JPH0332332Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0332332Y2 JPH0332332Y2 JP1985005012U JP501285U JPH0332332Y2 JP H0332332 Y2 JPH0332332 Y2 JP H0332332Y2 JP 1985005012 U JP1985005012 U JP 1985005012U JP 501285 U JP501285 U JP 501285U JP H0332332 Y2 JPH0332332 Y2 JP H0332332Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- cuff
- blood pressure
- value
- cuff pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000035487 diastolic blood pressure Effects 0.000 claims description 24
- 230000036772 blood pressure Effects 0.000 claims description 14
- 230000035488 systolic blood pressure Effects 0.000 claims description 12
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 6
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- 210000001367 artery Anatomy 0.000 claims description 2
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- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 4
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
＜技術分野＞
本考案は血圧測定装置に関するものである。
＜従来技術＞
従来から血管動脈をカフ（腕帯）によつて圧迫
して血液の流れを一時的に止め、その後カフ圧を
減少させていき、再び血液が流れ出す時にコロト
コフ音が発生することが知られている。
して血液の流れを一時的に止め、その後カフ圧を
減少させていき、再び血液が流れ出す時にコロト
コフ音が発生することが知られている。
聴診法は、上述したカフ圧降下時において、最
初にコロトコフ音の聴えるカフ圧を最高血圧とし
ている。又、前記コロトコフ音はカフ圧の減少中
にも継続して発生し、血液が連続して流れる様に
なるまで続き、コロトコフ音が消えるカフ圧を最
低血圧としている。
初にコロトコフ音の聴えるカフ圧を最高血圧とし
ている。又、前記コロトコフ音はカフ圧の減少中
にも継続して発生し、血液が連続して流れる様に
なるまで続き、コロトコフ音が消えるカフ圧を最
低血圧としている。
周知の通り、電子化された血圧測定装置にあつ
ては、このコロトコフ音の出現時及び消滅時のカ
フ圧を自動的に測定表示するものであるが、その
測定の際カフ圧を最初最高血圧値より高い圧力ま
で上昇させ、その後カフ圧を逓減させていき、最
高血圧値を決定する方法が採られている。そし
て、前記最高血圧値の決定後も同程度の減圧速度
でカフ圧の逓減を行い、最低血圧値を決定した
後、手動或いは自動にてカフ圧を急速に減少させ
上腕をカフの圧迫から開放する。
ては、このコロトコフ音の出現時及び消滅時のカ
フ圧を自動的に測定表示するものであるが、その
測定の際カフ圧を最初最高血圧値より高い圧力ま
で上昇させ、その後カフ圧を逓減させていき、最
高血圧値を決定する方法が採られている。そし
て、前記最高血圧値の決定後も同程度の減圧速度
でカフ圧の逓減を行い、最低血圧値を決定した
後、手動或いは自動にてカフ圧を急速に減少させ
上腕をカフの圧迫から開放する。
ところで、原理的には最高血圧値及び最低血圧
値を測定するにはコロトコフ音の出現及び消滅時
のカフ圧のみを得れば良いのであるが、従来の血
圧測定装置は最高血圧値測定以上の最高値より高
い圧力から最低血圧値測定以後の最低血圧値より
低い圧力まで連続して微速（２乃至４mmHg／秒）
でカフ圧の減少を行つている。
