JPH0332896B2 - - Google Patents
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- JPH0332896B2 JPH0332896B2 JP59198914A JP19891484A JPH0332896B2 JP H0332896 B2 JPH0332896 B2 JP H0332896B2 JP 59198914 A JP59198914 A JP 59198914A JP 19891484 A JP19891484 A JP 19891484A JP H0332896 B2 JPH0332896 B2 JP H0332896B2
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- magnetic
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 14
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims description 8
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008092 positive effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、有極リレーの接点開閉などに用い
られる電磁石装置に関する。
られる電磁石装置に関する。
従来、有極リレーなどに用いられる電磁石装置
は、バランスアマチユア式であり、上下方向に電
磁石ブロツクと接極子ブロツクとを積み重ね、両
ブロツクの一部分のみが組み合わさつていた。こ
のため、電磁石装置の小型化、薄極化が進まなか
つた。また、有極リレーを構成した場合も、電磁
石装置のスペースに加えて電磁石装置の動きしろ
が必要になるため、リレーの小型化、薄型化が困
難であつた。
は、バランスアマチユア式であり、上下方向に電
磁石ブロツクと接極子ブロツクとを積み重ね、両
ブロツクの一部分のみが組み合わさつていた。こ
のため、電磁石装置の小型化、薄極化が進まなか
つた。また、有極リレーを構成した場合も、電磁
石装置のスペースに加えて電磁石装置の動きしろ
が必要になるため、リレーの小型化、薄型化が困
難であつた。
この発明は、以上のことに鑑み、小型で薄型の
電磁石装置を提供することを目的とする。
電磁石装置を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
この発明は、上記の目的を達成するために、少
なくとも1つの永久磁石および着磁方向両側から
永久磁石を挟む磁性体片からなる接極子ブロツク
と、断面コ字形の板枠状をなすコ字形ヨークの内
側に鉄心およびコイルが設けられ、鉄心の先端を
中央磁極部とし、コ字形ヨークの両端の切欠部を
挟む突出部を対向磁極部とする電磁ブロツクとを
備え、接極子ブロツクの磁性体片が前記切欠部に
入り込むとともに、鉄心の中央磁極部が接極子ブ
ロツクの中に入り込むように両ブロツクが組み合
わされていて、コイルの励磁極性の変化により、
接極子ブロツクが切欠部内で正逆方向に動くよう
になつている電磁石装置を要旨としている。以
下、この発明の実施例を示す図面とともに詳しく
説明する。
なくとも1つの永久磁石および着磁方向両側から
永久磁石を挟む磁性体片からなる接極子ブロツク
と、断面コ字形の板枠状をなすコ字形ヨークの内
側に鉄心およびコイルが設けられ、鉄心の先端を
中央磁極部とし、コ字形ヨークの両端の切欠部を
挟む突出部を対向磁極部とする電磁ブロツクとを
備え、接極子ブロツクの磁性体片が前記切欠部に
入り込むとともに、鉄心の中央磁極部が接極子ブ
ロツクの中に入り込むように両ブロツクが組み合
わされていて、コイルの励磁極性の変化により、
接極子ブロツクが切欠部内で正逆方向に動くよう
になつている電磁石装置を要旨としている。以
下、この発明の実施例を示す図面とともに詳しく
説明する。
第1図aは、この発明の第1の実施例に用いる
電磁石ブロツク1である。同図に見るように、断
面コ字形で所定幅の板枠状をなすヨーク、すなわ
ちコ字形ヨーク2の内側に鉄心3が設けられ、鉄
