JPH0331505Y2 - - Google Patents

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JPH0331505Y2
JPH0331505Y2 JP15689285U JP15689285U JPH0331505Y2 JP H0331505 Y2 JPH0331505 Y2 JP H0331505Y2 JP 15689285 U JP15689285 U JP 15689285U JP 15689285 U JP15689285 U JP 15689285U JP H0331505 Y2 JPH0331505 Y2 JP H0331505Y2
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JP
Japan
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conveyor
welding
smoke
exhaust duct
smoke exhaust
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JP15689285U
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  • Prevention Of Fouling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばトラツクの車台フレーム等の
溶接ラインに適用されて好適なものである。
(従来の技術) トラツクの車台フレームの製造に際しては、車
体の前後方向に延びた一対のサイドレールに対し
て、車巾方向に延在した多数のクロスメンバが固
着され、更に上記サイドレール及びクロスメンバ
に種々のブラケツト、補強用のガセツトその他多
数の部品が固着され、上記固着作業の相当部分が
溶接、特に炭酸ガスアーク溶接によつて行ななわ
れている。炭酸ガスアーク溶接の施工に当つて、
溶接部位から母材金属及び電極金属の溶融によつ
て重金属及びその化合物のヒユームが不可避的に
発生し、又被溶接材の前処理が不十分な場合は、
塗料や油脂等の燃焼により多量の燃焼ガスが発生
する。これらのヒユーム及び燃焼ガスは、勿論作
業者の健康上有害であるので、可能な限り完全に
排除されねばならない。一方、近来のトラツク製
造工場では、上記車台フレームの溶接作業が連続
的に移動するコンベア上で行なわれるため、上記
ヒユーム及び燃焼ガスを排除する排煙装置は、移
動する発煙源即ち溶接部に適応し得るものでなく
てはならない。従来、コンベアの進行に追従する
可撓管式の排煙ダクトを溶接部の上方又は側方に
配設する等の方法が採用されているが、可動式で
あるため設備が大掛りになり高価となるのみなら
ず、必ずしも排煙効果が十分でなく、その上作業
者の溶接トーチ操作を妨げ、シールドガス(例え
ば炭酸ガス)を上方又は側方に吸引するため溶接
品質を損なう惧れがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したようにコンベア上に載置されて移動し
ながら溶接される被溶接物の溶接部から発生する
ヒユーム等を効果的に排除して作業者の健康を損
なわないようにした簡易かつ安価な排煙装置を実
現すること、又当該排煙装置は、作業者の溶接ト
ーチ操作を妨げることがなく、更に排煙によつて
溶接品質を毀損する不具合がない装置を提供する
ことが、本考案の解決すべき課題である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために創案され
たもので、被溶接物を載置して搬送するコンベ
ア、上記コンベアの溶接作業領域に沿つてコンベ
ア往路の下側に設けられた排気ダクト、上記排気
ダクトの上面に適宜間隔を存して列設された吸気
開口、上記吸気開口に臨んで配設された小容量の
吸入フアン、及び一端が上記排気ダクトに連通
し、他端が排煙環境に連通した排煙通路を具備し
てなることを特徴とするものである。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する。図中符号10は被溶接物としてのト
ラツク用車台フレーム、12は概念的に示された
コンベアであつて、その上に上記車台フレーム1
0が載置されて移送される。コンベア12は、ベ
ルトコンベアのような通気性を有しない種類のも
のを除けば、どのような構造のものでも良く、一
例として、図示の実施例では、自動車工場で最も
普辺的に使われている、リンクチエーンのチエー
ンリンクに適宜の間隔を存してコンベアアタツチ
メント14を装着した構造のものを利用すること
ができる。この実施例では、上記コンベアアタツ
チメント14は、重い車台フレーム10を担持す
るための車輪16を具え、同車輪16はコンベア
の往路(第2図の上方部分)に沿つて設けられた
レール18上を転動する。コンベア12の溶接作
業領域に沿つてコンベア往路の下側に排気ダクト
20が設けられ、このダクト20内をコンベアの
復路が逆の姿勢で通過する。(なお、この実施例
では、コンベア12の全長に対して、溶接作業を
行なう領域は、一部分に過ぎない場合を想定して
いるが、溶接作業専用のコンベアも当然あり得
