JPH0330516Y2 - - Google Patents

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JPH0330516Y2
JPH0330516Y2 JP1986041885U JP4188586U JPH0330516Y2 JP H0330516 Y2 JPH0330516 Y2 JP H0330516Y2 JP 1986041885 U JP1986041885 U JP 1986041885U JP 4188586 U JP4188586 U JP 4188586U JP H0330516 Y2 JPH0330516 Y2 JP H0330516Y2
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JP
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hot air
roof
snow
air space
eaves
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JP1986041885U
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は屋根の融雪構造に関する。
[従来の技術] 雪の多い地域では、周知のとおり屋根の雪おろ
しが大切な日常の作業となつている。この作業は
重労働であり危険である。そこで従来、屋根全体
を二重構造にして、その中に単に温風を通して雪
をとかす形式のものが提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしこの種の構造では屋根の上の雪を効率よ
くとかすことが難しく、燃料費がかかりすぎる等
の問題点がある。
[考案の目的] この考案は、効率よく雪をとかすことができし
かも燃料費を軽減できる屋根の融雪構造を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 第1図を参照すると、屋根2,3の軒先部分2
a,3aの下側にそれぞれ温風空間箱4を設け
る。この温風空間箱4内にストーブ9からの温風
を送りこむようになつている。温風は穴19から
外に吹出すようになつている。
[作用] まず軒先部分2a,3aの雪がとけると、軒先
部分より上にある雪が自重で軒先部分2a,3a
に降りてきて、降りた雪も順にとける。
屋根全体に温風を送るのではない。穴19から
温風を出すことで、融雪速度を早めることができ
る。
[実施例] 以下、図面の実施例によりこの考案を説明す
る。
第1図の家屋1は屋根2,3を有している。こ
の屋根2,3はともに所定角度で傾斜しており、
同一構造である。そこで屋根2を代表して説明す
る。
屋根2,3の軒先部2a,3aの下側にはそれ
ぞれ温風空間箱4が設けてある。この温風空間箱
4は、軒先部2a,3aの幅いつぱいにあり、そ
の温風空間4aは下板5、側板6、左右の側板7
および屋根2あるいは屋根3により囲まれてい
る。この屋根2の表板8はトタンに野地板を重ね
たものである。この温風空間箱4内は断熱材4b
が配設されている。
家屋1は第1図と第2図に示すストーブ9を備
えている。このストーブ9はオイルフアーネス、
石油ストーブ、石油フアンヒータ、石炭燃焼式あ
るいは木材燃焼式などのものが採用できる。この
ストーブ9は排煙筒10を有しており、その一端
は家屋1の外壁1aの外に導出されている。そし
てその排煙筒10は、温風空間4aを通りエント
ツ18につながつている。
ストーブ9は外囲器11により囲まれている。
この中は清浄な温風のみがあるストーブ室12で
ある。ストーブ室12には蓄熱材たとえばミカゲ
石12aを出来る限り多く置くのがよい。
ストーブ9の排煙筒10の途中には、フイン付
の熱交換器14が設けてある。もちろんこの熱交
換器14はストーブ室12を暖めるためにある。
外囲器11には温風排出管13の一端が接続し
てある。この温風排出管13の途中にはフアン1
5が設けてある。温風排出管13の他端は、各温
風空間箱4の温風空間4aに接続してある。ま
た、各温風空間箱と外囲器11との間には温風も
どし管16が接続してある。
なおストーブ9は温風空間4aの温度に基づい
て自動制御できるようになつている。
上記温風空間箱4に対応する屋根2,3の軒先
部分2a,3aには、穴19が多数設けてある。
この穴19はたとえば5〜10mm径である。また軒
先部分2a,3aには雪止アングル20が設けて
ある。
次に以上の構成における作用を説明する。
ストーブ9を燃焼し、その輻射熱でストーブ室
12に屋根をみたしフアン15を回して矢印A方
向に温風排出管13を介して温風を送る。温風は
各温風空間箱4に送りこまれる。そして温風は各
穴19から出て屋根2,3の軒先部分2a,3a
上の雪をとかす。軒先部分2a,3aの雪がとけ
ると、軒先部分2a,3aより上の部分にある雪
が自重により軒先部分2a,3aに降りてきて、
同様にとける。このようにして屋根2,3の雪は
順序よくとけてゆく。この際、雪止アングル20
の作用により、雪のかたまりが下に突然落下する
おそれはない。
温風空間箱4に残つた温風は、温風空間箱4の
末端側から温風もどし管16を介して矢印B方向
の外囲器11内にもどされるのである。このよう
に温風をもどす構造なので熱利用効率が極めてよ
い。
また、排煙筒10内を矢印C方向に排気が流
れ、その排熱が温風空間箱4内の温風の温度低下
を防ぐ。
次に第3図を参照して実施例2を説明する。第
1図の実施例と異なるのは、温風空間箱34内に
パイプ35を中吊状態で通して、このパイプ35
に防水シート36をかけてあることである。この
パイプ35は第1図の温風排出管13に接続して
ある。パイプ35には温風を吹き出す小パイプ3
7を所定間隔ごとに設けてある。
第4図に示す実施例3は、温風空間箱44内に
別のパイプ45を中吊状態で通してある。このパ
イプ45は第1図の温風排出管13に接続し、長
手方向に溝46が形成してある。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る屋根の融
雪構造によれば、屋根の軒先部分2a,3aに沿
つて、屋根の下側に横長密閉形状の温風空間箱
4,34,44を設け、この温風空間箱4,3
4,44内に、熱源からの温風を導入する温風排
出管13を開口させるようにしたので、温風排出
管13からの熱が温風空間箱4,34,44内に
蓄熱されて、熱源からの温風が中断した場合でも
軒先部分のみがほぼ常時加温されており、効率よ
く軒先部分の雪をとかし、そして軒先部分より上
にある雪が自重で軒先部分に降りてきて温風空間
箱が降りてきた雪の邪魔になることもなくその雪
も順に効率よくとかすことができるので、燃料費
の大幅な軽減ができる。
また、上記温風を、温風空間箱4から屋根の上
面側に開口した複数の穴19より排出させるよう
にしたので、温風が直接軒先部分上の積雪に接
し、融雪速度を早めることができ、また従来の散
水式のように散水が氷結したりする不具合もなく
散水の後処理装置も必要とせず、構造が簡単で保
守も容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例1を示す斜視図、第
2図はストーブを示す部分切欠斜視図、第3図は
実施例2を示す斜視図、第4図は実施例3を示す
斜視図である。 2,3……屋根、4,34,44……温風空間
箱、9……ストーブ、19……穴、20……雪止
アングル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屋根の軒先部分に沿つて、屋根の下側に、内部
    空間を有する横長密閉形状の温風空間箱4,3
    4,44を設け、 該温風空間箱4,34,44内には、熱源から
    の温風を導入する温風排出管が開口され、 前記温風空間箱4,34,44には、屋根の上
    面側に開口する複数の穴19を設けたことを特徴
    とする屋根の融雪構造。
JP1986041885U 1986-03-24 1986-03-24 Expired JPH0330516Y2 (ja)

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JP1986041885U JPH0330516Y2 (ja) 1986-03-24 1986-03-24

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JPS62154113U JPS62154113U (ja) 1987-09-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5786242B2 (ja) * 2011-08-02 2015-09-30 豊田興産株式会社 連棟型ビニールハウスの融雪装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931621A (ja) * 1982-08-16 1984-02-20 井関農機株式会社 作業機
JPS6037949U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 クラリオン株式会社 ラジオ受信機

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JPS6037949U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 クラリオン株式会社 ラジオ受信機

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