JPH0333361Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0333361Y2
JPH0333361Y2 JP1985044569U JP4456985U JPH0333361Y2 JP H0333361 Y2 JPH0333361 Y2 JP H0333361Y2 JP 1985044569 U JP1985044569 U JP 1985044569U JP 4456985 U JP4456985 U JP 4456985U JP H0333361 Y2 JPH0333361 Y2 JP H0333361Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion tool
pedestal
cutting blade
tip
burr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985044569U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61159118U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985044569U priority Critical patent/JPH0333361Y2/ja
Publication of JPS61159118U publication Critical patent/JPS61159118U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0333361Y2 publication Critical patent/JPH0333361Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、合成樹脂製パイプ部のハンドワーク
によるばり仕上げ具に関する。
(従来の技術) 例えば、合成樹脂製の自動車用ラジエータタン
クの場合、タンク本体からパイプ部を突設し、こ
のパイプ部の先端外周部に外方へ拡開したバルジ
部を形成し、パイプ部にホースの端部を圧入する
と共に、バルジ部の根本でそのホースをクランプ
締めし、気密性を保持するようにしている。
そして、バルジ部の外周にばりがあると、ホー
スとの気密性が損なわれるので、そのばりを除去
しなければならないが、一般には、作業者がカツ
ターナイフを使つて除去していることが多い。
この場合、ばり仕上げが均一に行なわれていな
いと、ラジエータタンクの使用時に、ホースの端
末からの水洩れが発生するので、ばり仕上げ作業
は、仕上げ面に凹凸ができないように細心の注意
をはらわなければならず、多大の時間と熟練を要
している。
また、従来、合成樹脂製パイプ部の端末部の仕
上げ具として、実開昭49−140792号公報に示され
るものが知られている。この仕上げ具は、円筒状
の基体内の中央部にパイプ内に挿入される円柱状
のガイド部材を突設すると共に、基体内に切削刃
を取付け、かつ、基体の外側に左右一対の棒状の
ハンドルを突設したものである。そして、パイプ
の端末部内にガイド部材を挿入し、一対のハンド
ルにより基体を回転し、内側の切削刃によりパイ
プの面取りおよび端面の仕上げを行なうものであ
る。
しかし、この仕上げ具によると、基体をパイプ
側に押し付けながら、左右一対のハンドルで回転
させるものであるため、両手を使つて操作しなけ
ればならず、したがつて、パイプはあらかじめ固
定しておかなければならず、また、ガイド部材は
円柱状であるので、パイプの内径とほぼ一致した
外径に形成する必要があり、そのためガイド部材
のパイプ内への嵌合に手数がかかり、前記のよう
なバルジ部等のばり取り作業には適しない。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、従来、パイプ部のバルジ部等の
ばり取り作業は手数を要している。
本考案は、上述のような問題を解決しようとす
るもので、ばり取り作業を容易かつ確実に行なえ
るようにすることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案のばり仕上げ具は、台座と1と、この台
座1の前部に設けられ外周面が先端側に行くにし
たがつて小径となる円錐面状をなして合成樹脂製
パイプ部21の端末部の内孔に回転可能に嵌合さ
せる挿入具2と、上記台座1の後部に固定された
片手操作による台座回転用のハンドル5と、上記
台座1に中間部で支軸10により回動自在に取付
けられ、上記挿入具2の側部と対向する先端の刃
部を挿入具2に対して一定間隔まで近接保持され
かつ離間する方向に変位可能とすると共に、先端
の刃部が挿入具2に対して一定間隔まで近接する
方向にスプリング13で付勢され、上記挿入具2
と共に回転して合成樹脂製パイプ部21の端末部
の外周のばりを仕上げる切削刃9と、この切削刃
9の外側に設けられ上記スプリング13に抗して
切削刃9の刃部を外方へ偏位させる指掛けレバー
11とを備えたものである。
(作用) 本考案では、パイプ部21の外周に形成された
ばりを除去する場合、片手、例えば左手でパイプ
部21を持ち、右手でハンドル5を持つと共にそ
の右手の指を指掛けレバー11に掛けて切削刃9
