JPH0331666Y2 - - Google Patents

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JPH0331666Y2
JPH0331666Y2 JP1985187828U JP18782885U JPH0331666Y2 JP H0331666 Y2 JPH0331666 Y2 JP H0331666Y2 JP 1985187828 U JP1985187828 U JP 1985187828U JP 18782885 U JP18782885 U JP 18782885U JP H0331666 Y2 JPH0331666 Y2 JP H0331666Y2
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spare tire
wire
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back door
tire
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車体へのスペアタイヤの脱着に用いら
れる車両用スペアタイヤ脱着装置に関する。
[従来の技術] 自動車には、スペアタイヤがバツクドアに沿つ
て取り付けられているタイプの自動車がある。
この種の自動車では、第11図に示される如
く、バツクドア10には、スペアタイヤ取付ボル
ト12が固着されたキヤリアブラケツト14が固
着されており、スペアタイヤ16をナツト18で
キヤリアブラケツト14に固定保持するようにな
つている。また、第12図に示される如く、キヤ
リアブラケツト14には、ガイド軸20が突設さ
れているタイプのものがあり、スペアタイヤ16
をガイド軸20に載せてからナツト18でキヤリ
アブラケツト14に固定保持するようになつてい
る。
しかし、この種の自動車に用いられているタイ
ヤはその性格上タイヤサイズが比較的大きく、そ
の重量が重いことから、スペアタイヤ16を脱着
するには、スペアタイヤ16をキヤリアブラケツ
ト14の位置まぜ抱え上げなければならず、スペ
アタイヤ16の脱着作業に労力を要するという問
題があつた。
そこで、従来では、第13図に示される如く、
キヤリアブラケツト14に巻取装置22を設け、
巻取装置22の図示しない巻取ドラムをハンドル
24で回転させることにより、スペアタイヤ16
を少ない労力で吊上げ可能としスペアタイヤ16
の脱着を容易にすることが考えられていた(実開
昭58−178064号)。
ところが、上記構造では、ハンドル24はバツ
クドア10の内方に配設されており、巻取ドラム
を回転させる場合には、バツクドア10を開放
後、バツクドア内板10Aに取り付けられた蓋2
5を取り外さなければならず、ハンドル24を操
作するまでの作業がわずらわしいという問題があ
つた。また、ハンドル24はバツクドア10の内
方に配設されてバツクドア内板10Aの内側から
しか操作することができないため、バツクドア1
0を開放した状態でしか操作することができず、
バツクドア10が不安定な状態でスペアタイヤ1
6の脱着(吊上げ、吊下げ)を行つている。さら
に、吊り上げたスペアタイヤを作業員が一方の手
で所望の位置まで抱え上げ、他方の手でボルト等
を螺合して固定しなければならないという問題が
あつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、車体の立壁へスペ
アタイヤの軸心を略水平状態に取り付けあるいは
取り外し作業を容易に行うことができる車両用ス
ペアタイヤ脱着装置を得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る車両用スペアタイヤ脱着装置は、
タイヤの軸心を略水平状態にしてボルト等の取付
手段によつて車体の立壁へスペアタイヤを固定す
るための車両用スペアタイヤ脱着装置であつて、
一端が前記スペアタイヤへ係止されるワイヤと、
操作ハンドルの回転操作により巻取軸が回転され
前記ワイヤを巻取可能とする巻取装置と、前記立
壁へのタイヤ固定状態における前記巻取手段より
も高位置に配置され前記ワイヤの中間部を巻き掛
けて長手方向へ移動可能に案内する案内手段と、
を有することを特徴とする。
[作用] 上記構成の車両用スペアタイヤ脱着装置によれ
ば、一端にスペアタイヤが係止されたワイヤを巻
取装置によつて巻き取つてスペアタイヤを吊り上
げている。このワイヤは巻取装置よりも高位置に
配置された案内手段に案内されており、スペアタ
イヤを車両の立壁への固定状態まで吊り上げるこ
とが可能となつている。作業員はスペアタイヤを
吊つた状態で車両の立壁への取付手段による固
定、あるいは立壁からの取り外しが可能となつて
いる。
このように、本考案に係る車両用スペアタイヤ
脱着装置を用いることによりスペアタイヤの車両
の立壁への脱着作業は、スペアタイヤを抱えるこ
となく簡単に行うことができる。
この立壁が車両の後部扉である場合、巻取装置
の巻取軸の回転操作を車両の外部から行うことが
