙01に転写させ
る。転写された塗工液03は、ブレード04で所
定の塗工膜厚に制御されると共に、塗工面の高平
滑化を図る装置である。またブレードの膜厚制御
原理として次の方法が一般的に使用されている。 先ず第1の方法は、第2図に示す如く、ブレー
ド04の先端に研磨加工04b(角度25〜50゜)を
施し、ブレードホルダー05に装着する。ブレー
ド設定角度θは、通常ブレード刃先角度γへ0〜
2゜加算した値に設定し、ブレード剛性による反力
Pで塗工膜厚を制御する。 また第2の方法は、第3図に示す如く、ブレー
ド先端04aの角度加工はせず、ブレードホルダ
ー05に装着する。この場合は第1の方法に較
べ、ブレード先端と支点位置を大きく取り、紙に
接触した時点でブレード刃先は面接触状態とし、
ブレード剛性による反力Pで塗工膜厚を制御す
る。以上の如く上述した2方法はいずれも、ブレ
ード04の背部に設けた支点07(チユーブ06
及び支持梁等)によりブレード剛性の反力を応用
した膜厚制御機構である。 (従来技術の問題点) 先ず第1の方法は、ブレード先端の研磨加工0
4bの刃先角度γと、設定角度θの調整及維持が
困難であると共に、低速及高速塗工時において、
塗工膜厚の増加が困難であつた。次に第2の方法
は、ブレード反力Pはブレード剛性によつて異な
るが、接触長Lと比例関係にあり、適正値を選ぶ
事が困難であつた。更に高速塗工時の膜厚制御が
困難であつた。 (考案の目的) 本考案は塗工膜厚の制御範囲拡大、低及び高速
塗工域への対応、重塗工紙の品質の向上を図るこ
とを目的とするものである。 (考案の構成) この目的を達成するために本考案は、バツキン
グロールに沿つて走行する塗工液を有する基材に
ブレードを接触させて塗工膜厚を制御すると共
に、同ブレードは背部を流体圧が供給されて内圧
力が調整可能なチユーブにより押圧されて接触圧
が制御されるブレードコータにおいて、前記チユ
ーブはブレードの先端部の背部を押圧する位置に
配設されると共に、ブレード押圧側全面が同ブレ
ードに接触する曲面形状を有し、かつブレードの
先端部が僅かな長さ基材に接触して接触部を形成
するように同ブレードを押圧するものであつて、
ブレード先端方向に先細断面のチユーブ形状を有
するものである。 (考案の構成の作用) さて前記構成において、走行する基材とブレー
ド間で塗工液による圧力が生じてブレード側に押
付圧力が生じ、この圧力に対応する力をチユーブ
内圧で補つた後、ブレードホルダーの設定角変化
によつてブレード先端部の微少角及び接触長を変
え、目標の塗工膜厚に制御する。 (実施例) 以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第4図は本考案の実施例を示す。第4図にお
いて1はブレードホルダーで、同ブレードホルダ
ーに装着したブレード2は、背部を流体圧が供給
されて内圧力が調整可能なチユーブ3により押圧
されて接触圧が制御されるようになつている。ま
たチユーブ3はブレード2の先端部の背部を押圧
する位置に配設されると共に、ブレード2側面の
全面が同ブレード2に接触する曲面形状を有し、
かつブレード2の先端部が僅かな長さ基材に接触
する接触部を形成するように同ブレード2を押圧
するものであつて、ブレード先端方向に先細断面
のチユーブ形状を有するものである。またブレー
ド先端部の微少角α(0〜3゜)は、ブレード線上
(直線上)に有する点Cを中心として回転できる
ブレードホルダー機構によつて変化させ、その値
は設定角βで読み取る装置とする。なお、前記微
少角α(0〜3゜)を有する接触部(接触長)は0
〜8mmとする。 さて各種の速度で走行する塗工液を有する紙
に、ブレード先端部を接触させてブレード先端の
曲線を形成させる。ここで走行すると紙とブレー
ド間で塗工液による圧力が生じ、ブレード側に押
上げ圧力が生じる。この圧力に対応する力をチユ
ーブ3の内圧で補つた後、ブレードホルダー1の
設定角変化によつて、ブレード2の先端部の微少
角αを変え、目標の塗工膜厚に制御する。第1表
に各種の試験条件と塗工膜厚の関係を示し、第1
表の例:3の条件でチユーブ圧を変化させた場合
のブレード設定角度と塗工膜厚との関係を第5図
に示す。 (本考案の特有の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、ブレード剛性による反力を使用せず、一
定厚みのブレードで広範囲な塗工膜厚制御が可能
となる。また本考案は低速及び高速塗工域におい
て塗工膜厚が増加できると共に、ブレード刃先摩
耗による塗工面質の変化が少なくなり、かつ摩耗
に対し先端部角度修正が容易である。更に高平滑
な紙に対しても異物等によるスジが少なく、かつ
塗工膜厚の増加が容易である。また外乱要因(ブ
レード刃先精度、熱変形、バツキングロールの表
面性等)の影響による塗工不安定現象が大巾に解
