JPH0332825Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0332825Y2
JPH0332825Y2 JP1986060524U JP6052486U JPH0332825Y2 JP H0332825 Y2 JPH0332825 Y2 JP H0332825Y2 JP 1986060524 U JP1986060524 U JP 1986060524U JP 6052486 U JP6052486 U JP 6052486U JP H0332825 Y2 JPH0332825 Y2 JP H0332825Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
washer
head
nut
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986060524U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62170811U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986060524U priority Critical patent/JPH0332825Y2/ja
Publication of JPS62170811U publication Critical patent/JPS62170811U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0332825Y2 publication Critical patent/JPH0332825Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボルトナツトの回り止め用座金に関
するもので、とくに地下構造物の下桝と受枠とを
緊締するボルトの回り止め用として使用できる座
金の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、締付ナツトの緩め止めとしてたとえば、
実開昭57−197540号公報に掲載された回転防止キ
ヤツプが知られている。
この回転防止キヤツプaは、第4図及び第5図
に示すように、内部には締付ナツトbに嵌合する
六角孔部cを有すると共に、外部には所定間隔を
有した一対の突出片d,dを突出させて受枠eの
棚部fに穿設した挿通孔g周りに形成した係止突
起hに、突出片d,dを係止させて締付ナツトb
の緩みを防止している。
また、ボルトの緩み止めとしてたとえば、第6
図に示すように実開昭52−170958号公報に掲載さ
れた緩み止め板も知られている。
この緩み止め板10は、基板11にボルトの頭
部12に嵌合する開口13を設け、該開口13の
内周縁には基板11の一面に複数の舌14を折り
曲げ、該対向する舌14の先端15間距離をボル
トの頭部12の対角距離よりも小さくするととも
に、基板11には被締付け物16の側面に係合さ
せる係止部17を設けてボルトの緩みを防止して
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した回転防止キヤツプは、
内部を締付ナツトに嵌合する六角孔とし、外部に
突出片を設けているため、締付ナツトに嵌合する
と共に、受枠の棚部に設けた係止突起に係止する
には、締付ナツトの回転位置を係止突起に合わせ
なければならなかつた。そのために締めつけが不
充分でガタが生じてしまうといつた問題があつ
た。
また、上述した緩み止め板は、対向する舌の先
端でボルトの頭部を挟み込むようにしただけであ
り、振動や衝撃等で緩み止め板がボルトの頭部か
らはずれてしまうといつた問題があつた。特に車
両等が頻繁にその上を通過する地下構造物用蓋の
受枠と下桝とを緊締するボルト・ナツトの回り止
め用としては不適当である。
そこで、本考案の目的は、受枠と下桝との緊締
の場合のようにボルト又はナツトの弛緩を防止す
るとともに容易に作業する事が出来、又振動や衝
撃等では容易にはずれず、人為的には簡単に取り
外しができるボルトまたはナツトの回転防止用座
金を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、台座に挿
通ボルトの多角形頭部又は、多角形ナツトの対辺
径よりも小さい径の孔を穿設し、該孔の周縁に複
数の切込み部を設けてボルトの頭部又はナツトの
側面に当接する当接片とボルト又はナツトの底部
に配置する抜止片とを形成し、台座の周縁には緊
締対象物に係止させる回り止め用の係止片を設け
たことを特徴とする。
〔作用〕
本考案のボルト又はナツトの回り止め用座金に
あつては、挿通ボルトを緊締対象物に取り付けた
