JPH0331806B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0331806B2
JPH0331806B2 JP58166213A JP16621383A JPH0331806B2 JP H0331806 B2 JPH0331806 B2 JP H0331806B2 JP 58166213 A JP58166213 A JP 58166213A JP 16621383 A JP16621383 A JP 16621383A JP H0331806 B2 JPH0331806 B2 JP H0331806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
phosphorothioate
dimethyl
fiber
insecticide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58166213A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6059117A (ja
Inventor
Masahito Oono
Ryuji Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP16621383A priority Critical patent/JPS6059117A/ja
Publication of JPS6059117A publication Critical patent/JPS6059117A/ja
Publication of JPH0331806B2 publication Critical patent/JPH0331806B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐洗濯性良好な徐放性を有する防虫性
アクリル系合成繊維及びその製造法に関するもの
である。 アクリル系合成繊維は衣料分野、寝装分野、イ
ンテリア分野に幅広く使われている。近年生活の
洋風化が進み機密度の高い恒温恒湿の部屋でカー
ペツト、カーテン等が広く使用されているが、カ
ーペツトやカーテンの繊維の間にゴミ、ホコリ等
が付着し易い上にダニ、ナンキンムシ、ゴキブリ
等の生息場所となり、ダニの温床などと言われて
いる。特にダニが繁殖すると、ダニの死骸等が空
気中に飛散して乳幼児に多発する熱病の川崎病の
原因、又はダニが川崎病の原因となる嫌気性細菌
を保有しているとも言われて大きな社会問題とな
つている。このため、繊維の間においてダニ等の
害虫が繁殖しないで、しかも人体に対して安全な
防虫性繊維の開発が望まれている。 従来カーペツトやカーテンの害虫駆除手段とし
ては日光に照射するか殺虫性薬剤の散布又は薫煙
処理する程度であつた。これらの処理は煩雑であ
りまた有効期間も短かいと言う欠点があつた。 一方、有機リン系殺虫剤は害虫の駆除に広く使
用されているが、繊維表面に浸漬や散布、又は薫
煙処理してもその効果の持続性に問題があつた。 また繊維に耐洗濯性を付与するためにかかる薬
剤を添加した樹脂を用いて樹脂加工を行うと繊維
風合を損うという欠点を有していた。 さらに繊維内部に含有させるべく通常のアクリ
ル系重合体との有機溶剤溶液を湿式紡糸すると紡
糸時に紡浴中に大部分の有機リン系殺虫剤が溶出
してしまい繊維中への歩留りが非常に悪いという
問題があつた。 そのためにかかる薬剤を繊維内部に効率的に保
持させ徐々に繊維表面にブリードアウトさせる手
段の開発が望まれていた。 本発明者等はかかる欠点を改善すべく鋭意研究
の結果本発明を完成したのである。 本発明の目的に優れた防虫性を有し低毒性でか
つ耐洗濯性を有する徐放性の防虫性アクリル系合
成繊維を提供するにある。他の目的は斯かる徐放
性の防虫性アクリル系合成繊維を工業的容易に且
つ安価に製造する方法を提供するにある。 本発明の繊維は有機リン系殺虫剤を含有するア
クリル系重合体よりなり、かつ該有機リン系殺虫
剤を0.1重量%以上含有し、かつ有機リン系殺虫
剤1重量部に対して0.1〜2重量部の界面活性剤
を含有する又本発明方法はアクリル系合成繊維を
製造するに際し、湿式紡糸して延伸、水洗後のゲ
ル膨潤状態にある前記繊維に殺虫剤1重量部に対
して0.1〜2重量部の界面活性剤を用いて作製し
たエマルジヨン状態で有機リン系殺虫剤を付与
し、次いで乾燥緻密化を行い、有機リン系殺虫剤
を0.1重量%以上含有させることを特徴とする。 本発明に使用するアクリル系重合体は少なくと
も40重量%のアクリロニトリルを含有するもので
繊維形成能を有するものならばいかなる重合体を
