JPH0332783A - プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法 - Google Patents
プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法Info
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- JPH0332783A JPH0332783A JP16808189A JP16808189A JPH0332783A JP H0332783 A JPH0332783 A JP H0332783A JP 16808189 A JP16808189 A JP 16808189A JP 16808189 A JP16808189 A JP 16808189A JP H0332783 A JPH0332783 A JP H0332783A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、例えば止め輪、ワソシャー、歯付ワッシャー
等の小物部品を高速自動プレス機により製造する場合、
使用する素材高炭素鋼板の打抜性を改善し、プレス機金
型あるいはポンチ寿命を向上させる、プレス打抜性のす
ぐれた高炭素鋼板の製造法に関する。
等の小物部品を高速自動プレス機により製造する場合、
使用する素材高炭素鋼板の打抜性を改善し、プレス機金
型あるいはポンチ寿命を向上させる、プレス打抜性のす
ぐれた高炭素鋼板の製造法に関する。
（従来の技術）
従来、止め輪、ワソシャー、歯付ワッシャー等は、主に
Ｓ５５ＣＭ 、Ｓ６０ＣＭなどの高炭素鋼板をプレス打
抜きした後、焼入、焼戻処理し、Ｈ，Ｃ＝４０〜４４程
度の硬度に仕上げている。
Ｓ５５ＣＭ 、Ｓ６０ＣＭなどの高炭素鋼板をプレス打
抜きした後、焼入、焼戻処理し、Ｈ，Ｃ＝４０〜４４程
度の硬度に仕上げている。
（発明が解決しようとする課題〉
これらのワッシャー類は連続送り打抜プレスによって、
打抜かれる。部品が非常に小さいので打抜送り速度が速
い（４００パンチ／分）。このため、金型の摩耗が激し
く、通常２５〜３０万パンチで金型を交換するところ、
材料の硬度が高い（ＩＩＮＢ≧８０）と寿命が短くなる
。 ＨＲＢ≧８５の硬い材料では、ポンチを欠損するこ
とさえある。
打抜かれる。部品が非常に小さいので打抜送り速度が速
い（４００パンチ／分）。このため、金型の摩耗が激し
く、通常２５〜３０万パンチで金型を交換するところ、
材料の硬度が高い（ＩＩＮＢ≧８０）と寿命が短くなる
。 ＨＲＢ≧８５の硬い材料では、ポンチを欠損するこ
とさえある。
前記した点の対策として、従来は先づ材料の硬度を低下
させていた。（１１，Ｂ＜８０）このためには、冷圧−
焼鈍一市圧一焼鈍と繰り返し、炭化物の球状化をはかる
必要があり、製造コスト高となっていた。
させていた。（１１，Ｂ＜８０）このためには、冷圧−
焼鈍一市圧一焼鈍と繰り返し、炭化物の球状化をはかる
必要があり、製造コスト高となっていた。
また、硬度を下げる代わりに、鋼中の硫黄分を増加させ
、快削性（打抜性）を向上させる手段を用いる場合もあ
るが硫黄分は焼入、焼戻した後のワンシャーの靭性を劣
化させる。
、快削性（打抜性）を向上させる手段を用いる場合もあ
るが硫黄分は焼入、焼戻した後のワンシャーの靭性を劣
化させる。
そこで、素材の硬度が１１．Ｂ≦９０の経済的なコスト
で供給し得る材料で、かつワンシャーの性能が低下しな
いような、打抜性改善方法が求められていた。
で供給し得る材料で、かつワンシャーの性能が低下しな
いような、打抜性改善方法が求められていた。
鋼板の打抜性を改善するために綱板表面に被膜を形成す
ることは、電磁鋼板の製造において知られている（特開
昭６０−３８０６７号公報、特開昭６０３８０６８号公
報）。
ることは、電磁鋼板の製造において知られている（特開
昭６０−３８０６７号公報、特開昭６０３８０６８号公
報）。
しかしながら、かかる被膜は、電磁鋼板用のため、本発
明の対象鋼である硬度が高く、打抜速度の速い高炭素鋼
