JPH0333479B2 - - Google Patents

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JPH0333479B2
JPH0333479B2 JP11515185A JP11515185A JPH0333479B2 JP H0333479 B2 JPH0333479 B2 JP H0333479B2 JP 11515185 A JP11515185 A JP 11515185A JP 11515185 A JP11515185 A JP 11515185A JP H0333479 B2 JPH0333479 B2 JP H0333479B2
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JP11515185A
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JPS624594A (ja
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Norio Sueda
Hiroyasu Hoshino
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Elm Industry Co Ltd
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Elm Industry Co Ltd
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Publication of JPH0333479B2 publication Critical patent/JPH0333479B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 この発明は、書類をつづり込むために、該書類
の一辺に直径6m/m程度の貫通穴をあけるパン
チにおいて、該貫通穴の周囲を補強するための補
強片を貼着ける機構を設け、さらに該機構が作動
する直前に作動する前記パンチに挿入した書類の
押さえ機構を設けて、前記補強片の書類への貼着
が美麗かつ確実に行えるように改良した書類パン
チに関するものである。
産業上の利用分野及び従来の技術 書類の一辺に数個の貫通穴をあけ、該穴を通し
てルーズリーフ等のノートブツクに該書類をつづ
り込むようにしたものにおいては、そのあけた穴
の周辺が破れやすい欠点があり、そこでその穴の
周囲を補強するために、薄いプラスチツク片の如
き補強片を、書類の穴をあける部分にあらかじめ
張り、しかるのちに該補強片と共に書類に穴をあ
けるようにしたパンチは既に知られているところ
である。(実公昭51−46718、実開昭56−38799、
実開昭57−43999参照) また、前記補強片を剥離テープに貼りつけ、該
剥離テープをカセツト容器に巻取り、該カセツト
容器ごと穴あけパンチに組込んで書類に穴あけ操
作をする都度剥離テープをカセツトから繰出して
書類に補強片を貼着けるようにしたものも既に提
案されている。(実開昭57−153500、同57−43998
参照) 発明が解決しようとする問題点 しかしながらそれら従来のものは、補強片を貼
りつけようとする書類(紙)の質が厚手のものな
らば可能の如くに考えられており、したがつて補
強片貼着を必要とする薄紙には到底使用できない
欠点があつた。
問題点を解決するための手段 この発明は、このような従来の補強片貼付機構
を備えた穴あけパンチの欠点を解消するために、
基台上を常時特定高さに上昇している穴あけパン
チ軸を取付けたハンドルを軸止した基台上の支板
に、該支板から常時付勢されてパンチ軸の横の基
台上を押圧する装置を設け、該装置は、前記ハン
ドルがその最上位置に復帰する直前に該ハンドル
に係止して基台上から引き離される装置を備えて