心3の先端を中央磁極部3aとし、コ字形ヨーク
2の両端の切欠部4a,5aを挟む突出部を対向
磁極部4b,4c,5b,5cとしている。この
例の場合、中央磁極部3aが接極子ブロツク(第
1図bに図示)の磁性体片に沿つて延びるよう折
れ曲つている。なお、コイル、コイル枠の図示は
省略している。
電磁石ブロツク1である。同図に見るように、断
面コ字形で所定幅の板枠状をなすヨーク、すなわ
ちコ字形ヨーク2の内側に鉄心3が設けられ、鉄
心3の先端を中央磁極部3aとし、コ字形ヨーク
2の両端の切欠部4a,5aを挟む突出部を対向
磁極部4b,4c,5b,5cとしている。この
例の場合、中央磁極部3aが接極子ブロツク(第
1図bに図示)の磁性体片に沿つて延びるよう折
れ曲つている。なお、コイル、コイル枠の図示は
省略している。
このように中央磁極部を磁性体片に沿つて延ば
して、鉄心・中央磁極部をL字形にしたり、ある
いは、T字形やその他の形にして、磁性体片と中
央磁極部との接触面積が増えるようにしたりすれ
ば、吸引、反発に好影響を与える。
して、鉄心・中央磁極部をL字形にしたり、ある
いは、T字形やその他の形にして、磁性体片と中
央磁極部との接触面積が増えるようにしたりすれ
ば、吸引、反発に好影響を与える。
第1図bは、この発明の第1の実施例である。
接極子ブロツク6は、2つの磁性体片7,8の同
側端が1つの永久磁石9をその着磁方向両側から
挟んでコ字形になつている。接極子ブロツク6の
磁性体片7,8がコ字形ヨーク2の切欠部4a,
5aに入り込むとともに、中央磁極部3aが接極
子ブロツク6のコ字形の中に入り込むように電磁
石ブロツク1と接極子ブロツク6とが組み合わさ
れている。コイル10は、中央に鉄心3が挿通さ
れた状態で、コ字形ヨーク2の内側空間に丁度嵌
まり込んだ状態で収容されている。このコイル1
0の励磁極性の変化により、接極子ブロツク6が
切欠部4a,5a内で正逆方向(図中、矢印A,
B方向)に動くようになつている。たとえば、コ
イル10に電流を通じて、中央磁極部3aをS極
に、対向磁極部4b,4c,5b,5cをN極に
それぞれ励磁すると、同極反発、異極吸引によ
り、接極子ブロツク6は矢印A方向に動き、磁性
体片7が中央磁極部3aに接し、かつ、磁性体片
8が対向磁極部4c,5cに接して、第1図bの
ような状態になる。この場合、励磁を切つても、
永久磁石9の磁束による閉磁路が形成されている
ので、この状態を保つている。コイル10に、先
と逆向きに電流を通じて、中央磁極部3aをN極
に、対向磁極部4b,4c,5b,5cをN極に
それぞれ励磁すると、同極反発、異極吸引によ
り、接極子ブロツク6は第1図b中、矢印B方向
に動き、磁性体片7が対向磁極部4b,5bに接
し、かつ、磁性体片8が中央磁極部3aに接す
る。この場合も先と同様に、励磁を切つても、永
久磁石9の磁束による閉磁路が形成されているの
で、この状態を保つている。この電磁石装置は、
ラツチング型である。
接極子ブロツク6は、2つの磁性体片7,8の同
側端が1つの永久磁石9をその着磁方向両側から
挟んでコ字形になつている。接極子ブロツク6の
磁性体片7,8がコ字形ヨーク2の切欠部4a,
5aに入り込むとともに、中央磁極部3aが接極
子ブロツク6のコ字形の中に入り込むように電磁
石ブロツク1と接極子ブロツク6とが組み合わさ
れている。コイル10は、中央に鉄心3が挿通さ
れた状態で、コ字形ヨーク2の内側空間に丁度嵌
まり込んだ状態で収容されている。このコイル1
0の励磁極性の変化により、接極子ブロツク6が
切欠部4a,5a内で正逆方向(図中、矢印A,
B方向)に動くようになつている。たとえば、コ
イル10に電流を通じて、中央磁極部3aをS極
に、対向磁極部4b,4c,5b,5cをN極に
それぞれ励磁すると、同極反発、異極吸引によ
り、接極子ブロツク6は矢印A方向に動き、磁性
体片7が中央磁極部3aに接し、かつ、磁性体片
8が対向磁極部4c,5cに接して、第1図bの
ような状態になる。この場合、励磁を切つても、
永久磁石9の磁束による閉磁路が形成されている
ので、この状態を保つている。コイル10に、先
と逆向きに電流を通じて、中央磁極部3aをN極
に、対向磁極部4b,4c,5b,5cをN極に