板についてはその効果は不明であった。
明の対象鋼である硬度が高く、打抜速度の速い高炭素鋼
板についてはその効果は不明であった。
本発明の目的は、かかる先行技術を応用し、前述した問
題点を解決した、ワソシャー類製造に適するプレス打抜
性のすぐれた高炭素鋼板の製造法を提供することである
。
題点を解決した、ワソシャー類製造に適するプレス打抜
性のすぐれた高炭素鋼板の製造法を提供することである
。
（課題を解決するための手段）
上記目的を遠戚するために、本発明者らは種々検討した
結果、素材の高炭素鋼板表面へ特定の樹脂エマルジョン
を特定量含有した、皮膜を形式することによって打抜性
が改善されることを知り、本発明を完成した。
結果、素材の高炭素鋼板表面へ特定の樹脂エマルジョン
を特定量含有した、皮膜を形式することによって打抜性
が改善されることを知り、本発明を完成した。
ここに、本発明の要旨とするところは、クロム化合物と
、２価または３価金属の水酸化物または酸化物と、焼付
皮膜重量の０．１〜５重里％に相当する樹脂分を有する
フッ素樹脂またはポリエチレン樹脂のうちの一種または
二種の樹脂エマルジョンとを含有する処理液を高炭素鋼
板に塗布、焼付し、潤滑性を有する皮膜を形式してなる
プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法である。
、２価または３価金属の水酸化物または酸化物と、焼付
皮膜重量の０．１〜５重里％に相当する樹脂分を有する
フッ素樹脂またはポリエチレン樹脂のうちの一種または
二種の樹脂エマルジョンとを含有する処理液を高炭素鋼
板に塗布、焼付し、潤滑性を有する皮膜を形式してなる
プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法である。
すなわち、本発明によれば、いわゆるクロム酸系溶液に
、焼付皮膜重量の０．１〜５．０１％に相当する樹脂分
を有する、特にフッ素樹脂またはポリエチレン樹脂の一
種或いは二種の樹脂エマルジョンを混合した形式の処理
液を用いて、高炭素鋼板に１回の塗布、焼付によって皮
膜を形成するのであって、これにより高炭素鋼であって
打抜性は著しく改善されるのである。
、焼付皮膜重量の０．１〜５．０１％に相当する樹脂分
を有する、特にフッ素樹脂またはポリエチレン樹脂の一
種或いは二種の樹脂エマルジョンを混合した形式の処理
液を用いて、高炭素鋼板に１回の塗布、焼付によって皮
膜を形成するのであって、これにより高炭素鋼であって
打抜性は著しく改善されるのである。
（作用）
本発明の＋！或要件について説明する。
フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂が少量で良好な打抜性を
有する理由は次の２点が考えられる。
有する理由は次の２点が考えられる。
■フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂そのものの性質として
潤滑性が良好なため打抜性が良いこと。
潤滑性が良好なため打抜性が良いこと。
■フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂は極性をもち鋼板との
ぬれ性が悪く表面に集まる傾向にあり、かつクロメート
液は逆にぬれ性が良いため、下Ｆ（７！！１に集まる傾
向がある。したがって、皮膜表面側は樹脂分が多くなり
少量の樹脂添加で打抜性が向上する。
ぬれ性が悪く表面に集まる傾向にあり、かつクロメート
液は逆にぬれ性が良いため、下Ｆ（７！！１に集まる傾
向がある。したがって、皮膜表面側は樹脂分が多くなり
少量の樹脂添加で打抜性が向上する。
本発明において樹脂エマルジゴンの量を０．１〜５１１
ｔ％に限定したのは、０．１％未満では、打抜性にまた
５％超では、それ以上添加しても効果は変わらず、経済
上５％超添加する必要がないためである。本発明の場合
、６；１述の電磁鋼板用被膜に比Ｌ７、樹脂エマルジョ
ンの量は少ない。
ｔ％に限定したのは、０．１％未満では、打抜性にまた
５％超では、それ以上添加しても効果は変わらず、経済