いることを特徴とするもので、かくして穴あけさ
れる書類は、それに補強片貼着のために送り出さ
れて来る補強片が有する接着剤にくつつきぎみに
わざわいされて、基台上の正位置に挿入された位
置から押し戻され、あるいはしわを寄せられよう
とするのを防止することができて、薄紙といえど
も、その穴あけをしようとする書類の正確な位置
に補強片を美しく貼着することができる、勝えた
書類パンチとすることができたのである。
実施例 第1図は書類Aの一辺に、該書類Aをルーズリ
ーフノートブツクにつづり込むための一対の貫通
穴A1,A2をあけた例を示し、それらの穴A
1,A2に、該穴の周囲を補強する補強片B,B
を貼着し、該補強片Bにも貫通穴A1,A2があ
げられている例を示してある。しかし以下に説明
するこの発明の目的は、このような一対の穴A
1,A2をあけるにかぎるものではなく、単穴で
あつても、あるいは3個、4個とあける場合であ
つても、この発明の技術的範囲に含まれるもので
あることは言うまでもない。
第2図は第1図の書類Aの一辺に、一対の穴A
1,A2を1回のハンドル操作で同時にあけるパ
ンチ1の例を示したもので、該パンチ1は、基台
10と、ハンドル2と、該ハンドル2を基台10
上に取付けている支板3と、補強片Bを張りつけ
たテープC(第7図参照)を内蔵したカセツト4
とよりできている。
基台10は第3図でわかるように、同図の右半
分、即ち前半部11が後半部12の高さよりも3
倍程度高く形成され、該前半部11が書類Aに穴
A1,A2をあける機構を有する部分となつてお
り、後半部12はカセツト4を基台10に組入れ
たり、又は取出したりする操作をしやすくするた
めの低い台状となつている。
基台10の底面にはゴム板のような摩擦板90
を取付けて、机上に置いたパンチ1が机上でみだ
りにすべらないようにしてある。
基台前半部11の後半部分110(これを以後
基台の中央部分110と称する)は、基台10の
前後方向長さの1/4程度の長さを有し、該部分1
10の高さは前半部11よりも数m/m(約5
m/m)高くなつており、この高さの差が前半部
11上へ穴をあける書類Aを挿入するのに都合よ
くなつている。
その中央部分110の平坦な頂面に、基台10
の巾いつぱいの巾を持つた座板30が取付けら
れ、該座板30は一対の穴あけパンチ軸5,5を
通す両被部分31,31を長く前半部11上へ突
出させている。
座板30は、その左右のほゞ両側端に前記袖部
分31の前端に達する長さで、高さは中央部分1
10の高さくらいの高さの支板3,3を直立させ
ており、該支板3,3の上辺32はそれぞれ基台
10の内方へ水平に曲げ、その前方部分にパンチ
軸5の昇降用案内孔33を備えている。
パンチ軸5は、前記案内孔33と座板の袖部分
31及び基台前半部11にあけた貫通孔34,1
4内を昇降できるように、ハンドル2に横架した
ピン20にその中腹部を貫通させて取付けている
もので、特に基台前半部11上面にある貫通孔1
4とでは、書類Aに穴A1,A2を美しくあける
ために、金属板13に貫通孔14をあけたものを
用い、該金属板13を基台前半部11上に張つて
ある。なお基台前半部11の内部は空洞となし、
該空洞に穴A1,A2を打抜いた紙片が溜るよう
にし、それを適宜取出せるようにしてある。
ハンドル2は、基台10とほゞ同じ巾で、長さ
もいくらか短い程度の長さを持ち、しかしその根
部21はパンチ軸5支持に必要な部分を残して中
央部分を大きくえぐり取り、こうして基台前半部
11上に挿入した書類Aの位置確認がしやすいよ
うにしてある。
ハンドル根部21は、前記支板3の上辺32が
その中にゆるく挿通できる大きさの縦断面が形
をした形態のもので、その下端(又は前端)に近
い位置の前記支板3前端と重なる個所において、
ハンドル根部21、支板3前端部を水平方向に貫
通する支軸22に支持され、該支軸22を支点と
してハンドル自由端23を上下に回動させること
ができる。