それぞれ励磁すると、同極反発、異極吸引によ
り、接極子ブロツク6は第1図b中、矢印B方向
に動き、磁性体片7が対向磁極部4b,5bに接
し、かつ、磁性体片8が中央磁極部3aに接す
る。この場合も先と同様に、励磁を切つても、永
久磁石9の磁束による閉磁路が形成されているの
で、この状態を保つている。この電磁石装置は、
ラツチング型である。
第2図は、この発明の第2の実施例である。同
図にみるように、この電磁石装置は、第1の実施
例のものにおいて、接極子ブロツク6の永久磁石
9を挟む一方の磁性体片(たとえば、永久磁石9
のS極側の磁性体片8)に接する対向磁極部(た
とえば、4c,5c)が他方の磁性体片(たとえ
ば、永久磁石9のN極側の磁性体片7)に対向す
る対向磁極部(たとえば、4b,5b)よりも短
くなつている(図の4c′,5c′がそれである)。
このため、この電磁石装置はシングルステイブル
型になつている。すなわち、コイル10に電流を
通じて、中央磁極部3aをS極に、対向磁極部4
b,4c′,5b,5c′をN極にそれぞれ励磁する
と、同極反発、異極吸引により、接極子ブロツク
6は矢印A方向に動き、磁性体片7が中央磁極部
3aに接し、かつ、磁性体片8が対向磁極部4
c,5c′に接して、第2図のような状態になる。
励磁中は、この状態を保つている。ところが、磁
性体片8と対向磁極部4c′,5c′との接触面積が
小さいため、励磁を切ると、接極子ブロツク6は
矢印B方向に動き、磁性体片7が対向磁極部4
b,5bに接し、かつ、磁性体片8が中央磁極部
3aに接するようになる。この状態だと、磁性体
片7と対向磁極部4b,5bとの接触面積が先の
状態に比べて大きいので、安定している。無励磁
中は、この状態になつている。
図にみるように、この電磁石装置は、第1の実施
例のものにおいて、接極子ブロツク6の永久磁石
9を挟む一方の磁性体片(たとえば、永久磁石9
のS極側の磁性体片8)に接する対向磁極部(た
とえば、4c,5c)が他方の磁性体片(たとえ
ば、永久磁石9のN極側の磁性体片7)に対向す
る対向磁極部(たとえば、4b,5b)よりも短
くなつている(図の4c′,5c′がそれである)。
このため、この電磁石装置はシングルステイブル
型になつている。すなわち、コイル10に電流を
通じて、中央磁極部3aをS極に、対向磁極部4
b,4c′,5b,5c′をN極にそれぞれ励磁する
と、同極反発、異極吸引により、接極子ブロツク
6は矢印A方向に動き、磁性体片7が中央磁極部
3aに接し、かつ、磁性体片8が対向磁極部4
c,5c′に接して、第2図のような状態になる。
励磁中は、この状態を保つている。ところが、磁
性体片8と対向磁極部4c′,5c′との接触面積が
小さいため、励磁を切ると、接極子ブロツク6は
矢印B方向に動き、磁性体片7が対向磁極部4
b,5bに接し、かつ、磁性体片8が中央磁極部
3aに接するようになる。この状態だと、磁性体
片7と対向磁極部4b,5bとの接触面積が先の
状態に比べて大きいので、安定している。無励磁
中は、この状態になつている。
第3図aは、この発明の第3の実施例に用いる
電磁石ブロツク1である。同図aに見るように、
この電磁石ブロツク1は、第1の実施例に用いら
れているものにおいて、中央磁極部3aのいずれ
か一方の側を切り欠いており、接極子ブロツクの
磁性体片との接触面積がもう一方の側よりも小さ
くなつている。なお、コイル、コイル枠の図示は
省略している。
電磁石ブロツク1である。同図aに見るように、
この電磁石ブロツク1は、第1の実施例に用いら
れているものにおいて、中央磁極部3aのいずれ
か一方の側を切り欠いており、接極子ブロツクの
磁性体片との接触面積がもう一方の側よりも小さ
くなつている。なお、コイル、コイル枠の図示は
省略している。
第3図bは、この発明の第3の実施例である。
同図bに見るように、この電磁石装置の接極子ブ
ロツク6は、第1の実施例に用いられているもの
と同じである。第1の実施例と同様にして、中央
磁極部3a′が接触子ブロツク6のコ字形の中に入
り込むように、電磁石ブロツク1と接極子ブロツ
ク6とが組み合わされている。この例では、中央
磁極3a′は、接極子ブロツク6の磁性体片8に接
する側を切り欠いており、その側の接触面積が磁
