JPH0333266A - 改質繊維布帛 - Google Patents

改質繊維布帛

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Publication number
JPH0333266A
JPH0333266A JP16849989A JP16849989A JPH0333266A JP H0333266 A JPH0333266 A JP H0333266A JP 16849989 A JP16849989 A JP 16849989A JP 16849989 A JP16849989 A JP 16849989A JP H0333266 A JPH0333266 A JP H0333266A
Authority
JP
Japan
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skin
fiber fabric
amphoteric compound
present
fiber cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP16849989A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunekatsu Furuta
古田 常勝
Akira Ukita
彰 浮田
Kentaro Mitani
健太郎 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication of JPH0333266A publication Critical patent/JPH0333266A/ja
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1発汗時の皮膚のpH変化を緩和させる効果を
有する改質繊維布帛に関するものである。
(従来の技術) 従来から、衣料素材において各種の機能を有する布帛が
開発されており1例えば1発汗を伴う運動や作業用素材
として、吸汗発散性布帛が提案されている。
この吸汗発散性布帛は、運動や作業中の汗を肌から吸収
して裏面層から1表面層にまで拡散するものであり、汗
によるべとつき等の不快感や、汗の蒸発潜熱による体温
の低下を防ぐ効果を有している。
一方9人間の皮膚のpHは2分泌される皮脂中の脂肪酸
と汗に含まれる乳酸の働きにより1弱酸性に保たれてい
るが、洗浄や入浴時に用いられる石鹸や洗剤により、あ
るいは身体疲労時に分泌される汗により皮膚のpHがア
ルカリ性に傾くことがある。皮膚のpHがアルカリ性に
なると皮膚への刺激が増大し、皮膚に悪影響を与えたり
、皮膚に炎症が生じたりすることがある。
従来の衣料素材ではこの点を解消する技術はなかった。
(発明が解消しようとする課題) 上記のように、皮膚のpHの変化を緩和させる効果を有
する衣料素材は未だに実用化されていない。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたもので、繊
維布帛の特性を保持すると同時に1発汗時の皮膚のpH
変化を緩和させる効果を有する改質繊維布帛を得ること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するもので1次の構成を有す
るものである。
すなわち1本発明は、繊維布帛に両性化合物が該繊維布
帛の0.1重量%以上付着していることを特徴とする改
質繊維布帛を要旨とするものである。
以下1本発明について詳細に説明する。
本発明では、繊維布帛として、ナイロン6やナイロン6
6で代表されるポリアミド系合成繊維。
ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合或繊維、ポリビ
ニルアルコール系合成繊維、トリアセテート等の半合成
繊維、あるいは木綿、ナイロン6/木綿、ポリエチレン
プレフタレート/木綿等の混紡繊維から構成された織物
2編物等を用いることができる。
本発明で用いる両性化合物は、−分子中に酸性基と塩基
性基の双方を含む化合物を意味し、酸性溶液には塩基と
して作用し、アルカリ性溶液には酸として作用し、いず
れの場合にもpHを中性に近ずける効果を有するもので
あり 、カルボン酸型、スルホン酸型、リン酸型等があ
る。 カルボン酸型両性化合物は、酸性基としてカルボ
ン酸ノ、(。
アルカリ性基としてアミノ基を有するものであり。
具体的には、ドデシル−N−べ9 イ:’ CI282
5N ”(CH3)2 CH2c○0−、 ポリ−4−
ビニルピアミノ酢酸 N H2−CH2−C○○H等を
挙げることができる。スルホン酸型両性化合物は、酸性
基とし−Cスルホン酸基、アルカリ性)、ことしてアミ
ノ基を有するものであり、具体的には(CH,)、−3
○3 を挙げることができる。
また。
リン酸型両性化合 物は、酸性基としてリン酸基、アルカリ性基としてアミ
ノ酸を有するものであり、具体的にはバルミトイルリゾ
レシチン C+s H31C○○CH,CH(○H)CH2PO。
CH2CH2N (CH3)2等を挙げることができる
本発明で用いる両性化合物は低分子、高分子のいずれの
化合物でもよく、また繊維布帛への付着に際しては1両
性化合物を単独で用いてもよいし。
耐久性を向上させるためにバインダー等を併用して付着
させてもよい。バインダーとしてはポリウレタン系、ポ
リアクリル酸エステル系、ポリアミノ酸系、ポリアミノ
酸ウレタン系等の溶剤系樹脂や水溶性樹脂、水分散エマ
ルジョン樹脂等を用いればよく、特に限定する必要はな
い。
本発明の繊維布帛には両性化合物を該繊維布帛の0.1
重量%以上付着せしめであることが必要である。付着量
が0.1重量%未満では2本発明の効果である皮膚のp
Hの変化に対する緩和効果が不十分であり、好ましくな
い。
本発明の繊維布帛を製造するには、繊維布帛に両性化合
物あるいは両性化合物を含むバインダー溶液を付着させ
る。付与方法としては、ロールキスコーター法、デイツ
プ−ニップ法、スプレーノズル法、グラビア法等いずれ
の方法でも可能であり、方法に限定はない。
ロールキスコーター法とは、付与する液中に下部を浸漬
したロールを回転させ、ロール表面に付着した液を上部
のロール表面に接して走行する悲維布帛に付与する方法
であり 、また、デイツプ−ニップ法とは、繊維布帛を
