JPH0332273Y2 - - Google Patents

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JPH0332273Y2
JPH0332273Y2 JP1048184U JP1048184U JPH0332273Y2 JP H0332273 Y2 JPH0332273 Y2 JP H0332273Y2 JP 1048184 U JP1048184 U JP 1048184U JP 1048184 U JP1048184 U JP 1048184U JP H0332273 Y2 JPH0332273 Y2 JP H0332273Y2
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arm
pin
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pole
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JP1048184U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、ラチエツトとポールとでなり、その
噛合が前記ポールに突設されたピンとレリーズア
ームに穿設されたカム孔との係合によつてなされ
るロツク機構を、アウタ側及びインナ側のそれぞ
れに有し、アウタ側とインナ側のレリーズアーム
が、コネクテイングパイプ等でなる連結機構を介
して結合された両側リクライニング装置に関す
る。
(従来技術) この種のリクライニング装置では、アウタ側と
インナ側のロツクを略同時に解除するように構成
しなければならない。このため、従来装置のほと
んどは、アウタ側とインナ側のレリーズアームを
前記連結機構を含め一体的に回動するように構成
していた。しかし、この構成では、アウタ側とイ
ンナ側のロツク位置にずれが生じた場合に問題が
あつた。即ち、一方のレリーズアームがロツク位
置に達して停止すると、アウタ側とインナ側のレ
リーズアームに互いに自由度がないため、他方の
レリーズアームもこの規制を受けて停止し、後者
側のロツク機構がいわゆるハーフロツク状態にな
つてしまうという問題があつた。そこで、本件出
願人等は、カム孔の形状に工夫をこらした両側リ
クライニング装置を提案した(実願昭56−191389
号、実公昭61−29322号公報参照)。これによれ
ば、従来装置におけるハーフロツク状態は生じ
ず、又、ロツク解除もアウタ側及びインナ側で略
同時に行える。しかし、この装置においては、ア
ウタ側とインナ側ではカム孔の形状が異なること
になり、複雑な形状のカム孔を2種類穿設しなけ
ればならず、そのためにプレス型も2種類作らね
ばならず、製造コストが高くなるという問題が生
じていた。
本考案は、この点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、ロツク解除をアウタ側とインナ側で略
同時に行えると共にハーフロツク状態を回避で
き、しかも、カム孔としては単一形状(同一形
状)のものを穿設するだけで足りる両側リクライ
ニング装置を提供することにある。
(考案の構成) この目的を達成する本考案の構成は、ラチエツ
トとポールとでなり、その噛合が前記ポールに突
設されたピンとレリーズアームに穿設されたカム
孔との係合によつてなされるロツク機構を、アウ
タ側及びインナ側のそれぞれに有し、アウタ側と
インナ側のレリーズアームが、コネクテイングパ
イプ等でなる連結機構を介して結合された両側リ
クライニング装置において、前記連結機構内に遊
びをもたせると共に、インナ側の前記ポールへの
前記ピンの突設位置を、アウタ側の前記ポールへ
の前記ピンの突設位置よりも前記遊びに相当する
分だけ前記ポールの回動中心側に移し、アウタ側
とインナ側のロツクの解除を略同時に行えるよう
にしたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第7図を
用いて詳細に説明する。これらの図において、1
00はアウタ側、200はインナ側を示してい
る。まず、アウタ側100において、1はシート
クツシヨン側に固着されるロアアームで、このロ
アアーム1には、主軸2でもつてアツパアーム3
が傾動可能に軸支されている。アツパアーム3
は、その上部がシートバツク側に固着されるもの
で、スパイラルスプリング4によつて、前倒れ方
向に付勢されている。5はラチエツトで、アツパ
アーム3に固着され、アツパアーム3と一体とな
つて回動するものである。このラチエツト5に
は、一端がロアブラケツト1の円弧状孔6に挿通
