JPS6236576Y2 - - Google Patents

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JPS6236576Y2
JPS6236576Y2 JP20168683U JP20168683U JPS6236576Y2 JP S6236576 Y2 JPS6236576 Y2 JP S6236576Y2 JP 20168683 U JP20168683 U JP 20168683U JP 20168683 U JP20168683 U JP 20168683U JP S6236576 Y2 JPS6236576 Y2 JP S6236576Y2
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tap
torque
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handle
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JP20168683U
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JPS60109720U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は、特に小ねじのタツプねじを立てる
場合に有効なトルク規制タツプハンドル装置に関
する。
従来、小ねじ類のタツプねじたては人の感によ
り手で行なつていたが、力の加減にバラツキを生
じ、反力に抗して更に大きなトルクを与えるとタ
ツプが破損するといつた不具合があつた。
この考案は、上記に鑑みて、構造が簡単で安価
で製作でき、反力が予定以上になると回転トルク
の伝達が遮断され、予定以上の回転トルクが加わ
らず、十分な規制ができるトルク規制タツプハン
ドル装置の提供を目的とする。
以下、この考案を第1図ないし第4図に示す実
施例に基づいて説明する。
1は円柱状本体、3は駆動体、7はタツプハン
ドルで、円柱状本体1は基体部10の外周面にボ
ール9の球径に対応した寸法の球面座ぐり11を
有するラチエツト形成部2を少なくとも2か所
(第2図では4か所)設け、球面座ぐり11の端
部12は基体部10の直径に等しく、端部13は
基体部10の直径よりわずか小径の位置となし、
次に隣接する端部12に除変するスリツプ面21
(曲面)となす。円柱状本体1の一端(第1図で
は下方)に後述の駆動体3の下端面を保持する鍔
4を、円柱状本体1の他端(第1図では上方)に
ねじ部5を形成し、外れ止めナツト6により円柱
状本体1の基体部10の外周面に回動可能に嵌合
した駆動体3の上端面を係止する。51,61は
後述するタツプTの係合部で鍔4の下方に延出形
成してある。
駆動体3の中心部には前記円柱状本体1の基体
部10の外周面に嵌合する回動軸穴31を有し、
該回動軸穴31に直交かつ駆動体3の長手方向に
互いに相対して後述のタツプハンドル7の係止用
穴32を穿設し、該係止用穴32,32の入口部
位にはタツプハンドル7のねじ部72を螺合する
雌ねじ部33が形成してある。
タツプハンドル7は軸部71の端にねじ部72
を、他端にローレツト掛け等を施した握り部73
を設けてなり、トルク規制ばね8および座金91
を介して円柱状本体1のラチエツト形成部2の球
面座ぐり11にねじ部72の先端でボール9を押
圧せしめるように、ねじ部72が進退自在に駆動
体3の雌ねじ部33に螺合してある。なお、第1
図において、M4,M6,M8はあらかじめ定め
たトルク値目盛りのマーキングを示す。
第1図および第3図において係合部51は円柱
状本体1の鍔4の下方に延出して設けてあり、タ
ツプシヤンクSの係止部分52は、円柱状本体1
の基体部10と同一直径、タツプTの嵌挿部分5
3は係止部分52より小径となし、係合部51の
軸中心にはタツプTの嵌挿穴54を有し、タツプ
シヤンクSの係止部分52にはロツクピン浮動用
ばね17の嵌挿孔55,55,ロツクピン軸部1
8の嵌挿孔56,56が設けてあり、鍔4の外周
面にはタツプロツク用ナツト14を螺合するねじ
部41を形成せしめてある。タツプロツク用ナツ
ト14は略円筒状をなし、その一端に前記円柱状
本体1の鍔4に設けたねじ部41に螺合せしめる
ためのねじ部21を設け、円筒内面部にはカム面
15,15を形成し、他端はタツプTの嵌挿部分
53が貫通可能な貫通孔19を穿設してある。
第4図はタツプTの係合部61の他の実施例を
示し、係合部61は円柱状本体1の鍔4の下方に
延出しており、該係合部61の軸中心にタツプT
の嵌挿孔62を有し、タツプシヤンクSの係止部
位にねじ部63,63を設け、小ねじ64,64
によりタツプシヤンクSを係合部61に固着せし
める。
上記構成のトルク規制タツプハンドル装置の使
用態様について説明する。
先ずラチエツト機構によるトルク規制について
は、円柱状本体1の基体部10に嵌合せる駆動体
3のねじ部33にトルクハンドル7のねじ部72
を螺合し、所望するねじ径のタツプのねじたてを
おこなわんとするタツプねじ径目盛り(第1図に
示すM4,M6,M8のいずれかに)を駆動体の
ねじ部33の入口面に合わせ最適荷重のトルクが
伝達可能な状態となる迄摺動させて所定の位置に
前記トルクハンドル7を係止し、駆動体3を円柱
状本体1とともに第2図において反時計方向(C
矢視方向)に回動させればタツプTの係合部5
1,61に係止したタツプTに回転トルクが伝達
され、被ねじたて部材にタツプねじをたてる事が
出来る。詳しくは、前記タツプハンドル7のねじ
込みによりねじ部72の先端でトルク規制ばね8
および座金91を介してボール9を円柱状本体1
のラチエツト形成部2の球面座ぐり11に当接し
て押圧することにより、タツプたて時には第2図
に示すラチエツト形成部2の球面座ぐり11の端
部13側にボール9が押され駆動体3と円柱状本
体1とは一体的に反時計方向(ねじたて方向)に
回転する。予定のねじたての最終段階になると回
転トルクに対して反力(逆トルク)が大きくなり
この反力が予定以上になると、トルク規制ばね8
のラチエツト形成部2への回転力に逆らつてボー
ル9が端部13部分とトルク規制ばね8との間で
タツプハンドル7の握り部73方向(外方)に球
面座ぐり部11(凹み部)より浮上つてスリツプ
面21で空転を起し、駆動体3のみが円柱状本体
1の基体部1の外周面を回動し、回転トルクが円