値を測定するにはコロトコフ音の出現及び消滅時
のカフ圧のみを得れば良いのであるが、従来の血
圧測定装置は最高血圧値測定以上の最高値より高
い圧力から最低血圧値測定以後の最低血圧値より
低い圧力まで連続して微速（２乃至４mmHg／秒）
でカフ圧の減少を行つている。
しかるに、上述の事項は上腕部を不必要に長時
間カフの圧迫下におくことになり、そのため血液
が末梢部にたまるうつ血の発生や、被測定者の肉
体的、心理的苦痛を伴い、最低血圧が正しく測定
できなくなる恐れがある。
間カフの圧迫下におくことになり、そのため血液
が末梢部にたまるうつ血の発生や、被測定者の肉
体的、心理的苦痛を伴い、最低血圧が正しく測定
できなくなる恐れがある。
＜考案の目的＞
本考案は上記の問題点に鑑み成されたもので、
被測定者の予測される最低血圧値を入力設定でき
る様にし、本来微速で減圧する必要がないところ
の最高血圧値測定直後の圧力から入力設定された
最低血圧値よりある圧力幅高い圧力まではカフ圧
を急速に減少させ、止腕が圧迫される時間を短縮
することにより、正確に最低血圧を測定できる様
にすることを目的とする。
被測定者の予測される最低血圧値を入力設定でき
る様にし、本来微速で減圧する必要がないところ
の最高血圧値測定直後の圧力から入力設定された
最低血圧値よりある圧力幅高い圧力まではカフ圧
を急速に減少させ、止腕が圧迫される時間を短縮
することにより、正確に最低血圧を測定できる様
にすることを目的とする。
＜実施例＞
以下、本考案の構成を説明する。
第１図は本考案の実施例に係る血圧測定装置の
ブロツクを示すものである。
ブロツクを示すものである。
同図において、１はカフ（腕帯）を表わし、該
カフの圧力即ちカフ圧は圧力センサー２によつて
電気信号に変換される。そして、前記圧力センサ
ー２の出力は増幅回路３によつて適当なレベルま
で増幅された後、Ａ／Ｄ（アナログ−デジタル）
コンパータ４に導かれ、デジタル信号に変換さ
れ、制御回路５に入力される。
カフの圧力即ちカフ圧は圧力センサー２によつて
電気信号に変換される。そして、前記圧力センサ
ー２の出力は増幅回路３によつて適当なレベルま
で増幅された後、Ａ／Ｄ（アナログ−デジタル）
コンパータ４に導かれ、デジタル信号に変換さ
れ、制御回路５に入力される。
又、前記カフ１に接続されている６は電磁弁で
あり、前記制御回路５からの信号を受け排気を行
う。この電磁弁６と前記カフ１とには、常に徐々
に空気を流し出しカフ圧を２乃至４mmHg／秒で
減少させる減圧弁７が介設されている。
あり、前記制御回路５からの信号を受け排気を行
う。この電磁弁６と前記カフ１とには、常に徐々
に空気を流し出しカフ圧を２乃至４mmHg／秒で
減少させる減圧弁７が介設されている。
そして、図中、８はボリユームで、このボリユ
ーム８は予想される最低血圧値を入力設定するも
のである。該ボリユーム８によつて入力設定され
たところの最低血圧値はＡ／Ｄコンバータ９を通
してデジタル値に変換され、前記制御回路５に入
力される。すると、該制御回路５は前記入力設定
された最低血圧値に20mmHgを加算し、その加算
された圧力値を記憶する。
ーム８は予想される最低血圧値を入力設定するも
のである。該ボリユーム８によつて入力設定され
たところの最低血圧値はＡ／Ｄコンバータ９を通
してデジタル値に変換され、前記制御回路５に入
力される。すると、該制御回路５は前記入力設定
された最低血圧値に20mmHgを加算し、その加算
された圧力値を記憶する。
続いて、本実施例の血圧測定装置の具体的動作
を第２図を用いて解説する。
を第２図を用いて解説する。
第２図は縦軸に圧力を表わし、横軸に時間を表
わした座標上で圧力変動曲線を図示したものであ
り、該圧力変動曲線は前記圧力センサー２の出力
にコロトコフ音（図上でＫ）を重畳したものを表
現している。
わした座標上で圧力変動曲線を図示したものであ
り、該圧力変動曲線は前記圧力センサー２の出力
にコロトコフ音（図上でＫ）を重畳したものを表
現している。
まず、送気球若しくは加圧ポンプ（共に図示せ
ず）によつてカフ１は最高血圧値P1より高い圧
力まで加圧される。その際、前記電磁弁６は閉じ
た状態にある。
ず）によつてカフ１は最高血圧値P1より高い圧
力まで加圧される。その際、前記電磁弁６は閉じ
た状態にある。
上記加圧後も前記電磁弁６は閉じているが、前
記減圧弁７によつてカフ圧は徐々に減少してい
き、該カフ圧が最高血圧値P1と等しくなつたと