ハンドル2の自由端23を基台10から常時特
定高さへ上昇させておくために、前記支軸22に
ばねが巻きつけられ、該ばねの弾発端24,24
が座板30上とハンドル2の内面とに作用させて
ある。なお、パンチ軸5を昇降させるためのピン
20は、前記ハンドル2の根部21よりもやゝ後
方の位置においてハンドル2に横架されており、
またその位置は前記支軸22の後方でもある。そ
してピン20は、上昇位置にあるハンドル自由端
23を押し下げたとき、支軸22を支点とする円
弧状の軌跡を描きながら下降するから、その運動
に支障を生じないようにするための縦に長い孔が
支板3にあけてあり(図示しない)、該長孔内を
ピン20は横切つている。したがつて前記ばね2
4の弾力は、ハンドル2への押下力を解除すれば
ハンドル自由端23を上昇させるが、その上昇
か、ピン20が長孔の上端に衝合することで停止
する。その停止した態様が第2,3図の状態であ
る。
ピン20の昇降を利用して書類押さえ機構6が
備えられる。該機構6は第4図でわかるように、
やゝ巾のある押さえ板6でできており、該押さえ
板6はその中央に縦長孔60があつて該縦長孔6
0をピン20に係合させている。また押さえ板6
は支板3の外側に沿つて昇降するように設けら
れ、押さえ板6の上端は支板上辺32上に曲げ、
その曲げた部分61がパンチ軸5のじやまになら
ないように二又となすか、又は貫通孔をあけ、そ
の中を第3図の如くパンチ軸5が昇降できるよう
にしてある。その曲げた部分61を支板上辺32
に常時押しつけるように作用するヘアピン状の弾
力を有する板ばね65が前記曲げた部分61と支
板上辺32を挟圧するように組込んである。それ
ゆえに板ばね65の弾力は、常時押さえ板6の下
端を第4図の如く基台前半部11上に押しつけて
いる。なおヘアピン状板ばね65にはパンチ軸5
を通す貫通孔があけてある。
押さえ板6の縦長孔60は、ハンドル2を押し
下げて書類Aに穴をあけるとき、ピン20が下降
するのに支障のない長さとなしてあるが、穴あけ
が完了しハンドル2への押下力が解除すると、ハ
ンドル2がばね力24で自動的に上昇し、その最
上位置に戻る直前において縦長孔60の上端にピ
ン20が衝合するようにしてあり、こうしてハン
ドル2が最上位置に戻つたとき、ピン20で押さ
え板6も板ばね65の弾力に抗しわずかに上昇さ
せられ第3図の如く押さえ板6の下端は基台前半
部11上から数m/m程度上昇するように長さが
定めてある。
この書類押さえ機構6は、前述の如く書類パン
チ1を使用しないときは、ハンドル2がその最上
位置に上昇していて、それと同時に押さえ板6も
上昇位置にあるから基台前半部11上への書類A
の挿入に支障を生じない。その挿入した書類Aに
穴A1,A2をあけるためにハンドル2を押し下
げると、その瞬間にピン20は縦長孔60の下端
から下降するから押さえ板6は板ばね65でたゞ
ちに下降し、書類Aを基台前半部11上に押さえ
つける。これは補強片Bを貼着させるために生じ
がちな書類Aの移動又は、書類Aへ与えるしわの
発生を未然に防ぎ、補強片Bの書類Aへの貼着
を、その所定位置へ確実にかつ美麗にさせる特徴
がある。
即ち、補強片Bは第6,7図に示したように、
剥離テープCに特定間隔で貼られ、そのテープC
をカセツト4内に巻取つて収容されており、それ
が後述する機構で書類Aへの穴あけの直前に、カ
セツト4からテープCを第9図矢印の如く繰り出
すとき、該テープCから補強片Bを自然にはがし
ながら基台前半部11上へ送り出すものである
が、そのように送り出される補強片Bは、先には
がれた部分がカセツト4の口から長く書類A上へ
延び出すとそのはがれた先端が書類A上へ倒れ伏
す如くかたむき、こうして剥離テープCから完全
にはがれるまで矢印方向へ送り出される。このよ
うな補強片Bの倒れ伏すようにかたむく傾向のた
め、補強片Bの接着面B1は、その倒れ伏した一
部分が書類Aに触れぎみとなりながらなおも矢印
の如く書類A上を進み、このとき書類Aをもいく
