JPH0334064Y2 - - Google Patents
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- JPH0334064Y2 JPH0334064Y2 JP12733685U JP12733685U JPH0334064Y2 JP H0334064 Y2 JPH0334064 Y2 JP H0334064Y2 JP 12733685 U JP12733685 U JP 12733685U JP 12733685 U JP12733685 U JP 12733685U JP H0334064 Y2 JPH0334064 Y2 JP H0334064Y2
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- electrodes
- electrode
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- conductive particles
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Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は2つの部材の電極を異方導電性接着
剤によつて接続する電極接続構造に関するもので
ある。
剤によつて接続する電極接続構造に関するもので
ある。
2つの部材例えば集積回路チツプ等の電子部品
と配線基板との電極を互いに接続する電極接続構
造として、2つの部材の電極を異方導電性接着剤
によつて接続する構造がある。
と配線基板との電極を互いに接続する電極接続構
造として、2つの部材の電極を異方導電性接着剤
によつて接続する構造がある。
第3図および第4図は2つの部材の電極を異方
導電性接着剤によつて接続する従来の電極接続構
造を示したもので、ここでは集積回路チツプと配
線基板との電極接続構造を示している。
導電性接着剤によつて接続する従来の電極接続構
造を示したもので、ここでは集積回路チツプと配
線基板との電極接続構造を示している。
この電極接続構造を説明すると、第3図におい
て、1は主面に多数の電極2,2を配列形成した
集積回路チツプ、3は配線基板であり、配線基板
3面には、集積回路チツプ1の各電極2,2と対
応する多数のチツプ接続電極4,4が配列形成さ
れている。5は異方導電性接着剤であり、この異
方導電性接着剤5は周知のように、例えばホツト
メルト型(熱再活性型)の絶縁性接着剤6中に、
多数の導電性粒子(半田粒子やカーボン粒子等)
7,7を混入したものである。そして、集積回路
チツプ1は、異方導電性接着剤5の絶縁性接着剤
6によつて配線基板3には接着されており、集積
回路チツプ1の各電極2,2は、異方導電性接着
剤5中の導電性粒子7,7を介して配線基板3面
の各電極4,4と導通接続されている。
て、1は主面に多数の電極2,2を配列形成した
集積回路チツプ、3は配線基板であり、配線基板
3面には、集積回路チツプ1の各電極2,2と対
応する多数のチツプ接続電極4,4が配列形成さ
れている。5は異方導電性接着剤であり、この異
方導電性接着剤5は周知のように、例えばホツト
メルト型(熱再活性型)の絶縁性接着剤6中に、
多数の導電性粒子(半田粒子やカーボン粒子等)
7,7を混入したものである。そして、集積回路
チツプ1は、異方導電性接着剤5の絶縁性接着剤
6によつて配線基板3には接着されており、集積
回路チツプ1の各電極2,2は、異方導電性接着
剤5中の導電性粒子7,7を介して配線基板3面
の各電極4,4と導通接続されている。
第4図は上記異方導電性接着剤5による電極の
接続方法を示したもので、この電極の接続は、あ
らあじめシート状に成形しておいた異方導電性接
着剤5を配線基板3の電極配列部上に配置し、そ
の上に集積回路チツプ1をその各電極2,2を配
線基板3面の各電極4,4と対向させて配置し
て、その上から加熱加圧することによつて行われ
る。このように配線基板3上に異方導電性接着剤
5を介して集積回路チツプ1を重ねた状態で加熱
加圧すると、異方導電性接着剤5の導電性接着剤
6が加熱により溶融されて加圧力により対向する
電極2,4間から押出され、集積回路チツプ1の
電極2,2と配線基板3面の電極4、4とが導電
性粒子7,7を介して導通接続される。
接続方法を示したもので、この電極の接続は、あ
らあじめシート状に成形しておいた異方導電性接
着剤5を配線基板3の電極配列部上に配置し、そ
の上に集積回路チツプ1をその各電極2,2を配
線基板3面の各電極4,4と対向させて配置し
