JPH0333177A - めっき剥離を起こしにくい接着剤組成物 - Google Patents

めっき剥離を起こしにくい接着剤組成物

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Publication number
JPH0333177A
JPH0333177A JP16704289A JP16704289A JPH0333177A JP H0333177 A JPH0333177 A JP H0333177A JP 16704289 A JP16704289 A JP 16704289A JP 16704289 A JP16704289 A JP 16704289A JP H0333177 A JPH0333177 A JP H0333177A
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JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
epoxy resin
rubber
pts
Prior art date
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Pending
Application number
JP16704289A
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English (en)
Inventor
Makoto Itomi
糸見 誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0333177A publication Critical patent/JPH0333177A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、めっき鋼板の接着においてめっき剥離を起
こしにくくかつ高い強度を得ることのできる接着剤に関
する。
[従来の技術] 自動車産業においては、従来よりコストの低減、燃費の
向上などのために車体の軽量化が大きな課題となってい
る。これに対応するために、車体の構造部分の接合方法
として、従来のスポット溶接にかえて、あるいはスポッ
ト溶接と併用して接着を適用することが検討されている
現在も接着は車体の多くの部分に用いられているが、特
に大きな荷重がかかる部分ではなく、補強用部材の接合
や、浸水に対するシーラーとしての利用に限られている
。しかし、上記のような状況から、今後構造部分の接着
、いわゆる構造接着の利用が増加すると考えられる。
一方、車体の軽量化とともに車体の防錆も重要な11A
題であり、自動車用鋼板には高い防錆性能が要求されて
いる。このため、車体の主要な部分に種々の亜鉛系めっ
き鋼板が多く用いられている。
ところが、最近亜鉛系めっき鋼板の接着破壊試験を行う
とめっきが剥離することによって接着強度が低下するこ
とがあるということが知られるようになってきた。
車体の接着部において、何らかの外力によって部分的に
でもめっきが剥離するとそこから腐食が始まり車体の耐
久性を損ねる。特にこれが構造部分である場合には重大
な欠陥となり得る。
[発明が解決しようとする課題] このような事情から、本発明者はどのような条件でめっ
きが剥離しないかを検討した結果、ある程度弾性率が低
い接着剤を用いるとめっきが剥離しないことを見いだし
た。
しかしこのような弾性率が低い接着剤は凝集力が低く接
着剤としての強度は低い。
すなわち、この発明はメツキ鋼板を接着破壊してもめっ
き剥離が起きず、かつ高い強度を得られる接着剤を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、めっき剥離を起こしにくくかつ強度が高い
接着剤について鋭意研究した結果、エポキシ系接着剤を
特定のゴムで変性し、さらに特定の繊維強化材を添加す
ることにより従来の問題点を解決できることを見いだし
、本研究を完成するに至った。
すなわち、本発明は母材エポキシ樹脂を50〜100重
量部のウレタンゴム、ブチルゴム、ブタジェンゴムの一
種または二種以上により変性したエポキシ樹脂と、この
樹脂100重量部に対して5〜20重量部の平均繊維長
0.1〜1mmのガラス繊維または炭素繊維の少なくと
もいずれかを含有してなる接着剤組成物である。
樹脂の凝集力を補強する方法として、従来ガラス繊維を
補強材として添加することが知られており、繊維強化樹
脂などに応用されている。エポキシ樹脂系の接着剤に対
しては、繊維強化樹脂の接着剤としてガラス、アスベス
ト、ナイロン、アクリルなどの繊維を添加して補強した
接着剤が知られている(特開昭57−59975、特公
昭63−51200)。
本発明は、弾性率を特に低下させた樹脂に上記技術を適
用することにより、めっき剥離を起こしにくくかつ強度
の高い接着剤を開発したものである。
[作用] 本発明において用いられた母材エポキシ樹脂は、特に限
定されるものではないが、例えばビスフェノール型エポ
キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などがあげられる
また、ウレタンゴム、ブチルゴム、ブタジェンゴムは特
に限定されず、これらのうち一種類でも、二種類以上を
混合して使用してもよい。分量としては、母材エポキシ
樹脂100重量部に対して50〜100重量部を添加し
て変性させる。これらのゴムが50重量部未満では変性
後のエポキシ樹脂の弾性率が高くめっき剥離が起こりや
すく、100重量部以上では繊維補強剤を添加しても強
度が十分ではない。
本発明において用いられる繊維補強材としては、ガラス
繊維、炭素繊維である。ほかの繊維としては、ポリエチ
レン、ナイロン等の有機高分子繊維も考えられるが、温
度が高くなると強度が低下するため適当ではない、ガラ
ス繊維及び炭素繊維の繊維長としては0.1〜1mmが
適当である。#a繊維長0.101111よりも短いと
補強効果が低く、1■よりも長いと繊維を添加した樹脂
の弾性率が高くなりめっき剥離を起こしやすくなる。
ガラス繊維、炭素繊維はいずれか単独でも、同時に両方
使用してもよい。
これらの繊維は母材のゴム変性エポキシ樹脂100重量
部に対して5〜20重量部添加することにより本発明の
目的とする効果が得られるが、添加量が5重量部未満で
は凝集力向上の効果が乏しく、また20重量部を越える
と未硬化時の樹脂組成物の粘度が増大して作業性が悪く
なる。
上記接着剤組成物には、必要に応じて無機充填材、硬化
剤、安定剤などが加えられる6[実施例] 以下に実施例を示す。
実施例1 母材エポキシ樹脂100重量部に対してウレタンゴム8
0重量部を添加して変性したウレタン変性エポキシ樹脂
100重量部に対して、硬化剤8重量部、炭酸カルシウ
ム30重量部、平均繊維長0 、5mmの炭素繊維15
重量部を混合し十分混練して均一に分散させて本発明例
の接着剤組成物を調製した。
比較例1 実施例1において炭素繊維を混合しないものを同様にし
て調製し比較例1とした。
比較例2 ビスフェノールAエポキシ樹脂100重量部に対して、
硬化剤8重量部、炭酸カルシウム30重量部を混合して
比較例2の接着剤を調製した。
上記実施例1、比較例1,2の接着剤を用いて単純重ね
合わせ接着継手を作威し、引張りせん断試験によって強
度を評価した。被着体としては板厚0゜8mmの合金化
溶融亜鉛めっき鋼板(亜鉛付着量45g/m2 )を用
いた。その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、 比較例1ではめっき破 壊は起きないが強度が低く、比較例2ではめっき破壊が
起き強度も低い、これに対して1本発明例ではめっき剥
離を起こさずかつ強度も高いことがわかる。
[発明の効果] 本発明による接着剤は、めっき鋼板の接着に用いても破
壊時にめっき剥離が起こりにくく、かつ高い強度を有す
る。従って自動車などにおいてめっき鋼板を用いた強度
構造部材の接着に優れた性能を特徴する

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 母材エポキシ樹脂を50〜100重量部のウレタンゴム
    、ブチルゴム、ブタジエンゴムの一種または二種以上に
    より変性したエポキシ樹脂と、この樹脂100重量部に
    対して5〜20重量部の平均繊維長0.1〜1mmのガ
    ラス繊維または炭素繊維の少なくともいずれかを含有し
    てなる接着剤組成物。
JP16704289A 1989-06-30 1989-06-30 めっき剥離を起こしにくい接着剤組成物 Pending JPH0333177A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254928A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Bridgestone Corp 接着剤組成物、接着剤被覆繊維、ゴム物品及び空気入りタイヤ
KR101318319B1 (ko) * 2013-01-15 2013-10-15 민대홍 콘크리트 구조물의 보강 구조

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