JPH0333681B2 - - Google Patents

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JPH0333681B2
JPH0333681B2 JP21588888A JP21588888A JPH0333681B2 JP H0333681 B2 JPH0333681 B2 JP H0333681B2 JP 21588888 A JP21588888 A JP 21588888A JP 21588888 A JP21588888 A JP 21588888A JP H0333681 B2 JPH0333681 B2 JP H0333681B2
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JP
Japan
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suspension
water
formulation
stability
surfactant
Prior art date
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Expired
Application number
JP21588888A
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English (en)
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JPH0262801A (ja
Inventor
Hironori Kataoka
Masaru Murata
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP21588888A priority Critical patent/JPH0262801A/ja
Publication of JPH0262801A publication Critical patent/JPH0262801A/ja
Publication of JPH0333681B2 publication Critical patent/JPH0333681B2/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、懸濁安定性および流動性の優れた懸
濁状農薬製剤に関する。 〔従来の技術〕 従来、農薬は粉剤、乳剤、水和剤等の剤型に製
剤され使用されている。しかし種々の欠点も多く
有している。例えば粉剤を散布した場合粉が飛散
するため公害問題になつている。乳剤については
多量に有機溶剤が使用されているため省資源化に
反している。また水和剤については水希釈時粉が
飛散するため作業者の安全性の点から問題となつ
ている。 そこで、これら欠点を改善すべく剤型として懸
濁状製剤(フロアブル製剤)が開発されている。 懸濁状製剤とは一般に微細に粉砕した農薬原体
を界面活性剤及び水溶性高分子等を配合し懸濁状
に安定化した製剤である。 使用に際しては乳剤と同様に水に容易に分散す
るため散布液の調製が簡便であるので航空散布に
適し、乳剤と同様の薬効が期待できる。又、有機
溶剤を殆ど含まないので乳剤に比べ溶媒に起因す
る薬害の問題もなく、さらに製造、貯蔵、輸送上
においても安全である等の利点を備えた剤型であ
る。 しかし、反面、長期保存した場合に分離、沈降
を起し、沈降した粒子が容器底部で硬い沈降層と
なり、いわゆるハードケーキング層を形成し、再
分散、流動性に欠け、使用不可能になることがあ
り、これが商品化の上で最大の問題となつており
保存安定性の良好な性能を有す懸濁状製剤が望ま
れている。 懸濁液中の原体等の安定化に関しては、種々の
方法が試みられているが、その一つに分散効果の
ある界面活性剤と保護コロイド剤として水溶性高
分子化合物を併用し系の粘度を適当に高め分散粒
子の分離、沈降を防ぐ方法があり、これは広く実
際面で用いられていることは周知のことである。
従来一般に用いられている水溶性高分子化合物と
しては、キサンタンガム、アラビアゴム、アルギ
ン酸ソーダ、トラガント、デキストリン、ゼラチ
ン、カゼイン、ニカワ、カルボキシメチルセルロ
ース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、可溶性澱粉、ポリアクリル酸ソーダ、無
水マレイン酸−スチレン共重合体、、無水マレイ
ン酸−イソブチレン共重合体等が挙げられる。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、これらは農薬懸濁状製剤に用いる場
合、懸濁液の安定性にある程度の効果は認められ
るが長期間の貯蔵安定性また、高温(40℃)条件
下で貯蔵した場合の分離、沈降の抑制に効果は認
められず肥大成長した分散粒子は沈降し再分散が
困難なハードケーキング層を形成して使用不可能
になるなど十分満足すべきものではなかつた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、前述の問題点を解消すべく鋭意
研究の結果、懸濁製剤中に分散効果のある界面活
性剤と併用して、ラムザンガムを極少量添加する
ことにより懸濁液の分離沈降、分散粒子の肥大成
長を抑制し、高温(40℃)条件下でも耐え得る長
期保存安定性のすぐれた農薬懸濁状製剤が得られ
ることを見い出した。 本発明において、使用するラムザンガムは醗酵
多糖類であり、微生物Alcaligenes species,
ATCC 31961(American Type Culture
Collectionに登録されたNo.)がグルコースを醗酵
させてその菌体外に蓄積した多糖類を、精製し粉
末にした天然ガム質である。その化学構造は、下
記に示すように、主鎖は、2個のグルコースと、
グルクロン酸とラムノースが各1個、側鎖は、2
個のグルコースより構成されている。 ラムザンガムは農薬懸濁状製剤中に極少量添加
