JPH0332436A - クラウニングを有する歯車 - Google Patents

クラウニングを有する歯車

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JPH0332436A
JPH0332436A JP16659689A JP16659689A JPH0332436A JP H0332436 A JPH0332436 A JP H0332436A JP 16659689 A JP16659689 A JP 16659689A JP 16659689 A JP16659689 A JP 16659689A JP H0332436 A JPH0332436 A JP H0332436A
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JP
Japan
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tooth
gear
crowning
die
direction perpendicular
Prior art date
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Pending
Application number
JP16659689A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Konno
紺野 安紀
Taizo Fujio
藤生 泰三
Akihiko Ishida
明彦 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Yamada Seisakusho KK filed Critical Yamada Seisakusho KK
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Publication of JPH0332436A publication Critical patent/JPH0332436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クラウニングを有する歯を極めて高精度に製
造できるクラウニングを有する歯車に関する。
(従来の技術) 従来より、クラウニングを有する歯は存在していたが、
これを拡大してみると、第22図に示すように、その歯
の歯厚直交方向の両端が僅かながら膨出し、これによっ
て、クラウニング量W・の最大の箇所の中央位置は側面
からみて少し凹んだ状態となっていた。このようになる
のは、第17図、第18図に示すように、歯厚直交方向
に凹形円弧状のダイス歯元部aと、歯厚直交方向に凹形
円弧状のダイス歯先部すと、歯すじが逆クラウニング(
この明細書では「クラウニング」と逆の概念を指す、)
を有するダイス歯面部Cからなる転造ダイスの一対にて
転造加工すると(第19図参照)、その凹形円弧状のダ
イス歯先部すにて、歯車材料を極度に押圧するようにな
り、これによって、第20図、第21図に示すように、
その押圧された部材が上側に僅かながら膨出し、且つ中
央位置はクラウニング量W、が存在するために、殆ど膨
出しないものである。これは、クラウニング量W・が増
加すると顕著になるものであった。
また、従来のクラウニングを有する歯車用の転造ダイス
としては、第15図に示すように、超硬工具材等が、円
盤砥石dを用いた研削盤によって加工されていた。具体
的には、円周断面を有底V字状にカットした適宜の直径
の円盤砥石dを、そのまま研削することより(第17図
参照)、或いは小径の円盤砥石dを円弧状に描動させつ
つ研削することによって、歯厚直交方向に凹形円弧状の
ダイス歯元部aと、歯厚直交方向に凹形円弧状のダイス
歯先部すとが加工され、且つダイス歯面部Cが逆クラウ
ニングに形成されて、クラウニングを有する歯車用の転
造ダイスが製作されていた。
また、そのダイス歯は、円盤砥石dにて形成され、歯厚
直交方向に円弧状をなし、この全歯丈の歯厚直交方向の
略中央ラインは、歯厚直交方向に凹形円弧状をなしてお
り、これをこの明細書では、ダイス歯ピッチラインpと
称する。実際のダイスピッチ円は直線状となっている。
このような転造ダイスによる加工にて、クラウニングを
有する歯が得られるのは、第19図、第20図に示すよ
うに、歯車の歯厚直交方向の歯元は、歯厚方向からみて
円弧に形成されるが、その製品の歯先は、転造ダイスの
ダイス歯元部aでは押圧力が少ない状態で形成され、歯
厚直交方向は略水平状に形成されることとなり、これら
によって、第22図に示すような、クラウニングを有す
る歯が加工される。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、このように転造加工したクラウニングを有する
歯車は、マタギ歯厚測定等の歯形精度が低下する!li
1があり、クラウニフッ1ws  (第22図参照)を
増加できない課題もあった。
また、軸部の先端に歯車を底形する場合には、段差を多
く必要とし、段差が小さいと、転造ダイスのダイス歯元
部a端が軸部に喰い込んで、傷をつけたりする欠点があ
るし、また、それらの干渉を避けようと、軸部を小さく
すると強度が低下し、軸部強度を必要とするものは、ク
ラウニングの歯部を必要以上に大きくして、軸部強度を
確保しなければならず、製品の大型化、大重量となり、
