JPH03305Y2 - - Google Patents

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JPH03305Y2
JPH03305Y2 JP8795985U JP8795985U JPH03305Y2 JP H03305 Y2 JPH03305 Y2 JP H03305Y2 JP 8795985 U JP8795985 U JP 8795985U JP 8795985 U JP8795985 U JP 8795985U JP H03305 Y2 JPH03305 Y2 JP H03305Y2
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duct
blower fan
welding machine
welding
switching damper
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溶接機用排煙装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来より、溶接時に発生する煙は、一種の集塵
機である排煙装置によつて除去されている。ま
た、3〜5mの距離を置いて複数台の溶接機があ
る場合には、排煙装置は次のように構成されてい
る。
溶接機の台数に合わせて排煙装置を複数台設
置する。
排煙装置は1台のみとし、この排煙装置に複
数台の溶接機から発生する煙を除去する能力を
付加する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、溶接機が複数台あつても、それらが
同時には使用されない使用方法もある。こういう
使い方がされている場合、上述の如き排煙装置で
は、次の問題がある。すなわち、 の場合、使われない排煙装置が必ずでき、設
備の稼動率が低下する。
の場合、使われていない溶接機に対しても排
煙動作が行われてしまい無駄である。
従つて、本考案の目的は、同時には使用される
ことのない複数台の溶接機の排煙装置において、
設備および動力を無駄なく有効に活用することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、溶接機1台分の能力の排煙装
置を、使用される溶接機に合わせて切り換えて使
用することを特徴とする。
具体的には、本考案の溶接機用排煙装置は、ダ
クト中に送風フアンを挿置し、そのダクトの両開
口端のうち、送風フアンの作動時、空気を吸入す
る側を溶接機付近に配置して成るものにおいて、
ダクトの送風フアンと吸入側開口端との間に切換
ダンパを設け、この切換ダンパは、吸入側開口端
を形成するダクトを、複数の溶接機に対応させて
複数本に分岐するとともに、分岐されたダクトの
うちの選択された一つが送風フアン側のダクトと
導通されるように切換作動するものである。
一方、複数の溶接機の使用状態を個別に検出す
るように、各溶接機にそれぞれ対応して検出スイ
ツチを設け、この検出スイツチが一つの溶接機の
使用状態を検出すると、送風フアンを作動すると
ともに、切換ダンパを切換作動させて一つの溶接
機に対応する吸入側開口端を有するダクトを送風
フアン側ダクトに連通させる制御回路を有する。
〔作用〕
その結果、複数台の溶接機のうちの一つが使用
されると、検出スイツチがそれを検出し、送風フ
アンが作動されるとともに、切換ダンパは、分岐
されたダクトのうち、使用された溶接機に対応す
るものを送風フアン側のダクトに連通させ、排煙
動作が行われる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1図は、本考案の一実施例の概略構成図で
あり、溶接機の台数が2台の場合である。
第1図中、11,12,13はダクト、20は
送風フアン、30は切換ダンパ、50は制御回路
である。ダクト11には、送風フアン20が挿置
されており、切換ダンパ30を介してダクト11
とダクト12あるいはダクト11とダクト13が
選択的に連通されるようになつている。
従つて、送風フアン20が作動され、切換ダン
パ30によつてダクト11と12が連通される
と、ダクト12の吸入側開口端12aから吸入さ
れた空気が、ダクト12、切換ダンパ30、ダク
ト11を通つて流れ、ダクト11から矢印で示す
ように外部に排出される。第1図から明らかなよ
うに、吸入側開口端12aは、一つの溶接機の近
くに配置されているため、その溶接機で溶接が行
われる際に発生する煙は空気と一緒に吸入側開口
端12aから吸入されて除去される。
切換ダンパ30によつてダクト11と13とが
連通されて送風フアン20が作動された場合に
も、上述と同様に、ダクト13の吸入側開口端1
3aから空気が吸入されて、ダクト13、切換ダ
ンパ30、ダクト11を流れ、第1図の如く、吸
入側開口端13aは、他の溶接機の近くに配置さ
れているため、その溶接機で発生した溶接の煙
は、吸入側開口端13aから吸入されて除去され
る。
送風フアン20および切換ダンパ30の作動