らか矢印方向へ押し戻す。書類Aが厚く又は硬い
紙質であるならば、該書類Aを手で押さえておく
だけで補強片Bはその書類Aの上をすべるように
して書類Aの所定の位置に貼りつくが、紙質の弱
いものであると、その書類を手で押されていても
補強片Bの送り出しは、その下の書類Aにしわを
寄せるおそれがあり、そうなると補強片Bは、そ
れが貼りついた部分の書類にしわを寄せたまゝ次
の段階の穴あけが行われ、これでは補強片貼着の
体栽が悪いのみならず、補強片Bによる書類Aへ
の十分な補強を得られないことになる。
前述の書類押さえ機構6は、このような補強片
B貼着の欠点を解消するもので、即ち前記の如
く、ハンドル2を押し下げはじめるとたゞちに書
類Aをその穴あけ位置に近い位置で基台前半部1
1上に押されつけるから、傾いて送られる補強片
Bに書類Aの上面をすべらせることができて、補
強片Bを書類Aの所定位置に正確に貼着させるこ
とができるのである。なお押さえ板6がむやみに
上昇しないようにするために、支板3の側面に小
突子67を設け、それに押さえ板6の段が衝合す
るようにしてある。
第10図は書類押さえ機構6の第2実施例を示
し、この例では書類押さえ板6が支板3のパンチ
1における内方側に組込まれている例を示してい
る。またこの例では書類押さえ板6を受時下方へ
付勢するためのばね力は、支板3に設けた副支板
38の下方の止ピン64と押さえ板6の上方に設
けた掛止ピン66との間に引張ばね65を張設し
てある。
補強片Bが書類Aの所定位置に貼りついただけ
で、パンチ軸5でその補強片Bごと書類Aに穴を
あけても、補強片Bが必ずしもしつかりと書類A
に貼りついているとはかぎらない。そこで補強片
Bが書類Aの所定位置に貼りついた後、その補強
片B上から書類Aも共に基台前半部11上に押さ
れつけながら穴あけをさせる機構7が備えられ
る。(第3図参照) 該機構7は、補強片Bを押さえつけるのにちよ
うどよい巾を持つた押圧板70を座板30の袖部
分31の下側に臨ませ、押圧板70から前方へ延
び出る部分はそれを袖部分31の前端で上方へ折
曲げ、さらに袖部分31の上面とは相当の間隔を
持つて袖部分31の上方で水平に折曲げて押圧作
動板71となし、該作動板71の後端はそれを座
板30の上方にまで延出させている。前記押圧板
70及び押圧作動板71は共にパンチ軸5が通る
孔72,73を持ち、それゆえに補強片Bを貼つ
た書類Aの上から押圧板70は書類Aを基台前半
部11上へ押しつけることができる。
押圧板70を袖部分31の裏側へ常時上昇させ
て押しあてておくために、押圧作動板71の後半
部に板ばね74が取付けられ、該板ばね74の先
端は弾力的にパンチ軸5の方向へ延び出てピン2
0上に係合させている。かくして押圧作動板7
1、したがつて押圧板70はハンドル2が上昇位
置にあるとき板ばね74で常時上昇させられてお
り、このとき書類Aはそれを基台前半部11上を
所定の穴あけ位置まで挿入させることができる。
なおパンチ軸5には押圧作動板71の上側にお
いて蔓巻ばね75を巻きつけているが、該ばね7
5の上端は、通常、即ちハンドル2の上昇時はピ
ン20には作用していない。
以上の機構7において、書類Aに穴をあけるた
めにハンドル2を押し下げると、前述の如くまず
書類押さえ機構6が降下して書類Aを基台前半部
11上に押さえ込む。このときピン20はいくら
か下降するけれども、該ピン20に係合している
板ばね74はその弾発力を若干弱めるだけで押圧
板70をまだ袖部分31の裏側に押しつけてい
る。
このようにハンドル2の押し下げ操作が、はじ
めのうちの前記押圧板70がまだ降下しないわず
かの間に、基台10に組込んだカセツト4から補
強片Bの1枚を書類A上へ送り出す動作が第4図
鎖線図のラチエツトレバー8の位置から同図実線
図のラチエツトレバー8の位置の如く移つて行わ
れ、引続きハンドル2は押し下げられる。そうす
るとピン20に係止している板ばね74は、該ピ
