JPH0330570Y2 - - Google Patents

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JPH0330570Y2
JPH0330570Y2 JP11377486U JP11377486U JPH0330570Y2 JP H0330570 Y2 JPH0330570 Y2 JP H0330570Y2 JP 11377486 U JP11377486 U JP 11377486U JP 11377486 U JP11377486 U JP 11377486U JP H0330570 Y2 JPH0330570 Y2 JP H0330570Y2
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cylinder
air
exhaust
muffler
cooled
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシリンダ外周面に放熱フインを有し排
気孔がマフラに接続している強制空冷エンジンの
排気構造に関する。
(従来技術) 一般にエンジンの排気ガスはシリンダからマフ
ラを経て、マフラの排気口を通り外部へ放出され
るようになつている。例えば刈払い機の後面を示
す第6図と、その上半部の垂直縦断後面を示す第
7図で明らかなように、シリンダ1の排気孔2は
マフラ3に接続し、マフラ排気口4はマフラ排気
管5に接続し、マフラ排気管5はマフラカバー6
の後壁の孔7から後方(第6図の手前側)に向い
開放している。シリンダ1は外周面に多数の放熱
フイン8を一体に備え、内部にピストン9が摺動
自在に嵌合し、燃焼室10にプラグ11が取付け
てある。シリンダ1を囲むシリンダカバー12は
前側(第6図の裏面側)のフアンハウジングに接
続し、後端部は第6図のように大気に開放し、従
つて後方から見ると放熱フイン8が露出してい
る。13はエアークリーナ、14はキヤブレタ、
15はリコイルスタータ、16は燃料タンク、1
7はタンクバンドである。マフラ3は例えば2本
のボルト18によりシリンダ1に締着される。1
9はスペーサとなるパイプである。
このようにエンジンの排気ガスをマフラ3の排
気口4から直接大気に放出すると、排気ガスは冷
やされることなく外部に排出されるため高温状態
となり、排気口付近では約400℃近くになること
もあり、不注意により排気ガスが作業者に当たる
と火傷をしたり、用途によつては排気ガスが作物
に当り、作物をいためる恐れがあつた。特に刈払
い機の場合、第8図のように作業者19がエンジ
ン20と切刃21をつなぐ桿22の左側に立つ場
合は排気口4がエンジン20の右側のマフラ3か
ら後方へ向くため具合がよいが、左利きの作業者
が19′の位置で作業する場合、特に桿22を前
方へ突出して前方に離れた位置の草等を刈る場合
に作業者が19″の位置を占めることがあり、そ
の場合には作業者に排気ガスが当りやすくなる。
マフラに排気口がある場合は作業機によつてはマ
フラの取付位置が制約されることが多くなる。
(考案の目的) 本考案は排気ガスの温度を下げ、不快感や作物
をいためる不具合を防止することを目的としてい
る。
(考案の構成) 本考案はシリンダ外周面に冷却風を受ける放熱
フインを有し排気孔がシリンダに直接固定された
マフラに接続している強制空冷エンジンにおい
て、シリンダ冷却用放熱フインの途中に空冷排気
通路を一体に設け、この空冷排気通路の入口をマ
フラの排気出口に直結し、又上記空冷排気通路の
出口を大気に開放したことを特徴とするエンジン
の排気構造である。エンジンの排気孔から出た排
気ガスは、マフラに入り、そこで膨脹して排気音
が低減し、引続きマフラからシリンダ内の空冷排
気通路に入り、そこでシリンダと共に冷却風によ
り強制冷却され、低い温度で大気中へ放出され
る。
(実施例) 実施例を示す第1図〜第5図において第6図、
第7図中の符号と同一符号は対応部分である。ま
ず第1図の排気出口24はシリンダ1の後面(第
1図)中央部に後向きに開口し、シリンダ1と一
体の空冷排気通路25を経てマフラ3内に連通し
ている。従つてマフラカバー6の後面には排気口
がなくなつている。第2図のようにシリンダ排気
口2は入口26の部分からマフラ3内の空間に連
通し、入口26の上側の出口27の部分から空冷
排気通路25に連通している。28はガスケツト
で入口26、出口27に対応する孔を有する。
空冷排気通路25は第3図のようにシリンダ1
の右側面に向い開口するシリンダ半径方向の入口
部分25aと、シリンダ1の後側にシリンダ半径
方向に開口する出口部分25bと、両部分25
a,25bをつなぎシリンダ円周方向に延びる円
弧部分25cからなり、円弧部分25cは円筒状
のライナ部分1aから隙間Lを隔てている。この
空冷排気通路25はシリンダライナ部分1aを囲