は、制御回路50によつて制御されるようになつ
ており、制御回路50には、いずれかの溶接機が
使用状態となると、どちらの溶接機かを区別して
それを検出する信号が入力されている。すなわ
ち、第2図に良く示されているように、各溶接機
のトーチ入れ62には、リミツトスイツチから成
る検出スイツチ70が設けられていて、検出スイ
ツチ70は、トーチ入れ62に溶接トーチ61が
収められているか否かを検出してオンオフされる
ようになつている。
第1図から明らかなように、各溶接機の検出ス
イツチ70a,70bは、そのオンオフ信号をそ
れぞれ制御回路50に送り込んでおり、第1図に
示されているように、左側の溶接機が使用状態に
あつて、トーチ入れ62aから溶接トーチ61a
が取り出されている場合には、検出スイツチ70
aがオン信号を発生し、制御回路50は送風フア
ン20を作動するとともに、切換ダンパ30をダ
クト12がダクト11に連通されるように作動す
る。このとき、右側の溶接機は使用状態になく、
溶接トーチ61bがトーチ入れ62bに収められ
ているため、検出スイツチ70bはオフ信号を制
御回路50に送り込んでいる。
第3図および第4図は、切換ダンパ30の詳細
を示している。切換ダンパ30の本体31は、鉄
板によつて円筒形に形成されており、その円周壁
には、上述の如く三つのダクト11,12,13
が嵌め込まれるパイプ32,33,34が各方向
に突設されている。また、本体31の両開口端に
は、蓋体35,36が取り外し自在に被せられ
て、本体31内を一つの函体としている。
一方、本体31の筒軸上には、蓋体35を貫通
して回転軸40が配設されており、回転軸40の
一端は、蓋体35上に設けられた軸受41によつ
て回転自在に支持され、回転軸40の他端は、十
字形に組み合わされた補強板37,46の交点上
の軸受42によつて回転自在に支持されている。
なお、補強板37,46は、蓋体36が被せられ
ている本体31の開口端部に蓋体36より内面側
となるように固定されている。
回転軸40には、回転軸40の回転に伴つて本
体31の内周壁上を摺動するように形成されたル
ーバ39が固定され、ルーバ39は、その摺動に
よつてパイプ33あるいは34とパイプ32との
連通を選択的に遮断するようになつている。ただ
し、ルーバ39の本体31内周壁面との摺動面
は、パイプ33,34の開口に比べて充分広くさ
れており、パイプ33あるいは34の開口がルー
バ39によつて閉じられたとき、それらのパイプ
33あるいは34につながつているダクト12あ
るいは13から漏れ入つてくる空気の量を充分に
小さくしている。例えば、第3図および第4図に
L1,L2で示す寸法は、それぞれL3,L4の1/5程度
とされている。
回転軸40は、例えば、シンクロナスモータ4
3によつて回転駆動されるように、減速機44を
介してシンクロナスモータ43の出力軸に連結さ
れている。また、回転軸40のシンクロナスモー
タ43側端には、カム45が形成されており、こ
のカム45によつて一対のリミツトスイツチ(図
示せず)をオンオフするようになつている。一対
のリミツトスイツチは、共に常閉型であり、一方
のリミツトスイツチは、ルーバ39がパイプ33
を閉じる位置に回転されたときオフとなり、他方
のリミツトスイツチは、ルーバ39がパイプ34
を閉じる位置に回転されたときオフとなる。
なお、溶接時の煙中には、オイルミストやスパ
ツタ、ヒユーム等が混入しており、これらは切換
ダンパ30において空気の流れる方向が変わるこ
とによつて、その底部に沈下する。そのため、ル
ーバ39と蓋体36との間には、それらの沈下物
を堆積させるためのスペースDが確保され、蓋体
36にはドレンパイプ38が設けられている。堆
積物は、ドレンパイプ38から外部に取り出すこ
とができるが、蓋体36を本体31から取り外す
ことによつても取り出すことができる。
第5図は、制御回路50の詳細を示している。
まず、制御回路50には、検出スイツチ70a,
70bからのオン信号を受けて通電されるリレー
R1,R2があり、各リレーR1,R2には、そ
れぞれ2組の接点R1,R2がある。各接点R
1,R2は、互いに並列接続されて、そのうちの
1組は、シンクロナスモータ43の駆動回路中に
介挿され、他の1組は、送風フアン20駆動用の
モータ(図示せず)の駆動回路中に介挿されてい
る。リレーR1,R2およびシンクロナスモータ
43は、制御回路50に供給されているAC100V
の交流電源R、Sを印加されているが、送風フア
ン20駆動用モータは、図示されてない200Vの
電源を印加されるようになつている。
また、シンクロナスモータ43の駆動回路中に
介挿されたリレー接点R1,R2には、上述のカ
ム45によつてオンオフ作動されるリミツトスイ
ツチRS1,RS2がそれぞれ直列接続されてい
る。
なお、シンクロナスモータ43の駆動回路中に
接続されている抵抗RとコンデンサCは、回転磁
界を形成するためのものである。
次に作用を説明する。
一方の溶接機が使用状態となつて検出スイツチ
70aがオンされると、リレーR1が通電され、