されるピン7が固着されている。上記アツパアー
ム3の最大回動角は、このピン7の回動範囲によ
つて定まる。8はラチエツト5と噛み合うポール
で、ピン9でもつてロアアーム1に回動可能に取
付けられている。又、ポール8には、ピン10が
突設(植設)されている。11は主軸2に枢着さ
れ、第1図の反時計方向にテンシヨンスプリング
20によつて付勢されたレリーズアームで、その
カム孔12に前記ピン10が挿通されている。こ
のレリーズアーム11の延設部は、ハンドル13
となつている。14は一端が主軸2に枢着され他
端がアームヒンジピン15でもつてレリーズアー
ム11に固着されたアームプレートである。アー
ムヒンジピン15の大径部には、ポール8の背部
に当接するローラー16が挿通されている。17
は端部にコネクテイングフツク18が溶接等で固
着されたコネクテイングパイプで、一端側には、
上記主軸2の小径部が挿入されている。又、コネ
クテイングフツク18の先端部は、アームプレー
ト14の連結用孔19に挿入されている。このコ
ネクテイングフツク18の先端部の幅W1は、ア
ームプレート14の連結用孔19の幅W2より小
さく選ばれている。尚、21は補強及び位置決め
用のサブプレートである。
上記説明は、アウタ側の構成の説明であつた
が、インナ側200についても同様である。そこ
で、同一部分には、アウタ側100の各部の数字
にダツシユ「′」を付して示した。
インナ側200がアウタ側100と相違してい
る点は、ハンドルがないこと、第6図及び第7図
に示す如く、ポール8へのピン10の突設位置が
インナ側200においてはピン9側にΔθだけシ
フトしていること等である(図中のOは主軸2の
中心である)。
尚、W2−W1の大きさは、多少遊びが生じる程
度であり、上述のロツク位置のバラツキがどの程
度かに応じて定めるものである。即ち、仮にW2
−W1=0(コネクテイングフツク18とアームプ
レート14を固着した状態)のときのアウタ側1
00とインナ側200のロツク位置のずれ量(レ
リーズアーム11,11′の動きに換算した量)
よりも、2(W2−W1)(同じくレリーズアーム1
1,11′の動きに換算した量)が大きくなるよ
うに選ばれる。通常、2〜5mm程度である。又、
Δθの大きさは、前記したW2−W1の大きさを考
慮し、アウタ側100とインナ側200でのロツ
ク解除(ポール8,8′の移動)が略同時になさ
れるように設定されるものである。
このように構成された両側リクライニング装置
の基本的作動は、従来装置と略同様であるが、ロ
ツク状態におけるラチエツト5とポール8との噛
合状態が異なる。本実施例の場合、アームプレー
ト14とコネクテイングフツク18との間の遊び
によつて、レリーズアーム11,11′は、互い
に干渉を受けることなく、自由に、一定範囲
(W2−W1の2倍)内の回動を行うことができる。
従つて、レリーズアーム11,11′は、テンシ
ヨンスプリング20,20′によつて、ローラー
16,16′がポール8,8′の背部に当接するま
で回動させられ、その状態で停止している。この
ため、ハーフロツク状態になることはない。
又、ロツク解除時においては、上記遊びよるイ
ンナ側200の作動開始の遅れを、Δθでもつて
除去できるため、両側のロツクを同時に解除する
ことができる。
ここで、具体的に上記実施例におけるリクライ
ニング角調整時の作動の一例を説明する。まずレ
リーズアーム11がフリーの状態においては、ア
ウタ側100及びインナ側200に双方共、ポー
ル8,8′の背部がローラー16,16′に押され
ラチエツト5と完全に噛合した状態にある。即
ち、ロツク状態にある。この状態におけるレリー
ズアーム11,11′の相対的ずれ量は、前記連
結機構の遊びの総量(これは2(W2−W1)をレ
リーズアーム11,11′の動きに換算した量)
より当然小さい。次にハンドル13を第1図の時
計回り方向に操作すると、これと一体になつてレ
リーズアーム11が同方向に回動し、次いでレリ
ーズアーム11′も回動する。この連動は、レリ
ーズアーム11,11′の相対的ずれ量が前記遊
びの総量と等しい状態を保ちながら行われる。従
つて、ローラー16,16′のポール8,8′の背
部からの離脱は、アウタ側100においてまずな
され、次にインナ側200にてなされる。このロ
ーラー16,16′のポール8,8′の背部から離
脱後、カム孔12,12′によつてポール8,
8′が第1図の反時計方向に回動されるが、この
ポール8,8′の回動開始における時間的ずれが
ほとんど無いように、Δθが選ばれている。この
ため、アウタ側100及びインナ側200共、ポ
ール8,8′とラチエツト5,5′との噛合解除
(ロツク解除)は略同時になされる。このアンロ