ン20の下降と共に下降するから、こゝではじめ
て押圧作動板71が下降し、これは即ち押圧板7
0を基台前半部11上に載せる。こうして押圧板
70は書類Aに貼りついた補強片Bをその上から
押さえつける。
ハンドル2の引続く押し下げは、ピン20をさ
らに下降させるから、こんどはピン20は押圧作
動板71上にある蔓巻ばね75を圧縮し、かくし
て該ばね圧75は押圧板70を強く前半部11上
に押しつけ、補強片Bを書類Aに確実に圧着す
る。またそのように圧着している状態にあるとき
パンチ軸5は下降し、補強片Bと共に書類Aに穴
A1,A2をあける。(第5図参照) ハンドル2の1回の押し下げ操作で補強片Bの
1枚を送り出すためのカセツト4は、第6,7,
8図でわかるようにその側面形がカタツムリ状を
なしたプラスチツク製容器40を持ち、その巾
は、補強片Bの直径よりもいくらか広い程度で、
補強片Bを貼着した剥離テープCがその中であま
りガタつかないで繰出せる大きさである。
剥離テープC及び補強片Bは既に知られたもの
であるので、その材質などの詳細な説明は省略す
るが、こゝに示した例のものは、補強片Bが円形
をなし、その片面を接着面B1とし、該接着面B
1で剥離テープC上に特定間隔で貼りついてい
る。該補強片Bの中心には小孔B2があつて、該
小孔B2は剥離テープCも貫通した孔である。
剥離テープCを巻取つて収容するカセツト容器
40からテープCを繰出すための機構が容器40
の側面に連設したテープ送出室41に備えられ
る。テープCの送出機構は、送出室41のほゞ中
心に設けられたテープ送りローラ50でできてお
り、該送りローラ50は、その巾が送出室41の
巾とほゞ同じ巾を持ち、したがつてその周面にテ
ープCを完全に載せることができ、ローラ50の
左右両端面には送出室41の完壁から外へ突出す
る爪車51,51があつて、該爪車51の端の短
軸52を送出室41に突設した軸受板42に係止
し、ローラ50をテープ送出室41で回転できる
ように支持している。なおこのため、テープ送出
室41の左右両側壁には爪車51が回転できる孔
43があいていることは言うまでもない。(第2,
5図参照) テープ送りローラ50の周面に、該周面の中心
線に沿つて小突起53が特定間隔で設けられる。
該小突起53は、ローラ50の周面に載る剥離テ
ープCの小孔B2に突入し、ローラ50が回転す
るとき、その回転でテープCをローラ50上に巻
取り、そしてそれを送り出すためのもので、小突
起53を突設する間隔および数は、爪車51の爪
の数及び位置と剥離テープCの小孔B2の間隔と
の関係において定められる。
ローラ50の小突起53にテープCの小孔B2
が必ず係合して、ローラ50の回転のときテープ
Cの送出が確実に行われるようにするために、ロ
ーラ50の円周面に接近させてテーブルガイド板
43が送出室41の左右両側壁からローラ50の
小突起53の回動に障害にならないようにして突
設される。該ガイド板43は第6図に見られるよ
うに、送出室41の上方部分では、送出室41上
辺に設けた覆板47前端の送出口44の下側に設
けたテープ折返板45につながつているが、下方
部分ではローラ50の半円周を囲包する程度で終
つている。
補強片Bは剥離テープCにその接着面B1で接
着しており、剥離テープCは、貼着している補強
片Bを上側にして巻取られて容器40に収容され
ている。その剥離テープCから補強片Bを自動的
に剥ぎ取るために、テープCを急激に下向きに折
返す必要がある。このためテープ送出室41の上
辺に沿つてテープCが走行できるように前記テー
プガイド板43の上方部分は送出室41に突設さ
れ、前記テープ折返板45は該テープガイド板4
3に続いて送出室41の上方に設けられ、その突
端を送出室41から数m/m程度突出させてい
る。なおこの折返板45の突端は、それに図示の
如くテープCが急激に折返されて走行するもので
あるから、その走行時には相当の反発力を要す
