JPH0331808B2 - - Google Patents
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- JPH0331808B2 JPH0331808B2 JP62292692A JP29269287A JPH0331808B2 JP H0331808 B2 JPH0331808 B2 JP H0331808B2 JP 62292692 A JP62292692 A JP 62292692A JP 29269287 A JP29269287 A JP 29269287A JP H0331808 B2 JPH0331808 B2 JP H0331808B2
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- belt
- tension
- false twisting
- twisting device
- pulleys
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は交差して互いに異なる方向に走行す
る2本のベルト間に繊維をニツプして仮撚するベ
ルト式仮撚装置に関する。
る2本のベルト間に繊維をニツプして仮撚するベ
ルト式仮撚装置に関する。
上記ベルト式仮撚装置は例えば第6図示のよう
に、互いに直交するフレーム1,2から回転自在
に突設したプーリ3,4,5,6に無端ベルト
7,8を懸回し、この2本のベルト7,8同士の
交点(ニツプ点)Nにおいて繊維Yを走行させ
て、該繊維に仮撚を施している。
に、互いに直交するフレーム1,2から回転自在
に突設したプーリ3,4,5,6に無端ベルト
7,8を懸回し、この2本のベルト7,8同士の
交点(ニツプ点)Nにおいて繊維Yを走行させ
て、該繊維に仮撚を施している。
上記ベルト式仮撚装置のベルトには、通常フレ
ーム1,2に設けたテンシヨン装置9によつて一
方のプーリ4,6側が常時ベルト張り側へと突張
り付勢されることによつて、ニツプ点でベルト
7,8が屈曲してもほぼ一定の張力が与えられる
ようになつている。2aはフレーム本体2に対し
てガイドロツド12に沿つて平行移動自在になさ
れたスライドフレーム部であり、該スライドフレ
ーム部2aに一方のプーリ4,6の支軸10が立
設してある。11は突張り付勢用のコイルスプリ
ングである。
ーム1,2に設けたテンシヨン装置9によつて一
方のプーリ4,6側が常時ベルト張り側へと突張
り付勢されることによつて、ニツプ点でベルト
7,8が屈曲してもほぼ一定の張力が与えられる
ようになつている。2aはフレーム本体2に対し
てガイドロツド12に沿つて平行移動自在になさ
れたスライドフレーム部であり、該スライドフレ
ーム部2aに一方のプーリ4,6の支軸10が立
設してある。11は突張り付勢用のコイルスプリ
ングである。
そして、上記のようにしてベルトに常に一定の
テンシヨンが与えられるようにすることは、糸加
工上次の点からきわめて重要な要素となつてい
る。
テンシヨンが与えられるようにすることは、糸加
工上次の点からきわめて重要な要素となつてい
る。
すなわち、上記走行繊維Yに安定して仮撚を付
与しようとすれば、繊維Yに対するベルトの接圧
が安定しなければならず、そのためには走行繊維
Yの太さが変動した場合に、その変動分に見合う
だけベルト7,8がニツプ点N位置で互いの間隔
を接近離反しなければならない。上記接近離反が
スムーズに行われない場合には、繊維の太糸部に
対してはベルト7,8の接圧が高まる(ベルト自
身の張力は高まる)ので繊維Yに付与される撚数
が増加し、繊維の細糸部に対してはベルト7,8
の接圧が低下する(ベルト自身の張力は低下す
る)ので繊維に付与される撚数が減少するという
不具合いが生じる。
与しようとすれば、繊維Yに対するベルトの接圧
が安定しなければならず、そのためには走行繊維
Yの太さが変動した場合に、その変動分に見合う
だけベルト7,8がニツプ点N位置で互いの間隔
を接近離反しなければならない。上記接近離反が
スムーズに行われない場合には、繊維の太糸部に
対してはベルト7,8の接圧が高まる(ベルト自
身の張力は高まる)ので繊維Yに付与される撚数
が増加し、繊維の細糸部に対してはベルト7,8
の接圧が低下する(ベルト自身の張力は低下す
る)ので繊維に付与される撚数が減少するという
不具合いが生じる。
上記事情はこの種のベルト式仮撚装置を化合繊
フイラメントの仮撚用として用いる場合も大きな
問題であるが、特にこの装置を、短繊維の集合体
からなるスライバ、篠等の繊維束を原料とする紡