素材の無駄のみならず、割高となる欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意。
研究を重ねた結果、その発明を、歯元部及び歯先部のそ
れぞれの歯厚直交方向を歯車本体の細心と平行とし、歯
面部にクラウニングを有する歯を設けたクラウニングを
有する歯車としたことにより、クラウニングを有する歯
を極めて高精度に製造でき、前記i1題を解決したもの
である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第16図に基づいて
説明する。
Aは歯車であって、円柱状の本体の周囲に、適宜のモジ
ュールの歯1. 1.・・・が形成されている。
該歯1は、具体的には、歯元部1aと歯先部1bと歯面
部1cとから構成されている。その歯1の歯すじlct
方向はクラウニングをなしている。
該クラウニングとは、第3図に示すように、歯1の歯面
部1cの歯すじIC+方向に適当な膨らみをつけること
をいい、歯当りを良好にするため等のものである。また
、クラウニング置W+又はW!は、膨らみ量を表し、第
4図、第5図において、端部より中間の最大膨らみ位置
までの膨らみを相称する。このクラウニングは、歯厚直
交方向に対称に、紡錘状に形成されている。
また、前記歯元部1a及び歯先部1bのそれぞれの歯厚
直交方向は本体の軸心Sと平行をなすように形成されて
いる。
実施例の歯車Aは、該歯車A端に軸部2が一体形成され
ているが、勿論歯車Aのみの場合もあり、実施例に限定
されない。
Bは転進ダイスで、第13図、第14図に示すように、
断面略方形状で長手方向に直線状をなし、超硬工具材等
にて構成されたダイス本体3よりなっている。
4はダイス歯で、ダイス歯元部4aとダイス歯先部4b
とダイス歯面部4Cとから形成されている。該ダイス歯
4の歯す1.;4c、方向は逆クラウニングをなしてい
る。即ち、ダイス歯面部4Cの歯すじ4C+は、「クラ
ウニング」とは逆の弧状のへこみとして形成されている
また、そのダイス歯元部4aの歯厚直交方向(長手方向
)は、適宜の曲率半径で凹状をなし、且つ、ダイス歯先
部4bの歯厚直交方向は水平面状をなし、且つ該ダイス
歯先部4bの高さ位置は、前記ダイス歯元部4aの凹部
の最大深さ位置Dmaxでダイス金歯丈りを有するよう
に構成されている。
また、前記ダイス歯先部4bとダイス歯面部4Cとの角
部箇所の歯厚に直交する方向の全長に亘って僅かな半径
の円弧状角部4dが形成されている。
また、そのダイス歯先部4bは、該ダイス歯先部4b面
に直交する面からみると、中央位置がくびれた鼓形状を
なしている。また、そのダイス歯4は、円盤砥石dにて
形成されているため、歯厚直交方向に円弧状をなし、そ
のダイス金歯丈りの歯厚直交方向の略中央ラインは、歯
厚直交方向に凹形円弧状をなしており、これをこの明細
書では、ダイス歯ピッチラインp0と称する。実際のダ
イスピッチ円は直線状となっている。
また、第10図に示したものは、本発明のクラウニング
を有する歯車Aの歯1が噛合する、クラウニングのない
内歯車Eであり、この場合には、クラウニングを有する
歯車Aは軸心Sを中心として立体角ω度描動可能にでき
る。
〔発明の効果〕
本発明においては、歯元部1a及び歯先部lbのそれぞ
れの歯厚直交方向を歯車本体の軸心Sと平行とし、歯面
部ICにクラウニングを有する歯lを設けたクラウニン
グを有する歯車としたことにより、第1にクラウニング
を有する歯車Aを極めて高精度に製造することができる
し、第2に該歯車Aを著しく簡単に製造できる等の効果
を奏する。
これらの効果について詳述すると、従来では、第17図
、第18図に示すように、歯厚直交方向に凹形円弧状の
ダイス歯元部aと、歯厚直交方向に凹形円弧状のダイス
歯先部すと、歯すじが逆クラウニングを有するダイス歯
面部Cからなる転造ダイスの一対にて転造加工すると、
第19図に示すように、その凹形円弧状のダイス歯先部
すにて、被製造物を極度に押圧するようになり、これに
よって、第20図、第21図に示すように、その押圧さ
れた部材が上側に僅かながら膨出し、且つ中央位置はク
ラウニング量W、が存在するために、殆ど膨出せず、こ
れによって、少し極端ではあるが、第22図に示すよう
なりラウニングを有する歯が形成され、歯車の精度が低
下する欠点があったが、本発明での歯車Aは、歯元部1
a及び歯先部ibのそれぞれの歯厚直交方向を歯車本体
の軸心Sと平行としたので、歯元部1aでは、従来のよ
うに円弧状とした押圧をせず、あくまでも平坦状に押圧
形成するために、第22図のような膨出発生をなくすこ
とができる。
これによって、歯形精度を極めて高く製造できる最大の
効果を奏する。この点を詳述すると、第11図のグラフ
は、本発明の歯車Aのマタギ歯厚を測定したものであり
、第12図のグラフは、従来公知のクラウニングを有し
た歯車のマタギ歯厚を測定したものである。その第11
図のl及び第12図のLは、最大値の平均値Xmaxと
最小値の平均値Y@inのバラツキ幅を示す、累積度数
とは測定した個数である。特に、本発明のクラウニング
を有する歯車Aに用いるダイス歯元部4aは、歯厚直交
方向に直線状をなしている場合であり、従来公知のクラ
ウニングを有した歯車に用いるダイス歯元部aは、歯厚
直交方向に凹形円弧状をなしている場合である。
この測定値では、第11図の場合(本発明)のバラツキ
