JPH0330809B2 - - Google Patents

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JPH0330809B2
JPH0330809B2 JP8733182A JP8733182A JPH0330809B2 JP H0330809 B2 JPH0330809 B2 JP H0330809B2 JP 8733182 A JP8733182 A JP 8733182A JP 8733182 A JP8733182 A JP 8733182A JP H0330809 B2 JPH0330809 B2 JP H0330809B2
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infrared
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Mitsugi Sugita
Yutaka Nanbu
Yasuo Saito
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Publication of JPH0330809B2 publication Critical patent/JPH0330809B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/35Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
    • G01N21/3554Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light for determining moisture content

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種の葉たばこを混合して所要の水
分率のたばこを製造する際などに好適な、含水量
の変化による赤外線吸収特性が互いに異なる複数
の被測定物についての水分率を測定する赤外線水
分測定装置に関する。
〔従来の技術〕
被測定物の含水量によつて吸収量が変化する波
長の測定赤外線と、被測定物の含水量に係わらず
吸収量が変化しない波長の第1参照赤外線と、被
測定物の一つの特性(例えば被測定物の材質)に
よつてその吸収量が変化する波長の第2参照赤外
線との3つの赤外線を交互に被測定物に照射する
ようにした、近赤外線を利用した赤外線水分測定
装置が特開昭49−10782号に記載せれている。
これによつて、被測定物を透過または反射した
上記2つの参照赤外線についてはこれら参照赤外
線の光量を加減算し、その演算結果と測定赤外線
の光量との光量比を求めることにより、上記被測
定物の材質などの影響を補正した被測定物の水分
率を求めることができる。
ところで、葉たばこを混合して所望の水分率の
ブレンドされた葉たばこを得るためには、混合さ
れる葉たばこのそれぞれがこの所望の水分率を有
することが望ましいが、仮に水分率の所望の値よ
り小さくて乾燥している葉たばこがある場合には
加湿処理を行い、また、水分率が所望の値より大
きくて過湿の葉たばこがある場合には乾燥処理を
行う必要がある。
具体的な葉たばこのブレンドの例としては、ブ
レンドの割合によつて定まる所定量の葉たばこを
種類ごとにコンベア上に載置し、この載置されて
いる葉たばこをコンベアの終端において混合する
ものであり、このコンベアによる搬送経路の一定
位置でこの葉たばこの水分率を前記のような赤外
線水分測定装置を用いて測定し、その測定値に基
づいて加湿・乾燥の制御を行ない、所要の水分率
を有するブレンドされた葉たばこを得るようにし
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来の赤外線水分測定装置によ
つては、黄色系、在来系およびバーレ系などが用
いられるたばこの原料のように、色や成分など多
くの特性が異なる多種類の原料について、これら
の特性の違いによる影響を全て補正することは実
際上不可能である。
加えて、この種の赤外線を用いた水分測定装置
では、赤外線の反射量から間接的に水分率の測定
を行うものであるため、測定に先立つて、参照赤
外線と測定赤外線との反射光量比を示す出力と実
際の水分率との関係すなわち較正直線を求めるキ
ヤリブレーシヨン作業が必要となるが、このキヤ
リブレーシヨン作業によつて求められる較正直線
は、上記の葉たばこなどにおいては原料の種類に
