JPH0332370Y2 - - Google Patents

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JPH0332370Y2
JPH0332370Y2 JP1987059172U JP5917287U JPH0332370Y2 JP H0332370 Y2 JPH0332370 Y2 JP H0332370Y2 JP 1987059172 U JP1987059172 U JP 1987059172U JP 5917287 U JP5917287 U JP 5917287U JP H0332370 Y2 JPH0332370 Y2 JP H0332370Y2
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alternating magnetic
insulating tape
silicon steel
iron core
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、身体に交番磁界を作用させること
により、血行の増進をはかり、こり、痛み等の諸
症状を軽快するための交番磁界発生治療具に関す
る。
<従来の技術> この種の交番磁界発生治療具は、積層鉄心上に
配備されたコイルに交流電流を流して交番磁界を
発生させる構造のものであつて、従来の積層鉄心
は、重ね合わせた複数枚の珪素鋼板の全体をかし
め等の機械的方法で一体化してある。このような
一体化構造の場合、珪素鋼板相互の密接度合が大
きいため、磁気抵抗が小さく、発生磁界の効率化
がはかられると共に、振動や振動音の発生を最小
限度に抑えることができる。
<考案が解決しようとする問題点> 近年、患部に磁界を作用させると同時に、振動
や温熱を付与して、磁気治療、マツサード治療、
温熱治療の各治療を複合的に実施する方式の治療
器具が提案されている。ところが上記一体化構造
の積層鉄心では、振動が殆ど発生しないため、こ
の種複合的治療を実施できる治療器具を構成する
のが困難であつた。
この考案は、上記問題に着目してなされたもの
であつて、積層鉄心における珪素鋼板の固定方法
を工夫することにより、他の特性を低下させるこ
となく、適度な振動を生成できる交番磁界発生治
療具を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この考案の交番磁界
発生治療具では、複数枚の珪素鋼板を重ね合わせ
て積層鉄心を構成するのに、その周囲に鉄心長さ
に対して十分小さい幅の耐熱性を有する絶縁テー
プを巻き付け、全長の一部を巻き付け状態より解
放して、珪素鋼板の重合状態を保持する構造とし
た。
<作用> 重ね合わせた複数枚の珪素鋼板は絶縁テープに
よる保持力で適度に密接するから、従来の一体化
構造のものと同様に磁気抵抗は小さく、磁界の効
率化がはかられている。しかも各珪素鋼板は重ね
ただけの構造であり、かつ鉄心長さに対して十分
小さい幅の絶縁テープで固定し、全長の一部を巻
き付け状態より解放してあるから、各珪素鋼板間
に磁界による反撥力が作用して、振動が生成され
る。またコイルへの通電でジユール熱が発生する
ため、患部に対し磁界と振動と温熱とを同時に付
与し得、磁気治療、マツサージ治療、温熱治療の
複合治療を実施できる。この場合に絶縁テープは
耐熱性を有するから、ジユール熱による悪影響を
受けず、保持力を長く一定維持できる。なお振動
音は絶縁テープの巻付力を調整することで適正状
態に設定できる。
<実施例> 第1図および第2図はこの考案の一実施例にか
かる交番磁界発生治療具を示すもので、複数の合
成樹脂製ケース体2の中空内部にそれぞれ磁界発
生器1が収納配備してある。各ケース体2は、隣
接するケース体2に対し所定角度回動するように
一列に連結されており、両端位置のケース体2に
は相互に接続が可能なベルト3,4が装着されて
いる。従つて各ケース体2を隣りのケース体に対
し順次回動させ、治療具全体を身体に沿い屈曲さ
せて前記ベルト3,4を相互に接続すれば、この
治療具を身体適所に巻付け固定できる。
各ケース体2は、対をなす前面ケース5と後面
ケース6とから成るもので、両ケース5,6間に
磁界発生器1を収容して両ケースの各開口端面を
突き合わせた後、その複数箇所をネジ7にて止着
固定してある。
前記磁界発生器1は、第3図に示す如く、基部
8の両端に脚部9,10を備えた一方を開放した
形状の積層鉄心11と、各脚部9,10に嵌合さ
れた一対のコイルボビン12,13とから成る。
各コイルボビン12,13は、それぞれフランジ
付枠体14,15にコイル16,17を巻き付け
て成るもので、脚部9,10の端面を前面ケース
5の方に向けてケース体2の内部に固定される。
各コイル16,17は通電により発生する交番磁
界が相互に強め合うように接続してあり、第6図
に示す如く、これらコイル16,17の接続回路
18が、交流電源19に対し他の磁界発生器1の
コイル接続回路18と並列に接続されている。
前記積層鉄心11は、第4図に示す如く、複数
枚の珪素鋼板23,24を積層した構造のもので
あつて、各脚部9,10の端面には磁束の集中化
をはかるための突起体21がそれぞれ設けてあ
る。またこの実施例における積層鉄心11は、2
組の積層体11A,11Bを組み合わせて構成さ
れ、両積層体11A,11Bをそれぞれの突起2
1A,21Bを位置合わせして重ね合わせてあ
る。
よつて各積層体11A,11Bを形成するに
は、第5図に示す如く、突起部22を有する珪素
鋼板23と突起部のない珪素鋼板24とが必要で
あり、これら珪素鋼板23,24をそれぞれ適当
枚数重ね合わせて、その複数箇所に耐熱性を有す
