JPH0332092Y2 - - Google Patents

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JPH0332092Y2
JPH0332092Y2 JP1982144621U JP14462182U JPH0332092Y2 JP H0332092 Y2 JPH0332092 Y2 JP H0332092Y2 JP 1982144621 U JP1982144621 U JP 1982144621U JP 14462182 U JP14462182 U JP 14462182U JP H0332092 Y2 JPH0332092 Y2 JP H0332092Y2
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JP
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modulation
stages
stage
variable capacitance
modulator
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JP1982144621U
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は音声等の変調信号により搬送波の位相
変調を行うPM変調器に関わり、特に多段の変調
段から成る変調器における各変調段間の結合構成
に関する。
(2) 従来技術と問題点 PM変調器に於いて一段の変調段のみで所定の
変調度を有する信号を形成することは変調度に装
置上の上限があるため困難な場合が多い。よつて
そのような場合には変調段を複数結合しその変調
段を調節するようにしている。
かかる従来の各変調段結合構造を第1図に示
す。
同図は二段の変調段から成るPM変調器であ
り、図中1は第一変調段、2は第二変調段、D1
及びD2は可変容量ダイオード、L1及びL2は高周
波コイル、Z1は結合素子である。
ここで、第一変調段1は高周波コイルL1と可
変容量ダイオードD1を直列回路から成る共振回
路で構成され、第二変調段2は高周波コイルL2
と可変容量ダイオードD2の直列回路から成る共
振回路で構成されている。
まず第一変調段1では、変調信号によつて可変
容量ダイオードD1の容量を変化させることによ
り、搬送波に位相変調をかけ結合素子Z1を介して
第二変調段2へ送る。そして第二変調段2に於い
て第一変調段1の場合と同様に位相変調をかけ変
調感度を高めた上で被変調波として出力する。そ
の場合、従来では第一段と第二段の変調段は夫々
の高インピーダンス部(共振周波数に於いてアー
スからのインピーダンスが最も高くなる位置)A
点及びB点に於いて結合されていた。
その理由は、従来形では帯域通過フイルタの結
合観念、すなわち通過させるべき周波数以外の周
波数をより大きく減衰させるために高インピーダ
ンス部による結合を行うという観念に基づき変調
段の結合を行つていたためである。そして結合素
子Z1には第一段と第二段の変調段同士の干渉を避
けるため、すなわち結合度を疎にするため高イン
ピーダンス素子が必要であつた。
第2図に第1図における結合素子Z1としてコン
デンサC1を適用した場合の実施例を示す。ここ
で例えばコンデンサC1の容量は0.5PFであり、標
準に市販されているものを用いると変調器の使用
時に約±0.25PFのばらつきを生じる。すなわち
このばらつきにより最大50%の偏差を生じること
となり変調器全体としての特性の狂いが大きかつ
た。
尚、実際にこの高インピーダンス部AB間に用
いることのできるコンデンサ容量の許容範囲は約
0.5PF〜2.0PF程度に限られており、いずれの場
合に於いても約±0.25PFのばらつきを生じ、偏
差は大なるものであつた。そこで性能の優れたコ
ンデンサを使用すると上記の偏差を小さくするこ
とができるが、変調器自体が一方高価となるため
実際の装置への適用には問題があつた。
第1図に示す結合素子Z1としてコイルを用いる
場合も上記と同様の問題があつた。
また高インピーダンス部での高インピーダンス
素子による結合は変調器への外部からの影響を受
け易い。例えば、変調回路を含む送信回路をプリ
ント基板に組み込んだ場合、増幅作用等により高
レベルとなつた被変調波出力の伝送路の一部が前
記高インピーダンス素子に接近すると結合素子を
構成する高インピーダンス素子の容量に影響を及
ぼす。そのため変調器の動作が不安定になる場合
が多かつた。
(3) 考案の目的 本考案は上記従来の欠点に鑑み成されたもので
あつて、変調器の特性を良好にするPM変調器を
提供することを目的とする。
(4) 考案の構成 そしてこの目的は本考案によれば、可変容量ダ
イオードと高周波コイルの直列回路から成る変調
段が、少なくとも二段以上接続され、初段の変調
段に入力された搬送波を該変調信号により位相変
調して最終段の変調段から出力し、該被変調波は
増幅作用により高レベルとなる位相変調器に於い
て、全変調段の可変容量ダイオードと高周波コイ
ルが直列に接続されるように各変調段間を接続
し、初段及び最終段の変調段の他段と接続されな
い端をアースし、隣り合う変調段が接続されるア
ースからのインピーダンスが低い低インピーダン
スの点に一端が接続され、他端がアースされた低
インピーダンス素子により該変調段間を結合した
位相変調器により達成される。
(5) 考案の実施例 以下図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第3図は本考案の一実施例を示すものであり、図
に於いて第1図と同等部分のものには同一の符号
を付した。
本実施例に於いて、変調信号により搬送波を位
相変調する方法は従来と同様である。
高周波コイルL1と可変容量ダイオードD1の直
列回路から成る共振回路で構成された第一変調段
3に於いて、共振周波数でアースからのインピー
ダンスが低い低インピーダンスの点はC点であ
る。同様に高周波コイルL2と可変容量ダイオー
ドD2の直列回路から成る共振回路で構成された
第二変調段4に於いて、共振周波数でアースから