性体片7に接する側よりも小さくなつている。こ
のため、この電磁石装置は、シングルステイブル
型になつている。コイル10に電流を通じて、中
央磁極部3a′をN極に、対向磁極部4b,4c,
5b,5cをS極にそれぞれ励磁すると、同極反
発、異極吸引により、接極子ブロツク6は、切欠
部4a,5a内で矢印B方向に動き、磁性体片7
は、対向磁極部4b,5bに接し、磁性体片8
は、中央磁極部3a′の一部分に接する。励磁中
は、この状態を保つているが、磁性体片8と中央
磁極部3a′との接触面積が小さいため、励磁を切
ると、接極子ブロツク6は、切欠部4a,5a内
で矢印A方向に動き、磁性体片7が中央磁極部3
a′と接し、かつ、磁性体片8が対向磁極部4c,
5cに接する。この状態であれば、磁性体片7と
中央磁極部3a′との接触面積が先の状態に比べて
大きいので安定している。無励磁中この状態を保
つている。
同図bに見るように、この電磁石装置の接極子ブ
ロツク6は、第1の実施例に用いられているもの
と同じである。第1の実施例と同様にして、中央
磁極部3a′が接触子ブロツク6のコ字形の中に入
り込むように、電磁石ブロツク1と接極子ブロツ
ク6とが組み合わされている。この例では、中央
磁極3a′は、接極子ブロツク6の磁性体片8に接
する側を切り欠いており、その側の接触面積が磁
性体片7に接する側よりも小さくなつている。こ
のため、この電磁石装置は、シングルステイブル
型になつている。コイル10に電流を通じて、中
央磁極部3a′をN極に、対向磁極部4b,4c,
5b,5cをS極にそれぞれ励磁すると、同極反
発、異極吸引により、接極子ブロツク6は、切欠
部4a,5a内で矢印B方向に動き、磁性体片7
は、対向磁極部4b,5bに接し、磁性体片8
は、中央磁極部3a′の一部分に接する。励磁中
は、この状態を保つているが、磁性体片8と中央
磁極部3a′との接触面積が小さいため、励磁を切
ると、接極子ブロツク6は、切欠部4a,5a内
で矢印A方向に動き、磁性体片7が中央磁極部3
a′と接し、かつ、磁性体片8が対向磁極部4c,
5cに接する。この状態であれば、磁性体片7と
中央磁極部3a′との接触面積が先の状態に比べて
大きいので安定している。無励磁中この状態を保
つている。
第4図は、この発明の第4の実施例である。同
図に見るように、この電磁石装置は、電磁石ブロ
ツク1と接極子ブロツク12とを備えている。電
磁石ブロツク1は、コ字形ヨーク2の内側に鉄心
(図示されず)が設けられ、鉄心の先端を中央磁
極部3bとし、コ字形ヨーク2の両端の切欠部4
a,5aを挟む突出部を対向磁極部4b,4c,
5b,5cとしている。接極子ブロツク12は、
2つの磁性体片7,8の両端が2つの永久磁石
9,9を同じ着磁方向両側から挟んでロ字形にな
つている。接極子ブロツク12の磁性体片7,8
がコ字形ヨーク2の切欠部4a,5aに入り込む
とともに、中央磁極部3bが接極子ブロツク12
のロ字形の中に入り込むようにそれら両ブロツク
1,12が組み合わされている。コイル10の励
磁極性の変化により、接極子ブロツク12が切欠
部4a,5a内で正逆方向(図中、矢印A,B方
向)に動くようになつている。この電磁石装置の
動作状態は、第1の実施例と全く同じである。第
4の実施例の電磁石装置では、接極子ブロツク1
2の2つの永久磁石9,9が中央磁極部3bを挟
んで対称に配置されている。このため中央磁極部
3bが磁性体片に沿つて延びていなくてもよい。
この電磁石装置は、第1の実施例のものと同様、
ラツチング型である。
図に見るように、この電磁石装置は、電磁石ブロ
ツク1と接極子ブロツク12とを備えている。電
磁石ブロツク1は、コ字形ヨーク2の内側に鉄心
(図示されず)が設けられ、鉄心の先端を中央磁
極部3bとし、コ字形ヨーク2の両端の切欠部4
a,5aを挟む突出部を対向磁極部4b,4c,
5b,5cとしている。接極子ブロツク12は、
2つの磁性体片7,8の両端が2つの永久磁石
9,9を同じ着磁方向両側から挟んでロ字形にな
つている。接極子ブロツク12の磁性体片7,8
がコ字形ヨーク2の切欠部4a,5aに入り込む
とともに、中央磁極部3bが接極子ブロツク12
のロ字形の中に入り込むようにそれら両ブロツク
1,12が組み合わされている。コイル10の励