る。そこでテープ送出室41の一方の側壁を取外
せるようにしたものでは、その側壁に折返板45
の受具46が必要となる。
テープ送出室41の上面は剥離テープCにみだ
りに手先が触れられないようにするための覆板4
7が施され、該覆板47のテープ送出端は送出室
41から数m/m突出してテープ送出口44を形
成している。
テープ送りローラ50の左右両側端面に、ロー
ラ50の円周縁に近い位置で爪車51の爪と同間
隔でやゝ長い凹溝54が特定の長さで設けられ
る。これを第8図では点線図で示す。この凹溝5
4に突入する突子49を持つた弾板48が送出室
41の左右両側の壁板を切起して備えられる。該
弾板48は通常は図示の如く送出室41の左右両
側へはね出ていて、それゆえに突子49は凹溝5
4から抜け出ている。したがつてローラ50はそ
れを自由に回すことができ、これはカセツト4に
収容した剥離テープCを送りローラ50上に容易
に巻きつけることができる。
またテープ送りローラ50の円周上の片側に、
前記小突起53の位置と同位置を最も深くした逆
回り止溝55が小突起53と同数で設けられ、該
溝55に落ち込む弾発爪56が送出室41の側壁
下方から上向きに突設される。
送出室41の底部にはテープ送りローラ50で
送られて来るテープCをローラ50の周面から分
離するための分離片57が備えられ、該分離片5
7の送出室41から突出する端縁は鋸歯58とな
してテープCの切断用となしてある。
以上の構成のカセツト4は、第6図でわかるよ
うに剥離テープCを送出室41の上辺覆板47に
沿つて容器40から引き出し、テープ送出口44
において折返板45で急激に下向きに反転させて
ガイド板43とローラ50の間を通し、送出室4
1の下辺において送出室41の前方へ送出するも
のである。
前記カセツト4を第2図の如く穴あけパンチ1
に組込むために、該パンチ基台後半部12にカセ
ツト4の巾をちようど通すことのできる溝15,
15が備えられる。該溝15の前後方向中心線
は、パンチ軸5の中心線と一致しており、かくし
て剥離テープCから離れた補強片Bは、基台前半
部11上に挿入した書類Aの所定位置へ貼着する
ことができる。
カセツト4を溝15,15へ挿入し又は引き出
したりしやすくするために、基台後半部12はカ
セツト4の爪車51が触れない程度に低くしてあ
り、その溝15底の適所に、カセツト底に突設し
た突隆59を落とし込むへこみ16を設け、溝1
5に組込んだカセツト4がみだりに溝15から滑
り出ないようにしてある。
カセツト4の左右両側には爪車51とその軸受
板42が突出している。したがつてパンチ1の中
央部分110は、この軸受板42が通れる巾の空
洞を持ち、また中央部分110上に取付けた座板
30は、溝15の底との間にテープ送出室41が
ちようど入る高さで取付けられている。基台前半
部11はパンチ軸5のやゝ後方において垂直の壁
17を持ち、該壁17が、溝15に挿入されるカ
セツト4の前端を衝合させるようになつている。
(第5図参照) 前記垂直壁17の上辺に、金属板13面よりも
わずかに上に突出するいぼ18が備えられ、これ
はパンチ1に組込んだカセツト4のテープCが折
返板45の下側でたるむのを防止し、補強片Bが
書類Aに美しく貼りつくのに効果がある。
パンチ1に組込んだカセツト4の爪車51に係
止して、ハンドル2を押し下げる都度爪車51に
その1爪宛を回動させるラチエツトレバー8がハ
ンドル2に取付けられる。該レバー8は座板30
の後縁に形成した切割溝35にその一部を挿通し
ていて、該切割溝35内を滑動するもので、レバ
ー8上端をハンドル2の中腹部に軸止25し、該
軸止25を支点として自由に回動できるものであ
る。しかしレバー8は前記軸止25よりも下方の
位置において引張ばね81をハンドル支軸22と
の間に張つてあり、かくしてレバー8はその一部
を常時切割溝35の深部へ押しつけるように付勢
されている。
ラチエツトレバー8の自由端(先端)82は、