よつて上記のように多くの特性が異なることから
一般に種類ごとに異なつたものとなる。
そこで、前記のような葉たばこのブレンドの際
には、葉たばこの種類毎に較正直線を選定して水
分率を測定することが望ましいが、多種類の葉た
ばこを搬送しながら測定するような工程では、実
際に測定している葉たばこの種類を同定しながら
適用すべき較正直線を選定することは不可能であ
る。
そこで、従来は、各種の葉たばこに対して平均
的な1つの較正直線を用い、赤外線水分測定装置
の出力が一定になるように葉たばこの加湿・乾燥
の制御を行つていた。
このため、較正直線が上記の平均的な1つの較
正直線から大きく外れるような種類の葉たばこに
ついては、赤外線水分測定装置の測定結果と実際
の水分率との誤差が大きくなり、たばこの水分管
理上問題があつた。
例えば、第8図に示したように原料A,B,C
の較正直線が互いに異なつていても、例えば平均
的な較正直線である原料Aの較正直線を水分測定
装置の較正直線に設定して水分率を測定し、予め
設定された管理の目標とする水分率である管理目
標水分率Wiに対応する出力電圧Viと水分測定装
置の出力電圧との差に応じて葉たばこの水分率を
管理するようにしていた。
しかしながら、全ての原料A,B,Cの実際の
水分率がこの管理目標水分率Wiに等しい場合で
も原料Bでは出力電圧がVB、原料CではVCとい
うように大きな差が生じてしまうから、上記のよ
うな平均的な較正直線を用いる場合には、これら
の出力電圧VB、VCに対応する水分率はWB、WC
となり、実際の水分率である管理目標水分率Wi
から大きく外れてしまう。したがつてこれらの出
力電圧だけに依存して加湿・乾燥の制御を行う
と、ブレンドされた葉たばこは所望の含水量とは
異なる含水量になつてしまうという問題がある。
本発明は、上記管理目標水分率のような所定の
水分率において、葉たばこなどの被測定対象の種
類に係わらず略同一の出力が得られるように調整
することが容易な赤外線水分測定装置を得ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理図であり、本発明の赤外
線水分測定装置は、被測定物の含水量と無関係に
赤外線吸収量が略一定でそれぞれ異なる波長を有
する第1参照赤外線および第2参照赤外線と被測
定物の含水量により赤外線吸収量が変化する測定
赤外線との3種類の赤外線を被測定物に照射する
とともにこの被測定物からこれら赤外線の反射光
を受光する光学系1と、該光学系1で受光した前
記第1参照赤外線、第2参照赤外線および前記測
定赤外線の反射光量を、それぞれ第1参照信号、
第2参照信号および測定信号に変換する光電変換
手段12と、前記第1参照赤外線についての吸収
量と第2参照赤外線についての吸収量との大小関
係が互いに逆で前記測定赤外線についての吸収量
が最大および最小である第1原料と第2原料の中
間の測定赤外線吸収量を有する第3原料につい
て、第1参照信号、第2参照信号の出力レベルが
等しくなるようにそれぞれ調整するための第1参
照レベル調整手段17−1および第2参照レベル
調整手段17−2と、それぞれが所定の等しい水
分率を有する前記第1原料と第2原料とについて
の上記第1参照レベル調整手段17−1および第
2参照レベル調整手段17−2からの第1参照信
号R1および第2参照信号R2を、後記対数変換回
路25の出力レベルが略等しくなるように、利得
の和を1に保ちながらレベル調整するための主参
照レベル調整手段20と、該主参照レベル調整手
段20でそれぞれレベル調整された第1参照信号
および第2参照信号を加算する加算回路20−1
と、該加算回路20−1の出力を被除算信号とす
るとともに前記光電変換手段2からの測定信号を
レベル調整する測定レベル調整手段17−3から
の測定信号を除算信号として除算する除算回路2
3と、該除算回路23の出力レベルを対数変換す
る対数変換回路25と、を備えることを特徴とす
る。
〔作用〕
第2図に示したように、種類の異なる3種の葉
たばこなどの原料a,b,cについて横軸に赤外
線の波長、縦軸に反射光量に対応する光電変換し
た出力をとると、例えば同一水分率の葉たばこに
おいては、その種類ごとに曲線A,B,Cで示し
たような出力曲線が得られる。
そこで、測定赤外線SIの波長よりも長波長側に
第1参照赤外線RI1、短波長側に第2参照赤外線
RI2として水分率による影響を受けない波長を設
定する。
測定赤外線SIにおける出力が曲線C,Aより低
い曲線Bを示す、測定赤外線吸収量が最大の例え