て、その上から加熱加圧することによつて行われ
る。このように配線基板3上に異方導電性接着剤
5を介して集積回路チツプ1を重ねた状態で加熱
加圧すると、異方導電性接着剤5の導電性接着剤
6が加熱により溶融されて加圧力により対向する
電極2,4間から押出され、集積回路チツプ1の
電極2,2と配線基板3面の電極4、4とが導電
性粒子7,7を介して導通接続される。
すなわち、前記異方導電性接着剤は、加圧され
た部分のみが厚さ方向に導電性を呈するもので、
この異方導電性接着剤を用いれば、半田付け等に
よつて2つの部材の電極を個々に接続する構造に
比べて、簡単にかつ能率的に2つの部材の電極を
接続することができる。
た部分のみが厚さ方向に導電性を呈するもので、
この異方導電性接着剤を用いれば、半田付け等に
よつて2つの部材の電極を個々に接続する構造に
比べて、簡単にかつ能率的に2つの部材の電極を
接続することができる。
しかしながら、上記異方導電性接着剤によつて
2つの部材の電極を接続する電極接続構造は、異
方導電性接着剤中の導電性粒子の密度や、導電性
粒子の分布のばらつきによつて、導通不良を生じ
たり、隣接する電極間に短絡が発生したりするこ
とがあるという問題をもつていた。
2つの部材の電極を接続する電極接続構造は、異
方導電性接着剤中の導電性粒子の密度や、導電性
粒子の分布のばらつきによつて、導通不良を生じ
たり、隣接する電極間に短絡が発生したりするこ
とがあるという問題をもつていた。
すなわち、上記異方導電性接着剤によつて2つ
の部材の電極を接続する場合、異方導電性接着剤
中の導電性粒子の密度が大きいと、隣接する電極
間において横方向に並んでいる導電性粒子同志が
接触して隣接する電極を短絡させてしまうから、
隣接する電極の短絡を防ぐには導電性粒子の密度
をある程度小さくして導電性粒子同志が接触し合
わないようにする必要があるが、導電性粒子の密
度を小さくすると、2つの部材の電極間に介在さ
れる導電性粒子の数も少なくなつてしまうため
に、2つの部材の電極を十分な導通性をもつて接
続することができなくなる。また、異方導電性接
着剤中の導電性粒子の分布は、必ずしも均一では
なく、ある程度のばらつきがあるが、このように
導電性粒子の分布がばらついていると、導電性粒
子の密度が大きい部分が電極上にきた場合はよい
が、導電性粒子の密度が大きい部分が隣接する電
極間にきた場合には隣接する電極の短絡を発生さ
せてしまう危険があるし、また導電性粒子の密度
が小さい部分が電極上にきた場合には、2つの部
材の電極間に介在される導電性粒子の数が極端に
少なくなつて場合によつては導通がとれなくなる
ことがある。
の部材の電極を接続する場合、異方導電性接着剤
中の導電性粒子の密度が大きいと、隣接する電極
間において横方向に並んでいる導電性粒子同志が
接触して隣接する電極を短絡させてしまうから、
隣接する電極の短絡を防ぐには導電性粒子の密度
をある程度小さくして導電性粒子同志が接触し合
わないようにする必要があるが、導電性粒子の密
度を小さくすると、2つの部材の電極間に介在さ
れる導電性粒子の数も少なくなつてしまうため
に、2つの部材の電極を十分な導通性をもつて接
続することができなくなる。また、異方導電性接
着剤中の導電性粒子の分布は、必ずしも均一では
なく、ある程度のばらつきがあるが、このように
導電性粒子の分布がばらついていると、導電性粒
子の密度が大きい部分が電極上にきた場合はよい
が、導電性粒子の密度が大きい部分が隣接する電
極間にきた場合には隣接する電極の短絡を発生さ
せてしまう危険があるし、また導電性粒子の密度
が小さい部分が電極上にきた場合には、2つの部
材の電極間に介在される導電性粒子の数が極端に
少なくなつて場合によつては導通がとれなくなる
ことがある。
この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、異
方導電性接着剤によつて2つの部材の電極を接続
するものでありながら、異方導電性接着剤中の導
電性粒子の密度や導電性粒子の分布のばらつきに
影響されることなく2つの部材の電極を確実に導
通接続するとともに隣接する電極間の短絡も確実
に防ぐことができる電極接続構造を提供すること
にある。
れたものであつて、その目的とするところは、異
方導電性接着剤によつて2つの部材の電極を接続
するものでありながら、異方導電性接着剤中の導
電性粒子の密度や導電性粒子の分布のばらつきに
影響されることなく2つの部材の電極を確実に導
通接続するとともに隣接する電極間の短絡も確実
に防ぐことができる電極接続構造を提供すること
にある。