上５％超添加する必要がないためである。本発明の場合
、６；１述の電磁鋼板用被膜に比Ｌ７、樹脂エマルジョ
ンの量は少ない。
次に、本発明で使用する処理液に含有されるその他の各
成分について説明する。
成分について説明する。
クロム化合物および２価又は３価金属の水酸化物または
酸化物ならびにその配合量は、公知のクロム酸系溶液で
使用しているものであり、本発明においても特に制限さ
れないが、特に皮膜の耐食性、耐熱性を高めるクロム化
合物としては、ＣｒＣｈ、ＫｚＣｒｚＣｈ、ＣａＣｒｚ
Ｏ７、ＮａｚＣｒｚＯｔ、ＭｇＣｒ、Ｏ，などが、また
液の安定性および造膜性を高める２価または３価金属の
水酸化物としては、Ｃａ （ＯＲ） ｚ、Ｍｇ （Ｏｉ
ｌ） ｚ、Ｚｎ （０１１） ！、Ａｌ （０１１）
ｓなどがあげられる。同しく酸化物としてはＣａＯ１Ｍ
ｇ０１ＺｎＯ１ＮｉＯ１ＩＩＪ（ｈ ′Ｊ、がある。
酸化物ならびにその配合量は、公知のクロム酸系溶液で
使用しているものであり、本発明においても特に制限さ
れないが、特に皮膜の耐食性、耐熱性を高めるクロム化
合物としては、ＣｒＣｈ、ＫｚＣｒｚＣｈ、ＣａＣｒｚ
Ｏ７、ＮａｚＣｒｚＯｔ、ＭｇＣｒ、Ｏ，などが、また
液の安定性および造膜性を高める２価または３価金属の
水酸化物としては、Ｃａ （ＯＲ） ｚ、Ｍｇ （Ｏｉ
ｌ） ｚ、Ｚｎ （０１１） ！、Ａｌ （０１１）
ｓなどがあげられる。同しく酸化物としてはＣａＯ１Ｍ
ｇ０１ＺｎＯ１ＮｉＯ１ＩＩＪ（ｈ ′Ｊ、がある。
本発明においても、これらの化合物を、それぞれ単独で
、又は２種以上クロム化合物と組合せて使用できる。
、又は２種以上クロム化合物と組合せて使用できる。
リン酸またはリン酸塩としては、Ｈ，ＰＯ４、Ｋ３ＰＯ
４、Ｋ２１１ＰＯ，、ＫＨ２ＰＯ，、ＣａＨＰＯ４、Ｃ
ａ （ＩＬｚＰＯｎ） ｚなどがあげられる。これらの
化合物は、皮膜の密着性向上のために、単独でまたは２
種以上組合せて使用できる。
４、Ｋ２１１ＰＯ，、ＫＨ２ＰＯ，、ＣａＨＰＯ４、Ｃ
ａ （ＩＬｚＰＯｎ） ｚなどがあげられる。これらの
化合物は、皮膜の密着性向上のために、単独でまたは２
種以上組合せて使用できる。
また、＾ＱまたはＭ化合物は、皮膜の耐焼付性を向上す
るもので、１種または２種以上用いることができる。
るもので、１種または２種以上用いることができる。
次に、本発明の作用および効果を実施例によって具体的
に説明する。
に説明する。
実施例
クロメート液［以下（Ａ）１と、樹脂エマルジョン［以
下（Ｂ）、（Ｃ）１を下記のように調整した。
下（Ｂ）、（Ｃ）１を下記のように調整した。
クロメート／夜（Ａ） −ｉａ１０００ｇ中にＣｒＯ３
１３３ｇ、 Ｃａ（Ｏｌｌ）ｚ ６０ｇ、 ｌｌ３ＰＯ
ｎ ５Ｂ、８ｇ。
１３３ｇ、 Ｃａ（Ｏｌｌ）ｚ ６０ｇ、 ｌｌ３ＰＯ
ｎ ５Ｂ、８ｇ。
エチレングリコール（焼付直前に添加）４０ｇ０ｇフン
素樹脂エマルジョン） 固形分６０％、粒径０．１〜１．０ ｐポリエチレンエ
マルジョン（Ｃ） 固形分２０％、粒径ｌ−以下 処理液が、焼付皮膜重量の０．１〜５ｗｔ％に相当する
樹脂分を有するように、クロメート（Ａ）に上記各エマ
ルジョン（Ｂ） 、（Ｃ）をそれぞれ添加して、処理７
夜を調整した。
素樹脂エマルジョン） 固形分６０％、粒径０．１〜１．０ ｐポリエチレンエ
マルジョン（Ｃ） 固形分２０％、粒径ｌ−以下 処理液が、焼付皮膜重量の０．１〜５ｗｔ％に相当する
樹脂分を有するように、クロメート（Ａ）に上記各エマ
ルジョン（Ｂ） 、（Ｃ）をそれぞれ添加して、処理７
夜を調整した。
これらの処理液を使用して、鋼板上に、膜厚０．５〜１
．０μ（付着量約３ ｇ／ｍ２）となるように、ロール
コータ−で塗布し、電気炉中で４００°Ｃ１８０秒間焼
付を行った。
．０μ（付着量約３ ｇ／ｍ２）となるように、ロール
コータ−で塗布し、電気炉中で４００°Ｃ１８０秒間焼
付を行った。
エマルジョン＜Ｂ） 、（Ｃ）を使用した、本発明の皮
膜と皮膜のない鋼板（従来法）の打抜性を比較した結果
を第１表および第１図に示す。
膜と皮膜のない鋼板（従来法）の打抜性を比較した結果
を第１表および第１図に示す。
第
表
（発明の効果）