ばある種類の葉たばこである第1原料bでは、第
1参照赤外線RI1での出力は第2参照赤外線RI2
での出力より大きく、測定赤外線SIにおける出力
が曲線B,Aより高い曲線Cを示す、測定赤外線
吸収量が最小の例えばある種類の葉たばこである
第2原料cでは、第1参照赤外線RI1での出力が
第2参照赤外線RI2での出力より小さくなる。
また、測定赤外線SIについての吸収量が第1原
料bと第2原料cの中間の、例えばある種類の葉
たばこである第3原料aによる出力Aは赤外線の
各波長においてもC>A>Bの関係が保たれてい
る。
ここで、所定の水分率を有する前記第3原料で
ある第3基準試料aについて測定を行つて、第3
図に示すように、前記第1参照レベル調整手段1
7−1の出力R1aおよび第2参照レベル調整手段
17−2の出力R2aのレベルが等しくなるように
これらのレベル調整手段を調整する。このとき、
測定赤外線SIについての測定レベル調整手段17
−3の出力レベルはSaになる。
この状態で第1原料bについて測定すれば、第
1参照レベル調整手段17−1、第2参照レベル
調整手段17−2、および測定レベル調整手段1
7−3の出力はR1b、R2bおよびSbに、また、第
2原料cについて測定すると、同様にR1c、R2c
Scになる。
主参照レベル調整手段20は、利得の和が1に
なるように構成された一対のレベル調整器20−
2,3によつて構成されており、第3基準試料a
については、前述のように第1参照レベル調整手
段17−1および第2参照レベル調整手段17−
2からの第1参照信号R1aおよび第2参照信号
R2aが等しいレベルになるように調整されている
から、第1参照信号R1aおよび第2参照信号R2a
のそれぞれに対するレベル調整器20−2,3の
利得がどのように配分されていたとしても、この
第3基準試料aについては、主参照レベル調整手
段20の一対のレベル調整器20−2,3からの
出力を加算回路20−1で加算した出力のレベル
は一定である。
そこで、上記のように第1参照レベル調整手段
17−1および第2参照レベル調整手段17−2
を調整した状態で第1原料bについて測定し、主
参照レベル調整手段20の一対のレベル調整器2
0−2,3の利得の配分を調整すると、加算回路
20−1の出力はR1bとR2bとを結ぶ線上で変化
する。
同様に、この状態で第2原料cについて測定
し、レベル調整器20−2,3の利得の配分を調
整すると、加算回路20−1の出力はR1cとR2c
を結ぶ線上で変化する。
対数変換回路25の出力は、加算回路20−1
の出力と測定レベル調整手段17−3の出力との
比の対数になるので、測定レベル調整手段17−
3の調整状態を一定にしたとき、主参照レベル調
整手段20のレベル調整器20−2,3の利得の
配分を調整して加算回路20−1の出力を変化さ
せると、対数変換回路25の出力が増減する。
ここで、第1原料bと第2原料cについては、
第1参照レベル調整手段17−1および第2参照
レベル調整手段17−2からの各出力の大小関係
が逆になるので、主参照レベル調整手段20のレ
ベル調整器20−2,3の調整量に応じて、加算
回路20−1の出力レベルが互いに相反するよう
に増減する。
また、第3原料aについては、前記のように主
参照レベル調整手段20のレベル調整器20−
2,3の調整量によらず加算回路20−1からの
出力レベルが一定に保たれる。
このため、主参照レベル調整手段20のレベル
調整器20−2,3の利得の配分を調整すること
により、第3原料aについては対数変換回路25
の出力レベルを一定に保ちながら、第1原料bと
第2原料cとの間では対数変換回路25の出力レ
ベルを互いに相反して増減させることができる。
したがつて、管理目標水分率やその近傍の水分
率を有する第3基準試料aを用いることにより、
管理目標水分率において、第1原料b、第2原料
cおよび第3原料aについての出力を等しいレベ
ルに近づけることができる。
なお、前記のように第3基準試料aについて第
1参照レベル調整手段17−1と第2参照レベル
調整手段17−2との出力が等しくなるように調
整するとき、測定レベル調整手段17−3を調整
して対数変換回路25の出力レベルを所望の範囲
内に設定することができる。
〔実施例〕
第4図は本発明の赤外線水分測定装置の一例を
示す図であり、図において1は水分検出部、12
は信号分離整流部であり、この水分検出部1と信
号分離整流部12によつて、光学系と光電変換手
段が構成されている。
水分検出部1は、光源4、集光レンズ5、回転
デイスク6、反射ミラー8、凹面鏡9、光電変換