すなわち、この考案は、第1の部材に形成され
た電極と、第2の部材に前記第1の部材の電極と
対応させて形成された電極とを異方導電性接着剤
によつて接続する電極接続構造において、少なく
とも一方の部材の電極を磁性電極とするととも
に、前記両部材の電極を、絶縁性接着剤中に磁性
を有する導電性粒子を混入させた異方導電性接着
剤によつて接続したことを特徴とするものあり、
前記磁性電極または異方導電性接着剤中の磁性導
電性粒子の一方もしくは両方を磁化して、両部材
の電極の接続時に異方導電性接着剤中の導電性粒
子を前記磁性電極に磁気吸着させれば、異方導電
性接着剤中の導電性粒子を磁性電極に集合させて
電極上の導電性粒子数を多くするとともに隣接す
る電極間の導電性粒子数を少なくすることができ
るから、異方導電性接着剤中の導電性粒子の密度
や導電性粒子の分布のばらつきに影響されること
なく2つの部材の電極を確実に導通接続するとと
もに隣接する電極間の短絡も確実に防ぐことがで
きる。
た電極と、第2の部材に前記第1の部材の電極と
対応させて形成された電極とを異方導電性接着剤
によつて接続する電極接続構造において、少なく
とも一方の部材の電極を磁性電極とするととも
に、前記両部材の電極を、絶縁性接着剤中に磁性
を有する導電性粒子を混入させた異方導電性接着
剤によつて接続したことを特徴とするものあり、
前記磁性電極または異方導電性接着剤中の磁性導
電性粒子の一方もしくは両方を磁化して、両部材
の電極の接続時に異方導電性接着剤中の導電性粒
子を前記磁性電極に磁気吸着させれば、異方導電
性接着剤中の導電性粒子を磁性電極に集合させて
電極上の導電性粒子数を多くするとともに隣接す
る電極間の導電性粒子数を少なくすることができ
るから、異方導電性接着剤中の導電性粒子の密度
や導電性粒子の分布のばらつきに影響されること
なく2つの部材の電極を確実に導通接続するとと
もに隣接する電極間の短絡も確実に防ぐことがで
きる。
以下、この考案の一実施例を、集積回路チツプ
と配線基板との電極の接続構造を例にとつて図面
を参照し説明する。
と配線基板との電極の接続構造を例にとつて図面
を参照し説明する。
第1図において、11は主面に多数の電極1
2,12を配列形成した集積回路チツプ、13は
配線基板であり、配線基板13面には、集積回路
チツプ11の各電極12,12と対応する多数の
チツプ接続電極14,14が配列形成されてい
る。この配線基板13面の各電極14,14は、
それぞれ、配線基板13面に形成した導電層14
aの上に導電性をもつ磁性体層14bを形成した
磁性電極とされている。なお、前記磁性体層14
b,14bは、鉄、ニツケル、またはアモルフア
ス磁性体等からなつている。
2,12を配列形成した集積回路チツプ、13は
配線基板であり、配線基板13面には、集積回路
チツプ11の各電極12,12と対応する多数の
チツプ接続電極14,14が配列形成されてい
る。この配線基板13面の各電極14,14は、
それぞれ、配線基板13面に形成した導電層14
aの上に導電性をもつ磁性体層14bを形成した
磁性電極とされている。なお、前記磁性体層14
b,14bは、鉄、ニツケル、またはアモルフア
ス磁性体等からなつている。
また、15は異方導電性接着剤であり、この異
方導電性接着剤15は、ホツトメルト型の絶縁性
接着剤16中に、磁性を有する多数の導電性粒子
(鉄またはニツケル粒子等)17,17を混入し
たものである。
方導電性接着剤15は、ホツトメルト型の絶縁性
接着剤16中に、磁性を有する多数の導電性粒子
(鉄またはニツケル粒子等)17,17を混入し
たものである。
そして、集積回路チツプ11は、異方導電性接
着剤15の絶縁性接着剤16によつて配線基板1
3に接着されており、集積回路チツプ11の各電
極12,12は、異方導電性接着剤15中の導電
性粒子17,17を介して配線基板13面の各磁
性電極14,14と導通接続されている。また、
異方導電性接着剤15中の導電性粒子17,17
は、配線基板13面の各磁性電極14と集積回路
チツプ11の各電極12との間に集中しており、
隣接する電極間には極く少量が分散しているだけ
である。
着剤15の絶縁性接着剤16によつて配線基板1
3に接着されており、集積回路チツプ11の各電
極12,12は、異方導電性接着剤15中の導電
性粒子17,17を介して配線基板13面の各磁
性電極14,14と導通接続されている。また、
異方導電性接着剤15中の導電性粒子17,17
は、配線基板13面の各磁性電極14と集積回路
チツプ11の各電極12との間に集中しており、
隣接する電極間には極く少量が分散しているだけ
