JPH033183A - 光記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学的に情報の記録再生を行う光記録媒体に関
するものである。

〔従来の技術〕

現在クレジットカード、バンクカード、クリニックカー
ド等のカード類は、多（の用途に用いられ又携帯性にも
優れることから広く社会に普及している。特にクレジッ
トカード、バンクカード等にみられるように、ユーザー
個人を特定して利用する場合が多い。そこで個人を特定
するためにユーザー氏名等の個人情報をカードに表示す
る方法、又この情報の改ざんを防止するため様々な方法
が検討されている。

これまで、ユーザー氏名等個人情報をカードにエンボス
加工表示する方法、カード表面にサイン欄を設ける方法
。ユーザー個人情報を記入後、フィルムでラミネートす
る方法等が一般的であった。

一方、代金先払い方式としてのプリペイドカードも現在
法（普及しているが、このプリペイドカードには各々使
用限度があるので、カード使用中、ユーザーがその使用
量を把握できるよう使用量表示が行われている。現在は
使用量に応じてカードに穴をあけて表示する方法が一般
的である。

ところで現在、高密度に情報を記録できる光記録媒体例
えば光カード等の開発が進められている。

しかしながら、光記録媒体はレーザー光によって記録・
再生を行っており、表面に凹凸があるとレーザー光の散
乱が生じ正確な記録再生が行えないためカードへのエン
ボス、穴あけ等の加工を行うことは好ましくない。又カ
ード表面での表示は改ざんされやすく機密保持の点から
不十分であった。

又、この様な光記録層を有する光カードに可視情報を記
録する方法としてＵＳＰ４７１１９９６号公報に記載さ
れているように、光記録層にレーザー光でスポットを記
録してゆき可視情報をマトリックスで表示する方法が考
えられている。

しかしこの方法は情報の書込みに時間がかかる上、デジ
タル記録である為、記録された表示が読みにくい等の問
題点があった。

〔発明が解決しようとしている問題点〕本発明は光記録
媒体自体にエンボス、穴あけ等の加工を行わず可視情報
を記録できる光記録媒体及び可視情報の記録方法を提供
することを目的とするものである。

又本発明は可視情報の改ざんが困難な光記録媒体及びそ
の記録方法を提供することを他の目的とするものである
。

即ち、本発明の光記録媒体は、表面にトラック溝を有す
る透明基材と該透明基材のトラック溝が形成される面上
に設けられた光記録層と該光記録層と接着層を介して設
けられた保護基板を有する光記録媒体であって、該光記
録層の記録光で記録可能な発色型感熱記録材料を含有す
る可視情報記録層を有することを特徴とするものである
。

又、本発明の光記録媒体の記録方法は、表面にトラック
溝を有する透明基材と該透明基材のトラック溝が形成さ
れている面上に設けられた光記録層と該光記録層と接着
層を介して設けられた保護基板を有し且つ発色型感熱記
録材料を含有する可視情報記録層を有する光記録媒体の
可視情報記録層へ該光記録層への記録光で可視情報を記
録することを特徴とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

次に本発明を図を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の光記録媒体の一実施態様を示す断面図
である。

同第１図において本発明に係る光記録媒体はトラッキン
グ用溝７を有する透明な樹脂基板３のトラッキング用溝
面上にレーザービームによりビット記録が可能な光記録
層４を設け、また透明樹脂基板３上の可視情報表示部ｌ
に発色型感熱記録材料を塗布したプラスチックシートを
設置し、透明基板３と保護基板６とを接着層５を介して
貼り合せたものである。

ここで可視情報表示部１に用いられる感熱記録材料の顕
色剤としては、例えば下記一般式（１）〜（４）で表わ
されるようなものが用いられる。

又、感熱記録材料を塗布するプラスチックシートとして
は、厚さ１０〜２００μｍ程度のものが好ましく、例え
ばポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリカー
ボネート等の樹脂シートを用いることができる。