後、ボルトの締めつけ具合いに左右されることな
く座金をボルトの頭部に押し込むことにより、当
接片がボルトの頭部側面に弾性的に当接するとと
もに、抜止片がボルトの底部に配設される。
〔実施例〕
以下、実施例を示す添付図によつて、具体的な
本考案の構成と作用を説明する。
なお、本実施例では、回り止め用座金を受枠と
下桝とを緊締したボルトに嵌合させる場合につい
て説明する。
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
は第1図の−矢視による断面図を示し、さら
に第3図は受枠と下桝とを緊締するボルトに嵌合
した図である。
本考案の回り止め用座金(以下、「座金」とい
う。)1は、薄板等の金属製か合成樹脂板製等の
比較的弾性を有する材料によつて、形成されてい
る。その形状は、第3図に示すようにボルト螺入
位置に設置された座金1が回転しないように、受
枠Aに形成した溝部Cの断面形状に合わせた矩形
としている。これは台座2の両端を略垂直上方に
曲げて回り止め用の係止片3を形成したものであ
り、座金1をボルト頭部の上から圧入するとき、
台座2が傾くのを防止すると共に第3図に示す溝
部Cの側壁と係止してその回転を防止する。
前記の台座2には、第1図の一点鎖線で示す挿
通ボルトBの頭部Dの径よりも小さいボルト挿通
孔4が穿設されており、さらに、同孔4の周縁部
には放射状に複数の切込み部5が設けられてい
る。この切込み部5は2段に切り込まれており、
当接片6および抜止片7が形成されている。当接
片6および抜止片7は第2図に示されているよう
に、僅かに上方に反らせており、挿通ボルトBの
頭部Dへの貫通を容易にさせている。
また、当接片6は第3図に示すように、ボルト
Bの頭部Dに弾性復元力によつて当接し、ボルト
回り止めの役目を果たしている。
また、抜止片7は第1図に示すように、その先
端が一点鎖線で示す挿通ボルトBの頭部Dによる
対辺の内径側にわずかに位置する長さとしてい
る。
この座金1を第3図に示すような受枠Aのボル
ト用溝部Cに取り付けるに際しては、予めワツシ
ヤーEを介してボルトBを螺合緊締しておき、そ
の頭部Dの上方から手又は適宜な道具によつて挿
通ボルトBの頭部Dに挿圧入する。挿圧入に際し
ては、溝部C内の側壁を案内として座金1の係止
片3を当てて、挿通ボルトBの頭部Dに座金1の
孔4が同心円状になるように当てて行なえば、台
座2は水平に保持されながら挿通ボルトBの頭部
Dに嵌合した状態で溝部Cに設置できる。この状
態で、座金1の当接片6の先端が曲がり、その弾
性復元力で挿通ボルトBの頭部Dの対辺面を押さ
え係止することによつて回転は防止される。
また、抜止片7は第3図に示すように、ワツシ
ヤーEによつて挿通ボルトBの底部に形成された
空間に配置され弾性的に当接して、座金1が挿通
ボルトBの頭部Dから抜けるのを防止している。
この場合、当接片6は多数である程挿通ボルト
Bの頭部Dの多角形の各辺毎に当接するので、ボ
ルトの締めつけ具合に左右されずにボルトの緩み
を防止することができる。
以上のように、本考案の座金はボルト装着後、
上部から軽く押し込むだけで、当接片6が挿通ボ
ルトBの頭部Dの側面に当接し、挿通ボルトBの
回転を防止するとともに、抜止片7がワツシヤー
Eによつて形成された空間に配置されて座金1の
抜けを防止する。またボルトを外す場合には、座
金1自体が薄い金属板あるいは合成樹脂板等の弾
性を有する材料で形成されているので、ボルト締
めに使用するボツクススパナ等を挿通ボルトBの
頭部Dに嵌合させてゆるめ方向に回転させること
によつて座金1は溝部Cに存在した状態のまま、
挿通ボルトBのゆるめ作業を行なうことができ
る。また挿通ボルトBを外した後は、座金1を簡
単に溝部Cから取り出すことができ、受枠Aの取
りはずし作業に支障を来たすこともない。
上述した実施例においては、座金を受枠に形成
した溝部内に押し込み、台座の両端から上方に曲
げた係止片を溝部の壁に係止させたが、本考案は
これに限定されるものではなく、受枠内周壁に係
止片を係止させるようにしてもよい。
また、ワツシヤーを使用しない場合には、途中
までボルトを締め込んだ後座金をボルトの頭部に
圧入し、抜止片をボルトの頭部の底部に配置させ
てから再度ボルトを締めつけるようにする。
以上、挿通ボルトの回転防止を実施例によつて
説明したが、本考案の座金は下桝等のアンカーボ
ルトに螺合させるナツトにも適用できるのは当然
である。
〔考案の効果〕 本考案の座金は、当接片を複数設けているため
ボルト又はナツトの締めつけ具合いに左右されず
に螺合後のボルト頭部又はナツト上から押し込む
だけで、当接片をボルトの頭部側面に当接させる
ことができ、振動、衝撃等によるボルト又はナツ
トの弛緩を防止できる。
その上、抜止片をボルトの頭部又はナツトの底