磁極性の変化により、接極子ブロツク12が切欠
部4a,5a内で正逆方向(図中、矢印A,B方
向)に動くようになつている。この電磁石装置の
動作状態は、第1の実施例と全く同じである。第
4の実施例の電磁石装置では、接極子ブロツク1
2の2つの永久磁石9,9が中央磁極部3bを挟
んで対称に配置されている。このため中央磁極部
3bが磁性体片に沿つて延びていなくてもよい。
この電磁石装置は、第1の実施例のものと同様、
ラツチング型である。
第5図は、この発明の第5の実施例である。同
図に見るように、この電磁石装置の接極子ブロツ
ク13は、1つの磁性体片7の両端と他の2つの
磁性体片14,15とが2つの永久磁石9,9を
同じ着磁方向両側から挟んでコ字形になつてい
る。電磁石ブロツク1は、第4の実施例のものと
同じである。接極子ブロツク13の磁性体片7,
14,15がコ字形ヨーク2の切欠部4a,5a
に入り込むとともに、鉄心(図示されず)の中央
磁極部3bが接極子ブロツク13のコ字形の中に
入り込むように、それら両ブロツク1,13が組
み合わされている。コイル10に電流を通じ、中
央磁極部3bをN極に、対向磁極部4b,4c,
5b,5cをS極にそれぞれ励磁すると、同極反
発、異極吸引により、接極子ブロツク13は、切
欠部4a,5a内を矢印B方向に動き、磁性体片
7が対向磁極部4b,5bに接し、励磁中は、こ
の状態が保たれる。ところが、この状態では、接
極子ブロツク13の磁性体片14と15とは、磁
気的につながつておらず、中央磁極部3bとも磁
気的につながつていないため、励磁を切ると、閉
磁路が形成されるようなより安定な状態に変わつ
てしまう。すなわち、励磁を切ると、接極子ブロ
ツク13が切欠部4a,5a内で矢印A方向に動
き、磁性体片7が中央磁極部3bに接し、かつ、
磁性体片14,15がそれぞれ対向磁極部4c,
5cに接する。この状態では、2つの永久磁石
9,9の各磁束による閉磁路が形成されており、
先の状態よりも安定である。このため、無励磁中
は、この状態が保たれる。この電磁石装置は、シ
ングルステイブル型である。
図に見るように、この電磁石装置の接極子ブロツ
ク13は、1つの磁性体片7の両端と他の2つの
磁性体片14,15とが2つの永久磁石9,9を
同じ着磁方向両側から挟んでコ字形になつてい
る。電磁石ブロツク1は、第4の実施例のものと
同じである。接極子ブロツク13の磁性体片7,
14,15がコ字形ヨーク2の切欠部4a,5a
に入り込むとともに、鉄心(図示されず)の中央
磁極部3bが接極子ブロツク13のコ字形の中に
入り込むように、それら両ブロツク1,13が組
み合わされている。コイル10に電流を通じ、中
央磁極部3bをN極に、対向磁極部4b,4c,
5b,5cをS極にそれぞれ励磁すると、同極反
発、異極吸引により、接極子ブロツク13は、切
欠部4a,5a内を矢印B方向に動き、磁性体片
7が対向磁極部4b,5bに接し、励磁中は、こ
の状態が保たれる。ところが、この状態では、接
極子ブロツク13の磁性体片14と15とは、磁
気的につながつておらず、中央磁極部3bとも磁
気的につながつていないため、励磁を切ると、閉
磁路が形成されるようなより安定な状態に変わつ
てしまう。すなわち、励磁を切ると、接極子ブロ
ツク13が切欠部4a,5a内で矢印A方向に動
き、磁性体片7が中央磁極部3bに接し、かつ、
磁性体片14,15がそれぞれ対向磁極部4c,
5cに接する。この状態では、2つの永久磁石
9,9の各磁束による閉磁路が形成されており、
先の状態よりも安定である。このため、無励磁中
は、この状態が保たれる。この電磁石装置は、シ
ングルステイブル型である。
なお、第2図、第3図a,b、第4図、第5図
中、第1図a,bと同じ番号を付したものは同じ
ものを指している。
中、第1図a,bと同じ番号を付したものは同じ
ものを指している。
この発明の電磁石装置は、上記の実施例のみに
限定されるわけではなく、種々のものをつくるこ
とができる。以下、他の例をいくつか例示する。
上記の例では、中央磁極部が1つであつたが、鉄
心の一端をコ字形にして中央磁極部を2つにし、
それらの中央磁極部が、2つの磁性体片の中央部
分で1つの永久磁石をその着磁方向両側から挟ん
