JPH0333427Y2 - - Google Patents

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JPH0333427Y2
JPH0333427Y2 JP1985097615U JP9761585U JPH0333427Y2 JP H0333427 Y2 JPH0333427 Y2 JP H0333427Y2 JP 1985097615 U JP1985097615 U JP 1985097615U JP 9761585 U JP9761585 U JP 9761585U JP H0333427 Y2 JPH0333427 Y2 JP H0333427Y2
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socket
nut
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taper pin
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、接続すべき双方の鋼材の孔を合せて
そこにボルトを押し、締付ナツトで締付けて双方
の鋼材を接続する用途に用いる鋼材接続用レンチ
に関するものである。
(従来の技術) 従来、鋼材接続時の孔合せのためのテーパピン
の引抜き、仮ボルトの締付け、締付ボルトの中締
め等の作業は別々に器具を用いて行うのが一般的
であつた。
(考案が解決しようとする問題点) このように従来は、テーパピンの引抜き、仮ボ
ルトの締付け、締付ボルトの中締め等の作業をい
ちいち工具を代えて行わなければならないので、
作業性が悪い問題点があつた。
本考案の目的は、これら3種の作業を1種類の
工具を用いて行うことができる鋼材接続用レンチ
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る鋼材接続用レンチは、正逆両方向
に回転するモータと、該モータの回転力で駆動を
行う駆動部と、該モータの電源のオン、オフおよ
び回転方向を制御する制御スイツチと、前記駆動
部によつて駆動されて内部に挿入されるナツト類
を回転駆動し且つ軸線に沿つた貫通孔を有する駆
動ソケツトと、前記駆動部の外枠に連結して設け
られた回転阻止用反力レバー及び先端ソケツト部
を一体に有し前記駆動ソケツトを収容する反力ソ
ケツトと、ネジ部を有する孔合せ用テーパピンが
引抜かれて前記貫通孔を通り前記駆動ソケツトを
突き抜けて引抜き寸法が一定寸法に達すると該テ
ーパピンの先端で押されて外部に突出する確認ピ
ンとを具備し、鋼材の孔合せとする時には、前記
ネジ部に螺合し前記駆動ソケツトで回転駆動され
る駆動ナツト部と該駆動ナツト部に対し相対回転
自在で且つ前記反力ソケツトで回転を阻止される
反力受けナツト部とを有する引抜きナツトを前記
ナツト類として該反力ソケツト内に収容し、ボル
トの締付け時には、該ボルトの頭部に適合したソ
ケツト部と前記駆動ソケツトで回転駆動される駆
動ナツトとを一体に有し且つ前記反力ソケツト内
で回転自在なアタツチメントを前記ナツト類とし
て前記引抜きナツトに代えて前記反力ソケツト内
に収容可能にして成るものである。(作用) このようなレンチを用いた各種の作業について
説明する。接続すべき双方の鋼材の孔にテーパピ
ンを通し、該鋼材を通り抜けたテーパピンの先端
に引抜きナツトを螺合し、この引抜きナツトをレ
ンチで回転させてテーパピンを一定の寸法だけ引
抜き、その過程で該テーパピンのテーパ部の作用
で双方の鋼材の孔を合致させる。この時のテーパ
ピンの引抜き量は確認ピンの突出によつて確認す
る。
このような回転駆動時に反力ソケツトが回らな
いように他の孔に通したシノ等に反力レバーを当
てておく。かかる操作で合致された隣接孔に仮ボ
ルトを通し、該仮ボルトに螺合したナツトを該レ
ンチで正回転させて締める。次に引抜きナツトを
該レンチで逆転させテーパピンを鋼材から引抜
く。テーパピンを抜いた鋼材の孔に締付ボルトを
通し、これにナツトを螺合して該レンチでナツト
を正転駆動することにより中締めを行う。従つ
て、このレンチによれば3種の作業を共に行うこ
とができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。第1図に示すように本実施例の鋼材接続
用レンチ1は、駆動ユニツト2を備えている。該
駆動ユニツト2は、正逆両方向に回転するモータ
3と、該モータ3の回転力で駆動を行う駆動部4
と、該モータ3の電源のオン、オフ及び回転方向
の切替えを制御する制御スイツチ5とを備えて構
成されている。駆動部4の先にはレンチ本体6が
設けられている。該レンチ本体6は、駆動部4で
駆動されて内部に挿入されるナツト類を回転駆動
する駆動ソケツト7と、該駆動ソケツト7を収容
する反力ソケツト8と、該反力ソケツト8の先端
部より外方へ突設された反力レバー9とを備えて
構成されている。駆動部4内には確認手段として
の確認ピン10が貫通収納されていて、後述する
孔合せ用テーパピンの引抜き寸法が一定寸法に達
すると該テーパピンで押されて駆動部4の後端か
ら突出してそれを知らせるようになつている。
駆動ソケツト7は、内部が後述の駆動ナツト1
2Aの外周に嵌合する六角穴になつており、後端