器10、前置増幅器11を含み、回転デイスク6
上には、第5図に示したように異なる波長の光を
選択的に透過するフイルタ71,72,73が取
り付けられている。なお、この実施例の装置はた
ばこ原料について水分の測定を行うもので、フイ
ルタ71,72,73として、それぞれ1.80μm、
1.94μm、2.10μmの波長の光を選択的に透過する
ものが用いられ、測定赤外線として1.94μm波長
の光が、また、参照赤外線として1.80μm、2.10μ
mの各波長の光が照射される。
光源4からの光は集光レンズ5、フイルタ7
1,72,73および反射ミラー8を通してベル
トコンベア2上の被測定物であるたばこ原料3に
照射され、たばこ原料3からの反射光が凹面鏡9
より光電変換器10に集光され、この光電変換器
10で得られる反射光量に応じた電気信号が前置
増幅器11で増幅されて信号分離整流部12に入
力されるように構成されている。
また、前記回転デイスク6の近くには同期信号
発生器13が設けられ、各フイルタ71,72,
73に同期した同期信号は該同期信号発生器13
から信号分離整流部12に入力される。
信号分離整流部12は、同期信号発生器13か
らの同期信号により動作する各信号分離器12−
11,12−21,12−31と各整流回路12
−1,12−2,12−3とにより、前置増幅器
11から出力される1.80μm波長の受光出力信号
を第1参照信号R1、2.10μm波長の受光出力信号
を第2参照信号R2、および水分に吸収される
1.94μm波長の受光出力信号を測定信号Sとして、
それぞれ分離整流して出力する。
該信号分離整流部12の後段にはレベル調整部
17が設けられ、該レベル調整部17は、前記第
1参照信号R1、第2参照信号R2および測定信号
Sがそれぞれ入力される利得調整回路17−1,
17−2,17−3を有し、この利得調整回路1
7−1を通した出力信号R11および利得調整回路
17−2を通した出力信号R21は加算部20にそ
れぞれ入力される。また、利得調整回路17−3
を通した出力信号S1は除算信号として除算回路2
3に入力される。なお、利得調整回路17−1,
17−2,17−3は、第1参照レベル調整手
段、第2参照レベル調整手段および測定レベル調
整手段としての利得調整用可変抵抗器17−1
1,17−21,17−31をそれぞれ備えてい
る。
加算器20は、出力信号R11と出力信号R21
各電圧レベルをそれぞれ利得γ、δ(ただしγ+
δ=1)でレベル調整するためのレベル調整器と
しての可変抵抗器20−2,20−3と、この可
変抵抗器20−2,20−3の出力信号を加算す
る加算回路20−1を備えており、加算回路20
−1からの出力信号R01は被除算信号として除算
回路23に入力される。
そして、除算回路23は出力信号R01を出力信
号S1で除算して出力信号24を対数変換回路25
に入力し、この対数変換回路25からは水分に対
してリニアライズされた出力信号26が出力され
る。
次に、各部各回路の出力信号と水分率との関係
について説明する。
レベル調整部17の出力信号R11、R21、S1
水分率Wとは次式(1)〜(3)に示す関係がある。
R11=RK1e-P11(W-W0) ……(1) R21=RK2e-P21(W-W0) ……(2) S1=SKe-P1(W-W0) ……(3) ただし、W0は工程中を流れる被測定原料の平
均的な水分率(%)(以後、平均水分率という。)、
P11、P21、P1は被測定原料によつて定まる係数、
RK1、RK2、SKは水分検出部1と信号分離整流部
12およびレベル調整部17の状態できまる量
で、このRK1、RK2、SKは利得調整回路17−1,
17−2,17−3の調整量に応じて変化し、こ
れに伴つてそれぞれ出力信号R11、R21、S1のレ
ベルが変化する。
上式(1)、(2)で示される出力信号R11および出力
信号R21は加算部20に入力され、出力信号R11
には可変抵抗器20−2を調整して利得γが、出
力信号R21には可変抵抗器20−3を調整して利
得δがそれぞれ与えられるので、加算回路20−
1で加算されて加算部20から出力される出力信
号R01は次式(4)で示される。
R01=γR11+δR21=γRK1e-P11(W-W0)
+δRK2e-P21(W-W0)……(4) (γ+δ=1) 上記加算部20の出力信号R01とレベル調整部
17の出力信号S1は除算回路23に入力されて除
算されるので、除算回路23からの出力信号24
は次式(5)で示される。
R01/S1=γRK1e-P11(W-W0)+δRK2e-P21(W-W0
