JPS6335826Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6335826Y2
JPS6335826Y2 JP1983172764U JP17276483U JPS6335826Y2 JP S6335826 Y2 JPS6335826 Y2 JP S6335826Y2 JP 1983172764 U JP1983172764 U JP 1983172764U JP 17276483 U JP17276483 U JP 17276483U JP S6335826 Y2 JPS6335826 Y2 JP S6335826Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
web
coating liquid
smoother
metering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983172764U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6079573U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17276483U priority Critical patent/JPS6079573U/ja
Publication of JPS6079573U publication Critical patent/JPS6079573U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6335826Y2 publication Critical patent/JPS6335826Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 リバースロールコータは塗工液が1〜50000cp
以上もの広い粘度範囲にわたつて使用可能であ
り、有機溶剤系塗工液は言うに及ばず水性塗工液
の塗工用としても優れていることが知られてい
る。
本考案は、かかるリバースロールコータにおい
て、アプリケータロールの平滑な表面に塗工液を
一定量保持させてウエブに転移させるための塗工
液の前計量系に改良を加えたものである。
〔従来の技術〕
この種のリバースロールコータに関する従来技
術として、例えば第4図に示すごとくウエブ4と
該ウエブ4の送り方向Aに対して逆回転するアプ
リケータロール3との接触点Pよりもロール回転
方向上手側位置に、該ロール3の表面3aに接当
作用するドクターブレード10を配置すること
が、特開昭48−25505号公報および同48−25033号
公報に公知である。
そこで使用されているアプリケータロール3は
ロール表面3aに溝等の凹みを有するグラビアロ
ールであり、ドクターブレード10も文字通りロ
ール表面3aに接触して過剰の塗工液aを掻き落
とすものに他ならない。換言すれば、ドクターブ
レード10でロール表面3aの凹み(セル)にの
み塗工液aが残るように掻き落として、ウエブ4
に塗工液aを縞模様(例えば筋目状)に転移塗布
するものである。
しかるに、本考案のアプリケータロール3は、
グラビアロールではなく、そのロール表面3aが
凹みを有しない平滑状であつて、ロール表面3a
に均一な厚みで塗工液aを全面的にのせ、そのま
まウエブ4に塗工液aを転移塗布するリバースロ
ールコータを対象とする。従つて、本考案は上記
の従来例と根本的に対象を異にしている。
別の従来技術として、第5図に示すごとくウエ
ブ4をロール3の平滑表面3aに巻き付けて走行
案内させながら該ウエブ4に本来の塗工量より多
い目に塗工液aを塗布したのち、ウエブ4上の塗
工面に作用する計量ブレード11で規定の塗工量
に調整するロールコータが公知である。例えば、
前出の特開昭48−25505号公報にもひとつの実施
例として類似のものが挙げられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第5図の従来例にみる計量ブレード11は、そ
の先端がウエブ表面と所定の計量間隙gを以て近
接対向しており、この間隙gでウエブ4に対する
最終的な塗工厚を決定している。
しかし、第5図の従来例はウエブ表面に塗工液
を塗布した後に前記ブレード11が作用する後計
量系である。かかる後計量系では、例えば塗工量
が同じであつてもウエブ4の厚みが変わると、そ
の都度ウエブ塗工面とブレード先端との計量間隙
gを変えなければならず、これが大変に面倒であ
り、実用上の最大の問題点となる。また、ロール
3がウエブ4の送り方向Aと同方向に回転してお
り、リバースロールコータの利点が生かされてい
ない。
そこで本考案は、表面3aが平滑なアプリケー
タロール3に供給した塗工液aをウエブ4に全面
的に転移塗布する形態のリバースロールコータに
おいて、塗工液aを該ロール表面3a上で予めウ
エブに塗布すべき所望の塗工量に設定する前計量
系に改良を加え、上記の従来例が持つ諸欠点を解
消するにある。
すなわち本考案の目的は、ウエブ上に形成され
る塗膜の表面平滑化および塗工厚さの均一化を図
るにある。
本考案の他の目的は、ウエブへの塗工液の塗布
厚が同じであるならばウエブの厚みが変わつて
も、計量間隙を再調整し直すまでもなくそのまま
稼働させることのできるリバースロールコータを
得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、第1図に示すごとくウエブ4と該
ウエブ4の送り方向に対して逆回転するアプリケ
ータロール3との接触点Pよりもロール回転方向
上手側位置に、先端8cが該ロール3の平滑な表
面3aに所定の計量間隙gを以て近接対向する計
量用スムーザ8を配置する。この計量用スムーザ
8はその先端8cよりも該ロール3の回転方向上
手側の該ロール表面3aとの対向面が該ロール表
面3aに対して傾斜状の案内面8aに形成されて
おり、該ロール表面3aと該案内面8aとの間に
前記計量間隙gに通じるほぼ三角形状の導入路9
が形成されたものとなつている。
〔考案の作用効果〕
上記の構成からなる本考案によれば、アプリケ
ータロール3に供給された塗工液aはウエブ4に