部に配置させているため、車両等による振動や衝
撃によつて座金が抜けるのを防止し、確実にボル
ト又はナツトの緩みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の回り止め用座金を示す平面
図、第2図は第1図の断面図、第3図は取付け状
態を示す断面図、第4図は従来の回転防止キヤツ
プをマンホールの蓋枠に使用した状態を示す側面
図、第5図は第4図の要部を示す平面図、第6図
aは従来の緩み止め板の側面図、同bはa図の要
部拡大図である。 A:受枠、B:挿通ボルト、C:溝部、D:ボ
ルトの頭部、E:ワツシヤー、1:回り止め用座
金、2:台座、3:係止片、4:ボルト挿通孔、
5:切込み部、6:当接片、7:抜止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台座に挿通ボルトの多角形頭部又は多角形ナツ
    トの対辺径よりも小さい径の孔を穿設し、該孔の
    周縁に複数の切込み部を設けてボルトの頭部又は
    ナツトの側面に当接する当接片とボルト又はナツ
    トの底部に配置する抜止片とを形成し、台座の周
    縁には緊締対象物に係止させる回り止め用の係止
    片を設けたことを特徴とするボルト又はナツトの
    回り止め用座金。
JP1986060524U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0332825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986060524U JPH0332825Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986060524U JPH0332825Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62170811U JPS62170811U (ja) 1987-10-29
JPH0332825Y2 true JPH0332825Y2 (ja) 1991-07-11

Family

ID=30893009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986060524U Expired JPH0332825Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0332825Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52170958U (ja) * 1976-06-18 1977-12-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62170811U (ja) 1987-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6758646B1 (en) Structure for preventing loosening of threaded fasteners
US4284114A (en) Locking member for a clamping bolt
EP1236911B1 (en) Screw retention device having a hook
JPH0339828Y2 (ja)
JPH0332825Y2 (ja)
JP4213282B2 (ja) ボルトまたはナットの回り止め構造
JP3814344B2 (ja) 緩み止めボルト
JPH0751966B2 (ja) ボルトおよびナットのゆるみ止め装置
JP3567173B2 (ja) ボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱落防止機構
JP3395780B1 (ja) 悪戯防止締結部品、及び締結構造
JPH04203614A (ja) 締付螺合部材の共回り防止装置
JPH0510529Y2 (ja)
JPH054569Y2 (ja)
JPH0739455Y2 (ja) アンカーナット固定構造
JPH0246193Y2 (ja)
JPH0329432Y2 (ja)
JPH066273Y2 (ja) ロックナットのロック構造
JPH0645691Y2 (ja) ねじ部品装置
JPH0685920U (ja) ねじのゆるみ防止機能付き締結具
JPS6021540Y2 (ja) ボルト固定装置
JPH08170626A (ja) ネジ部の構造
JPH07139535A (ja) ボルト、ナットのゆるみ止め座金
JPS6315611Y2 (ja)
JPH0134154Y2 (ja)
KR100233596B1 (ko) 조임토크 설정형 윙볼트