)
/SKe-P1(W-W0)=γRK1+δRK2/SKe(P1-P0)(W-W0)
…(5) ただし、係数P11、P21は、前掲の式(1)、(2)から
もわかるように、水分率の変化に対する出力電圧
の変化の度合に相当し、このP11、P21は参照赤外
線についての係数であり、この参照赤外線につい
ての係数P11、P21は、測定赤外線についての係数
P1に比してともに小さな値で等しいとみなすこ
とができ、P11=P21=P0とした。
上式(5)の出力信号24は対数変換回路25に入
力されて対数変換させるので、対数変換回路25
からの出力信号26は次式(6)で示される。
1n〔R01/S1〕=(P1−P0)(W−W0)+1n〔γR
K1+δRK2〕/SK〕=B(W−W0)+1n(γα+δβ)
……(6) ただし、B=P1−P0、α=RK1/SK、β=
RK2/SKで表している。
次に、原料A,BおよびCの3種類のたばこ原
料について水分率を測定する場合を例に、実施例
の装置の調整のしかたを説明する。なお、各原料
について実測等によつて水分率が既知の値に設定
された試料が用意されている。
先ず、工程を流す原料A,B,Cのうち同じ水
分率に対して出力信号S1が中間的な出力レベルと
なるような一つの原料に着目し、その原料で工程
の平均水分率W0を有するものについて測定を行
い、そのときの出力信号R11、R21およびS1の出
力レベルが同じになるように利得調整用可変抵抗
器17−11,17−21および17,31を調
節する。
このようにすると、前掲の式(4)からもわかるよ
うに、γ+δ=1であるので、出力信号R01も出
力信号R1、R21、S1と同じレベルになる。
また、この状態で原料A,B,Cについての水
分率に対する出力信号R11、R21、R01、S1の特性
は第6図のようになる。
なお、この例では同じ水分率を有する原料A,
B,Cについて原料Aにおける出力信号S1が原料
B,Cに比べて中間的な出力レベルとなつた場合
を示す。
また、たばこの原料種類の黄色系、在来系およ
びバーレ系について、1.94μm波長の測定赤外線、
1.80μm、2.10μmの各参照赤外線を用いると、第
6図に示したように、測定赤外線の吸収量が最大
になる原料Bと測定赤外線の吸収量が最小になる
原料Cの各出力信号R11、R21において、この出
力信号R11、R21の大小関係(2種類の参照赤外
線の吸収量の大小関係)が、逆になる原料種類が
ある。
前記のように、平均水分率W0を有する原料A
について出力信号R01と出力信号S1を同じ出力レ
ベルにすると、対数変換回路25からの出力信号
26は“0”になり、原料Aについての較正直線
は、平均水分率W0で出力電圧“0”を通るよう
に設定される。
すなわち、原料Aについて対数変換回路25か
ら出力される出力信号26は、前記の式(6)からも
わかるように次式(7)で示される。
1n=R01/S1=B1(W−W0) ……(7) ただし、原料Aについての係数BをB1で表し
た。
このように利得調整用可変抵抗器17−11,
17−21および17−31を調節することによ
つて、測定対象の原料A,BおよびCについて、
水分率が平均値を中心にして変化するとき、対数
変換回路25の出力レベルが“0”レベルを略中
心にして変化するようになり、測定対象の原料に
ついて、水分率の変化に対する出力信号26を適
度な範囲の出力レベルにすることができる。
次に、工程を流れる原料の水分率を測定したと
きに管理目標水分率Wi近傍での種類の違いによ
る出力信号26の出力誤差が最小になるようにす
るために以下のように調整を行う。
すなわち、管理目標水分率Wiの原料を用いて
測定を行い、この水分率Wiでの出力信号S1の出
力レベルが最も高くなる原料(この例では原料
C)と出力レベルが最も低くなる原料(原料B)
とについて、出力信号26の出力レベルが略等し
くなるように、加算部20の可変抵抗器20−2
の利得γと可変抵抗器20−3と利得δとを調整
する。
ところで、原料Bと原料Cにおける各出力信号
R11、R21の大小関係は第6図のように互いに逆
になつているので、上記のように可変抵抗器20
−2,20−3で利得γ、δを調整するとき、原
料Bと原料Cについての各出力信号R01は互いに
相反するように増減する。なお、原料Aについて
の出力信号R01は、出力信号R11と出力信号R21
等しく設定されているので利得γ、δによつて変
化しない。
このため、上記のように原料Bと原料Cの各出
力信号26を略等しく設定すると、この原料Bと