幅lが、第12図の場合(公知歯車)のバラツキ幅りよ
りも、格段と減少したものとなっており、ピッチ誤差が
極めて少なくなり、歯形精度が著しく向上していること
が測定できた。
このように歯形精度が向上すると、噛み合いガタを小さ
くできるし、歯車相互の打音も低減でき、さらには、そ
の良好なる噛み合いを長期に亘って維持できる利点もあ
るし、噛み合い強度の増加を図ることもできる。
また、本発明のように、歯元部1aの歯厚直交方向を歯
車本体の軸心Sと平行するのみで、歯車精度を向上させ
ることができるため、クラウニング量w+(第4図参照
)よりも大きなクラウニング量wi(第5図参照)とす
ることができ、歯面の当りを一層良好にすることもでき
る利点がある。
また、軸部2付きの歯車Aの場合には、従来のように、
転造ダイスの凹形円弧状のダイス歯先部すにて素材を押
圧することもないため、転造加工した歯1の歯元部1a
と軸部2とで必要最小限の段差m(第8図参照)があれ
ば、軸部2との干渉もないクラウニングの歯を底形する
ことができる効果があり、さらに、軸部2を傷つけたり
、或いは軸部2を無駄に細径とすることもなく、強度性
の点でも極めて好適であるし、素材を有効に利用できる
利点もある。
また、本発明は構成が簡単で、極めて大きな効果を奏す
るにもかかわらず、従来と同様に製造でき、且つ安価に
提供できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の斜視図、第2図は第1図の一部断面とした側
面図、第3図は本発明のクラウニングを有する歯の拡大
斜視図、第4図、第5図は本発明のクラウニングを有す
る歯の拡大平面図、第6図は本発明を転造加工している
状態の斜視図、第7図は第6図の側面図、第8図は第7
図■−■矢視断面図、第9図は第7図IX−IX矢視断
面図、第10図は本発明のクラウニングを有する歯車と
。 これに噛合するクラウニングのない内歯車の分解斜視図
、第11図は本発明のクラウニングを有した歯車をマタ
ギ歯厚測定したグラフ、第12図は従来公知のクラウニ
ングを有した歯車をマタギ歯厚測定したグラフ、第13
図は転造ダイスの斜視図、第14図は第13図の平面的
斜視図、第15図は転造ダイスの拡大断面図、第16図
は第14図Y−Y矢視断面図、第17図は研削加工にて
従来の転造ダイスを製造する状態の断面図、第18図は
従来の転造ダイスの一部拡大斜視図、第19図は従来の
転造加工状態の断面図、第20図は第19図の要部拡大
断面図、第21図は第20図Z−2矢視拡大断面図、第
22図は従来の転造ダイスを使用して製造された歯形の
一部拡大斜視図である。 l・・・・・・歯、     1a・・・・・・歯元部
、lb・・・・・・歯先部、   1c・・・・・・歯
面部、S・・・・・・輪心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)歯元部及び歯先部のそれぞれの歯厚直交方向を歯
    車本体の軸心と平行とし、歯面部にクラウニングを有す
    る歯を設けたことを特徴としたクラウニングを有する歯
    車。
JP16659689A 1989-06-30 1989-06-30 クラウニングを有する歯車 Pending JPH0332436A (ja)

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JP16659689A JPH0332436A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 クラウニングを有する歯車

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JP16659689A JPH0332436A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 クラウニングを有する歯車

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JP (1) JPH0332436A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6178801B1 (en) * 1998-03-16 2001-01-30 Ohashi Technica, Inc. Forging device for crown-shaped helical gear
US7972078B2 (en) 2003-08-07 2011-07-05 Honda Motor Co., Ltd. Power transmission mechanism of shaft and hub
US8043023B2 (en) 2003-08-07 2011-10-25 Honda Motor Co., Ltd. Power transmission mechanism of shaft and hub

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7972078B2 (en) 2003-08-07 2011-07-05 Honda Motor Co., Ltd. Power transmission mechanism of shaft and hub
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