転移塗布される前に、該ロール表面3a上で計量
用スムーザ8の作用を受ける。すなわち、ロール
表面3a上の塗工液aは一旦スムーザ8でせき止
められたのち、該スムーザ8側の傾斜案内面8a
に案内されて該ロール表面3aとの間の前記導入
路9に導かれ、該スムーザ8の先端8cとロール
表面3aとの間に形成された計量間隙gに到る。
このとき、塗工液aが導入路9でロール表面3a
側にその幅方向の全面にわたつて練り込まれ、ロ
ール表面3aに対する塗工液aの塗工量が徐々に
調整される。この塗工量が計量間隙gで最終的に
決定される。
従つて、スムーザ8で計量されたロール表面3
a上の塗工液aは、その外表面が鏡面となる均平
化された均一な厚みに調整される。その後にロー
ル表面3aからウエブ4に計量後の塗工液aが直
ちに転移塗布されるので、ウエブ4上の塗膜は塗
工液aの流動性に関係なく常に表面が平滑で均一
な厚みを持つものとなる利点を有する。その結
果、水性塗工液でも一切の支障なく用いることが
できることにもなる。
更に、前記ロール表面3aとスムーザ8との間
の計量間隙gを一旦調整したのちは、その後にウ
エブ4の厚みが異なろうとも、ウエブ4に対する
塗工液aの塗布厚が一定である限り、前記間隙g
を再調整する必要がない。従つて、ウエブ4の厚
みが頻繁に変わる場合に、面倒な間隙調整をせず
とも済み、作業能率の向上に極めて有利である。
〔実施例 1〕 第1図および第2図は本考案の第1実施例とし
て代表的な3本リバースロールコータを示してい
る。
第2図において、このリバースロールコータは
パン1内の水性塗工液aに一部が浸漬して矢印方
向に回転するピツクアツプロール2と、該ロール
2に接して矢印方向に逆回転するアプリケータロ
ール3と、該ロール3にウエブ4をはさんで圧接
して矢印方向に逆回転する弾性バツクアツプロー
ル5とからなる。バツクアツプロール5は該ロー
ル5の表面速度とウエブ4の表面速度とが同じ
で、ウエブ4の送り方向Aに沿うよう回転駆動さ
れている。従つて、アプリケータロール3はバツ
クアツプロール5の回転方向(つまりウエブ4の
送り方向A)と逆向きに回転しており、アプリケ
ータロール3とピツクアツプロール2とは必要に
応じてバツクアツプロール5とは異なる速度比で
回転する。パン1内の塗工液aはピツクアツプロ
ール2の表面にすくい取られてエツジドクタ6で
掻き取られたのちアプリケータロール3の平滑な
表面3aに移り、続いてウエブ4に転移塗布され
る。
かかるリバースロールコータにおいて、本考案
ではアプリケータロール3のウエブ4(バツクア
ツプロール5)との接触点Pと、ピツクアツプロ
ール2との接触点P′との間に、該アプリケータロ
ール3の平滑な表面3aに先端が所定の計量間隙
gを以て近接対向する計量用スムーザ8を配置し
たものである。
第1図において、スムーザ8はアプリケータロ
ール3に対して計量間隙gが変更調節可能に固定
される。スムーザ8の先端部は該ロール3の回転
方向上手側の該ロール表面3aとの対向面が該ロ
ール表面3aに対して傾斜状の案内面8aに、下
手側の面が凹曲状の逃がし面8bにそれぞれ形成
され、両面8a,8bの交わる先端8cが尖鋭に
形成されている。
そして、ロール表面3aに対してスムーザ8の
先端8cが計量間隙gを以て近接対向し、ロール
表面3aと前記案内面8aとの間に、該間隙gに
通じる略三角形状の導入路9が形成されている。
しかるときは、アプリケータロール3に供給さ
れた塗工液aはロール表面3a上でスムーザ8に
て一旦せき止められる。そして、せき止められた
塗工液aはスムーザ8側の案内面8aに案内され
て前記導入路9に導かれたのち、計量間隙gに到
る。このとき、塗工液aが導入路9でロール表面
3a側にその幅方向の全面にわたつてくさび状に
練り込まれ、ロール表面3aに対する塗工液aの
塗工量が徐々に調整される。この塗工量は計量間
隙gで最終的に決定される。かくして、スムーザ
8で計量されたロール表面3a上の塗工液aは塗
工面が鏡面状を呈する均一な厚みとなり、そのま
まウエブ4に転移塗布されて行く。従つて、塗工
液aの流動性に関係なくウエブ4上の塗膜は表面
が平滑で、厚みが均一なものとなる。また、スム
ーザ8の尖鋭な先端8cとこれに続く逃がし面8
bとで計量間隙gを通過した塗工液aは糸引き現
象を生じることなくスムーザ8から切れる。
〔実施例 2〕 第3図は本考案をキスリバースロールコータに
適用した第2実施例を示しており、これではアプ
リケータロール3がパン1内の塗工液aに浸漬し
てウエブ4の送り方向Aとは逆向きに回転駆動さ
れており、該ロール3とウエブ4との接触点Pよ
りもロール回転方向の上手側位置に前記スムーザ
8が計量間隙gを設けて配設されたものとなつて
いる。これにても第1実施例と同様に作用する。
〔その他の変形例〕
本考案の代表的な実施例は以上の通りである
が、対象のリバースロールコータはこれらに限ら
れない。例えば、4本リバースロールコータ、フ
アウンテンリバースロールコータなどにも広く適
用できる。また、第1実施例においてピツクアツ
プロール2とアプリケータロール3とが順転する
形態であつてもよい。また、ピツクアツプロール
2がパン1内の塗工液aに浸漬しないメタリング
ロールであつて塗工液aを該メタリングロールか
らアプリケータロール3に練り込んで供給する形
態も当然に予想するところである。その他、スム
ーザ8が基本的にロール形状をなしており、該ス
ムーザ8と前記ロール表面3aとの間に前述の計
量間隙gや導入路9を形成したものであつてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例とし
て挙げた3本リバースロールコータを示してお
り、第1図は要部の縦断正面図、第2図は全体の
概略正面図である。第3図は本考案の第2実施例
として挙げたキスリバースロールコータを示す概
略正面図である。第4図は従来の代表的なリバー
スロールコータを示す概略正面図である。第5図
は更に別の従来例を示すロールコータの概略正面
図である。 3……アプリケータロール、3a……アプリケ
ータロールの表面、4……ウエブ、8……スムー
ザ、8a……スムーザの案内面、8b……スムー
ザの逃がし面、8c……スムーザの先端、9……
導入路、P……アプリケータロールとウエブとの