をスプリング13の弾発力に抗して回動し、切削
刃9の先端の刃部を外方に変位させ、その状態を
保持したまま挿入具2をパイプ部21の端末部の
内孔内に挿入して嵌合させ、ついで、指掛けレバ
ー11から指をはなしてスプリング13の復帰力
によつて切削刃9を元の位置に回動復帰させ、そ
の刃部をパイプ部21の先端のばりに当接させる
と共に、削り取るべき深さまで喰い込ませる。こ
の状態でハンドル5により台座1を回転させる
と、挿入具2はパイプ部21の内孔壁に当接摺動
しながら回転し、これと共に切削刃9の刃部は同
一円周上を回転しながら外周のばりを削除して行
く。ついで、再び右手の指を指掛けレバー11に
掛けて切削刃9を回動し、その刃部をばり取り位
置から離脱させ、挿入具2をパイプ部21から抜
き出す。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
1は台座で、この台座1の前部に円錐形または
円錐台形の、すなわち、外周面を先端側に行くに
したがつて小径となる円錐面状に形成した挿入具
2が台座1のねじ孔3に螺合したねじ4で固定さ
れている。また、上記台座1の後部に片手操作に
よる台座回転用のハンドル5がその中心部に設け
て上記台座1のねじ孔3に螺合したねじ軸6およ
びこのねじ軸6に螺合したナツト7で固定されて
いる。
上記台座1の上部前後方向に凹溝8が形成さ
れ、この凹溝8内に切削刃9の基部が挿入されて
いると共に、凹溝8の前端部において切削刃9の
基部の中間部が支軸10により回動自在に取付け
られて、上記挿入具2の側部と対向する先端の刃
部が挿入具2に対して近接・離間する方向に変位
可能となつており、かつ、切削刃9の基部の外側
に指掛けレバー11が突設されている。
また、上記台座1の凹溝8の後端部に円筒状の
凹部12が設けられ、この凹部12内に上記切削
刃9の基部後端に当接するコイルスプリング13
が設けられて、切削刃9の先端の刃部が上記挿入
具2に対して近接する方向に付勢され、さらに、
上記台座1の上面に凹部12の上方位置において
ストツパ14がねじ15で取付けられ、上記切削
刃9は基部後端の上面をストツパ14に当接して
挿入具2とほぼ平行となる位置に常時付勢支持さ
れている。
第1図において、21は例えばラジエータタン
クの合成樹脂製パイプ部で、このパイプ部21の
先端外周部に外方へ拡開したバルジ部22が形成
されている。
そして、上記パイプ部21のバルジ部22の外
周に形成されたばりを除去する場合、片手、例え
ば左手でパイプ部21を持ち、右手でハンドル5
を持つと共にその右手の指を指掛けレバー11に
掛けて切削刃9をスプリング13の弾発力に抗し
て回動し、切削刃9の先端の刃部を外方に変位さ
せ、その状態を保持したまま挿入具2をパイプ部
21の端末部の内孔内に挿入して嵌合させ、つい
で、指掛けレバー11から指をはなしてスプリン
グ13の復帰力によつて切削刃9を元の位置に回
動復帰させ、その刃部をパイプ部21の先端のバ
ルジ部22のばりに当接させると共に、削り取る
べき深さまで喰い込ませる。
この状態でハンドル5により台座1を回転させ
ると、挿入具2はパイプ部21の内孔壁に当接摺
動しながら回転し、これと共に切削刃9の刃部は
同一円周上を回転しながらバルジ部22の外周の
ばりを切除して行く。
ついで、再び右手の指を指掛けレバー11に掛
けて切削刃9を回動し、その刃部をばり取り位置
から離脱させ、挿入具2をパイプ部21から抜き
出す。
〔考案の効果〕
本考案によれば、合成樹脂製パイプ部の端末部
の外周のばりの仕上げに際して、挿入具をパイプ
部の内孔壁に当接しながら回転することにより、
切削刃の刃部が同一円周上を回転しつつばりをカ
ツトすることができ、この操作は片手でパイプ部
を持ち、他の手でハンドルを持つて相対的に回転
するだけで容易に行なうことができる。そして、
挿入具の外周面が円錐面状をなすから、挿入具を
パイプ部の内孔に嵌合するのが容易で、また、切
削刃をばり取り位置にセツトする際に、切削刃の
先端の刃部を指掛けレバーで挿入具から離間させ
ることにより、切削刃をパイプ部に接触させず
に、挿入具をパイプ部に嵌合することができ、こ
のため、切削刃の刃部でパイプ部を深く傷付ける
心配がなく、つぎに、指掛けレバーを操作力から
解放すると、スプリングにより切削刃の刃部が挿
入具に対して一定間隔まで接近しながらパイプ部
のばりに喰い込むから、回転によりばりを確実か
つ滑らかにカツトすることができ、この回転の際
にも、切削刃の刃部が深過ぎる位置まで喰い込む
ことがないため、ばりのない滑らかな仕上げ面が
得られ、さらに、切削刃をばり取り位置から離脱
させる際にも、切削刃の先端の刃部を指掛けレバ
ーで挿入具から離間させることにより、切削刃を
パイプ部に接触させずに、挿入具をパイプ部から
引き抜くことができ、このため、ばり仕上げ後の
パイプ部を切削刃の刃部で傷付ける心配がなく、
しかも、これらの変位操作は、ハンドルを片手で
把持したまま、切削刃の指掛けレバーに指を掛け
ることによつて行なうことができ、したがつて、
他の固定用の治具等を用いることなく、ハンドワ
ークのみによるばり取り仕上げを容易に行なうこ
とができ、ばり取り作業に熟練を要さず、短時間