きにコロトコフ音が検出される。その後、カフ圧
が低くなるに従い、コロトコフ音が引き続いて検
出される。（同図Ａ期間）。
記減圧弁７によつてカフ圧は徐々に減少してい
き、該カフ圧が最高血圧値P1と等しくなつたと
きにコロトコフ音が検出される。その後、カフ圧
が低くなるに従い、コロトコフ音が引き続いて検
出される。（同図Ａ期間）。
最初のコロトコフ音が検出された後、引き続い
て２発（或いは３発）のコロトコフ音が検出され
た場合、前記制御回路５は最初のコロトコフ音が
出現したときのカフ圧を最高血圧値と判断、記憶
し、前記電磁弁６を瞬間的に（0.2乃至0.5秒）開
放する。該電磁弁６は短時間でカフ内の空気を排
気し、カフ圧を急激に低下させる機能を有するた
め、上記の様に電磁弁６を瞬間的（0.2乃至0.5
秒）に動作させ、その後再び電磁弁６を閉じると
いうことの反覆により、同図Ｂ期間に示す如く、
カフ圧を階段状に低下させることができる。
て２発（或いは３発）のコロトコフ音が検出され
た場合、前記制御回路５は最初のコロトコフ音が
出現したときのカフ圧を最高血圧値と判断、記憶
し、前記電磁弁６を瞬間的に（0.2乃至0.5秒）開
放する。該電磁弁６は短時間でカフ内の空気を排
気し、カフ圧を急激に低下させる機能を有するた
め、上記の様に電磁弁６を瞬間的（0.2乃至0.5
秒）に動作させ、その後再び電磁弁６を閉じると
いうことの反覆により、同図Ｂ期間に示す如く、
カフ圧を階段状に低下させることができる。
こうして、一度又は数度前記電磁弁６を瞬間的
に動作させ、カフ圧が前記ボリユーム８によつて
設定された最低血圧値よりも20mmHg高い圧力値
Psに達すると電磁弁６は前記制御回路５の指令
によつて閉じた状態となり、カフの減圧は再び前
記減圧弁７だけに依るゆるやかなものになる。
に動作させ、カフ圧が前記ボリユーム８によつて
設定された最低血圧値よりも20mmHg高い圧力値
Psに達すると電磁弁６は前記制御回路５の指令
によつて閉じた状態となり、カフの減圧は再び前
記減圧弁７だけに依るゆるやかなものになる。
カフ圧が再び徐々に減少することにより、コロ
トコフ音の出現の監視が可能となり（第２図Ｃ期
間）、最後のコロトコフ音が検出されると、その
ときのカフ圧を最低血圧値P2と判断し、前記電
磁弁６を開いたままの状態を保ち、カフ１内の空
気を開放し、測定を終了する。
トコフ音の出現の監視が可能となり（第２図Ｃ期
間）、最後のコロトコフ音が検出されると、その
ときのカフ圧を最低血圧値P2と判断し、前記電
磁弁６を開いたままの状態を保ち、カフ１内の空
気を開放し、測定を終了する。
もちろん、上記入力設定値Psと最低血圧値P2
との差は20mmHgに限定しないが、20乃至30mmHg
が適切である。
との差は20mmHgに限定しないが、20乃至30mmHg
が適切である。
本実施例によれば、医師等が聴診法により血圧
測定を行うに当たり、最高血圧値を測定した後、
手動で急速にカフ内の空気を抜きカフ圧を最低血
圧値まで減少させる手間が省ける。
測定を行うに当たり、最高血圧値を測定した後、
手動で急速にカフ内の空気を抜きカフ圧を最低血
圧値まで減少させる手間が省ける。
＜効果＞
以上のように本考案にあつては、被測定者が血
圧の測定に先立つて自身の予測される最低血圧値
を入力設定すれば、最高血圧の決定からカフ圧が
入力設定した最低血圧値によつて決定される圧力
即ち、減圧速度変更点に低下するまでの間、カフ
圧を急速に減圧することができ、血圧測定に要す
る時間の短縮化が図れ、うつ血の発生を防止でき
る上に、減圧制御手段は弁の瞬時開放を繰り返し
て急速な減圧を段階的に行う為、予測最低血圧値
と減圧速度変更点の圧力との圧力差を小さく抑え
ても、カフ圧が急速な減圧によつて予測最低血圧
値を一気に下回つてしまう懸念がなく、しかも上
記圧力差を小さく抑えられることによつて、血圧
測定に要する時間の短縮にも有効に寄与し、もち
ろん最低血圧値の測定を正確かつ確実に行うこと
ができる。
圧の測定に先立つて自身の予測される最低血圧値
を入力設定すれば、最高血圧の決定からカフ圧が
入力設定した最低血圧値によつて決定される圧力
即ち、減圧速度変更点に低下するまでの間、カフ
圧を急速に減圧することができ、血圧測定に要す
る時間の短縮化が図れ、うつ血の発生を防止でき
る上に、減圧制御手段は弁の瞬時開放を繰り返し
て急速な減圧を段階的に行う為、予測最低血圧値
と減圧速度変更点の圧力との圧力差を小さく抑え