透明基板３としては、レーザービームに透明なプラスチ
ック基板が用いられ、例えば、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどが挙げられ
る。又、透明基板上に保進層２を設けてもよい。

保護基板６は特に限定することはなく、透明樹脂基板３
と同様な材質でよいが、必ずしも透明である必要はない
。

接着剤５は通常、熱可塑性接着剤、特にホットメルトタ
イプのものが、その使い易さから用いられるが、特に限
定しない。

本発明において、光記録層２は、記録再生が光ビームに
よって行われるもので、記録メカニズムが光化学反応に
よるものや光を吸収しその熱による、所謂ヒートモード
記録であってもいずれでもよく、その記録によって再生
光の反射や透過を変化させて読出す事が可能なものであ
ればよい。この様なものには、光、もしくは熱により、
例えば相変化による反射率変化を利用するもの、その物
性を変化するものやその形状を変化するもの、例えば、
ビット記録などがあり、本発明ではこれらのいずれであ
ってもよい。

これらの特性を満足するものとしては、従来の光デイス
クメモリ材料や光記録媒体として知られているもので良
（、例えばＴｅ、　　Ｂｉ、　　Ｓｎ、　　Ｓｂ。

Ｉｎ等の低融点金属やその合金、シアニン系、スクワリ
ウム系、フタロシアニン系、テトラデヒドロコリン系、
ポリメチン系、ナフトキノン系の染顔料及びベンゼンジ
チオールニッケル錯体などの有機金属錯体の類が好まし
く使用できる。

実施例 実施例１ 光カード用樹脂基板として厚さ０．４ｍｍ、大きさ８５
ｍｍＸ５４ｍｍで幅３μｍ、ピッチ１２μｍのトラッキ
ンググループを有するポリメチルメタクリレート基板を
圧縮成形により作成した。次いで光記録層としてポリメ
チン系色素を厚さ１０００人に塗布した。また可視情報
表示部ｌには下記の構造（Ｉ）感熱発色性の色素を厚さ
１０μｍ１大きさ８５ｍｍＸ５４ｍｍのポリメチルメタ
クリレートの樹脂シートに塗布したものを設置し可視情
報記録層とした。

次いで厚さ０．３ｍｍのポリメチルメタクリレートの保
護基板をホットメルト接着剤を介して接着し光カードを
作成した。

この光カードの光記録層には波長８３０ｎｍの半導体レ
ーザーによってデジタル情報のピット記録ができる。こ
の半導体レーザーを可視情報記録層に照射したところ可
視情報記録層は変色し、可視情報の表示が可能となった
。

〔発明の効果〕

以上説明した様に光記録媒体に、光記録層と発色型感熱
記録材料を含有する可視情報記録層を設けることにより
、 カードを傷つけることがない 美観を損なわない 情報の改ざんを効果的に防止できる 鮮明で読みやすい表示 可視情報表示を可能にするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る情報記録媒体の一実施態様の斜視
図である。 第２図は第１図の情報記録媒体をｙ−ｙ　　切断面の模
式的断面図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面にトラック溝を有する透明基材と該透明基材
   上に設けられた光記録層及び保護基板を有する光記録媒
   体であって、 該光記録層の記録光で記録可能な発色型感熱記録材料を
   含有する可視情報記録層を有することを特徴とする光記
   録媒体。
2. （２）表面にトラック溝を有する透明基材と該透明基材
   のトラック溝が形成されている面上に設けられた光記録
   層と該光記録層と接着層を介して設けられた保護基板を
   有し且つ発色型感熱記録材料を含有する可視情報記録層
   を有する光記録媒体の可視情報記録層へ該光記録層への
   記録光を用いて可視情報を記録することを特徴とする光
   記録媒体への可視情報の記録方法。
3. （３）該可視情報が該光記録層の記録容量である請求項
   ２の光記録媒体の記録方法。
4. （４）該可視情報が使用者の特定のための情報である請
   求項２の光記録媒体の記録方法。