本発明は、以上説明したように構成されているため、１
１．Ｂ２Ｓ３と硬度が高い材料でも、プレス打抜性がす
ぐれ、プレス機の金型寿命を著しく向上させることがで
きるという顕著な効果が奏される。
１．Ｂ２Ｓ３と硬度が高い材料でも、プレス打抜性がす
ぐれ、プレス機の金型寿命を著しく向上させることがで
きるという顕著な効果が奏される。
第１図は、高炭素鋼板に形成された皮膜中の樹脂量と打
抜回数の関係を示したものである。 第 図 ／ 相 脂 （ｗｔ″／−２
抜回数の関係を示したものである。 第 図 ／ 相 脂 （ｗｔ″／−２
Claims (4)
- （１）クロム化合物と、２価または３価金属の水酸化物
または酸化物と、焼付皮膜重量の０．１〜５重量％に相
当する樹脂分を有するフッ素樹脂またはポリエチレン樹
脂のうちの一種または二種の樹脂エマルジョンとを含有
する処理液を高炭素鋼板に塗布、焼付し、潤滑性を有す
る皮膜を形成してなるプレス打抜性のすぐれた高炭素鋼
板の製造法。 - （２）リン酸またはリン酸塩をも含有する前記処理液を
用いた請求項１記載のプレス打抜性のすぐれた高炭素鋼
板の製造法。 - （３）ＡｌまたはＡｌ化合物をも含有する前記処理液を
用いた請求項１又は２記載のプレス打抜性のすぐれた高
炭素鋼板の製造法。 - （４）前記高炭素鋼板がＣ：０．３０〜１．００％を含
有している請求項１、２または３記載のプレス打抜性の
すぐれた高炭素鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16808189A JPH0332783A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16808189A JPH0332783A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0332783A true JPH0332783A (ja) | 1991-02-13 |
Family
ID=15861494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16808189A Pending JPH0332783A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | プレス打抜性のすぐれた高炭素鋼板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0332783A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002072345A1 (fr) * | 2001-03-07 | 2002-09-19 | Nihon Parkerizing Co., Ltd. | Materiau metallique destine au travail des plastiques avec film de revetement lubrifiant a deux couches a gradient et procede de production associe |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP16808189A patent/JPH0332783A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002072345A1 (fr) * | 2001-03-07 | 2002-09-19 | Nihon Parkerizing Co., Ltd. | Materiau metallique destine au travail des plastiques avec film de revetement lubrifiant a deux couches a gradient et procede de production associe |
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