することにより著しいチキソトロピー性を示し懸
濁安定化に効果を発揮するものであり、その添加
量は0.02〜0.5%好ましくは0.02〜0.1%添加で効
果を発揮するが、0.02%未満では十分な効果は得
られず、0.5%を越えると製剤の粘度が急上昇し、
その取扱が困難となり、また不経済である。 尚、本発明の実施に際し、他の水溶性高分子等
の増粘剤を併用することは、なんら差し支えな
い。 次に本発明に用いられる界面活性剤としては、
リグニンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン
酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルフオスフエート、ポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテルサルフエ
ート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポリオ
キシエチレンスチリルフエニルエーテルサルフエ
ート等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンスチリルフエニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアル
キレート、ポリオキシアルキレングリコール、ポ
リオキシエチレンスチリルフエニールエーテルポ
リマー等のノニオン性界面活性剤が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらは
単独又は2種以上の配合により使用する。 〔作用〕 本発明の農薬製剤を構成している物質であるラ
ムザンガムは、チキソトロピー性及び分散効果を
有しており、このことにより優れた懸濁安定化及
び流動性を発揮するものと考えられる。 〔実施例〕 本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明は、これら実施例に限定されるものでない。
ここでの部、%はすべて重量ベースである。 懸濁状農薬製剤は、以下の配合処方と製造方法
にて得られる。 配合処方 硫黄 50% エチレングリコール 8% 界面活性剤 3%水 39% 100% 500mlビーカーに上記配合物を100部、0.8mmの
ガラスビーズを200部入れ、ホモデイスパー(日
本特殊機化(株)製)で2000rpm×1時間撹拌混合す
る。その後所定量の水溶性高分子を加え2000rpm
×1分間撹拌混合する。その後ガラスビーズを濾
過にて除去し、懸濁状農薬製剤を得る。 次に、上記配合処方中の界面活性剤及び水溶性
高分子を種々変えた例について述べる。 実施例1及び比較例1〜3 ポリオキシエチレンジスチレン化フエノールエ
ーテルを界面活性剤として使用した場合の農薬製
剤の懸濁安定性を第1表に示す。 製剤の安定性は、次の方法により評価した。 25mlの栓付き試験管に懸濁状農薬製剤を20ml加
え、そのまま放置し、10℃×1ケ月及び40℃×1
ケ月の経時安定性を次の式により算出し数値化し
た。数字が大きいほど安定性が悪いことを示す。 安定性=上層の透明分離層(cm)/20×100 実施例2及び比較例4〜6 ポリオキシエチレンジスチレン化フエノールエ
ーテルサルフエートアンモニウム塩を界面活性剤
として使用した場合の農薬製剤の懸濁安定性を第
2表に示す。 実施例3及び比較例7〜9 ポリオキシエチレンジスチレン化フエノールエ
ーテルフオスフエートを界面活性剤として使用し
た場合の農薬製剤の懸濁安定性を第3表に示す。
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明により懸濁安定性及び流動性の優れた懸
濁状農薬製剤が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水に不溶又は難溶性の農薬原体を水を分散媒
    として懸濁安定化ならしめるための界面活性剤及
    びランザンガムを配合してなることを特徴とする
    懸濁状農薬製剤。
JP21588888A 1988-08-30 1988-08-30 懸濁状農薬製剤 Granted JPH0262801A (ja)

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JP21588888A JPH0262801A (ja) 1988-08-30 1988-08-30 懸濁状農薬製剤

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JPH0262801A JPH0262801A (ja) 1990-03-02
JPH0333681B2 true JPH0333681B2 (ja) 1991-05-20

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US11643370B2 (en) 2014-10-15 2023-05-09 Liquid Fertiliser Pty Ltd Stable aqueous dispersions of zinc phosphates
BR112017007512B1 (pt) * 2014-10-15 2022-09-27 Liquid Fertiliser Pty Ltd Método para preparar um fertilizante líquido capaz de fluir, dispersão aquosa e método para aplicar um fosfato de zinco como um fertilizante para planta

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JPH0262801A (ja) 1990-03-02

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