も用いることが可能である。 すなわちアクリロニトリルを40重量%以上と他
のビニル系モノマー例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、或いはこれらのアルキルエステル類、酢酸
ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アリルス
ルホン酸ソーダ、メタリルスルホン酸ソーダ、ビ
ニルスルホン酸ソーダ、スチレンスルホン酸ソー
ダなどを適宜組合せたものを60重量%以下の割合
で共重合せしめたものが挙げられる。特にアクリ
ロニトリル80重量%以上と20重量%以下のビニル
系モノマー及びスルホン酸基含有モノマーの共重
合体、又は塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン
及びスルホン酸含有モノマーを20〜60重量%含有
する共重合体が好ましい。また前記アクリル系重
合体が酢酸セルローズ、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル共
重合体、ポリビニルブチラール、等のアクリル系
重合体と非相溶性の樹脂を含有していても良い。 本発明繊維の有機リン系殺虫剤としては、0,
0−ジエチル−0−(2−イソプロピル−4−メ
チルピリミジン−6−イル)ホスホロチオエート
(薬剤名、ダイアジノン)、0,0−ジメチル−S
−〔1,2−ビス−(エトキシカルボニル)エチ
ル〕ホスホロチオエート(薬剤名、マラソン)、
0,0−ジメチル−0−(3−メチル−4−ニト
ロフエニル)ホスホロチオエート(薬剤名、スミ
チオン)、0,0−ジメチル−1−ヒドロキシ−
2,2,2−トリクロルエチルホスホネート(薬
剤名、デイプテレツクス)、0,0−ジメチル2,
2−ジクロルビニルホスフエート(薬剤名、
DDVP)、0,0,0′,0′−テトラメチル−0,
0′−チオジ−P−フエニレン−ホスホロチオエー
ト(薬剤名、アベイト)、0,0−ジメチル−0
−(4−シアノフエニル)ホスホロチオエート
(薬剤名、サイノツク)、0,0−ジメチル−0−
(4−ブロモ−2,5−ジクロルフエニル)ホス
ホロチオエート(薬剤名、ブロモホス)、0,
0′−ジエチル−0−(3−オキソ−2−フエニル
−2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエ
ート(薬剤名、ピリダフエンチオン)等が挙げら
れるがこれに限定されるものではない。特に安全
性と効果の面で0,0−ジメチル−0−(3−メ
チル−4−ニトロフエニル)ホスホロチオエート
と0,0′−ジエチル−0−(3−オキソ−2−フ
エニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロ
チオエートが好ましい。また他の公知の殺虫剤、
昆虫忌避剤や抗菌剤、安定剤等と併用しても良
い。 有機リン系の殺虫剤の含有量はアクリル系合成
繊維に対して0.1重量%以上、好ましくは0.3〜5
重量%である。殺虫剤の含有量が0.1重量%未満
では防虫効果が不充分である。殺虫剤の含有量が
5重量%を越えると乾燥緻密化が不充分となり繊
維の白化傾向が大となり染色色目の不良、繊維の
強伸度の低下等繊維物性の低下が大となり、又繊
維の緻密化が不充分のために殺虫剤の放出が大の
上に、洗濯等で除去される殺虫剤が多くなり、防
虫性能の耐久性が悪くなる傾向にある。 本発明の湿式紡糸に使用するアクリル系重合体
の溶媒はジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、塩化
亜鉛水溶液、ロダン塩水溶液、濃硝酸等の有機、
無機溶媒が挙げられるが、特に湿式紡糸時にボイ
ドの多発傾向にある有機溶媒が好ましい。 本発明においてはゲル膨潤状態の繊維に非イオ
ン系アニオン系又はカチオン系の界面活性剤を用
いて作製したエマルジヨン状態で殺虫剤を付与後
乾燥緻密化することによつて繊維内部に含有せし
め使用時にかかる殺虫剤の放出を調節した徐放性
のアクリル系合成繊維を得るのである。 界面活性剤は上記殺虫剤をエマルジヨン状態に
するとともに乾燥緻密化の製品が使用時に適度の
徐放性を示すものであれば特に限定されるもので
ないがポリオキシエチレン(n=5〜25)アルキ
ルエーテルホスフエート塩を含むアニオン系、非
イオン系界面活性剤の混合物が好ましい。 ポリオキシエチレン(n=5〜25)アルキルエ
ーテルホスフエート塩とは、ポリオキシエチレン
(n=5〜25)オクチルエーテルホスフエート、
ポリオキシエチレン(n=5〜25)ラウリルエー
テルホスフエート、ポリオキシエチレン(n−5
〜25)セチルエーテルホスフエートのソーダ塩、