で確実に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すばり仕上げ具
の側面図、第2図は第1図の縦断側面図、第3図
は第1図の平面図、第4図は第1図の分解斜視図
である。 1…台座、2…挿入具、5…ハンドル、9…切
削刃、10…支軸、11…指掛けレバー、13…
スプリング、21…パイプ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 台座と、 この台座の前部に設けられ外周面が先端側に行
    くにしたがつて小径となる円錐面状をなして合成
    樹脂製パイプ部の端末部の内孔に回転可能に嵌合
    させる挿入具と、 上記台座の後部に固定された片手操作による台
    座回転用のハンドルと、 上記台座に中間部で支軸により回動自在に取付
    けられ、上記挿入具の側部と対向する先端の刃部
    を挿入具に対して一定間隔まで近接保持されかつ
    離間する方向に変位可能とすると共に、先端の刃
    部が挿入具に対して一定間隔まで近接する方向に
    スプリングで付勢され、上記挿入具と共に回転し
    て合成樹脂製パイプ部の端末部の外周のばりを仕
    上げる切削刃と、 この切削刃の外側に設けられ上記スプリングに
    抗して切削刃の刃部を外方へ偏位させる指掛けレ
    バーと、 を備えたことを特徴とするばり仕上げ具。
JP1985044569U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0333361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985044569U JPH0333361Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985044569U JPH0333361Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61159118U JPS61159118U (ja) 1986-10-02
JPH0333361Y2 true JPH0333361Y2 (ja) 1991-07-16

Family

ID=30557262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985044569U Expired JPH0333361Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0333361Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936785U (ja) * 1972-07-01 1974-04-01

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49140792U (ja) * 1973-03-25 1974-12-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936785U (ja) * 1972-07-01 1974-04-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61159118U (ja) 1986-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5765973A (en) Reversible conuntersink
US6019555A (en) Debur tool for simultaneously removing burrs from and chamfering a hole in a workpiece
JPH0333361Y2 (ja)
US2992482A (en) Blind rivet stem trimmer
JPH01164569A (ja) チャックキーの装着及び取外し装置
US4344230A (en) Leather tooling apparatus
JPS6140563Y2 (ja)
JP3046789U (ja) 高圧ゴムホース端部の外皮剥脱装置
US2882597A (en) Under-edge burring tool
JP3040569U (ja) ネジ切り補助具
JPH042520U (ja)
JPS6140426Y2 (ja)
JPH0724222Y2 (ja) 巻きテープ切断具
JP2000263406A (ja) 研削工具及び研削方法並びに研削機
US1445737A (en) Razor-blade holder
JPH0686915U (ja) ゲートカット装置のチャック部構造
JPH023373Y2 (ja)
JPH0132010B2 (ja)
JP3823238B2 (ja) バリ取機のガイド部材
JPS5815041Y2 (ja) パイプ用面取り工具
JPS6317460Y2 (ja)
JPH0347785Y2 (ja)
JP3044715U (ja) 管切断面のバリ取りおよび差し込み代マーキング治具
JP2002066813A (ja) チャックのスペーサ及びスペーサを使用した加工方法
JP2521123Y2 (ja) 被覆カッター