績装置における仮撚付与装置として用いる場合に
はさらに大きな問題となる。
フイラメントの仮撚用として用いる場合も大きな
問題であるが、特にこの装置を、短繊維の集合体
からなるスライバ、篠等の繊維束を原料とする紡
績装置における仮撚付与装置として用いる場合に
はさらに大きな問題となる。
すなわち、繊維束の太さの変動巾は化合繊フイ
ラメントのそれに比して大きく、しかも短繊維の
集合体である繊維束では、撚数の増加は直ちに撚
り切れを起こし、撚数の減少は直ちに紡績不能の
状態をひき起こす。
ラメントのそれに比して大きく、しかも短繊維の
集合体である繊維束では、撚数の増加は直ちに撚
り切れを起こし、撚数の減少は直ちに紡績不能の
状態をひき起こす。
上記のようにベルト式仮撚装置では、ベルトが
その走行路のどこかで屈曲(特に、ニツプ点Nで
の互いの接圧による屈曲等)してもベルトに与え
られる張力は一定不変であることが望ましいが、
上記第6図示の従来装置ではスライド機構を採用
しているが故にスライドフレーム部2aの移動抵
抗が一定ではあり得ず、上記張力の安定は得られ
なかつた。
その走行路のどこかで屈曲(特に、ニツプ点Nで
の互いの接圧による屈曲等)してもベルトに与え
られる張力は一定不変であることが望ましいが、
上記第6図示の従来装置ではスライド機構を採用
しているが故にスライドフレーム部2aの移動抵
抗が一定ではあり得ず、上記張力の安定は得られ
なかつた。
すなわち、一般にガイドロツドによつて摺動自
在に支持したスライド体には、ヒステリシスを描
いて変動するスライド抵抗が作用し、上記従来装
置にあつても、例えばベルトがニツプ点で屈曲
し、プーリ3,4間にその間隔を短縮しようとす
る応力が働いても、ガイドロツド12とスライド
フレーム部2a間に大きな静摩擦が働いてプーリ
4の移動はスムーズには行われず、そのためベル
ト7に高いテンシヨンが生じたり、反対に一旦ニ
ツプ点で屈曲したベルトが直線状に復帰する際に
はプーリ3,4間の間隔は、コイルスプリング1
1による突張り力によつて拡げられなければなら
ないが、上記と同様に大きな静摩擦が働いてプー
リ4の移動はスムーズに行われず、そのためベル
ト7はたるみ勝ちとなつてテンシヨンが急に低下
したりするという欠点があつた。この発明は上記
欠点を完全に解消しようとするものである。
在に支持したスライド体には、ヒステリシスを描
いて変動するスライド抵抗が作用し、上記従来装
置にあつても、例えばベルトがニツプ点で屈曲
し、プーリ3,4間にその間隔を短縮しようとす
る応力が働いても、ガイドロツド12とスライド
フレーム部2a間に大きな静摩擦が働いてプーリ
4の移動はスムーズには行われず、そのためベル
ト7に高いテンシヨンが生じたり、反対に一旦ニ
ツプ点で屈曲したベルトが直線状に復帰する際に
はプーリ3,4間の間隔は、コイルスプリング1
1による突張り力によつて拡げられなければなら
ないが、上記と同様に大きな静摩擦が働いてプー
リ4の移動はスムーズに行われず、そのためベル
ト7はたるみ勝ちとなつてテンシヨンが急に低下
したりするという欠点があつた。この発明は上記
欠点を完全に解消しようとするものである。
この発明に係るベルト式仮撚装置は、交差して
互いに異なる方向に走行する2本の無端ベルト間
に繊維をニツプして仮撚するベルト式仮撚装置で
あつて、上記無端ベルトを懸回するプーリの一方
は、他方のプーリを支持する固定フレーム部に対
し、該プーリの回転軸に平行な支軸のまわりに揺
動自在に連結されたスイングフレーム部に支持さ
れ、上記固定フレーム部とスイングフレーム部と
の間に有効長さの調整可能にコイルスプリングが
介装されていることを特徴とするものである。
互いに異なる方向に走行する2本の無端ベルト間
に繊維をニツプして仮撚するベルト式仮撚装置で
あつて、上記無端ベルトを懸回するプーリの一方
は、他方のプーリを支持する固定フレーム部に対
し、該プーリの回転軸に平行な支軸のまわりに揺
動自在に連結されたスイングフレーム部に支持さ
れ、上記固定フレーム部とスイングフレーム部と
の間に有効長さの調整可能にコイルスプリングが
介装されていることを特徴とするものである。
屈曲等によりベルトにかかるテンシヨンの変動
が生じようとする際には、上記揺動自在に支持さ
れたプーリが、ベルトの屈曲量に見合う量だけ揺
動し、一対のプーリ間の距離を調整してテンシヨ
ンの変動が生じるのを防ぐ。
が生じようとする際には、上記揺動自在に支持さ
れたプーリが、ベルトの屈曲量に見合う量だけ揺
動し、一対のプーリ間の距離を調整してテンシヨ
ンの変動が生じるのを防ぐ。
上記揺動は1本の軸まわりでの運動であるの