原料Cの出力信号26は、可変抵抗器20−2,
20−3の調整によつて較正直線が変動しない中
間的な出力の原料Aの付近で略等しくなる。
したがつて、原料A,B,Cについての出力信
号26は、第7図に示したように、管理目標水分
率Wiで各原料の出力レベルが略一致するような
特性となり、その前後の水分率に対しても種類の
違いによる出力誤差が小さく抑えられるようにな
る。
なお、管理目標水分率Wiで原料A,B,Cの
各出力信号26が一致する場合の利得γおよびδ
の関係は以下のように示される。
原料Bと原料Cの各出力信号26はそれぞれ次
式(8)、(9)で表される。
1nR01/S1=B2(W−W0)+1n(γα2+δβ2)……(8) 1nR01/S1=B3(W−W0)+1n(γα3+δβ3)……(9) ただし、原料Bについての係数BをB2、αを
α2、βをβ2、原料Cについての係数BをB3、α
をα3、βをβ3で表した。
原料A,BおよびCのそれぞれの出力信号26
が管理目標水分率Wiで等しくなるためには、式
(7)、(8)、(9)が下式(10)、(11)の関係にあればよい。
B1(Wi−W0)−B2(Wi−W0)−1n(
γα2+δβ2)=0……(10) B1(Wi−W0)−B3(Wi−W0)−1n(
γα3+δβ3)=0……(11) 式(10)、(11)を変形して、式(12)、(13)が得られ、 (B1−B2)(Wi−W0)=1n(γα2+δβ2) ……(12) (B1−B3)(Wi−W0)=1n(γα3+δβ3
……(13) 式(12)から式(13)を引くと式(14)が得られ、 (B3−B2)(Wi−W0)=1n〔γα2+δβ2/γα3+δ
β3〕 ……(14) 式(14)を指数関数にもどすと式(15)が得ら
れる。
(γα3+δβ3)e(B3-B2)(Wi-W0)=γα2+δβ2{(
1−δ)α3+δβ3)}e(B3-B2)(Wi-W0) =(1−δ)α2+δβ2{α3+δ(β3−α3)}e(B
3-B2)(Wi-W0)
=α2+δ(β2−α2)……(15) したがつて、利得γ、δの関係は式(16)、
(17)となる。
δ=Fα3−α2/β2−α2−F(β3−α3)……
(16) γ=1−δ ……(17) ただし、F−e(B3-B2)(Wi-W0)とした。
上記の実施例ではA,B,Cの3原料について
第7図に示されるように管理目標水分率Wiの付
近で誤差を小さくできることを示したが、3原料
以上の場合でも代表的な3原料を選び、前記と同
様の方法で調整を行えば、ほぼ同様な結果を得る
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明の赤外線水分測定装置は、被測定物の含
水量と無関係に赤外線吸収量が略一定でそれぞれ
異なる波長を有する第1参照赤外線および第2参
照赤外線と被測定物の含水量により赤外線吸収量
が変化する測定赤外線との3種類の赤外線を被測
定物に照射し、この被測定物からこれら第1参照
赤外線、第2参照赤外線および測定赤外線の反射
光量をそれぞれ第1参照信号、第2参照信号およ
び測定信号に変換し、これら第1参照信号と第2
参照信号とをレベル調整して加算回路で加算し、
この加算回路の出力を被除算信号とするとともに
レベル調整した測定信号を除算信号として除算回
路で除算し、この除算回路の出力を対数変換回路
で対数変換することにより、被測定物の水分率に
対応する出力を得るようにした赤外線水分測定装
置であつて、前記第1参照赤外線についての吸収
量と第2参照赤外線についての吸収量との大小関
係が互いに逆で前記測定赤外線についての吸収量
が最大および最小である第1原料と第2原料の中
間の測定赤外線吸収量を有する第3原料につい
て、第1参照信号、第2参照信号の出力レベルが
等しくなるようにそれぞれ調整するための第1参
照レベル調整手段および第2参照レベル調整手段
と、それぞれが所定の等しい水分率を有する前記
第1原料と第2原料とについての上記第1参照レ
ベル調整手段および第2参照レベル調整手段から
の第1参照信号および第2参照信号を、前記対数
変換回路の出力レベルが略等しくなるように、利
得の和を1に保ちながらレベル調整するための主
参照レベル調整手段とを備えている。
したがつて、たばこの原料のように、等しい含
水量に対して、前記測定赤外線についての吸収量
が最大および最小になるとともに前記第1参照赤
外線および第2参照赤外線の吸収量の大小関係が
互いに逆になる第1原料および第2原料と、上記
測定赤外線についての吸収量が第1原料と第2原