できる巻取装置を設けることにより、後部扉を閉
じた状態でスペアタイヤを容易に脱着することが
できる。
[実施例] 第1図から第6図には、本考案に係る車両用ス
ペアタイヤ脱着装置の実施例が示されている。第
10図には、本考案実施例が適用された自動車の
概略構造が示されている。
第10図に示される如く、この自動車の立壁の
一部であるバツクドア26には、スペアタイヤ2
8が取り付けられている。このスペアタイヤ28
は第6図に示される如く、バツクドア26の外板
26Aにボルト30で固着されたキヤリアブラケ
ツト32に取付手段とされるボルト34、ナツト
36を介して固定保持されている。ナツト36は
キヤリアブラケツト32の裏面に溶着されてお
り、スペアタイヤ28はバツクドア閉止状態でナ
ツト36と螺合されるボルト34を用いて車体外
部から容易にキヤリアブラケツト32へ、スペア
タイヤの軸方向を略水平状態に固定可能となつて
いる。
スペアタイヤ28のホイール28Aには、第1
図に示される如く、ワイヤフツク38が取り付け
られている。ワイヤフツク38は第2図に示され
る如く、周縁部に3個の爪突起38Aが一体的に
形成されており、スペアタイヤ28のホイール2
8Aに係合離脱可能となつている。
このワイヤフツク38には、ワイヤ40の一端
が係止されている。このワイヤ40の他端はキヤ
リアブラケツト32の上面に形成されたワイヤ4
0の案内手段とされる案内孔42を通つてキヤリ
アブラケツト32の内方で巻取装置44の巻取軸
である巻取ドラム44Aに略全長巻き取られてい
る。
巻取装置44は第3図に示される如く、ブラケ
ツト46を介してボルト48、ナツト50でキヤ
リアブラケツト32に固着されている。ボルト4
8は頭部がキヤリアブラケツト32に形成された
凹部32A内に配置されており、スペアタイヤ2
8のホイール28Aと干渉しないようになつてい
る。
この巻取装置44は巻取ドラム44Aを回転操
作可能な操作部44Bがキヤリアブラケツト32
の側壁32Bに形成された貫通孔52により車体
外部へ露出されており、第1図に示される如く、
バツクドア閉止状態でジヤツキハンドル54を用
いて車体外部から容易に巻取ドラム44Aを回転
操作可能となつている。この巻取装置44には、
自動ロツク機能を備えた差動歯車機構が内蔵され
ており、巻取ドラム44Aはジヤツキハンドル5
4を用いて回転操作しない限りは回転することが
ないようになつている。
次に本実施例の作用を説明する。
第6図に示されているのは、スペアタイヤ28
がバツクドア26に装着されている状態である。
この状態では、スペアタイヤ28はホイール28
Aがボルト34でキヤリアブラケツト32に固定
保持されている。
スペアタイヤ28をバツクドア26から取り外
す場合には、始めにボルト34を取り外してスペ
アタイヤ28とキヤリアブラケツト32との固定
状態を解除する。この際、ボルト34の取り外し
はバツクドア26を閉止した状態で行なえるの
で、バツクドア26を開放する必要はない。この
状態のスペアタイヤ28は巻取装置44及びワイ
ヤ40を介してキヤリアブラケツト32に係止さ
れている。
次に、第1図に示される如く、ジヤツキハンド
ル54を用いて巻取装置44の巻取ドラム44A
を回転操作してワイヤ40を巻取ドラム44Aか
ら巻き出す。この際、巻取ドラム44Aの回転操
作はバツクドア閉止状態で、ジヤツキハンドル5
4を用いて車体外部から行なえるので、バツクド
ア26を開放する必要はない。
これにより、スペアタイヤ28は第5図に示さ
れる如く、巻取装置44及びワイヤ40を介して
キヤリアブラケツト32に吊下げられ、さらにジ
ヤツキハンドル54を用いて巻取ドラム44Aを
回転操作すると、下降されて第4図に実線で示さ
れる状態となる。
第4図に実線で示されている状態では、スペア
タイヤ28は路面まで下降されており、車体に立
てかけられている。ここで、ワイヤフツク38を
スペアタイヤ28のホイール28Aから取り外す
ことで、スペアタイヤ28は使用可能な状態とな
る。
スペアタイヤ28をバツクドア26へ装着する
場合には、路面に置かれたスペアタイヤ28(第
4図に二点鎖線で示される状態)を第1図に実線
で示される如く、車体に立てかけた後に、上記ス
ペアタイヤ28をバツクドア26から取り外した
場合と逆の手順で作業を行なえばよい。すなわ
ち、この場合のスペアタイヤ28の吊上げ及びキ
ヤリアブラケツト32への固定はバツクドア26
を閉止した状態で行なうことができ、バツクドア
26を開放する必要はない。
このように本実施例では、巻取装置44の巻取
ドラム44Aをバツクドア閉止状態においてジヤ
ツキハンドル54で車体外部から回転操作可能に
配設したので、バツクドア26を閉止したままで
巻取装置44の巻取ドラム44Aを回転操作する
ことができ、従来のようにスペアタイヤ28の脱
着時にバツクドア26を開放する必要がない。
このようにワイヤによつて吊り上げられるスペ
アタイヤは、ワイヤが案内孔42によつて案内さ
れているため、車両の立壁への固定状態まで吊り
上げることができ、吊つた状態でボルト34を挿