で、ベルトの屈曲によつて生じる弱い力でもきわ
めてよく応答して、円滑に揺動する。また、上記
コイルスプリングはその有効長さが調整可能とさ
れているから、スイングフレーム部への付勢力を
変え、更にはベルトに加わるテンシヨンをも調節
することが出来る 〔実施例〕 以下、この発明のベルト式仮撚装置を紡績糸製
造装置の第2の仮撚装置として用いた例を説明す
る。
で、ベルトの屈曲によつて生じる弱い力でもきわ
めてよく応答して、円滑に揺動する。また、上記
コイルスプリングはその有効長さが調整可能とさ
れているから、スイングフレーム部への付勢力を
変え、更にはベルトに加わるテンシヨンをも調節
することが出来る 〔実施例〕 以下、この発明のベルト式仮撚装置を紡績糸製
造装置の第2の仮撚装置として用いた例を説明す
る。
第5図において、ケンスKから引き出された練
篠機あがりの無撚のスライバ即ち繊維束Sは、ガ
イドローラ13を経た後、バツクローラ14、エ
プロン15を有するミドルローラ16、およびフ
ロントローラ17からなるドラフト装置18に導
入されてドラフトされ、更に第1の仮撚装置とし
ての空気噴射ノズル19および第2の仮撚装置と
してのベルト式仮撚装置21を順に経てデリベリ
ローラ22で引き出され、フリクシヨンローラ2
3で回転されるパツケージP上に巻き取られる。
篠機あがりの無撚のスライバ即ち繊維束Sは、ガ
イドローラ13を経た後、バツクローラ14、エ
プロン15を有するミドルローラ16、およびフ
ロントローラ17からなるドラフト装置18に導
入されてドラフトされ、更に第1の仮撚装置とし
ての空気噴射ノズル19および第2の仮撚装置と
してのベルト式仮撚装置21を順に経てデリベリ
ローラ22で引き出され、フリクシヨンローラ2
3で回転されるパツケージP上に巻き取られる。
空気噴射ノズル19は矢印A方向に旋回する圧
縮空気流を噴出し、ドラフト装置18でドラフト
された繊維束Sをフロントローラ17のニツプ点
を固定点として振動させ、矢印Aと同方向に旋回
するバルーンを形成させるものである。
縮空気流を噴出し、ドラフト装置18でドラフト
された繊維束Sをフロントローラ17のニツプ点
を固定点として振動させ、矢印Aと同方向に旋回
するバルーンを形成させるものである。
ベルト式仮撚装置21は第1〜4図に詳細に示
したように、互いに略X字形に交差する2本の無
端ベルト24,25が夫々駆動プーリ26,27
と従動プーリ28,29との間に懸回されたもの
で、各プーリ26,27,28,29は夫々機枠
31から突設したアーム状のフレーム32,33
上に回転自在に軸受されている。無端ベルト2
4,25は図中の矢印方向へと走行駆動され、繊
維束に矢印B方向の仮撚を施す(第5図)。
したように、互いに略X字形に交差する2本の無
端ベルト24,25が夫々駆動プーリ26,27
と従動プーリ28,29との間に懸回されたもの
で、各プーリ26,27,28,29は夫々機枠
31から突設したアーム状のフレーム32,33
上に回転自在に軸受されている。無端ベルト2
4,25は図中の矢印方向へと走行駆動され、繊
維束に矢印B方向の仮撚を施す(第5図)。
駆動プーリ26,27と従動プーリ28,29
との間隔はテンシヨン装置30によつて拡大する
方向へ付勢されており、以下テンシヨン装置につ
いて詳述する。
との間隔はテンシヨン装置30によつて拡大する
方向へ付勢されており、以下テンシヨン装置につ
いて詳述する。
すなわち、上記各フレーム32,33は、夫々
機枠31に一体固定の固定フレーム部32a,3
3aと、該固定フレーム部32a,33aに対し
て揺動して接近離反するスイングフレーム部32
b,33bとから成つており、この実施例では固
定フレーム部32a,33aに駆動プーリ26,
27が支持され、スイングフレーム部32b,3
3bに従動プーリ28,29が支持されている。
機枠31に一体固定の固定フレーム部32a,3
3aと、該固定フレーム部32a,33aに対し
て揺動して接近離反するスイングフレーム部32
b,33bとから成つており、この実施例では固
定フレーム部32a,33aに駆動プーリ26,
27が支持され、スイングフレーム部32b,3
3bに従動プーリ28,29が支持されている。
従動プーリ28,29は第3,4図示のよう
に、スイングフレーム部32b,33bの上部に
設けた軸受34によつて回転軸35を支承されて
おり、該回転軸35は駆動プーリ26の回転軸3
6と完全に平行になつている。
に、スイングフレーム部32b,33bの上部に
設けた軸受34によつて回転軸35を支承されて