の外歯車7A及び中間部7Bを一体に有し駆動部
4の外枠先端部4A内に収容されている外歯車7
Aが駆動部4の図示しない内歯車に嵌合してこれ
と噛み合い回転駆動され、また、後述のテーパピ
ン11が貫通する図示しない貫通孔を軸線に沿い
全長に亘つて設けてある。
反力ソケツト8は、いずれも筒形をなす先端ソ
ケツト部8Aと中間部8Bと後端部8Cとを一体
に有し、この後端部8Cが駆動部4の外枠先端部
4Aに連結され、先端ソケツト部8Aの内部が後
述の反力受けナツト部12Bの外周に嵌合する六
角形のソケツト穴になつており、中間部8B内に
駆動ソケツト7が、後端部8C内に中間部7Bが
それぞれ遊嵌入されている。
次に、このような本考案のレンチ1を用いた各
種の作業を第2図乃至第11図を参照して説明す
る。孔合せを行うに際しては、第2図に示すよう
なテーパピン11と引抜きナツト12を用いる。
テーパピン11は、テーパ部11Aと、その小径
側先端に連設されて左ネジが切られたネジ部11
Bと、大径側後端に連設されているフラツト部1
1Cとで構成されている。引抜きナツト12は、
ネジ部11Bに螺合し外形が六角形の駆動ナツト
部12Aと、この駆動ナツト部12Aと一体に形
成した連結スリーブ部12Cの外周に回転自在に
嵌合され外形が六角形の反力受けナツト部12B
とを備えており、駆動ナツト部12Aが駆動ソケ
ツ7の内周に嵌合し、反力受けナツト部12Bが
反力ソケツト8の先端ソケツト部8Aの内周に嵌
合する。
まず、第2図に示すように引抜きナツト12を
ナツト回転させてテーパピン11から外す。テー
パピン11のネジ部11Bは、第3図に示すよう
に孔合せをすべき鋼材13,14の孔15,16
に通す。鋼材13,14を通り抜けたテーパピン
11のネジ部11Bには、第4図に示すように引
抜きナツト12の駆動ナツト部12Aを手回しで
螺合する。この状態で引抜きナツト12の反力受
けナツト部12Bは鋼材13の端面に当接する。
かかる状態で第5図に示すように引抜きナツト1
2に本考案のレンチ1の反力ソケツト8をかぶ
せ、駆動ソケツト7を駆動ナツト部12Aに嵌合
して制御スイツチ5の操作で駆動ソケツト7を逆
転させてテーパピン11の引抜きを行う。このと
き、鋼材13,14の隣接する孔17,18にシ
ノ19を通し、このシノ19に反力レバー9を当
接させて反力ソケツト8の反力による回転を阻止
する。駆動ソケツト7を逆転し続けると、テーパ
ピン11のテーパ部11Aが鋼材13,14の孔
15,16に押し入つてテーパ部11Aの作用で
鋼材13,14が相対的に逆の方向に強制的に移
動され、第6図に示すようにフラツト部11Cが
嵌入した状態で各孔15,16及び各孔17,1
8が合致される。テーパピン11がここまで引抜
かれると該テーパピン11のネジ部11Bの先端
で押されて駆動部4の後部から確認ピン10が突
出し、テーパピン11の引抜き量が一定値に達し
たことを知らせる。この状態で制御スイツチ5を
操作して駆動ソケツト7の回転を停止させ、レン
チ1を引抜きナツト12から外す。また孔17,
18からはシノ19を引抜き、この孔17,18
に第7図に示すように仮ボルト20を通し、その
先端にはナツト21を螺合し、該ナツト21をレ
ンチ1で正転駆動して仮締めをする。この時、隣
接する孔22,23にシノ19を通し、レンチ1
の反力レバー9を当接させて反力ソケツト8の反
力によるナツト回転を同様に阻止する。また、駆
動ソケツト7には図示しないアタツチメントを取
付け、ナツト21の回転を行う。前記アタツチメ
ントとしては、第2図に示す引抜きナツト12に
おいて、駆動ナツト部12Aと連結スリーブ部1
2Cとに相当する部分がこれと同じであり反力受
けナツト部12Bに相当する部分を連結スリーブ
部12Cと一体に形成したソケツト部にして全体
が一体に回転するように構成し、反力受けナツト
部12Bに相当する部分であるソケツト部の外形
が六角形でなく丸形になつていて全体が反力ソケ
ツト8内で回転自在で且つこの部分のソケツト穴
がナツト21の外周に丁度嵌合するものを反力ソ
ケツト8内に収容して用いる。かくして第8図に
示すように、仮ボルト20とナツト21による仮
締めを行い、第9図に示すように引抜きナツト1
2に再度反力ソケツト8をセツトし、駆動ソケツ
ト7を再度逆転させてテーパピン11を鋼材1
3,14の孔15,16から抜き取る。このと
き、反力レバー9は仮ボルト20に当接させて作
業を行う。作業の完了はレンチ1の負荷が急激に
減少することによつて知ることができる。次に、
テーパピン11を抜き取つた孔15,16に第1
0図に示すように締付ボルト24を通し、その先
にナツト25を螺合し、ここでは、アタツチメン
トとして、ソケツト部のソケツト穴がナツト25
の外周に丁度嵌合し、その他の点をナツト21の
場合と同じにしたものに取り替えて用いる。該レ
ンチ1でナツト25を正転させて中締めを行い、
所定の締付け状態になつたら図示しないコントロ
ールボツクスの指示で中締めを中止する。ナツト
25からレンチ1を外し、第11図に示すように
なつた締付けボルト24とナツト25は適宜本締
めを行う。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係る鋼材接続用レ
ンチは、駆動ソケツトが正逆両方向に回転するモ
ータの回転力で駆動を行う駆動部によつてナツト