爪車51の爪に係合しやすいように鉤形に曲が
り、ハンドル2が上昇位置にあるときは第3図1
点鎖線図の如く爪車51の1爪にその先端82を
常時臨ませている。また該レバー8の切割溝35
に嵌る滑動辺は特殊の形状のカム80となしてあ
り、それゆえに第4図の如くハンドル2を鎖線図
の位置に押し下げたとき、レバー先端82は爪車
51の1爪に係合し、引続くハンドル2の押し下
げで爪車51は矢印方向へ回される。しかし爪車
51はその1爪分が回されると、レバー先端82
は第4図実線図の如く爪から直ちに外れ、こうし
て剥離テープCがカセツト4からむやみに送り出
されないようにしてある。
ラチエツトレバー8は前述の如く切割溝35で
その滑動する方向が制御されており、またそのラ
チエツトレバー先端82が爪車51に作用する側
は、この例では基台溝15に組込まれたカセツト
4のパンチ1における内方側のものである。しか
しカセツト4には爪車51が左右両側に突設して
ある。それゆえにカセツト4をパンチ1のどちら
側の基台溝15に組込んでもラチエツトレバー8
はカセツト4から剥離テープCを送り出すことが
できる。
ラチエツトレバー先端82が爪車51に係合す
るとき、該先端82はカセツト4の側面にはね出
ている弾板48(第7図参照)をカセツト4の側
壁と同一面になるように押しつける(第4図参
照)。このとき該弾板48にある突子49がテー
プ送りローラ50の凹溝54に突入し、こうして
ハンドル2が勢いよく押し下げられてもローラ5
0は突子49が突入した凹溝54の範囲しか回ら
ない。またこのように制限されてローラ50が回
つたとき、ローラ50の逆回り止溝55に弾発爪
56が落ち込んでローラ50の逆回転を阻止し、
テープCがカセツト4内に引き戻されるのを防止
している。このローラ50の逆転止機構55,5
6は、ハンドル2の押し下げ操作が解除されて、
ハンドル2がばね24で急激に上昇位置へ戻ると
き、ラチエツトレバー先端82が爪車51に作用
して該爪車51を逆転させようとするのを防止し
ている。
補強片Bがはがされ、剥離テープCだけとなつ
たものは、カセツト4の底から基台前半部11の
底板上にあけた通路19を通つてパンチ1から順
次送り出され、該通路19の出口に設けた鋸歯状
切断刃で適宜切断することができる。
補強片Bは、それをかならずしも書類Aに貼着
させる必要がない場合もある。その場合にはカセ
ツト4をパンチ1から取外せばよいが、このパン
チ1にはカセツト4を組込んだまゝでも補強片B
がカセツト4から出ないようにする機構が設けて
ある。
第3図に見られるように、パンチ中央部分11
0上に取付けた座板30の下側の、前記中央部分
110頂面に浅い溝を設け、該溝に、該溝内を滑
動する作動板85を嵌め、該作動板85の一部に
上向きに突出するつまみ87を設け、該つまみ8
7を座標30にあけた前後に長い窓孔36から座
板30上へ少し突出させ、作動板85の後方部分
は、それを第2図の如く中央部分110の左右に
おいてカセツト4が入る空洞内に少し突出させて
ラチエツトレバー8のカム80に衝合する変換レ
バー88となしてある。
この構成において、つまみ87を窓孔36内で
後方へ引き戻すと、変換レバー88がラチエツト
レバー8をそれに作用する引張ばね81に抗して
第3図2点鎖線図の位置へ後退させる。このラチ
エツトレバー8の位置は、該レバー先端82がカ
セツトの爪車51から外れた位置となつており、
かくしてハンドル2を押し下げてもラチエツトレ
バー8は変換レバー88で爪車51の後方を移動
するだけとなつて、カセツト4から剥離テープC
を引き出すことはできない。即ち、パンチ軸5だ
けが降下するところとなる。
作動板85を窓孔36の前方位置又は後方位置
にそれぞれ係止しておくために、作動板直下の中
央部分110に一段深い溝が形成され、該溝内に
いぼを持つた弾板86が嵌め込まれ、該弾板86
のいぼが作動板85にあけた前後2個の孔のどち
らかに弾力的に落ち込ませてある。したがつてつ