付与する液中に浸漬させた後、互いに接触し、加圧され
た一対のゴム製あるいは金属製のロールで絞る方法であ
り、さらにスプレーノズル法とは、付与する液を噴霧ス
プレーノズルにて繊維布帛に噴霧させる方法である。 
グラビア法とは、ロールの表面に彫刻された凹凸模様を
もったグラビアロールが液をもちあげて印刷状に繊維布
帛上に液を付与する方法である。
本発明における両性化合物の付着状態は、布帛の全体に
均一に付着していてもよく2部分的に付着していてもよ
い。
本発明の繊維布帛には1両性化合物の他に通常仕上剤と
して用いられる帯電防止剤、柔軟剤、抗菌剤、防汚加工
剤、吸水加工剤等が付与されていてもよい。
又、付与された液は常法に従い、乾燥熱処理すればよい
本発明は1以上の構成を有するものである。
(作 用) 本発明においては+ +a維布帛に両性化合物が該繊維
布帛の0.1重量%以上付着している。このように繊維
布帛に両性化合物が付着している本発明の改質繊維布帛
により縫製された衣料を着用していると9発汗時に皮膚
のpHがアルカリ側や酸側に大きく変化しても9両性化
合物のpH緩衝効果により、皮膚のpHを中性に戻す作
用を有している。そのため、皮膚のpHの変化が小さく
なり皮膚に対する刺激が少なくなり、皮膚の炎症を防ぐ
ことができ1着用感の良好な衣料となる。
(実施例) 次に1本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
が、実施例における布帛の性能の評価は下記の方法で行
った。
(1)着用評価 シャツを縫製し1石鹸にて体を洗い、皮JET 0J)
pHがアルカリ側に傾いたモニター3名に着用させ、環
境温度30℃の人工気候室内で、エルゴメータ−を15
分間こぎ9発汗した状態で着用感を官能評価させ1次の
3階級の判定を行った。
○:良好、△:やや不良、×:不良。
(2)皮膚のpH pH計(皮膚のpHが測定できるように改良)を用いて
1着用評価時の着用前後に測定した。
実施例1 まず、ポリエステルフィラメント仮撚嵩高加下糸75 
d/36 fを用いて、インターロック組織にて22ゲ
ージの九編地を編成し、リラックス精練した後 、 D
ianix Blue U−3E (分散染料三菱化成
工業■製)2%o、 w、f、にて、染色温度130℃
、染色時間30分の条件で染色し、これを被加工編地と
した。
次にドデシル−N−ベタイン(両性化合物)10部、ク
リスボン75ST(大日本インキ化学工業1鞠製、ポリ
ウレタン系樹脂)50部、メチルエチルケトン(MEK
)50部よりなる樹脂液を付与樹脂液としてグラビアコ
ーティング加工機(横山製作所@製)にて上記編地の表
面へ樹脂液を塗布後、樹脂付与面を下にして130℃、
2分の乾燥を行い、150℃で仕上げセットを行った。
このときドデシル−N−ベタインの付着量がそれぞれ上
記編地の0.0.2 、1.0重量%になるように3通
り (本発明は0.2,1.0重量%に該当し、0重量
%は比較例に該当)にて行った。
得られた編地の性能を評価し、その結果を次頁の第1表
に示した。
第 表 第1表より明らかなごとく1本発明の絹地は。
ポリエステルフィラメント加工糸の特性を維持したまま
、皮膚のpHの変化を緩和する働きを持つ着用感の良好
なものであった。
(発明の効果) 本発明は繊維布帛に両性化合物が該繊維布帛の0.1重
量%以上付着してなる構成を有し、かかる構成の本発明
の布帛は繊維固有の特性を損なうことなく、皮膚のpH
変化を緩和する特性を有するものとなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維布帛に両性化合物が該繊維布帛の0.1重量
    %以上付着していることを特徴とする改質繊維布帛。
JP16849989A 1989-06-29 1989-06-29 改質繊維布帛 Pending JPH0333266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16849989A JPH0333266A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 改質繊維布帛

Applications Claiming Priority (1)

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JP16849989A JPH0333266A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 改質繊維布帛

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0333266A true JPH0333266A (ja) 1991-02-13

Family

ID=15869213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16849989A Pending JPH0333266A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 改質繊維布帛

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JP (1) JPH0333266A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1023430A4 (en) * 1997-09-19 2000-11-15 Isp Investments Inc WATER-SOLUBLE TINCTORIAL COMPLEXION POLYMERS FOR USE AS PIGMENT TRANSFER INHIBITORS IN LAUNDRY DETERGENT OR FABRIC SOFTENING COMPOSITIONS
US7204976B2 (en) 2003-05-30 2007-04-17 Colgate-Palmolive Company High efficacy gel with low glycol content

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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