類を回転駆動するので、テーパピンの引抜きによ
つて鋼材の孔合せをした後に、制御スツチを操作
するだけでこの引抜きのときとは反対方向に駆動
ソケツトを回転させてテーパピンを当該引抜きナ
ツトから簡単に外してその次の孔合せにこれを使
用することができ、孔合せ用テーパピンの引抜き
寸法が一定寸法に達すると、該テーパピンの先端
で押されて外部に突出する確認ピンによつて、当
該テーパピンの引抜き寸法を容易に確認すること
ができ、反力ソケツト内にテーパピンのネジ部に
駆動ナツト部を螺合させた引抜きナツトを反力ソ
ケツト内に収容して使用することによつて、テー
パピンの引き抜きを行うことができ、引抜きナツ
トに代えてアタツチメントを反力ソケツト内に収
容して使用することによつて、仮ボルトの締付
け、締付けボルトの中締めを行うことができ、作
業が変る毎に機器を代える必要がなく、能率よく
各種の作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るレンチの一実施例を示す
側面図、第2図乃至第11図はこのレンチを用い
た各種の作業工程の説明図である。 1……レンチ、2……駆動ユニツト、3……モ
ータ、4……駆動部、5……制御スイツチ、6…
…レンチ本体、7……駆動ソケツト、8……反力
ソケツト、9……反力レバー、10……確認ピ
ン、11……テーパピン、11A……テーパ部、
11B……ネジ部、11C……フラツト部、12
……引抜きナツト、13,14……鋼材、15,
16,17,18,22,23……孔、19……
シノ、20……仮ボルト、21……ナツト、24
……締付けボルト、25……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正逆両方向に回転するモータと、該モータの回
    転力で駆動を行う駆動部と、該モータの電源のオ
    ン、オフおよび回転方向の切替えを制御する制御
    スイツチと、前記駆動部によつて駆動されて内部
    に挿入されるナツト類を回転駆動し且つ軸線に沿
    つた貫通孔を有する駆動ソケツトと、前記駆動部
    の外枠に連結して設けられ回転阻止用反力レバー
    及び先端ソケツト部を一体に有し前記駆動ソケツ
    トを収容する反力ソケツトと、ネジ部を有する孔
    合せ用テーパピンが引抜かれて前記貫通孔を通り
    前記駆動ソケツトを突き抜けて引抜き寸法が一定
    寸法に達すると該テーパピンの先端で押されて外
    部に突出する確認ピンとを具備し、鋼材の孔合せ
    をする時には、前記ネジ部に螺合し前記駆動ソケ
    ツトで回転駆動される駆動ナツト部と該駆動ナツ
    ト部に対し相対回転自在で且つ前記反力ソケツト
    で回転を阻止される反力受けナツト部とを有する
    引抜きナツトを前記ナツト類として該反力ソケツ
    ト内に収容し、ボルトの締付け時には、該ボルト
    の頭部に適合したソケツト部と前記駆動ソケツト
    で回転駆動される駆動ナツトとを一体に有し且つ
    前記反力ソケツト内で回転自在なアタツチメント
    を前記ナツト類として前記引抜きナツトに代えて
    前記反力ソケツト内に収容可能なことを特徴とし
    て成る鋼材接続用レンチ。
JP1985097615U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0333427Y2 (ja)

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JP1985097615U JPH0333427Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP1985097615U JPH0333427Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Publication Number Publication Date
JPS628075U JPS628075U (ja) 1987-01-19
JPH0333427Y2 true JPH0333427Y2 (ja) 1991-07-16

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JP1985097615U Expired JPH0333427Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850831A (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 Toshiba Corp アンテナ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5850831A (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 Toshiba Corp アンテナ装置

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JPS628075U (ja) 1987-01-19

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