カリウム塩、アンモニウム塩等が1例として挙げ
られる。これら界面活性剤と殺虫剤の比率は乾燥
緻密後の製品が使用時に適度の徐放性を示すもの
であれば特に限定されるものでないが、殺虫剤1
重量部に対して界面活性剤0.1〜2重量部が好ま
しい。 本発明において乾燥緻密化する条件はローラー
式乾燥機の表面温度が120〜160℃、好ましくは
130〜150℃、及び/又は乾熱120〜180℃、好まし
くは130〜160℃の熱風乾燥機で行うのが好まし
い。乾燥時間としては1〜7分が好ましい。 本発明において乾燥緻密化後の熱処理は熱処理
温度は通常乾熱180℃以下及び/又は湿熱120℃以
下で行うのが好ましい。 本発明の繊維はそのまま混紡して使用すること
が出来るが、紡績糸のコア部分に本発明の繊維を
有するカバーリング糸、又は5〜40%好ましくは
10〜30%の収縮率を持つ収縮綿として使用して出
来るだけ紡績糸の内側にて使用するのが好まし
い。 本発明の防虫性アクリル系合成繊維は毒性が低
く通常のアクリル系合成繊維の繊維性能、風合い
をそのまま有するとともに洗濯によつて繊維表面
の殺虫剤を洗い落しても内部より絶えず殺虫剤が
ブリードアウトすることにより繊維表面に再生さ
れるので洗濯を何度も繰返した後でさえも効力を
失なうことはないのである。 本発明の防虫性アクリル系合成繊維はそのまま
又は木綿、レーヨン、羊毛等、他の繊維と混紡し
て使用することによつて防虫性能を有するマツ
ト、カーペツト、カーテン等幅広い用途に使用す
ることが出来るため産業上極めて有意義なもので
ある。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。なお実施例中(%)とあるのは「重量%」を
意味する。 実施例 1 アクリロニトリル(AN)/メチルアクリレー
ト(MA)/メタクリルスルホン酸ソーダ
(SMAS)=91.4/8.0/0.6なるアクリル系重合体
濃度22重量%のジメチルホルムアミド(DMF)
溶液を20℃55%DMF水溶液中に紡糸し通常の延
伸水洗工程を経た後のゲル膨潤状態の繊維に、
0,0−ジエチル−0−(3−オキソ−2−フエ
ニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチ
オエート(以下DOPPと略称)の濃度を変化させ
たポリオキシエチレン(n=16)セチルエーテル
ホスフエートカリを含むアニオン系、非イオン系
界面活性剤混合物よりなるエマルジヨン組成物を
付与し、次いでローラ式乾燥機を用い140℃で乾
燥緻密化を行つた。次に機械クリンプを付与後湿
熱110℃でクリンプセツトを行つた。得られた表
−1の繊維をカツトし紡績した後に編物を作成し
た。 得られた編物の小片(5×5cm)を4枚重ねて
ケナガコナダニを培養しているシヤーレ(直径15
cm)中に置かれた高さ10mmの紙製基台上に置き、
さらに黒紙(4×4cm)をその上からのせて30日
後に黒紙に付着して生存しているダニの数をかぞ
えた。 繊維の透明度を示すアニソール値は次の様にし
て測定した。繊維の乾燥試料約1gを解繊して一
方向に揃え、直径約1.5cmの太さにしたものを3
cmに切る。次に繊維の揃いをくずさない様に0.04
g取り、20mmのガラスセルに入れ、アニソールに
30分間浸漬後、アニソール100%を対照として
562nmにて透過率を測定し、これをアニソール値
とした。 繊維中のDOPP濃度はDOPP無添加のアクリル
系重合体DMF溶液を対照とし、対照溶液と同じ
重合体濃度で繊維の試料をDMFに溶解させ、10
mmの石英セルを用いて320nmにて紫外吸収の吸光
度を測定し、あらかじめ作製しておいた検量線よ
りその濃度を分析した。
【表】 No.9は繊維物性の低下が著しかつた。
実施例 2 AN/塩化ビニリデン(VCl2)/アリルスルホ
ン酸ソーダ(SAS)=56.0/42.0/2.0なるアクリ
ル系重合体の24%DMF溶液を15℃、55%DMF水
溶液中に紡糸し、通常の延伸、水洗工程を経た後
のゲル膨潤状態の繊維に表−2に示す殺虫剤とポ
リオキシエチレン(n=10)ラウリルエーテルホ
スフエートカリを含むアニオン系、非イオン系界
面活性剤の混合物よりなるエマルジヨン組成物を
付与後、ローラー式乾燥機を用い135℃で乾燥緻
密化を行つた。次いで機械クリンプを付与し湿熱
105℃でクリンプセツトを行つた。実施例1と同
様に防虫性のテストを行つた結果を表2に示す。
いずれも防虫効果を有していた。
【表】 実施例 3 AN/MA/SMAS=90.8/8.5/0.7なるアクリ
ル系重合体の21%ジメチルホルムアミド(DMF)
溶液を20℃、55%のDMF水溶液中に紡糸し、通