料の中間である第3原料との総合水分率を、予め
設定された管理目標水分率付近で測定するのに先
立つて、この管理目標水分率付近の所定の水分率
を有する前記第3原料である第3基準試料につい
て測定を行つて、前記第1参照レベル調整手段お
よび第2参照レベル調整手段の出力レベルが等し
くなるようにこれらのレベル調整手段を調整して
から、前記対数変換回路の出力レベルが所定の出
力レベルになるように前記測定レベル調整手段を
調整し、その後、それぞれが前記第3基準原料と
等しい水分率を有する、前記第1原料である第1
基準試料および第2原料である第2基準試料につ
いてそれぞれ測定を行つて、上記第1基準試料お
よび第2基準試料に対応する前記対数変換回路の
それぞれの出力レベルが略等しくなるように前記
主参照レベル調整手段のレベル調整器を調整する
ことにより、第3原料についての対数変換回路か
らの出力レベル維持した状態で、管理目標水分率
における第1原料および第2原料についての対数
変換回路の出力レベルを上記第3の原料について
の出力レベルと略等しくなるように容易に調整す
ることができる。
なお、このように調整すると、上記のように特
性の異なる原料についての水分管理が正確にな
る。また、たばこのブレンド工程などに赤外線水
分測定装置を設置するときなど、キヤリブレーシ
ヨン作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の赤外線水分測定装置の原理
図、第2図は種類の異なる葉たばこについての同
一水分率における赤外線反射光量の光電変換出力
の一例を示す図、第3図は同葉たばこについての
本発明の赤外線水分測定装置における出力レベル
の一例を示す図、第4図は本発明の赤外線水分測
定装置の一実施例を示す図、第5図は実施例にお
ける回転デイスクのフイルタを示す図、第6図は
実施例における回路の出力信号と水分率の関係を
示す図、第7図は実施例における水分率に対応す
る出力電圧と水分率との関係を示す図、第8図は
複数の被測定物について従来装置を用いた場合の
問題点を説明する図である。 1……水分検出部、3……被測定原料、12…
…信号分離整流部、17−11,17−21,1
7−31……利得調整用可変抵抗器、20−1…
…加算回路、20−2,20−3……可変抵抗
器、23……除算回路、25……対数変換回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被測定物の含水量と無関係に赤外線吸収量が
    略一定でそれぞれ異なる波長を有する第1参照赤
    外線および第2参照赤外線と被測定物の含水量に
    より赤外線吸収量が変化する測定赤外線との3種
    類の赤外線を被測定物に照射するとともにこの被
    測定物からのこれら赤外線の反射光を受光する光
    学系と、 該光学系で受光した前記第1参照赤外線、第2
    参照赤外線および前記測定赤外線の反射光量を、
    それぞれ第1参照信号、第2参照信号および測定
    信号に変換する光電変換手段と、 前記第1参照赤外線についての吸収量と第2参
    照赤外線についての吸収量との大小関係が互いに
    逆で前記測定赤外線についての吸収量が最大およ
    び最小である第1原料と第2原料の中間の測定赤
    外線吸収量を有する第3原料について、第1参照
    信号、第2参照信号の出力レベルが等しくなるよ
    うにそれぞれ調整するための第1参照レベル調整
    手段および第2参照レベル調整手段と、 それぞれが所定の等しい水分率を有する前記第
    1原料と第2原料とについての上記第1参照レベ
    ル調整手段および第2参照レベル調整手段からの
    第1参照信号および第2参照信号を、後記対数変
    換回路の出力レベルが略等しくなるように、利得
    の和を1に保ちながらレベル調整するための主参
    照レベル調整手段と、 該主参照レベル調整手段でそれぞれレベル調整
    された第1参照信号および第2参照信号を加算す
    る加算回路と、 該加算回路の出力を被除算信号とするとともに
    前記光電変換手段からの測定信号をレベル調整す
    る測定レベル調整手段からの測定信号を除算信号
    として除算する除算回路と、 該除算回路の出力レベルを対数変換する対数変
    換回路と、 を備えることを特徴とする多種原料のための赤外
    線水分測定装置。
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