る絶縁テープ25を巻き付け、残りの部分を巻き
付け状態より解放した解放部26となして、各珪
素鋼板23,24の重合状態を保持している。こ
の実施例の場合、各積層体11A,11Bにつき
両脚部位置にそれぞれ各脚部の長さより小さい幅
の絶縁テープ25を巻き付けてあり、さらに両積
層体11A,11Bを重ねた上で、基部位置に基
部の長さより小さい幅の絶縁テープ25を巻き付
けている。
前記絶縁テープ25が巻かれていない解放部2
6は、巻き付け状態より解放され、絶縁テープ2
5が巻かれた部分と比較して、各珪素鋼板23,
24が動きやすい状態になつている。
この絶縁テープ25は、裏面に感圧性接着剤が
塗布された粘着テープであつて、例えば耐熱性の
優れた芳香族ナイロン紙を基材とし、これに耐熱
性に優れた感圧性接着剤が均一塗布された粘着テ
ープ(商品名「ノーメツクス粘着テープNo.380」:
日東電気工業株式会社製)を用いている。
このように、解放部26を残して耐熱性を有す
る絶縁テープ25で珪素鋼板23,24の重合状
態を固定すると、適度な振動が発生し、しかも振
動音の方はその発生を巻付力の調整で最小限度に
抑えることができる。またこの実施例のように2
組の積層体11A,11Bを組み合わせて積層鉄
心11を構成すれば、振動音の抑制効果はより顕
著である。
しかして交番磁界発生治療具を用いる場合、ま
ず身体におけるこりや痛み等の発生部位へ治療具
本体を巻き付けるようにして取り付け固定する。
つぎに電源を投入すると、各磁界発生器1の各コ
イル16,17へ交流電流が流れて交番磁界が生
成され、この磁界が積層鉄心11の脚部9,10
の端面、とりわけ突起体21に集中して外部へ発
せられる。
この場合に、重ね合わせた複数枚の珪素鋼板2
3,24は絶縁テープ25による保持力で適度に
密接しているから、積層鉄心11の磁界抵抗は小
さく、磁界の効率化がはかられる。しかも各珪素
鋼板23,24は重ね、かつ部分的に絶縁テープ
25で固定されただけの構造であつて、従来例の
ように機械的にかしめていないから、各珪素鋼板
23,24間に発生磁界による反撥力が作用し
て、適度な振幅の振動が生成されることになる。
さらにコイル16,17への通電によりジユー
ル熱が発生するもので、従つて患部に対して交番
磁界と振動と温熱とを同時に付与でき、磁気治
療、マツサージ治療、温熱治療の複合治療が実施
できる。
この場合に絶縁テープ25の基材および感圧性
接着剤はともに耐熱性を有するから、ジユール熱
による悪影響を受けず、積層鉄心11に対する保
持力は長く一定に維持される。
<考案の効果> この考案は上記の如く、複数枚の珪素鋼板を重
ね合わせて、その周囲に鉄心長さに対して十分小
さい幅の耐熱性を有する絶縁テープを巻き付け、
全長の一部を巻き付け状態より解放することによ
り、珪素鋼板の重合状態を保持したから、磁界発
生効率その他の特性を低下させることなく、適度
な振動を生成でき、磁界、温熱および、振動によ
る複合治療を実現する交番磁界発生治療具を提供
できる等、考案目的を達成した顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる交番磁界
発生治療具の正面図、第2図は第1図に示す実施
例を水平方向に切断した断面図、第3図は磁界発
生器の構成を示す正面図、第4図は積層鉄心の構
造を示す斜面図、第5図は重ね合わせる珪素鋼板
の形状を示す斜面図、第6図はコイルの電気接続
状態を示す電気配線図である。 11……積層鉄心、16,17……コイル、2
3,24……珪素鋼板、25……絶縁テープ、2
6……解放部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数枚の珪素鋼板を重ね合わせた積層鉄心上
    にコイルを配備し、このコイルに交流電流を流
    して交番磁界を発生させる交番磁界発生治療具
    であつて、 前記積層鉄心は、鉄心長さに対して十分小さ
    い幅の耐熱性を有する絶縁テープをその周囲に
    巻き付け、全長の一部を巻き付け状態より解放
    して、珪素鋼板の重合状態が保持されて成る交
    番磁界発生治療具。 前記積層鉄心は、鉄心長さに対して十分小さ
    い幅の耐熱性を有する絶縁テープをその周囲に
    巻き付け、全長の一部を巻き付け状態より解放
    したものを、複数組集合させて構成されて成る
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の交番磁界
    発生治療具。 前記絶縁テープは、裏面に感圧性接着剤が塗
    布された粘着テープである実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の交番磁界発生治療具。
JP1987059172U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH0332370Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59923U (ja) * 1982-06-24 1984-01-06 原 大雄 火災警報器付温度計

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JPH0453800Y2 (ja) * 1984-10-17 1992-12-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59923U (ja) * 1982-06-24 1984-01-06 原 大雄 火災警報器付温度計

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