接触点、a……塗工液、g……計量間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 塗工液aを塗布するリバースロールコータにお
    いて、 ウエブ4と該ウエブ4の送り方向に対して逆回
    転するアプリケータロール3との接触点Pよりも
    ロール回転方向上手側位置に、先端8cが該アプ
    リケータロール3の平滑な表面3aに計量間隙g
    を以て近接対向する計量用スムーザ8が配置され
    ており、 計量用スムーザ8はその先端8cよりも該ロー
    ル3の回転方向上手側の該ロール表面3aとの対
    向面が該ロール表面3aに対して傾斜状の案内面
    8aに形成されており、 該ロール表面3aと該案内面8aとの間に、前
    記計量間隙gに通じるほぼ三角形状の導入路9が
    形成されていることを特徴とするリバースロール
    コータ。
JP17276483U 1983-11-07 1983-11-07 リバ−スロ−ルコ−タ Granted JPS6079573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17276483U JPS6079573U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 リバ−スロ−ルコ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17276483U JPS6079573U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 リバ−スロ−ルコ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6079573U JPS6079573U (ja) 1985-06-03
JPS6335826Y2 true JPS6335826Y2 (ja) 1988-09-22

Family

ID=30376510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17276483U Granted JPS6079573U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 リバ−スロ−ルコ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6079573U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4457245B2 (ja) * 1999-01-14 2010-04-28 Nokクリューバー株式会社 被覆層成形機
KR20000058336A (ko) * 2000-04-24 2000-10-05 이재특 실리콘 이형제의 무용제 코팅방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4825033A (ja) * 1972-07-12 1973-04-02
JPS4825505A (ja) * 1971-08-02 1973-04-03

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4825505A (ja) * 1971-08-02 1973-04-03
JPS4825033A (ja) * 1972-07-12 1973-04-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6079573U (ja) 1985-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4791881A (en) Gravure coating device
EP0757595B1 (en) Combination roll and die coating method and apparatus with improved die lip
US5759274A (en) Die coating apparatus with surface covering
EP0769368A2 (en) Apparatus and method for applying a viscous liquid to a material surface
JP2766008B2 (ja) インキ装置
EP0385640B1 (en) Process for applying microcapsule-containing compositions to paper
US3424126A (en) Air-knife coater
JPS6335826Y2 (ja)
JPH09511682A (ja) ロールおよびダイ塗布方法および装置
EP0776521B1 (en) Differential-speed gravure coating apparatus of magnetizable layers in the manufacture of magnetic recording media
JPH03293054A (ja) 塗布装置
CA1264615A (en) Blade coater
WO1991015306A1 (en) Process for two-faced coating of a travelling web
JP3300801B2 (ja) リバースロールコータ
JPH0335420Y2 (ja)
JPS6310838Y2 (ja)
EP0403845A3 (en) Coating apparatus
JP4397071B2 (ja) 塗工装置用ロッド
JPS62256656A (ja) 印刷物ニス塗布装置
Pasquale III Coating Machinery and Techniques—A Review
JP3104564B2 (ja) 塗布装置
JPS6227406Y2 (ja)
JP3991226B2 (ja) 塗工装置
JP2004188331A (ja) キス型リバースロールコーター
JPH10128204A (ja) ロール塗工装置