常の延伸、水洗工程を経た後のゲル膨潤状態の繊
維に、0,0−ジエチル−0−(3−オキソ−2
−フエニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホス
ホロチオエート(DOPP)1重量部とポリオキシ
エチレン(n=15)オクチルエーテルホスフエー
トカリを含むアニオン系、非イオン系界面活性剤
混合物1重量部よりなるエマルジヨン組成物を付
与し、次にローラー式乾燥機を用い135℃で乾燥
緻密化を行つた。次に乾熱160℃にて1.4倍の延伸
を行つた後、機械クリンプを付与した。 得られた繊維はDOPP2%を含有して沸水処理
後の収縮率を20%有していた。この繊維を通常の
アクリル繊維と1対1の割合で混合して紡績して
編物を得た。この編物を100℃2分間スチーミン
グしてバルキー出しを行つた。 次にこの編物を家庭洗濯5、10回して実施例1
と同様に防虫性をテストした結果は表3のように
充分なる防虫効果を発揮した。
〔洗濯条件〕
市販小型電機洗濯機使用 中性洗剤 1g/ 浴比 1:100 温度×時間 40℃×5分間 水洗 10分間 乾燥 80℃×1時間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機リン系殺虫剤を含有するアクリル系重合
    体よりなり、かつ該有機リン系殺虫剤を0.1重量
    %以上含有し、かつ有機リン系殺虫剤1重量部に
    対して0.1〜2重量部の界面活性剤を含有する防
    虫性アクリル系合成繊維。 2 アクリル系重合体が80重量%以上のアクリロ
    ニトリルと20重量%以下のビニル系モノマー及び
    スルホン酸基含有モノマーとよりなる特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 3 アクリル系重合体がアクリロニトリル40重量
    %以上と、塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン
    及びスルホン酸基含有モノマー20〜60重量%とよ
    りなる特許請求の範囲第1項記載の繊維。 4 有機リン系殺虫剤が0.0−ジエチル−0−(2
    −イソプロピル−4−メチルピリミジン−6−イ
    ル)ホスホロチオエート、0,0−ジメチル−S
    −〔1,2−ビス−(エトキシカルボニル)エチ
    ル〕ホスホロチオエート、0,0−ジメチル−0
    −(3−メチル−4−ニトロフエニル)ホスホロ
    チオエート、0,0−ジメチル−1−ヒドロキシ
    −2,2,2−トリクロルエチルホスホネート、
    0,0−ジメチル−2,2−ジクロルビニルホス
    フエート、0,0,0,′0,′−テトラメチル−
    0,0′−チオジ−P−フエニレン−ホスホロチオ
    エート、0,0−ジメチル−0−(4−シアノフ
    エニル)ホスホロチオエート、0,0−ジメチル
    −0−(4−ブロモ−2,5−ジクロルフエニル)
    ホスホロチオエート、0,0′−ジエチル−0−
    (3−オキソ−2−フエニル−2H−ピリダジン−
    6−イル)ホスホロチオエートである特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 5 有機リン系殺虫剤の含有量が0.3〜5重量%
    である特許請求の範囲第1項記載の繊維。 6 界面活性剤がポリオキシエチレン(n=5〜
    25)アルキルエーテルホスフエート塩を含むアニ
    オン系、非イオン系界面活性剤の混合物である特
    許請求の範囲第1項記載の繊維。 7 アクリル系合成繊維を製造するに際し、湿式
    紡糸して延伸、水洗後のゲル膨潤状態にある前記
    繊維に殺虫剤1重量部に対して0.1〜2重量部の
    界面活性剤を用いて作製したエマルジヨン状態で
    有機リン系殺虫剤を付与し、次いで乾燥緻密化を
    行い有機リン系殺虫剤を0.1重量%以上含有させ
    ることを特徴とする防虫性アクリル系合成繊維の
    製造法。 8 アクリル系合成繊維を形成する重合体が80重
    量%以上のアクリロニトリルと、20重量%以下の
    ビニル系モノマー及びスルホン酸基含有モノマー
    とよりなる特許請求の範囲第7項記載の製造法。 9 アクリル系合成繊維を形成する重合体がアク
    リロニトリル40重量%以上と、塩化ビニル及び/
    又は塩化ビニリデン及びスルホン酸含有モノマー
    を20〜60重量%とよりなる特許請求の範囲第7項
    記載の製造法。 10 湿式紡糸の溶媒がジメチルホルムアミド、