である。
なお、第1図において、18は配線基板13に
対して集積回路チツプ11を固定する封止樹脂で
あり、この封止樹脂18による集積回路チツプ1
1の固定は必要に応じて採用される。
対して集積回路チツプ11を固定する封止樹脂で
あり、この封止樹脂18による集積回路チツプ1
1の固定は必要に応じて採用される。
第2図は上記異方導電性接着剤15による電極
の接続方法を示したもので、この電極の接続は次
のようにして行われる。
の接続方法を示したもので、この電極の接続は次
のようにして行われる。
まず、配線基板13面の各磁性電極14,14
に外部から磁界をかけてこの電極14,14の導
電層14a,14a上に形成されている磁性体層
14b,14bを磁化させ、この磁性電極14,
14を磁石化する。この後、第2図aに示すよう
にあらあじめシート状に成形しておいた異方導電
性接着剤15を配線基板13の電極配列部上に配
置し、次いで第2図bに示すように異方導電性接
着剤15の上に集積回路チツプ11をその各電極
12,12を配線基板13面の各電極14,14
と対向させて配置して、その上にボンデイングツ
ール19を当接させてこのボンデイングツール1
9により集積回路チツプ11の上から異方導電性
接着剤15を加熱する。このように異方導電性接
着剤15を加熱すると、異方導電性接着剤15の
導電性接着剤16が加熱により溶融されて異方導
電性接着剤15中の導電性粒子17,17が導電
性接着剤16中を移動できるようになり、そのた
めに、磁性をもつている導電性粒子17,17
が、配線基板13面の磁石化されている磁性電極
14,14の磁力で引かれて各磁性電極14,1
4の表面に第2図bに示すように集合する。この
場合、異方導電性接着剤15中の導電性粒子1
7,17のうち、磁性電極14,14から遠く離
れた位置にある導電性粒子17,17は、磁性電
極14,14の磁気で吸引されずにその位置に留
まるが、磁性電極14,14の周囲に分散してい
る導電性粒子17,17のほとんどは磁性電極1
4,14に磁気吸着されるから、各磁性電極1
4,14上に大部分の導電性粒子17,17を集
めるとともに隣接する電極14,14間の導電性
粒子数を少なくすることができる。
に外部から磁界をかけてこの電極14,14の導
電層14a,14a上に形成されている磁性体層
14b,14bを磁化させ、この磁性電極14,
14を磁石化する。この後、第2図aに示すよう
にあらあじめシート状に成形しておいた異方導電
性接着剤15を配線基板13の電極配列部上に配
置し、次いで第2図bに示すように異方導電性接
着剤15の上に集積回路チツプ11をその各電極
12,12を配線基板13面の各電極14,14
と対向させて配置して、その上にボンデイングツ
ール19を当接させてこのボンデイングツール1
9により集積回路チツプ11の上から異方導電性
接着剤15を加熱する。このように異方導電性接
着剤15を加熱すると、異方導電性接着剤15の
導電性接着剤16が加熱により溶融されて異方導
電性接着剤15中の導電性粒子17,17が導電
性接着剤16中を移動できるようになり、そのた
めに、磁性をもつている導電性粒子17,17
が、配線基板13面の磁石化されている磁性電極
14,14の磁力で引かれて各磁性電極14,1
4の表面に第2図bに示すように集合する。この
場合、異方導電性接着剤15中の導電性粒子1
7,17のうち、磁性電極14,14から遠く離
れた位置にある導電性粒子17,17は、磁性電
極14,14の磁気で吸引されずにその位置に留
まるが、磁性電極14,14の周囲に分散してい
る導電性粒子17,17のほとんどは磁性電極1
4,14に磁気吸着されるから、各磁性電極1
4,14上に大部分の導電性粒子17,17を集
めるとともに隣接する電極14,14間の導電性
粒子数を少なくすることができる。
この後は、第2図cに示すように前記ボンデイ
ングツール19に加圧力を加えて集積回路チツプ
11を配線基板13側に加圧してやればよく、こ
のように集積回路チツプ11を配線基板13側に
加圧すると、溶融されている導電性接着剤16が
加圧力により対向している電極12,14間から
押出され、集積回路チツプ11の各電極12,1
2と配線基板13面の各電極14、14とが導電
性粒子17,17を介して導通接続される。な
お、従来の電極接続構造では、溶融された導電性
接着剤が加圧力により対向している電極間から押
出されるときに、電極間の導電性粒子も導電性接
着剤とともに電極間から押出されて電極間の導電
性粒子数がさらに少なくなるおそれがあつたが、
この実施例では導電性粒子17,17が磁性電極