入しナツト36へ螺合することにより少ない労力
で簡単に固定可能とされている。このため、最近
急増している女性ドライバーでも、容易にスペア
タイヤの脱着を行うことができる。
なお、本実施例では、一端がワイヤフツク38
に係止されたワイヤ40の他端はキヤリアブラケ
ツト32の案内孔42を通つて巻取装置44の巻
取ドラム44Aに直接巻き取られているが、第7
図から第9図に示される如く、ローラ56を案内
孔42の近傍に回転可能に設け、ワイヤ40の中
間部をローラ56に巻き掛けるようにしてもよ
い。この場合、ワイヤ40の巻取巻出時に生ずる
摩擦抵抗が減少されて巻取装置44の巻取ドラム
44Aの回転操作力が減少され、これによつて、
巻取ドラム44Aをジヤツキハンドル54で容易
に回転させることができる。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る車両用スペアタ
イヤ脱着装置では、車両の立壁へのスペアタイヤ
の固定状態まで容易に吊り上げ、吊り下ろすこと
が、簡単な操作で且つ少ない労力で行うことがで
きる優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用スペアタイヤ脱着
装置の実施例を示しジヤツキハンドルで巻取ドラ
ムを回転操作する状態を示す断面図、第2図は第
1図のキリヤリアブラケツト及び巻取装置の取付
状態を示す斜視図、第3図は第2図の−線に
沿う断面図、第4図はスペアタイヤが車体に立て
かけられた状態を示す断面図、第5図はスペアタ
イヤの吊上げ状態を第4図に対応して示した断面
図、第6図はスペアタイヤがバツクドアへ装着さ
れている状態を第4図に対応して示した断面図、
第7図から第9図は他の実施例で、第7図は第2
図に対応して示した斜視図、第8図は第7図の
−線に沿う断面図、第9図は第7図の−線
に沿う断面図、第10図は本考案実施例が適用さ
れた自動車の概略構造を示す斜視図、第11図か
ら第13図はそれぞれ従来例で、第11図はスペ
アタイヤの取付部を示す断面図、第12図は第1
1図に対応して示した断面図、第13図はスペア
タイヤが吊上げ可能に取り付けられている例で第
11図に対応して示した断面図である。 26……バツクドア、28……スペアタイヤ、
44……巻取装置、44A……巻取ドラム、54
……ジヤツキハンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤの軸心を略水平状態にしてボルト等の取
    付手段によつて車体の立壁へスペアタイヤを固定
    するための車両用スペアタイヤ脱着装置であつ
    て、一端が前記スペアタイヤへ係止されるワイヤ
    と、操作ハンドルの回転操作により巻取軸が回転
    され前記ワイヤを巻取可能とする巻取装置と、前
    記立壁へのタイヤ固定状態における前記巻取手段
    よりも高位置に配置され前記ワイヤの中間部を巻
    き掛けて長手方向へ移動可能に案内する案内手段
    と、を有することを特徴とする車両用スペアタイ
    ヤ脱着装置。
JP1985187828U 1985-12-05 1985-12-05 Expired JPH0331666Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985187828U JPH0331666Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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JP1985187828U JPH0331666Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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JPS6295080U JPS6295080U (ja) 1987-06-17
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130066477A (ko) 2010-09-09 2013-06-20 파나소닉 주식회사 냉동 사이클 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128188U (ja) * 1982-02-24 1983-08-30 日野自動車株式会社 スペアタイヤ脱落警報装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130066477A (ko) 2010-09-09 2013-06-20 파나소닉 주식회사 냉동 사이클 장치

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JPS6295080U (ja) 1987-06-17

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