消できる等の効果を奏するものである。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブレードコータの1例を示す側
断面図、第2図及び第3図は従来の夫々異なるブ
レード先端部の形状を示す説明図、第4図は本考
案の実施例を示すブレードコータの側断面図、第
5図は本考案におけるブレード設定角度と塗工膜
厚の関係の1例を示す線図である。 図の主要部分の説明、1……ブレードホルダ
ー、2……ブレード、3……チユーブ、α……微
少角、β……設定角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バツキングロールに沿つて走行する塗工液を有
    する基材にブレード2を接触させて塗工膜厚を制
    御すると共に、同ブレード2は背部を流体圧が供
    給されて内圧力が調整可能なチユーブ3により押
    圧されて接触圧が制御されるブレードコータにお
    いて、前記チユーブ3はブレード2の先端部の背
    部を押圧する位置に配設されると共に、ブレード
    押圧側全面が同ブレード2に接触する曲面形状を
    有し、かつブレード2の先端部が僅かな長さ基材
    に接触して接触部を形成するように同ブレード2
    を押圧するものであつて、ブレード先端方向に先
    細断面のチユーブ形状を有することを特徴とする
    ブレードコータ。
JP5345984U 1984-04-13 1984-04-13 ブレ−ドコ−タ Granted JPS60165073U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5345984U JPS60165073U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 ブレ−ドコ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5345984U JPS60165073U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 ブレ−ドコ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60165073U JPS60165073U (ja) 1985-11-01
JPH0334296Y2 true JPH0334296Y2 (ja) 1991-07-19

Family

ID=30574341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5345984U Granted JPS60165073U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 ブレ−ドコ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60165073U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60165073U (ja) 1985-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4445458A (en) Beveled edge metered bead extrusion coating apparatus
US4791881A (en) Gravure coating device
US4076864A (en) Method and apparatus for coating both sides of a moving web
EP0847308B1 (en) Reverse gravure kiss coating system with output roller
JPH0824872B2 (ja) 塗布装置
JPH0334296Y2 (ja)
JPH0262638B2 (ja)
JPS5830365A (ja) 塗膜塗布装置
US3863597A (en) Device for applying a coating layer
JPS61122811U (ja)
JPH0341838Y2 (ja)
JP2518440Y2 (ja) 塗工用ブレード
JPS6335826Y2 (ja)
JP2525839B2 (ja) 塗工装置
JPS634535Y2 (ja)
JPS58195672U (ja) ロ−ルコ−タ用塗布量調節装置
JPS6234624Y2 (ja)
JPS6363158U (ja)
JP2546234Y2 (ja) 鋼板へのコート液の塗布装置
JPS637325Y2 (ja)
JP2578183B2 (ja) 塗工装置
JPS6242764A (ja) フイルム又はシ−トの両面コ−テイング方法
JPS61274765A (ja) 金属ストリツプの塗装膜厚制御方法
JPS62233204A (ja) セラミツクスコ−テイング装置
JPH01151870U (ja)