JPH0332154Y2 - - Google Patents

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JPH0332154Y2
JPH0332154Y2 JP4902085U JP4902085U JPH0332154Y2 JP H0332154 Y2 JPH0332154 Y2 JP H0332154Y2 JP 4902085 U JP4902085 U JP 4902085U JP 4902085 U JP4902085 U JP 4902085U JP H0332154 Y2 JPH0332154 Y2 JP H0332154Y2
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spacer
metal plate
piezoelectric
acoustic transducer
terminal
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JP4902085U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電話用送受話器などに用いる圧電音
響変換装置に関する。
[従来の技術] この種装置の一般的基本構成は、例えば第1図
に示すように、大径の金属板1の裏面中央に小径
の圧電素子2を接合した圧電振動子3を、中央に
通音孔4が形成されたアルミなどのケース5内
に、金属板1の表面が前記通音孔4に向かう状態
で配置するとともに、ケース5内の周部に形成し
た環状のサポートエツジ6に金属板1の周部表面
を全周に亙つて受け止め支持させ、金属板1の周
部裏面側に導電性を備えたリング状のスペーサ7
を配置するとともに、更にこのスペーサ7の外側
に、一対の端子8,9を備えた絶縁性基板10を
配置し、一方の端子8と圧電素子2、他方の端子
9とスペ−サ7とをそれぞれ適宜手段で導通接続
し、ケース5の開口周縁部5aを内方にかしめ変
形して、このかしめ周縁部5aと前記サポ−トエ
ツジ6との間に、圧電振動子3の金属板1周部、
スペーサ7、及び基板10の周部を挟圧支持し、
圧電振動子3の後室11の容積を確保するための
スペーサ7をして端子9と金属板1との導通部材
に兼用した構造となつている。
そして、従来は、前記スペーサ7として金属材
の完全リングを利用していた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記スペーサ7は断面形状が角形の
ものが用いられるために、従来は所定厚さの金属
平板を打ち抜きプレスして所定径のリングを得て
おり、材料歩留りが極めて低くコストアツプを招
いていた。
また、装置組み立て時にはサポートエツジ6と
ケース開口周縁部5aとの間に各内装部材を所定
の力で挟圧支持するのであるが、基板10の材料
として紙−フエノール板のような安価なものを使
つた場合、温度条件や湿度条件によつて基板10
に厚さ方向の収縮が発生し、これによつてスペー
サ7と基板10、またはスペーサ7と金属板1と
の接触圧が低下し、接触抵抗の増大に伴う導通不
良を招くおそれがあり、また、圧電振動子3の外
周支持の状態が変わり、音圧−周波数特性が変化
するというおそれもあつた。
もちろん、基板材料にガラス−エポキシ板など
の外的条件に影響されにくいものを用いれば上記
不具合は相当解消できることは言うまでもない
が、大幅なコストアツプを招くために実用上に難
点があつた。
この考案は、かかる実情に着目してなされたも
のであつて、前記スペーサに簡単な改良を施すこ
とで、スペーサの加工コストの増大および外的条
件による導通不良発生並びに特性変化という全く
異質の問題を一挙に解決できるようにしたもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案において
は、前記スペーサを、導電性を備えた弾性材で構
成するとともに、その周方向の一箇所で分断した
一巻き螺施状に形成した。
[作用] このスペーサは完全なリングでないために、一
巻分に寸法切りした線材を巻き込んだり、連続し
たコイル状に巻き込んだ線材を切断したりして、
ほとんど材料ロスなく製作できる。
また、弾性材を一巻き螺施状に形成したスペー
サは、組み込まれた状態で弾性挟圧力をチヤージ
することになり、基板が外的条件で多少収縮して
も充分挟圧力が維持される。
[実施例] 第1図に本考案装置の断面が、また、第2図に
その分解状態がそれぞれ示され、基本的構成は従
来の技術の項で説明した通りであり、以下に付随
構成および本考案特徴構成について説明する。
基板10の表面には圧電素子2の下面に追従性
良く軽く圧接される薄いPBS(リン青銅)製の接
触子12が設けられ、これに一方の端子8がかし
め、または半田付けで導通接続されている。ま
た、基板10の上面外周部には全周に亙る導電板
13が付設され、これに他方の端子9が同様に導
通接続されている。また、基板10の適所には後
室11を大気圧にするための通気孔14が形成さ
れるとともに、ここにポリエステルメツシユから
なるダンパー15が設けられている。
そして、前記スペーサ7は、その周方向の一箇
所で分断されたものが用いられ、ステンレス製の
角形線材を巻き込み形成して構成されるととも
に、対向する分断端を段違いさせた一巻き螺施状
に形成されている。
なお、このスペーサ7は必ずしも全体が金属で
ある必要はなく、例えば硬度が高く、かつ適度の
弾性を有するプラスチツク製の線材を螺施状に巻
き込み形成して表面に導電金属膜をめつきしたも
のであつてもよい。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、スペーサを簡単
に改造するだけで、材料ロスのない製作ができコ
スト低下に有効になるとともに、スペーサに与え
られたばね作用で接触導通部の接触圧低下を抑制
し、安定した機能を確実に発揮させることができ
るようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる圧電音響変換装置の
縦断面図、第2図はその分解斜視図である。 1…金属板、2…圧電素子、3…圧電振動子、
4…通音孔、5…ケース、6…サポートエツジ、
7…スペーサ、8,9…端子、10…基板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 大径の金属板の裏面中央に小径の圧電素子を
    接合した圧電振動子を、中央に通音孔が形成さ
    れたケース内に、前記金属板の表面が前記通音
    孔に向かう状態で配置し、前記ケース内の周部
    に前記金属板の周部表面を全周に亙つて支持さ
    せ、この金属板の周部裏面側に導電性を備えた
    リング状のスペーサを配置するとともに、更
    に、このスペーサの外側に一対の端子を備えた
    絶縁性基板を配置し、一方の端子と圧電素子、
    他方の端子と前記スペーサとをそれぞれ導通接
    続した圧電音響変換装置であつて、前記スペー
    サを、導電性を備えた弾性材で構成するととも
    に、その周方向の一箇所で分断した一巻き螺旋
    状に形成してある圧電音響変換装置。 (2) 前記スペーサが、断面形状角形の金属線材を
    巻き込み形成したものである実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の圧電音響変換装置。
JP4902085U 1985-04-01 1985-04-01 Expired JPH0332154Y2 (ja)

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JP4902085U JPH0332154Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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JP4902085U JPH0332154Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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JPS61166692U JPS61166692U (ja) 1986-10-16
JPH0332154Y2 true JPH0332154Y2 (ja) 1991-07-08

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JP4902085U Expired JPH0332154Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005219247A1 (en) * 2004-03-05 2005-09-15 Temco Japan Co., Ltd. Bone conduction device
DE102010005654A1 (de) * 2010-01-19 2011-07-21 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH, 75038 Signalgebeeinrichtung mit einem elektrischen akustischen Signalgeber

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Publication number Publication date
JPS61166692U (ja) 1986-10-16

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