ても、カフ圧が急速な減圧によつて予測最低血圧
値を一気に下回つてしまう懸念がなく、しかも上
記圧力差を小さく抑えられることによつて、血圧
測定に要する時間の短縮にも有効に寄与し、もち
ろん最低血圧値の測定を正確かつ確実に行うこと
ができる。
第１図は本考案の実施例に係る血圧測定装置の
ブロツク図、第２図は前記本考案の実施例に係る
血圧測定装置の動作を説明するための圧力グラフ
である。 １……カフ、５……制御回路、６……電磁弁、
７……ボリユーム。
ブロツク図、第２図は前記本考案の実施例に係る
血圧測定装置の動作を説明するための圧力グラフ
である。 １……カフ、５……制御回路、６……電磁弁、
７……ボリユーム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 血圧動脈をカフによつて圧迫し、その後カフ圧
を逓減させ、そのカフ圧降下時において最初にコ
ロトコフ音が発生したときのカフ圧を最高血圧と
し、又、そのカフ圧降下時でトコロトフ音が消滅
したときのカフ圧を最低血圧とする非観血型の血
圧測定装置であつて、 被測定者の予測される最低血圧値を入力設定す
る入力設定手段と、 該入力設定手段で入力設定された最低血圧値に
基づいて、該血圧値より所定値高い圧力を演算し
記憶する記憶手段と、 血圧測定時に、最高血圧の決定からカフ圧が上
記記憶手段に記憶された圧力に低下するまでの
間、弁の瞬時開放を繰り返してカフ圧の急速な減
圧を段階的に行う減圧制御手段と を具備することを特徴とする血圧測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985005012U JPH0332332Y2 (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985005012U JPH0332332Y2 (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61121804U JPS61121804U (ja) | 1986-07-31 |
| JPH0332332Y2 true JPH0332332Y2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=30481136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985005012U Expired JPH0332332Y2 (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0332332Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5092885B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2012-12-05 | オムロンヘルスケア株式会社 | 電子血圧計 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59111737A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-28 | 三洋電機株式会社 | 血圧計 |
| JPS61122843A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-10 | シャープ株式会社 | 血圧測定装置 |
-
1985
- 1985-01-17 JP JP1985005012U patent/JPH0332332Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59111737A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-28 | 三洋電機株式会社 | 血圧計 |
| JPS61122843A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-10 | シャープ株式会社 | 血圧測定装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61121804U (ja) | 1986-07-31 |
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