ツク状態にてリクライニング角の調整を行い、該
調整後、ハンドル13を戻していくと、レリーズ
アーム11,11′も前記遊びの総量分の相対的
ずれ量を保ちながら反時計方向に戻る。そして、
カム孔12,12′により略同時にポール8,
8′の時計方向の回動がなされ、ラチエツト5,
5′と噛合する。その後、ポール8,8′の背部に
ローラー16,16′がこの順序で当接し、当初
のロツク状態に戻る。
尚、上記実施例では、アームプレート14とコ
ネクテイングフツク18との間に遊びをもたせた
が、レリーズアーム11,11′間を結合してい
る連結機構のどこに遊びをもたせてもよい。
更に、スパイラルスプリングは、片側使用であ
つても支障はない。
(考案の効果) 以上、使用したように、本考案によれば、アウ
タ側とインナ側で略同時にロツク解除ができ、し
かもハーフロツク状態が生じない両側リクライニ
ング装置であつて、カム孔を2種類穿設する必要
のないものを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は第1図のAA断面図、第3図は第1図のBB
断面のアウタ側のみを示す断面図、第4図はコネ
クテイングフツクの正面図、第5図はアームプレ
ートの正面図、第6図はアウタ側レリーズアーム
のカム孔、ポール及びピンの位置関係を第1図と
同一方向から見たときの説明図、第7図はインナ
側レリーズアームのカム孔、ポール及びピンの位
置関係を第1図の紙面の裏側から見たときの説明
図である。 1,1′……ロアアーム、2,2……主軸、3,
3′……アツパアーム、4……スパイラルスプリ
ング、5,5′……ラチエツト、6,6′……円弧
状孔、7,9,10,7′,9′,10′……ピン、
8,8′……ポール、11,11′……レリーズア
ーム、12,12′……カム孔、13……ハンド
ル、14,14′……アームプレート、15,1
5′……アームヒンジピン、16,16′……ロー
ラー、17……コネクテイングパイプ、18,1
8′……コネクテイングフツク、19,19′……
連結用孔、20,20′……テンシヨンスプリン
グ、21,21′……サブプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラチエツトとポールとでなり、その噛合が前記
    ポールに突設されたピンとレリーズアームに穿設
    されたカム孔との係合によつてなされるロツク機
    構を、アウタ側及びインナ側のそれぞれに有し、
    アウタ側とインナ側のレリーズアームが、コネク
    テイングパイプ等でなる連結機構を介して結合さ
    れた両側リクライニング装置において、前記連結
    機構内に遊びをもたせると共に、インナ側の前記
    ポールへの前記ピンの突設位置を、アウタ側の前
    記ポールへの前記ピンの突設位置よりも前記遊び
    に相当する分だけ前記ポールの回動中心側に移
    し、アウタ側とインナ側のロツクの解除を略同時
    に行えるようにしたことを特徴とする両側リクラ
    イニング装置。
JP1048184U 1984-01-27 1984-01-27 両側リクライニング装置 Granted JPS60121845U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1048184U JPS60121845U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 両側リクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1048184U JPS60121845U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 両側リクライニング装置

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Publication Number Publication Date
JPS60121845U JPS60121845U (ja) 1985-08-16
JPH0332273Y2 true JPH0332273Y2 (ja) 1991-07-09

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JP1048184U Granted JPS60121845U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 両側リクライニング装置

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