る。)排気ダクト20の上面には、適宜の間隔を
存して吸気開口22が列設され、同開口にはダク
ト内への異物の侵入、落下を防止する金網や格子
(図示せず)が設けられている。又上記各吸気開
口22に臨んで小容量の吸入フアン24が夫々配
設され、その駆動モータ26は、図示しない炭酸
ガスアーク溶接トーチに通電されたとき、その通
電を溶接機側で検知して自動的に制御スイツチが
閉成されて回転し、かつ溶接トーチの通電終了後
も一定時間例えば5〜10秒間回転し続けるように
構成されている。(即ち、モータ26の給電回路
内に溶接機の通電に応答する制御スイツチと遅延
タイマとが包含されている。)上記排気ダクト2
0は、工場の床面Fの下方に設けたピツト28を
含む排煙通路30に連通し、同排煙ダクトは工場
外の大気その他の排煙環境に連通していて、又そ
の内部に比較的大型の排煙フアン32を収蔵して
いる。更に、コンベア12に沿い少くともその片
側(図示の実施例では両側)の床面に作業者用の
コンベア34が配設され、作業者は同コンベア3
4に乗り、コンベア12と同じ速度で移動しなが
ら溶接作業を行なうようになつている。なお、図
示していないが、コンベア10の復路が通過する
上記排気ダクト20のコンベア長手方向における
シールのために、溶接領域の端部にはエアカーテ
ンが設けられるか、或いは溶接領域の両端から排
煙ダクト30側に向つて送風する一組の送風フア
ンが設けられる。
上記構成において、車台フレーム10がコンベ
ア12により所定の溶接作業領域に搬送され、作
業者によつて炭酸ガスアーク溶接が開始される
と、溶接機の通電により吸入フアン24の駆動モ
ータ26が付勢され、小容量の吸入フアン24が
駆動される。第2図に矢印で示すように、溶接作
業領域におけるコンベア往路付近の空気が、溶接
部に発生するヒユーム及び燃焼ガス(もし存在す
れば)と共に排気ダクト20内に吸引され、更に
ピツト28から排煙フアン32に吸引されて排煙
通路30を通り、例えば外気等の排煙環境に排出
される。
(考案の効果) 上記構成によれば、溶接時に発生するヒユーム
や燃焼ガスが下向きに吸引されて排除されるの
で、作業者用コンベア34に乗つて溶接作業に従
事している作業者が、有害な溶接ヒユーム等を呼
吸し、健康を損なうことが確実に防止される。
又、最も広く利用されている炭酸ガスアーム溶接
の場合、溶接部をシールドする炭酸ガスが下向き
に吸引され溶接部のシールド作用が阻害されない
ので、溶接部にブローホール等を生ずることがな
く、良好な溶接品質を確保することができる。更
に、溶接ヒユーム等の除去装置は、固定的に設置
されていて構造簡単かつ安価である。更に、付随
的に、吸入フアン24の駆動を溶接開始に連動さ
せることによつて、電力消費を節減し得る利点が
ある。なお又、上記実施例では、炭酸ガスアーク
溶接について説明したが、より一層ガス発生量が
多い通常の電弧溶接においては、更に有効であ
り、MIG,TIG溶接等においても、相応する効
果を奏し得ることは、自明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は第1図の−線に沿う断面図である。 10……車台フレーム、12……コンベア、1
4……コンベアアタツチメント、20……排気ダ
クト、22……吸気開口、24……吸入フアン、
30……排煙通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接物を載置して搬送するコンベア、上記コ
    ンベアの溶接作業領域に沿つてコンベア往路の下
    側に設けられた排気ダクト、上記排気ダクトの上
    面に適宜間隔を存して列設された吸気開口、上記
    吸気開口に臨んで配設された小容量の吸入フア
    ン、及び一端が上記排気ダクトに連通し、他端が
    排煙環境に連通した排煙通路を具備してなること
    を特徴とする排煙装置付溶接ライン。
JP15689285U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH0331505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15689285U JPH0331505Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

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JP15689285U JPH0331505Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6267684U JPS6267684U (ja) 1987-04-27
JPH0331505Y2 true JPH0331505Y2 (ja) 1991-07-04

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ID=31078933

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JPS6267684U (ja) 1987-04-27

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