14,14の磁気吸着されているために、電極1
2,14間の導電性粒子17,17が導電性接着
剤16とともに電極間から押出されて電極間の導
電性粒子数が減少することはない。
ングツール19に加圧力を加えて集積回路チツプ
11を配線基板13側に加圧してやればよく、こ
のように集積回路チツプ11を配線基板13側に
加圧すると、溶融されている導電性接着剤16が
加圧力により対向している電極12,14間から
押出され、集積回路チツプ11の各電極12,1
2と配線基板13面の各電極14、14とが導電
性粒子17,17を介して導通接続される。な
お、従来の電極接続構造では、溶融された導電性
接着剤が加圧力により対向している電極間から押
出されるときに、電極間の導電性粒子も導電性接
着剤とともに電極間から押出されて電極間の導電
性粒子数がさらに少なくなるおそれがあつたが、
この実施例では導電性粒子17,17が磁性電極
14,14の磁気吸着されているために、電極1
2,14間の導電性粒子17,17が導電性接着
剤16とともに電極間から押出されて電極間の導
電性粒子数が減少することはない。
なお、封止樹脂18による集積回路チツプ11
の固定は、集積回路チツプ11の各電極12,1
2を配線基板13面の各電極14,14と接続し
た後に行なえばよく、このように封止樹脂18に
よつて集積回路チツプ11を配線基板13に固定
すれば、集積回路チツプ11と配線基板13との
各電極12,14の接続状態を確実に保持するこ
とができる。また、前記磁性電極14,14は、
磁性体層14bの磁性が弱ければ自然に消磁する
し、磁性体層14bの磁性が強ければ磁気をもつ
たままとなるが、この電極14,14が磁気をも
つていても別に問題はないから、磁性電極14,
14の磁気を消磁させる必要はない。
の固定は、集積回路チツプ11の各電極12,1
2を配線基板13面の各電極14,14と接続し
た後に行なえばよく、このように封止樹脂18に
よつて集積回路チツプ11を配線基板13に固定
すれば、集積回路チツプ11と配線基板13との
各電極12,14の接続状態を確実に保持するこ
とができる。また、前記磁性電極14,14は、
磁性体層14bの磁性が弱ければ自然に消磁する
し、磁性体層14bの磁性が強ければ磁気をもつ
たままとなるが、この電極14,14が磁気をも
つていても別に問題はないから、磁性電極14,
14の磁気を消磁させる必要はない。
すなわち、この電極接続構造は、上記のよう
に、配線基板13面の各電極14,14を磁性電
極とするとともに、集積回路チツプ11の各電極
12,12と前記配線基板13面の電極14,1
4を、絶縁性接着剤16中に磁性を有する導電性
粒子17,17を混入させた異方導電性接着剤1
5によつて接続したものであり、前記配線基板1
3面の各磁性電極14,14を磁化して、集積回
路チツプ11と配線基板13との電極12,14
の接続時に異方導電性接着剤15中の導電性粒子
17,17を配線基板13面の磁性電極14,1
4に磁気吸着させれば、異方導電性接着剤15中
の導電性粒子17,17を磁性電極14,14に
集合させて電極上の導電性粒子数を多くするとと
もに隣接する電極間の導電性粒子数を少なくする
ことができるから、異方導電性接着剤15中の導
電性粒子17,17の密度や導電性粒子17,1
7の分布のばらつきに影響されることなく集積回
路チツプ11と配線基板13との電極12,14
を確実に導通接続するとともに隣接する電極間の
短絡も確実に防ぐことができる。従つて、この電
極接続構造を採用すれば、電極の接続の歩留を向
上させることができるし、また、接続集積回路チ
ツプ11の電極12,12のピツチが小さくて
も、集積回路チツプ11の各電極12,12を配
線基板13面の各電極14,14に確実にかつ隣
接する電極間に短絡を生じさせることなく接続す
ることができるから、集積回路チツプ11の高集
積化も可能になる。
に、配線基板13面の各電極14,14を磁性電
極とするとともに、集積回路チツプ11の各電極
12,12と前記配線基板13面の電極14,1
4を、絶縁性接着剤16中に磁性を有する導電性
粒子17,17を混入させた異方導電性接着剤1
5によつて接続したものであり、前記配線基板1
3面の各磁性電極14,14を磁化して、集積回
路チツプ11と配線基板13との電極12,14
の接続時に異方導電性接着剤15中の導電性粒子
17,17を配線基板13面の磁性電極14,1
4に磁気吸着させれば、異方導電性接着剤15中
の導電性粒子17,17を磁性電極14,14に
集合させて電極上の導電性粒子数を多くするとと
もに隣接する電極間の導電性粒子数を少なくする