おり、該回転軸35は駆動プーリ26の回転軸3
6と完全に平行になつている。
そして、該スイングフレーム部32bは、側部
から突出した上下の板部37,38が固定フレー
ム部32aから突出したブロツク部39を上下か
ら挟むようにして組合され、この板部37,38
とブロツク部39とを貫通する支軸41によつて
旋回自在に支持されており、この支軸41は上記
回転軸35,36と平行になされている。
から突出した上下の板部37,38が固定フレー
ム部32aから突出したブロツク部39を上下か
ら挟むようにして組合され、この板部37,38
とブロツク部39とを貫通する支軸41によつて
旋回自在に支持されており、この支軸41は上記
回転軸35,36と平行になされている。
42はブロツク部39と支軸41との間に嵌込
まれたブツシユであり、摺動抵抗を可及的に小に
するが、この支軸41は固定フレーム部32aに
対してベアリング支持してもよい。
まれたブツシユであり、摺動抵抗を可及的に小に
するが、この支軸41は固定フレーム部32aに
対してベアリング支持してもよい。
以上のようにして、旋回自在になつたスイング
フレーム部32bと固定フレーム部32aとの間
に次のようにしてコイルスプリング43が介装し
てある。
フレーム部32bと固定フレーム部32aとの間
に次のようにしてコイルスプリング43が介装し
てある。
すなわち、第3図示のように固定フレーム部3
2aのアーム状部には長手方向に沿つて横孔44
が形成してあり、該孔44の底に挿入したばね座
45と、スイングフレーム部32bの側面の螺子
孔46に螺入したばね座47との間にコイルスプ
リング43が介装してあり、スイングフレーム部
32bを常時離反方向に付勢している。
2aのアーム状部には長手方向に沿つて横孔44
が形成してあり、該孔44の底に挿入したばね座
45と、スイングフレーム部32bの側面の螺子
孔46に螺入したばね座47との間にコイルスプ
リング43が介装してあり、スイングフレーム部
32bを常時離反方向に付勢している。
上記ばね座47の孔46内へのねじ込み量を変
更することによつてコイルスプリング43の有効
長さを増減でき、スイングフレーム部32bへの
付勢力を変え、ひいてはベルトに加わるテンシヨ
ンを調節することができるようになつている。
更することによつてコイルスプリング43の有効
長さを増減でき、スイングフレーム部32bへの
付勢力を変え、ひいてはベルトに加わるテンシヨ
ンを調節することができるようになつている。
上記のテンシヨン装置30の構造は他方のフレ
ーム33についても同様である。
ーム33についても同様である。
また、上記ベルト24,25は、プーリ26,
27,28,29間に自然に懸回した状態では互
いの間に僅かの〓間を有した状態になるよう各プ
ーリ26,27,28,29の位置、向き等が設
定されており、一方のプーリ26,28間に次の
ような付勢ローラ装置48を設けてある。
27,28,29間に自然に懸回した状態では互
いの間に僅かの〓間を有した状態になるよう各プ
ーリ26,27,28,29の位置、向き等が設
定されており、一方のプーリ26,28間に次の
ような付勢ローラ装置48を設けてある。
すなわち、一方のアーム状フレーム32上にピ
ン49によつて枢支したレバー51を設け、該レ
バー51の自由端上にローラ52を回転自在に設
けて、レバー51がエアシリンダ53によつて第
2図矢印方向へ付勢されると、該ローラ52がベ
ルト24の内面に転接し、ベルト24を他のベル
ト25側へと屈曲移動して、接触せしめるように
なつている。
ン49によつて枢支したレバー51を設け、該レ
バー51の自由端上にローラ52を回転自在に設
けて、レバー51がエアシリンダ53によつて第
2図矢印方向へ付勢されると、該ローラ52がベ
ルト24の内面に転接し、ベルト24を他のベル
ト25側へと屈曲移動して、接触せしめるように
なつている。
54は上記ピン49を回転自在に支持する軸
受、55は上記ローラ52の軸受である。
受、55は上記ローラ52の軸受である。
該ローラ52のベルト24への転接位置Tは、
ベルト24,25同士の交差位置つまり繊維のニ
ツプ位置Nとは外れた位置に設定して、ローラ5
2による付勢力が直接ニツプ位置Nにかからない
ように図つてある。上記転接位置Tはニツプ位置
Nからの距離が大になるほど、ローラ52による
付勢力のニツプ位置Nに直接かかる成分が小にな
るので、エアシリンダ53の伸長力の微小な変動
をも低減させる点で、上記転接位置Tのニツプ位
置Nからの外れ量は大きい方が好ましい。
ベルト24,25同士の交差位置つまり繊維のニ