でエ字形になつている接極子ブロツクのエ字形の
中に入るようにしてもよい。中央磁極部を3つ以
上にすることも可能ではある。中央磁極部の数な
どに応じて接極子ブロツクの永久磁石の数も変わ
りうる。第2の実施例のようにしてシングルステ
イブル型を得る場合、永久磁石を挟む磁性体片の
ういずれか一方に接するコ字形ヨークの対向磁極
部が他方よりも短くなつていてもよいし、長さが
同じままで、いずれか一方に切り欠きや穴を設け
たりしてもよい。短くした部分、切り欠きや穴の
部分に非磁性体を設けて(たとえば面一に設け
て)、形が対称性を持つようにしてもよい。第3
の実施例のようにしてシングルステイブル型を得
る場合は、中央磁極部の一方の側を切り欠いて、
接触面積を他方よりも小さくしてもよいし、中央
磁極部の一方の側に穴を設けるなどして、接触面
積を他方よりも小さくすることもできる。切り欠
いたり、穴を設けたりする部分には非磁性体を設
けてもよい。また、上記の例では、接極子ブロツ
クの磁性体片がコ字形ヨーク内の切欠部内に面一
になるよう入り込んでいたが、当然それよりも内
側になるように入り込んでいてもよい。鉄心とコ
字形ヨークとは、、最初から一体に形成されても
よいし、別々に作製されたのち、かしめなどの方
法で一体化されてもよい。鉄心と磁極部とは、一
体に形成されていてもよいし、別々に形成された
のち一体化されてもよい。
限定されるわけではなく、種々のものをつくるこ
とができる。以下、他の例をいくつか例示する。
上記の例では、中央磁極部が1つであつたが、鉄
心の一端をコ字形にして中央磁極部を2つにし、
それらの中央磁極部が、2つの磁性体片の中央部
分で1つの永久磁石をその着磁方向両側から挟ん
でエ字形になつている接極子ブロツクのエ字形の
中に入るようにしてもよい。中央磁極部を3つ以
上にすることも可能ではある。中央磁極部の数な
どに応じて接極子ブロツクの永久磁石の数も変わ
りうる。第2の実施例のようにしてシングルステ
イブル型を得る場合、永久磁石を挟む磁性体片の
ういずれか一方に接するコ字形ヨークの対向磁極
部が他方よりも短くなつていてもよいし、長さが
同じままで、いずれか一方に切り欠きや穴を設け
たりしてもよい。短くした部分、切り欠きや穴の
部分に非磁性体を設けて(たとえば面一に設け
て)、形が対称性を持つようにしてもよい。第3
の実施例のようにしてシングルステイブル型を得
る場合は、中央磁極部の一方の側を切り欠いて、
接触面積を他方よりも小さくしてもよいし、中央
磁極部の一方の側に穴を設けるなどして、接触面
積を他方よりも小さくすることもできる。切り欠
いたり、穴を設けたりする部分には非磁性体を設
けてもよい。また、上記の例では、接極子ブロツ
クの磁性体片がコ字形ヨーク内の切欠部内に面一
になるよう入り込んでいたが、当然それよりも内
側になるように入り込んでいてもよい。鉄心とコ
字形ヨークとは、、最初から一体に形成されても
よいし、別々に作製されたのち、かしめなどの方
法で一体化されてもよい。鉄心と磁極部とは、一
体に形成されていてもよいし、別々に形成された
のち一体化されてもよい。
この発明の電磁石装置は、コ字形ヨークの内側
に鉄心が設けられ、かつ、接極子ブロツクもコ字
形ヨークの切欠部内に納められており、その切欠
部内で接極子ブロツクが正逆方向に動くようにな
つているので、コ字形ヨークの大きさでこの電磁
石装置の大きさがきまる。このため、この発明の
電磁石装置は、非常に小型になる。また、たとえ
ば、接極子ブロツク移動方向の鉄心の厚みを薄く
すれば、細型にすることができる。あるいは、接
極子ブロツクの移動面に平行で、移動方向に垂直
な方向に、電磁石装置の厚みを薄くすることもで
きる。この電磁石装置を用いて有極リレーを構成
すれば、非常に小型で、超薄型のリレーを容易に
つくることができる。
に鉄心が設けられ、かつ、接極子ブロツクもコ字
形ヨークの切欠部内に納められており、その切欠
部内で接極子ブロツクが正逆方向に動くようにな
つているので、コ字形ヨークの大きさでこの電磁
石装置の大きさがきまる。このため、この発明の
電磁石装置は、非常に小型になる。また、たとえ
ば、接極子ブロツク移動方向の鉄心の厚みを薄く
すれば、細型にすることができる。あるいは、接
極子ブロツクの移動面に平行で、移動方向に垂直