ことができるから、異方導電性接着剤15中の導
電性粒子17,17の密度や導電性粒子17,1
7の分布のばらつきに影響されることなく集積回
路チツプ11と配線基板13との電極12,14
を確実に導通接続するとともに隣接する電極間の
短絡も確実に防ぐことができる。従つて、この電
極接続構造を採用すれば、電極の接続の歩留を向
上させることができるし、また、接続集積回路チ
ツプ11の電極12,12のピツチが小さくて
も、集積回路チツプ11の各電極12,12を配
線基板13面の各電極14,14に確実にかつ隣
接する電極間に短絡を生じさせることなく接続す
ることができるから、集積回路チツプ11の高集
積化も可能になる。
なお、上記実施例では配線基板13面の磁性電
極14,14を集積回路チツプ11の電極接続前
に磁化させているが、この磁性電極14、14は
永久磁石としておいてもよいし、また電極接続時
に異方導電性接着剤15を加熱しながら磁性電極
14,14を磁化させるようにしてもよい。ま
た、上記実施例では、配線基板13面の電極1
4,14を磁性電極としているが、その代わりに
集積回路チツプ11の電極12,12を磁性電極
としても、また集積回路チツプ11の電極12,
12と配線基板13面の電極14,14との両方
を磁性電極としてもよいし、また磁気電極は、電
極全体を磁性体で形成したものとしてもよい。さ
らに、上記実施例では、磁性電極を磁化させてい
るが、磁性電極を磁化させる代わりに異方導電性
接着剤15中の磁性導電性粒子17,17を磁化
させても、また磁性電極と磁性導電性粒子17,
17との両方を磁化させてもよく、磁性導電性粒
子17,17を磁化させる場合は導電性粒子1
7,17を永久磁石としてもよい。また、上記実
施例では、異方導電性接着剤15としてあらかじ
めシート状に成形したものを用いているが、この
異方導電性接着剤15は配線基板13または集積
回路チツプ11の電極形成面に塗布してもよく、
また異方導電性接着剤15の絶縁性接着剤16
は、ホツトメルト型に限らず、熱硬化型接着剤や
常温硬化型接着剤を用いてもよい。
極14,14を集積回路チツプ11の電極接続前
に磁化させているが、この磁性電極14、14は
永久磁石としておいてもよいし、また電極接続時
に異方導電性接着剤15を加熱しながら磁性電極
14,14を磁化させるようにしてもよい。ま
た、上記実施例では、配線基板13面の電極1
4,14を磁性電極としているが、その代わりに
集積回路チツプ11の電極12,12を磁性電極
としても、また集積回路チツプ11の電極12,
12と配線基板13面の電極14,14との両方
を磁性電極としてもよいし、また磁気電極は、電
極全体を磁性体で形成したものとしてもよい。さ
らに、上記実施例では、磁性電極を磁化させてい
るが、磁性電極を磁化させる代わりに異方導電性
接着剤15中の磁性導電性粒子17,17を磁化
させても、また磁性電極と磁性導電性粒子17,
17との両方を磁化させてもよく、磁性導電性粒
子17,17を磁化させる場合は導電性粒子1
7,17を永久磁石としてもよい。また、上記実
施例では、異方導電性接着剤15としてあらかじ
めシート状に成形したものを用いているが、この
異方導電性接着剤15は配線基板13または集積
回路チツプ11の電極形成面に塗布してもよく、
また異方導電性接着剤15の絶縁性接着剤16
は、ホツトメルト型に限らず、熱硬化型接着剤や
常温硬化型接着剤を用いてもよい。
なお、上記実施例では集積回路チツプ11と配
線基板13との電極の接続について説明したが、
この考案は、例えば液晶表示パネルと配線基板と
の電極の接続や、配線基板同志の電極の接続な
ど、2つの部材の電極の接続に広く適用できるこ
とはもちろんである。
線基板13との電極の接続について説明したが、
この考案は、例えば液晶表示パネルと配線基板と
の電極の接続や、配線基板同志の電極の接続な
ど、2つの部材の電極の接続に広く適用できるこ
とはもちろんである。
この考案によれば、異方導電性接着剤中の導電
性粒子を電極に集合させて電極上の導電性粒子数
を多くするとともに隣接する電極間の導電性粒子
数を少なくすることができるから、異方導電性接
着剤中の導電性粒子の密度や導電性粒子の分布の
ばらつきに影響されることなく2つの部材の電極
を確実に導通接続するとともに隣接する電極間の
短絡も確実に防ぐことができる。
性粒子を電極に集合させて電極上の導電性粒子数
を多くするとともに隣接する電極間の導電性粒子
数を少なくすることができるから、異方導電性接
着剤中の導電性粒子の密度や導電性粒子の分布の
ばらつきに影響されることなく2つの部材の電極