ツプ位置Nとは外れた位置に設定して、ローラ5
2による付勢力が直接ニツプ位置Nにかからない
ように図つてある。上記転接位置Tはニツプ位置
Nからの距離が大になるほど、ローラ52による
付勢力のニツプ位置Nに直接かかる成分が小にな
るので、エアシリンダ53の伸長力の微小な変動
をも低減させる点で、上記転接位置Tのニツプ位
置Nからの外れ量は大きい方が好ましい。
56は該エアシリンダ53のフレーム32aへ
の取付ブラケツト、57はエアシリンダのロツド
である。
の取付ブラケツト、57はエアシリンダのロツド
である。
なお、上記エアシリンダ53への供給圧力は公
知の手段によつて多段階または無段階に変更調整
しうる。
知の手段によつて多段階または無段階に変更調整
しうる。
上記紡績糸の製造装置では、ドラフト装置18
から空気噴射ノズル19を経て、ベルト式仮撚装
置21へと導入された繊維束Sが、ベルト24,
25間でニツプされて仮撚を施されるが、繊維束
Sが短繊維の集合体であり、太さの変動巾が大き
いことによつて、ニツプ点Nにおいてベルト2
4,25を大きい変動巾で屈曲しても、上記プー
リ28,29はスイングフレーム部32b,33
bが軸41まわりで、きわめて軽快に揺動するの
で、当該屈曲に追随して微妙に揺動し、ベルト2
4,25にかかるテンシヨンは常に一定に保持さ
れる。
から空気噴射ノズル19を経て、ベルト式仮撚装
置21へと導入された繊維束Sが、ベルト24,
25間でニツプされて仮撚を施されるが、繊維束
Sが短繊維の集合体であり、太さの変動巾が大き
いことによつて、ニツプ点Nにおいてベルト2
4,25を大きい変動巾で屈曲しても、上記プー
リ28,29はスイングフレーム部32b,33
bが軸41まわりで、きわめて軽快に揺動するの
で、当該屈曲に追随して微妙に揺動し、ベルト2
4,25にかかるテンシヨンは常に一定に保持さ
れる。
また、この実施例の装置ではニツプ点Nを外れ
た位置Tでベルトを押すローラ52を設けてあ
り、このローラ52の押圧力を調整することによ
つてもベルト同士の接圧力を調整することがで
き、そのことからも繊維束に施す仮撚を安定させ
ることができる。
た位置Tでベルトを押すローラ52を設けてあ
り、このローラ52の押圧力を調整することによ
つてもベルト同士の接圧力を調整することがで
き、そのことからも繊維束に施す仮撚を安定させ
ることができる。
以上のように、この発明に係るベルト式仮撚装
置ではベルト間に糸を走行させた際、糸の太さの
変動等に起因してベルトの走行状態が変動しても
ベルトに付与される張力は常時一定に保たれるの
で、糸に対して安定した仮撚を施すことができ
る。
置ではベルト間に糸を走行させた際、糸の太さの
変動等に起因してベルトの走行状態が変動しても
ベルトに付与される張力は常時一定に保たれるの
で、糸に対して安定した仮撚を施すことができ
る。
更に、固定フレーム部とスイングフレーム部と
の間に介装されたコイルスプリングがその有効長
さの調整が可能とされているから、スイングフレ
ーム部への付勢力を任意に変ることができ、また
ベルトに加わるテンシヨンの調節もでき、これに
よりベルトに付与される適正張力の調整がより高
精度になされる。
の間に介装されたコイルスプリングがその有効長
さの調整が可能とされているから、スイングフレ
ーム部への付勢力を任意に変ることができ、また
ベルトに加わるテンシヨンの調節もでき、これに
よりベルトに付与される適正張力の調整がより高
精度になされる。
第1図はこの発明に係るベルト式仮撚装置の正
面図、第2図は同平面図、第3図はテンシヨン装
置と押圧ローラ部分の縦断面図、第4図は第2図
の−線断面図、第5図は同ベルト式仮撚装置
を第2の仮撚装置として用いた紡績糸の製造装置
の概略構成を示す図、第6図は従来例を示した平
面図である。 21…ベルト式仮撚装置、24,25…無端ベ
ルト、28,29…従動プーリ、32b,33b
…スイングフレーム部、35…回転軸、41…支
軸、Y…糸、S…繊維束、N…ニツプ点。
面図、第2図は同平面図、第3図はテンシヨン装
置と押圧ローラ部分の縦断面図、第4図は第2図
の−線断面図、第5図は同ベルト式仮撚装置
を第2の仮撚装置として用いた紡績糸の製造装置
の概略構成を示す図、第6図は従来例を示した平
面図である。 21…ベルト式仮撚装置、24,25…無端ベ
ルト、28,29…従動プーリ、32b,33b
…スイングフレーム部、35…回転軸、41…支
軸、Y…糸、S…繊維束、N…ニツプ点。
Claims (1)
- 1 交差して互いに異なる方向に走行する2本の
無端ベルト間に繊維をニツプして仮撚するベルト
