JPH0436840Y2 - - Google Patents

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JPH0436840Y2
JPH0436840Y2 JP1988011739U JP1173988U JPH0436840Y2 JP H0436840 Y2 JPH0436840 Y2 JP H0436840Y2 JP 1988011739 U JP1988011739 U JP 1988011739U JP 1173988 U JP1173988 U JP 1173988U JP H0436840 Y2 JPH0436840 Y2 JP H0436840Y2
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case body
field generator
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、身体に磁界を作用させることによ
り、こり、痛みなどの諸症状を軽快したり、骨折
部位の化骨形成を促進したりするなどの磁気治療
効果を得るための磁界発生治療具に関する。
<従来の技術> 出願人は以前、合成樹脂製ケース体の内部へ、
鉄心上にコイルボビンが配備された磁界発生器を
収容したものを、複数個連結した構造の磁界発生
治療具を提案した(実開昭60−86344号)。この器
具は、コイルボビンに通電すると、磁界発生器が
交番磁界を発生するもので、ケース体の一方の板
面を磁界作用面として人体表面に当て、前記交番
磁界をこの磁界作用面より外部へ作用させること
で、磁気治療効果を得るものである。
<考案が解決しようとする問題点> 上記構造の磁界発生治療具において、有効な磁
気治療効果を得るために、前記磁界発生器からは
かなり高い磁束密度の磁界を発生させる必要があ
る。これがため鉄心およびコイルには高い発熱が
生じ、この熱は磁界発生器からケース体へ伝わ
り、さらにケース体の磁界作用面と面接触する人
体表面へ伝わることになる。この場合に、人体に
伝達される熱が適度であれば、人体に有効な温熱
作用を付与できるが、必要以上に高温であると、
火傷発生の要因となり、またこれが器具の長時間
にわたる使用を困難なものとしている。
この考案は、上記問題に着目してなされたもの
であつて、磁界発生器が発生する熱の人体への伝
達量を適宜規制することにより、火傷の発生を防
止した安全かつ快適な使用感の得られる新規な磁
界発生治療具を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この考案では、ケー
ス体の内部に、鉄心上へコイルが巻かれた磁界発
生器を収納配備して成る磁界発生治療具におい
て、前記ケース体は、人体に当てる側の外面に凹
凸面を形成して、ケース体の外面と人体との間に
前記凹凸面の凹部による空気層を介在させるよう
にしている。
<作用> ケース体の人体に当てる側の外面に凹凸面を形
成して、ケース体の外面と人体との間に凹凸面の
凹部による空気層を介在させた場合、磁界発生器
で発生した熱がそのままケース体に伝わつても、
ケース体と人体との間に空気層が介在するため、
この空気層の断熱作用でケース体より人体への熱
伝達が適宜規制されることになる。
<実施例> 第1図および第2図はこの考案の一実施例にか
かる磁界発生治療具を示すもので、複数の合成樹
脂製ケース体1の内部にそれぞれ磁界発生器2が
収納配備してある。各ケース体1は、一列に枢支
連結されており、両端に位置するケース体1,1
には相互に接続が可能なベルト13,13が装着
されている。
各ケース体1は、対をなすケース半体11,1
2の開口面を突き合わせ、複数箇所をネジ6にて
止着固定して形成されている。各ケース体1の側
端面には、第2図および第3図に示す如く、上下
方向を向く突軸14,14もしくは軸受穴15,
15のいずれかが形成してあり、隣接するケース
体1,1間において、突軸14を軸受穴15へ係
入することにより、各ケース体1,1を相互に回
動自由に枢止連結している。
前記磁界発生器2は、第4図に示す如く、基部
21の両端に脚部22,23を備えた積層鉄心2
0と、各脚部22,23に嵌合されたコイルボビ
ン31,32とから成る。各コイルボビン31,
32は、両端に鍔部33,34を有する合成樹脂
製のスプール35,36の周面にコイル37,3
8が巻かれた構造のものであり、各コイル37,
38に交流電流を流すと、脚部22,23の先端
部より交番磁界が発生するようになつている。
前記一方のケース半体12の内面には、第3図
および第4図に示す如く、磁界発生器2を位置決
めするための位置決め片41,41が両端位置
に、またその内側位置に磁界発生器2を支持する
ための3個の突起42が、それぞれ一体に突出形