まみ87で作動板85を滑動させると、前記孔の
どちらかに落ち込んでいるいぼは、自体の有する
弾力に抗して抜け出て作動板85の滑動を許容
し、そして次にはもう一つの孔へ落ち込んで作動
板85をその位置に係止する。
発明の作用、効果 この発明の書類パンチ1は以上の構成のもの
で、その特に書類押さえ機構6は、通常は基台前
半部11からわずかに上昇していてその下への書
類Aの挿入のじやまにならないが、穴あけのため
にハンドル2を押し下げると、たゞちに書類Aを
その穴あけに近い位置で前半部11上に押さえつ
けるから、捕強片Bの貼着作用を円滑に行わせる
ことができ、しかし柔軟な紙質の書類Aといえど
もその所定位置に捕強片Bを美しく貼着させるこ
とができる勝れた書類パンチとすることができた
のである。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の1実施例を示し、第1図
は補強片Bを貼着した書類Aの斜視図、第2図は
一つのカセツト4を取外し一部を破断した書類パ
ンチ1の斜視図、第3図はカセツト4を取除いた
書類パンチ1主要部の縦断側面図、第4図は書類
押さえ機構6及びラチエツトレバー8の動作態様
を示す側面図、第5図は穴あけ用ハンドル2を最
下位まで押し下げた状態の一部破断した書類パン
チ1の側面図、第6図は剥離テープC収蔵カセツ
ト4の一部破断した側面図、第7,8図は同破断
態様を変えた2態様の平面図、第9図は補強片B
が書類Aに貼着する解説図第10図は書類押さえ
機構6の第2実施例の一部破断した斜視図であ
る。 10は基台、11は前半部、110は中央部
分、12は後半部、14は貫通孔、15はカセツ
ト用溝、18はいぼ、19は剥離テープ排出用通
路、21はハンドル根部、24は弾発ばね端、3
0は座板、31は袖部分、32は支板上辺、33
は案内孔、34は座板貫通孔、35は切割溝、3
6は窓孔、4はカセツト、40はカセツト容器、
41はテープ送出室、42は軸受板、43はテー
プガイド板、44はテープ送出口、45はテープ
折返板、48は弾板、49は突子、50はテープ
送りローラ、51は爪車、53は小突起、54は
凹溝、55は逆回り止溝、56は弾発爪、6は書
類押さえ板、60は縦長孔、61は曲げた部分、
65はヘアピン状板ばね、7は書類補強片押圧機
構、70は押圧板、71は押圧作動板、72,7
3は貫通孔、74は板ばね、75は蔓巻ばね、8
はラチエツトレバー、80はカム、82はレバー
先端、85は作動板、86は弾板、87はつま
み、88は変換レバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基台上を、受時付勢されて特定の高さに上昇
    している穴あけ用パンチ軸を取付けたハンドル
    に、補強片テープ送り出し用ラエツトレバーを取
    付け、該レバーは、その先端を前記基台に組込ん
    だ前記補強片テープを内蔵したカセツトの補強片
    テープ繰出し用爪車に臨ませ、該爪車は、前記ハ
    ンドルの下降でその1爪分を回動されて前記パン
    チ軸直下に挿入された書類に書類つづり用穴をあ
    ける直前に前記補強片を書類に貼着する機構を備
    えた書類パンチにおいて、前記ハンドルを軸止し
    た基台上の支板に、該支板から常時付勢65されて
    パンチ軸の横の基台上を押圧する装置6を設け、
    該装置6は、前記ハンドルがその最上位置に復帰
    する直前に該ハンドルに係止して基台上から引き
    離される装置を備えたことを特徴とする書類つづ
    り穴補強片貼付機構を備えた書類パンチ。
JP11515185A 1985-05-28 1985-05-28 書類つづり穴補強片貼付機構を備えた書類パンチ Granted JPS624594A (ja)

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