のインピーダンスが低い低インピーダンスの点は
C点と同様にD点である。本考案では、この低イ
ンピーダンスのC点とD点との間を結合素子Z2
より結合する。
ここで、低インピーダンス部について説明す
る。
第一変調段3を一つの独立した変調段として考
えると、共振周波数において、アースからのイン
ピーダンスが最も高くなる点は高周波コイルL1
と可変容量ダイオードD1との間となる。これは
この点とアース間がコイルとコンデンサの並列共
振回路となるためである。逆にアースからのイン
ピーダンスが低くなる点は可変容量ダイオードの
高周波コイルと接続されない他端部となる。これ
はこの点とアース間がコイルとコンデンサの直列
共振回路となるためである。
以上のようなインピーダンスの低い点で変調段
間の接続を行うため、結合素子Z2は変調段同士の
干渉を避ける必要がなく、低インピーダンス素子
を適用できる。
第5図に第3図における結合素子Z2としてコン
デンサC2を適用した場合を示す。
図において、結合素子Z2としてコンデンサC2
の容量は約100〜470PFの範囲内であれば適用で
き、いずれの場合に於いても偏差は5%となり、
従来に比べ10分の1程度に小さくなる。
また、第3図における結合素子Z2としてコイル
を用いた場合も上記と同様の効果を得ることがで
きる。
第4図に本考案の他実施例を示す。同図に於い
ても第一変調段5は高周波コイルL1と可変容量
ダイオードD1の直列回路から成る共振回路で構
成され、第二変調段6は高周波コイルL2と可変
容量ダイオードD2の直列回路から成る共振回路
で構成される。この実施例においてもアースから
のインピーダンスが低くなる点、高周波コイルの
可変容量ダイオードと接続されない他端部にて、
結合素子Z3を介した第一変調段5と第二変調段6
との結合が行われる。
尚、上記実施例に於いては、二段の変調段から
なるPM変調器について説明したが、その適用は
二段に限られない。
即ち、第6図に示すように三段以上の変調段か
ら成る変調器においても本考案を適用できる。
第6図に於いて7,8,9は変調段であり、そ
れぞれ可変容量ダイオードD1,D2,D3及び高周
波コイルL1,L2,L3の直列回路で構成された共
振回路により構成されている。ここでも、上記と
同様に各変調段ごとにアースからのインピーダン
スが低くなる点はG、H、I、Jであり、各変調
段間の点GH間、及びIJ間にて低インピーダンス
素子により結合される。
(6) 考案の効果 以上詳細に説明したように、本考案によれば結
合素子の特性のばらつきが小さくなるためPM変
調器の特性が良好となり、その調整が容易とな
る。また、結合素子を低インピーダンス素子とす
ることによりPM変調器の外部からの影響を受け
にくくなり、不安要素が減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は従来のPM変調器、第3図
乃至第6図は本考案による実施例である。 図に於いて、1,3,5,7は第一変調段、
2,4,6,8は第二変調段、9は第三変調段、
L1,L2,L3は高周波コイル、D1,D2,D3は可変
容量ダイオードである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可変容量ダイオードと高周波コイルの直列回路
    から成る変調段が、少なくとも二段以上接続さ
    れ、初段の変調段に入力された搬送波を該変調信
    号により位相変調して最終段の変調段から出力
    し、該被変調波は増幅作用により高レベルとなる
    位相変調器に於いて、 全変調段の可変容量ダイオードと高周波コイル
    が直列に接続されるように各変調段間を接続し、
    初段及び最終段の変調段の他段と接続されない端
    をアースし、隣り合う変調段が接続されるアース
    からのインピーダンスが低い低インピーダンスの
    点に一端が接続され、他端がアースされた低イン
    ピーダンス素子により該変調段間を結合したこと
    を特徴とする位相変調器。
JP14462182U 1982-09-24 1982-09-24 位相変調器 Granted JPS5950113U (ja)

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JP14462182U JPS5950113U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 位相変調器

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JP14462182U JPS5950113U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 位相変調器

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Publication Number Publication Date
JPS5950113U JPS5950113U (ja) 1984-04-03
JPH0332092Y2 true JPH0332092Y2 (ja) 1991-07-08

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ID=30322453

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112158A (en) * 1975-03-10 1976-10-04 Hewlett Packard Yokogawa Reflective phase modulator
JPS5450253A (en) * 1977-09-28 1979-04-20 Alps Electric Co Ltd Multiple tuning circuit
JPS5760423B2 (ja) * 1975-06-18 1982-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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