各接点R1がオンされる。このため、送風フアン
20駆動用モータは駆動され、送風フアン20が
送風作動を行うとともに、このときルーバ39が
ダクト12につながつているパイプ33を閉じる
位置にあると、リミツトスイツチRS1はオン、
リミツトスイツチRS2はオフとなつているため、
シンクロナスモータ43が駆動され、ルーバ39
が回転される。そして、ルーバ39がダクト13
につながつているパイプ34を閉じる位置に達す
ると、リミツトスイツチRS1がオフとなり、シ
ンクロナスモータ43は駆動されなくなり、ルー
バ39はその位置で停まる。従つて、一方の溶接
機の溶接時に発生する煙は除去される。溶接が完
了して、溶接トーチ61aをトーチ入れ62aに
収めれば、検出スイツチ70aはオフとなるた
め、リレーR1は通電されなくなり、送風フアン
20駆動用モータも停止する。
また、他方の溶接機が使用状態となると、検出
スイツチ70bがオンとなるため、今度は、リレ
ーR2が通電され、その接点R2がオンされて、
送風フアン20が作動されるとともに、そのとき
ルーバ39はパイプ34を閉じる位置にあるた
め、リミツトスイツチRS1はオフ、リミツトス
イツチRS2がオンとなつており、シンクロナス
モータ43は駆動される。そして、ルーバ39が
パイプ33を閉じる位置に達したとき、リミツト
スイツチRS2がオフとなり、シンクロナスモー
タ43は駆動されなくなつて、ルーバ39はその
位置に停まる。従つて、他方の溶接機の溶接時に
発生する煙が除去されることになる。その後、溶
接が完了して、溶接トーチ61bをトーチ入れ6
2bに収めれば、検出スイツチ70bがオフとな
つてリレーR2は通電されなくなり、送風フアン
20の作動は停止する。
このように、溶接機を使用すると、その溶接機
で発生する煙が除去されるように、送風フアン2
0が作動されるとともに、切換ダンパ30が切換
作動される。
溶接時に発生する煙中には、オイルミストやス
パツタ、ヒユーム等が含まれているが、それらは
上述したように、切換ダンパ30の底部に捕獲さ
れている。このため、従来、スパツタ等を捕獲す
るために排煙装置中に介挿されていたスパツタボ
ツクスを省略することができる。
以上、本考案の特定の実施例によつて説明した
が、本考案は、この実施例に限定されるものでは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲内で
種々の実施態様が包含されるものであり、例え
ば、溶接機の台数は3台以上であつても良い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、同時には使用さ
れることのない複数台の溶接機の排煙装置におい
て、溶接機1台分の能力の排煙装置を、使用され
る溶接機に合わせて切り換えて使用するので、設
備および動力を無駄なく有効に活用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の概略構成図、第
2図は、検出スイツチ部分の拡大図、第3図は、
切換ダンパの拡大側断面図、第4図は、第3図の
−線断面図、第5図は、制御回路の電気回路
図である。 11,12,13……ダクト、12a,13a
……吸入側開口端、20……送風フアン、30…
…切換ダンパ、50……制御回路、61,61
a,61b……溶接トーチ、70,70a,70
b……検出スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダクト中に送風フアンを挿置し、そのダクトの
    両開口端のうち、送風フアンの作動時、空気を吸
    入する側を溶接機付近に配置して成る溶接機用排
    煙装置において、 前記ダクトの送風フアンと吸入側開口端との間
    に切換ダンパを設け、この切換ダンパは、吸入側
    開口端を形成するダクトを、複数の溶接機に対応
    させて複数本に分岐するとともに、分岐されたダ
    クトのうちの選択された一つが送風フアン側のダ
    クトと連通されるように切換作動するものであ
    り、 一方、複数の溶接機の使用状態を個別に検出す
    るように、各溶接機にそれぞれ対応して検出スイ
    ツチを設け、この検出スイツチが一つの溶接機の
    使用状態を検出すると、前記送風フアンを作動す
    るとともに、前記切換ダンパを切換作動させて一
    つの溶接機に対応する吸入側開口端を有するダク
    トを送風フアン側ダクトに連通させる制御回路を
    有することを特徴とする溶接機用排煙装置。
JP8795985U 1985-06-11 1985-06-11 Expired JPH03305Y2 (ja)

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JPS61205675U JPS61205675U (ja) 1986-12-25
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