成されており、積層鉄心20の基部21を両位置
決め片41,41の内側に位置させると共に、基
部21の下面を各突起42で支持して、ケース半
体12と積層鉄心20との間に空気層Aを介在さ
せる。
他方のケース半体11は、その内面に前記スプ
ール35,36の鍔部33,34を支持するため
の窪み(図示せず)を設けて、磁界発生器2の固
定手段を構成しており、またこのケース半体11
の板面は人体に当てる磁界作用面16となしてい
る。
この磁界作用面16の外面には、第5図および
第6図に示す如く、凸部17と凹部18とが交互
に並ぶ凹凸面19が形成してあり、磁界作用面1
6を人体表面に当てたとき、この磁界作用面16
と人体との間に凹凸面19の凹部18による空気
層Bが全面にわたり点在するよう構成してある。
第8図は、凹凸面19の他の実施例を示すもの
で、凸部17および凹部18は曲線状に形成され
ている。この実施例の場合、凹部18による空気
層Bは両端が開放されて、通気性が良好であるた
め、前記実施例に比較して断熱効果が顕著であ
る。
しかして磁界発生治療具を使用する場合、まず
身体におけるこりや痛みなどの発生部位や骨折部
位に対し、1または複数のケース体1の磁界作用
面16が当たるように磁界発生治療具を人体に巻
き付け固定する。つぎに電源を投入すると、各磁
界発生器2の各コイル37,38へ通電され、積
層鉄心20の脚部22,23の端面より各コイル
37,38の重畳磁束が発生する。
この場合に鉄心20および各コイル37,38
には、高い発熱が生ずるが、磁界発生器2はケー
ス体1内の突起上42に支持してあるから、ケー
ス体1と磁界発生器2との間の空気層Aが断熱作
用を発揮して、磁界発生器2で発生した熱がケー
ス体1に伝わるのを規制する。また磁界作用面1
6に形成した凹凸面19は、人体とケース体1表
面との間に凹凸面19の凹部18による空気層B
を生成するから、この空気層Bが磁界発生器2か
らケース体1に伝わつた熱を断熱し、人体への熱
伝達を規制することになる。これにより火傷等の
発生が防止され、また器具の長時間にわたる使用
も可能となる。
<考案の効果> この考案は上記の如く、ケース体の人体に当て
る側の外面に凹凸面を形成して、ケース体と人体
との間に空気層を介在させている。従つてこの考
案によれば、空気層が磁界発生器で生じた熱の伝
達を規制するから、火傷の発生が防止され、安全
かつ快適な使用感が得られるなど、考案目的を達
成した顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる磁界発生
治療具の正面図、第2図は第1図に示す実施例を
水平方向に切断した断面図、第3図は一方のケー
ス半体を内側よりみた平面図、第4図は第3図の
ケース半体に磁界発生器を位置決めした状態を示
す断面図、第5図は他方のケース半体の凹凸面を
示す平面図、第6図は第5図のケース半体を断面
した拡大断面図、第7図は凹凸面の他の実施例を
示すケース半体の平面図である。 1……ケース体、18……凹部、19……凹凸
面、2……磁界発生器、20……鉄心、37,3
8……コイル、42……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース体の内部に、鉄心上へコイルが巻かれた
    磁界発生器を収納配備して成る磁界発生治療具に
    おいて、 前記ケース体は、人体に当てる側の外面に凹凸
    面を形成して、ケース体の外面と人体との間に前
    記凹凸面の凹部による空気層を介在させる磁界発
    生治療具。
JP1988011739U 1988-01-30 1988-01-30 Expired JPH0436840Y2 (ja)

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JP1988011739U JPH0436840Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30

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JPH01117359U JPH01117359U (ja) 1989-08-08
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02194Y2 (ja) * 1985-04-04 1990-01-05
JPS61191037U (ja) * 1985-05-22 1986-11-28

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JPH01117359U (ja) 1989-08-08

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