む放熱フイン8の一部に第4図の如く一体に形成
されている。空冷排気通路出口部分25bはフア
ン30からシリンダ1、放熱フイン8へ供給され
る冷却風の下流方向に向き、しかもシリンダライ
ナ部分1aの下流側の位置を占めている。31は
フアンハウジング、32はクラツチである。
次に作用を説明する。排気ガスはシリンダ排気
孔2からマフラ入口部分26を経てマフラ3内に
入り、膨脹し、これにより排気音が低減する。マ
フラ3内の排気ガスは出口27部分から空冷排気
通路25に入り、フアン30から強制的に送られ
る冷却風により、強制的に冷却される。即ちフア
ン30から送られる風により放熱フイン8と共に
空冷排気通路25が冷却されるため、通路25内
を通過中に強制的に冷却され、出口部分25b
(テールパイプ)からエンジン後方へ向い排出さ
れるとエンジン冷却後の冷却風に混合し、拡散し
て温度が低下する。
(考案の効果) (1) 高温の排気ガスはシリンダ冷却風と出口部分
25bの直後において混合し、冷却される。こ
のため排気ガスを浴びた時の作業者の不快感
や、排気ガスが作物等に当つた場合の損傷を効
果的に防止することができる。
(2) 排気ガスはシリンダの空冷排気通路25内を
通る際、シリンダ冷却風でシリンダと共に冷却
される。例えば刈払い機用の30c.c.2サイクルエ
ンジンでは、空冷排気通路25の出口部分25
bの排気ガス温度は従来に比べて50〜100℃低
下する。
(3) シリンダの空冷排気通路25はシリンダ成形
時に一体成形できるため、従来のマフラの排気
口4やマフラカバーの排気口用孔7が不要とな
り、コストダウンにもなる。
(4) 本考案においては空冷排気通路25がシリン
ダ冷却用放熱フイン8の途中に一体に形成され
ているので、排気ガスはシリンダの空冷排気通
路25内を通る際、フアン30から強制的に送
られるシリンダ冷却風でシリンダと共に冷却さ
れると共に、出口部分25b(テールパイプ)
からエンジン後方へ向い排出される際にエンジ
ン冷却後の冷却風に混合し、拡散して温度が低
下する。シリンダ1とマフラ3の間及びマフラ
3と大気への排気出口部分25bの間に外部に
露出した排気管が存在しないため、排気管から
の騒音や放熱の恐れがなく、この面からも作業
者への不快感や作物等への損傷を一層確実に防
止することができる。
(別の実施例) 第5図の34はスパークアレスタで、カツプ状
の金網でできており、開口端(図の左端)の外向
きフランジ35がシリンダ1とマフラフランジ面
に挟み合されて固定されている。この場合火の粉
はスパークアレスタ24の金網の外周面に付着す
るため清掃が容易になり、しかも取付けが容易に
なる。なお本考案は図示の2サイクルエンジンの
他、4サイクルエンジンにも適用することがで
き、その場合の空冷排気通路はシリンダヘツドに
内蔵することもできる。即ち本考案における「シ
リンダ」は図示のような一体のシリンダヘツド部
分又は別体のシリンダヘツド部分も含む意味で使
用されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した2サイクルエンジン
の後面部分図、第2図は一部を縦断して示す後面
図、第3図は第1図の−断面略図、第4図は
第3図の−断面拡大図、第5図は別の実施例
を示すための第2図に対応する図面、第6図は従
来構造を示すための後面図、第7図は縦断後面部
分図、第8図は平面略図である。 1……シリンダ、2……排気孔、3……マフ
ラ、8……放熱フイン、20……エンジン、25
……空冷排気通路、27……排気出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ外周面に冷却風を受ける放熱フイン
    を有し排気孔がシリンダに直接固定されたマフ
    ラに接続している強制空冷エンジンにおいて、
    シリンダ冷却用放熱フインの途中に空冷排気通
    路を一体に設け、この空冷排気通路の入口をマ
    フラの排気出口に直結し、又上記空冷排気通路
    の出口を大気に開放したことを特徴とするエン
    ジンの排気構造。 (2) 空冷排気通路の出口がシリンダ冷却風の下流
    方向に向い且つシリンダの下流側に配置されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のエン
    ジンの排気構造。
JP11377486U 1986-07-24 1986-07-24 Expired JPH0330570Y2 (ja)

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JPS6319020U JPS6319020U (ja) 1988-02-08
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