    ジメチルアセトアミド又はジメチルスルホキシド
    の有機溶媒である特許請求の範囲第7項記載の製
    造法。 11 有機リン系殺虫剤が0.0−ジエチル−0−
    (2−イソプロピル−4−メチルピリミジン−6
    −イル)ホスホロチオエート、0,0−ジメチル
    −S−〔1,2−ビス−(エトキシカルボニル)エ
    チル〕ホスホロチオエート、0,0−ジメチル−
    0−(3−メチル−4−ニトロフエニル)ホスホ
    ロチオエート、0,0−ジメチル−1−ヒドロキ
    シ−2,2,2−トリクロルエチルホスホネー
    ト、0,0−ジメチル−2,2−ジクロルビニル
    ホスフエート、0,0,0,′0,′−テトラメチ
    ル−0,0′−チオジ−P−フエニレン−ホスホロ
    チオエート、0,0−ジメチル−0−(4−シア
    ノフエニル)ホスホロチオエート、0,0−ジメ
    チル−0−(4−ブロモ−2,5−ジクロルフエ
    ニル)ホスホロチオエート、0,0′−ジエチル−
    0−(3−オキソ−2−フエニル−2H−ピリダジ
    ン−6−イル)ホスホロチオエートである特許請
    求の範囲第7項記載の繊維。 12 有機リン系殺虫剤の含有量が0.3〜5重量
    %である特許請求の範囲第7項記載の繊維。 13 有機リン系殺虫剤を繊維油剤とともに付与
    する特許請求の範囲第7項記載の繊維。 14 界面活性剤がポリオキシエチレン(n=5
    〜25)アルキルホスフエート塩を含むアニオン
    系、非イオン系界面活性剤の混合物である特許請
    求の範囲第7項記載の繊維。
JP16621383A 1983-09-08 1983-09-08 防虫性アクリル系合成繊維及びその製造法 Granted JPS6059117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16621383A JPS6059117A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 防虫性アクリル系合成繊維及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16621383A JPS6059117A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 防虫性アクリル系合成繊維及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6059117A JPS6059117A (ja) 1985-04-05
JPH0331806B2 true JPH0331806B2 (ja) 1991-05-08

Family

ID=15827196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16621383A Granted JPS6059117A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 防虫性アクリル系合成繊維及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6059117A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0832990B2 (ja) * 1985-12-10 1996-03-29 鐘紡株式会社 消臭性アクリル系合成繊維及びその製造方法
JPS62188397U (ja) * 1986-05-20 1987-11-30
EP0331521A3 (en) * 1988-03-04 1991-01-23 Kingston Technologies, Inc. Novel polyacrylonitrile compositions and method for producing same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3959556A (en) * 1973-04-10 1976-05-25 Morrison Willard L Antimicrobial blended yarns and fabrics comprised of naturally occurring fibers
JPS5540821A (en) * 1978-09-11 1980-03-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd Thermoplastic polymer fiber