な方向に、電磁石装置の厚みを薄くすることもで
きる。この電磁石装置を用いて有極リレーを構成
すれば、非常に小型で、超薄型のリレーを容易に
つくることができる。
この発明の電磁石装置は、コ字形ヨークの内側
に鉄心が設けられ、かつ、接極子ブロツクもコ字
形ヨークの切欠部内に納められており、その切欠
部内で接極子ブロツクが正逆方向に動くようにな
つているので、非常に小型で薄型になり、装置の
外部に動きしろとなるスペースも必要としない。
に鉄心が設けられ、かつ、接極子ブロツクもコ字
形ヨークの切欠部内に納められており、その切欠
部内で接極子ブロツクが正逆方向に動くようにな
つているので、非常に小型で薄型になり、装置の
外部に動きしろとなるスペースも必要としない。
特に、板枠状をなすコ字形ヨークの内側にコイ
ルを丁度納めることができるので、コイルの磁束
が外部に漏れ難く、磁気効率の高い有極電磁石を
構成できるとともに、電磁石装置の外形寸法が、
コイルの外形にコ字形ヨークの厚み分を加えた程
度の極めてコンパクトなものになる。
ルを丁度納めることができるので、コイルの磁束
が外部に漏れ難く、磁気効率の高い有極電磁石を
構成できるとともに、電磁石装置の外形寸法が、
コイルの外形にコ字形ヨークの厚み分を加えた程
度の極めてコンパクトなものになる。
また、接極子ブロツクが、外方に解放された切
欠部内に納められているので、接極子ブロツクの
端部をコ字形ヨークの外面ぎりぎりまで延ばすこ
とができ、コイルの外形にあわせてコンパクトに
設計されるコ字形ヨーク内でも、接極子ブロツク
の収容空間を充分に確保することができる。
欠部内に納められているので、接極子ブロツクの
端部をコ字形ヨークの外面ぎりぎりまで延ばすこ
とができ、コイルの外形にあわせてコンパクトに
設計されるコ字形ヨーク内でも、接極子ブロツク
の収容空間を充分に確保することができる。
さらに、コ字形ヨークの対向磁極部が、切欠加
工によつて形成されているので、例えば、薄板を
屈曲加工して対向磁極部を形成したりするのに比
べ、はるかに高精度で正確に対向磁極部間の間隔
を設定できる。その結果、対向磁極部間で作動す
る接極子ブロツクの作動範囲あるいは作動特性も
高精度に設定でき、電磁石装置としての品質性能
が安定して信頼性の高いものとなる。
工によつて形成されているので、例えば、薄板を
屈曲加工して対向磁極部を形成したりするのに比
べ、はるかに高精度で正確に対向磁極部間の間隔
を設定できる。その結果、対向磁極部間で作動す
る接極子ブロツクの作動範囲あるいは作動特性も
高精度に設定でき、電磁石装置としての品質性能
が安定して信頼性の高いものとなる。
第1図aは、この発明の第1の実施例に用いる
電磁石ブロツクの斜視図、第1図bは、この発明
の第1の実施例の斜視図、第2図は、この発明の
第2の実施例の斜視図、第3図aは、この発明の
第3の実施例に用いる電磁石ブロツクの斜視図、
第3図bは、この発明の第3の実施例の斜視図、
第4図は、この発明の第4の実施例の斜視図、第
5図は、この発明の第5の実施例の斜視図であ
る。 1…電磁石ブロツク、2…コ字形ヨーク、3…
鉄心、3a,3a′,3b…中央磁極部、4a,5
a…切欠部、4b,4c,5b,5c,4c′,5
c′…対向磁極部、6,12,13…接極子ブロツ
ク、7,8,14,15…磁性体片、9…永久磁
石、10…コイル。
電磁石ブロツクの斜視図、第1図bは、この発明
の第1の実施例の斜視図、第2図は、この発明の
第2の実施例の斜視図、第3図aは、この発明の
第3の実施例に用いる電磁石ブロツクの斜視図、
第3図bは、この発明の第3の実施例の斜視図、
第4図は、この発明の第4の実施例の斜視図、第
5図は、この発明の第5の実施例の斜視図であ
る。 1…電磁石ブロツク、2…コ字形ヨーク、3…
鉄心、3a,3a′,3b…中央磁極部、4a,5
a…切欠部、4b,4c,5b,5c,4c′,5
c′…対向磁極部、6,12,13…接極子ブロツ
ク、7,8,14,15…磁性体片、9…永久磁
石、10…コイル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1つの永久磁石および着磁方向両
側から永久磁石を挟む磁性体片からなる接極子ブ