式仮撚装置であつて、上記無端ベルトを懸回する
プーリの一方は、他方のプーリを支持する固定フ
レーム部に対し、該プーリの回転軸に平行な支軸
のまわりに揺動自在に連結されたスイングフレー
ム部に支持され、上記固定フレームとスイングフ
レーム部との間に有効長さの調整可能にコイルス
プリングが介装されていることを特徴とするベル
ト式仮撚装置。
Priority Applications (6)
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JP29269287A JPH01139829A (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | ベルト式仮撚装置 |
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IT8848570A IT1224572B (it) | 1987-11-19 | 1988-11-17 | Dispositivo per falsa torsione di tipo a cinghie |
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Applications Claiming Priority (1)
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Related Child Applications (1)
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Publications (2)
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JPH01139829A JPH01139829A (ja) | 1989-06-01 |
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Family
ID=17785069
Family Applications (1)
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JP (1) | JPH01139829A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5310749A (en) * | 1976-07-19 | 1978-01-31 | Toshiba Machine Co Ltd | Control of twist number for false twisting apparatus |
JPS55158346A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-09 | Asa Sa | Apparatus for imparting false twist to moving yarn by friction |
JPS5813730A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-26 | 帝人株式会社 | 仮撚装置 |
-
1987
- 1987-11-19 JP JP29269287A patent/JPH01139829A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5310749A (en) * | 1976-07-19 | 1978-01-31 | Toshiba Machine Co Ltd | Control of twist number for false twisting apparatus |
JPS55158346A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-09 | Asa Sa | Apparatus for imparting false twist to moving yarn by friction |
JPS5813730A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-26 | 帝人株式会社 | 仮撚装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01139829A (ja) | 1989-06-01 |
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