JPS5813715A (ja) * 1981-04-28 1983-01-26 アメリカン・サイアナミド・カンパニ− 殺菌性アクリロニトリル重合体繊維、その製造方法及び殺菌性繊維ブレンド物

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242152Y2 (ja) * 1971-10-11 1977-09-24

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3959556A (en) * 1973-04-10 1976-05-25 Morrison Willard L Antimicrobial blended yarns and fabrics comprised of naturally occurring fibers
JPS5540821A (en) * 1978-09-11 1980-03-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd Thermoplastic polymer fiber
JPS5813715A (ja) * 1981-04-28 1983-01-26 アメリカン・サイアナミド・カンパニ− 殺菌性アクリロニトリル重合体繊維、その製造方法及び殺菌性繊維ブレンド物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6059117A (ja) 1985-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2190707C (en) Method and means for increasing efficacy and wash durability of insecticide treated fabric
KR100441358B1 (ko) 키토산 함유 아크릴 섬유 및 그의 제조 방법
AU702087B2 (en) Method and means for retaining permethrin in washable fabrics
DE2903267A1 (de) Verfahren zur herstellung von acrylpolymeren mit hoher wasserquellfaehigkeit und deren verwendung
JPH0331806B2 (ja)
JPH0255551B2 (ja)
JPH05311509A (ja) 防虫性アクリル系合成繊維並びにその製造法
JPH0781233B2 (ja) 防ダニ性詰綿用繊維の製造方法
JPH09273073A (ja) 生物抵抗性を有する繊維製品の加工方法
JP7177986B2 (ja) 収縮性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JPH0255526B2 (ja)
DE4339078C2 (de) Verfahren zur Verbesserung der Flammbeständigkeit von faserigen Materialien unter gleichzeitiger Verbesserung der Beständigkeit gegen Pilz-, Schädlings- und Bakterienbefall
JPH0424220A (ja) 防虫性アクリル系合成繊維
JPH09273075A (ja) 生物抵抗性を有する繊維の製造方法
JP4415421B2 (ja) 抗菌性アクリロニトリル系繊維およびその製造法
JP2984944B2 (ja) 防虫性アクリル系繊維の製造方法
JP7177988B2 (ja) 撥水性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JPH0424219A (ja) 防虫性アクリル系合成繊維
RU2752998C1 (ru) Способ получения текстильного материала с защитной акарицидно-репеллентной отделкой
JPH03269166A (ja) 防虫性アクリル系合成繊維
JPH0255527B2 (ja)
SU1427017A1 (ru) Состав дл огнезащитной обработки текстильных материалов
JP2952613B2 (ja) 防虫機能を有するアクリル系繊維の製造方法
JPS60119910A (ja) 防虫性カ−ペット
JP2628496B2 (ja) 抗菌性アクリル系合成繊維