柱状本体1に伝わらない。このためタツプTには
予定以上の回転トルクが加わることなく、タツプ
を破損する恐れはない。また、タツプTをねじた
て部材より抜きとるには、タツプたての反対方向
(第2図においてD方向球面座ぐり11の端部1
2方向)にタツプハンドル7を回転させればボー
ル9はラチエツト形成部2の球面座ぐり11(凹
み)にトルク規制ばね8の弾発力により押圧され
て完全に沈み込み、第2図に示す球面座ぐり11
の浮上る事ができないので、円柱状本体1を時計
方向(第2図に於いてD方向)に逆回転させる。
従つて、タツプTを逆回転してねじたて部材か
らタツプTを抜きとることができる。なお、所望
するねじたて径はタツプハンドル7に荷重目盛り
(第1図のM4,M6,M8で示す)を付して所
望するタツプねじ径の回転トルク値の目盛りにタ
ツプハンドル7の設定位置を調整することによつ
て行なうものであるが、タツプハンドル7はタツ
プねじ径毎に個々に設定してもよい。
次にタツプロツク機構については、第4図に示
すように、タツプTの係合部61に設けたねじ部
63,63に小ねじ64を螺設して該小ねじ64
のねじ先端で、タツプシヤンクS部を係止する
か、以下説明する第1図および第3図の如く、ロ
ツク用ナツト14をE方向に回転させればロツク
用ナツト14の円筒内面部に設けたカム面15,
15によつてロツクピン頭部16がロツクピン浮
動用ばね17の弾発力によつて外方に押し出さ
れ、ロツクピン軸部18,18間の〓間が拡大
し、タツプTのシヤンクS部をタツプTの嵌挿孔
54内に挿入し、シヤンクSの向きをロツクピン
軸18側に合わせて、ロツク用ナツト14を第3
図F方向に回転させると、ロツク用ナツト14の
円筒内面部のカム面15,15によつてロツクピ
ン頭部16がロツクピン浮動用ばねに抗して、タ
ツプTの嵌挿孔54内方向に押されて、ロツクピ
ン軸部18,18間の間〓が狭められてタツプシ
ヤンクS部を押圧してタツプTを円柱状本体1に
固着する。
タツプTの取り外しする際には、前記取付時の
逆順に行えばよく、タツプ用ロツクナツト14を
単に回転させるのみでワンタツチでタツプTの係
脱を至つて簡単に行なうことができる。
この考案のトルク規制タツプハンドル装置は、
上記構成により次のごとき効果を奏する。
(1) タツプねじ径に合つた最適トルクが得られ、
タツプの破損防止ができる。
(2) 人の感による手作業のバラツキがなくなり作
業ロスを防止することができ、十分なトルク規
制ができる。
(3) 構造が簡単で安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の正面断面図、第2図は
第1図におけるA−A矢視断面図、第3図は第1
図におけるB−B矢視断面図、第4図は本考案装
置のタツプ係合部の他の実施例を示す部分正面断
面図である。 1……円柱状本体、2……チチエツト形成部、
3……駆動体、7……タツプハンドル、8……ト
ルク規制ばね、9……ボール、51,61……タ
ツプ係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円柱状本体の外周面に回動可能に駆動体を嵌
    合し、該駆動体の直径方向に形成した雌ねじ部
    にタツプハンドルを螺合して、該雌ねじ部にボ
    ールを嵌入するとともに、タツプハンドルのね
    じ部先端との間にトルク規制ばねを挿入して前
    記円柱状本体の基体部外周に設けたラチエツト
    形成部にボールを押圧せしめ、前記トルク規制
    ばねで設定した力に抗して、円柱状本体と駆動
    体とを一体的に回動せしめ、前記円柱状本体の
    タツプ係合部に係止せるタツプに回転トルクを
    伝達し、予定のトルクに達した時、前記ボール
    とラチエツトとの係合が解かれ、前記タツプへ
    のトルク伝達を遮断するようにしたトルク規制
    タツプハンドル装置。 (2) タツプ係合部として、該タツプ係合部外周に
    位置する鍔に形成せるねじ部にタツプロツク用
    ナツトを螺合し、該ナツト内面に形成せるカム
    面にばねを介してロツクピンの頭部を当接する
    とともに、ロツクピンの端末部をタツプシヤン
    クに当接させて、ロツク用ナツトの回動によ
    り、ロツクピンを進退せしめてタツプシヤンク
    を係脱するロツク機構を構成した実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のトルク規制タツプハン
    ドル装置。
JP20168683U 1983-12-26 1983-12-26 トルク規制タツプハンドル装置 Granted JPS60109720U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20168683U JPS60109720U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 トルク規制タツプハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20168683U JPS60109720U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 トルク規制タツプハンドル装置

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Publication Number Publication Date
JPS60109720U JPS60109720U (ja) 1985-07-25
JPS6236576Y2 true JPS6236576Y2 (ja) 1987-09-17

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JP20168683U Granted JPS60109720U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 トルク規制タツプハンドル装置

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JPS60109720U (ja) 1985-07-25

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