ロツクと、断面コ字形の板枠状をなすコ字形ヨー
クの内側に鉄心およびコイルが設けられ、鉄心の
先端を中央磁極部とし、コ字形ヨークの両端の切
欠部を挟む突出部を対向磁極部とする電磁石ブロ
ツクとを備え、接極子ブロツクの磁性体片が前記
切欠部に入り込むとともに、鉄心の中央磁極部が
接極子ブロツクの中に入り込むように両ブロツク
が組み合わされていて、コイルの励磁極性の変化
により、接極子ブロツクが切欠部内で正逆方向に
動くようになつている電磁石装置。 2 接極子ブロツクは、2つの磁性体片の同側端
が1つの永久磁石をその着磁方向両側から挟んで
コ字形になつている特許請求の範囲第1項記載の
電磁石装置。 3 接極子ブロツクは、2つの磁性体片の両端が
2つの永久磁石を同じ着磁方向両側から挟んでロ
字形になつている特許請求の範囲第1項記載の電
磁石装置。 4 接極子ブロツクは、1つの磁性体片の両端と
他の2つの磁性体片とが2つの永久磁石を同じ着
磁方向両側から挟んでコ字形になつている特許請
求の範囲第1項記載の電磁石装置。 5 中央磁極部が接極子ブロツクの磁性体片に沿
つて延びている特許請求の範囲第1項ないし第4
項のいずれかに記載の電磁石装置。 6 接極子ブロツクの永久磁石を挟む一方の磁性
体片に接する対向磁極部が他方よりも短くなつて
いる特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
かに記載の電磁石装置。 7 中央磁極部のいずれか一方の側は、接極子ブ
ロツクの磁性体片との接触面積が、もう一方の側
よりも小さくなつている特許請求の範囲第1項な
いし第5項のいずれかに記載の電磁石装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198914A JPS6177308A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198914A JPS6177308A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | 電磁石装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6177308A JPS6177308A (ja) | 1986-04-19 |
JPH0332896B2 true JPH0332896B2 (ja) | 1991-05-15 |
Family
ID=16399047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59198914A Granted JPS6177308A (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6177308A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4191937A (en) * | 1977-04-18 | 1980-03-04 | Manufacture Francaise D'appareils Electriques De Mesure | Electromagnet magnetic circuit with permanent-magnet armature |
-
1984
- 1984-09-22 JP JP59198914A patent/JPS6177308A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4191937A (en) * | 1977-04-18 | 1980-03-04 | Manufacture Francaise D'appareils Electriques De Mesure | Electromagnet magnetic circuit with permanent-magnet armature |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6177308A (ja) | 1986-04-19 |
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