を確実に導通接続するとともに隣接する電極間の
短絡も確実に防ぐことができる。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
したもので、第1図は集積回路チツプと配線基板
との電極を接続した状態の断面図、第2図は電極
接続方法を工程順に示す断面図である。第3図お
よび第4図は従来の電極接続構造を示したもの
で、第3図は集積回路チツプと配線基板との電極
を接続した状態の断面図、第4図は電極接続方法
を示す断面図である。 11……集積回路チツプ、12……電極、13
……配線基板、14……磁性電極、14a……導
電層、14b……磁性体層、15……異方導電性
接着剤、16……絶縁性接着剤、17……導電性
粒子。
したもので、第1図は集積回路チツプと配線基板
との電極を接続した状態の断面図、第2図は電極
接続方法を工程順に示す断面図である。第3図お
よび第4図は従来の電極接続構造を示したもの
で、第3図は集積回路チツプと配線基板との電極
を接続した状態の断面図、第4図は電極接続方法
を示す断面図である。 11……集積回路チツプ、12……電極、13
……配線基板、14……磁性電極、14a……導
電層、14b……磁性体層、15……異方導電性
接着剤、16……絶縁性接着剤、17……導電性
粒子。
Claims (1)
- 第1の部材に形成された電極と、第2の部材に
前記第1の部材の電極と対応させて形成された電
極とを異方導電性接着剤によつて接続する電極接
続構造において、少なくとも一方の部材の電極を
磁性電極とするとともに、前記両部材の電極を、
絶縁性接着剤中に磁性を有する導電性粒子を混入
させた異方導電性接着剤によつて接続したことを
特徴とする電極接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12733685U JPH0334064Y2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12733685U JPH0334064Y2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6234773U JPS6234773U (ja) | 1987-02-28 |
JPH0334064Y2 true JPH0334064Y2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=31021988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12733685U Expired JPH0334064Y2 (ja) | 1985-08-21 | 1985-08-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0334064Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107112314A (zh) * | 2015-01-13 | 2017-08-29 | 迪睿合株式会社 | 多层基板 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4778635A (en) * | 1987-09-18 | 1988-10-18 | American Telephone And Telegraph Company | Method and apparatus for fabricating anisotropically conductive material |
TWI806814B (zh) | 2015-01-13 | 2023-07-01 | 日商迪睿合股份有限公司 | 多層基板 |
-
1985
- 1985-08-21 JP JP12733685U patent/JPH0334064Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107112314A (zh) * | 2015-01-13 | 2017-08-29 | 迪睿合株式会社 | 多层基板 |
CN107112314B (zh) * | 2015-01-13 | 2021-07-27 | 迪睿合株式会社 | 多层基板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6234773U (ja) | 1987-02-28 |
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