JPH0330241A - 電子銃 - Google Patents

電子銃

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JPH0330241A
JPH0330241A JP16564789A JP16564789A JPH0330241A JP H0330241 A JPH0330241 A JP H0330241A JP 16564789 A JP16564789 A JP 16564789A JP 16564789 A JP16564789 A JP 16564789A JP H0330241 A JPH0330241 A JP H0330241A
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cathode
electron
nose
skirt
unnecessary
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Kazuhisa Henmi
和久 逸見
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ジャイロトロン等のマイクロatに用いら
れるマグネトロン入射型の電子銃に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は例えば米国特許第4,636.688号明細書
に示された従来の電子銃の要部を示す正面図である。図
にかいて、1は截頭円錐形の円盤に形成されたボーラス
タングステンに、バリウムなどの炭酸塩から成る電子放
射物質を溶かし込んだ含浸型のカソードであシ、2はそ
の電子放射面、3はその短径側の対向面、4は長径側の
対向面である。5は数百μm程度の微少な間隙6をおい
てこのカソード1の短径側の対向面3と対向し、カソー
ド1の截頭円錐に連続する円錐の頭部を球形に丸めた形
状をしたノーズである。7はモリブデンあるいはタンタ
ル等にて形成され、数百μm程度の微少な間隙8をおb
で前記カソード1の長径側の対向面4と対向し、カソー
ド1截頭円錐に連続する截頭円錐部を有するスカートで
ある。9はこれらカソード1、ノーズ5、スカート7を
同軸配置して形成した、熱分離型のマグネトロン入射型
電子銃の1d子放射部である。
第4図はこのような電子放射部9を備えた電子銃を用い
たジャイロトロンを示す断面図である。
図にかいて、9かよび1は前述の電子銃の電子放射部と
そのカソードである。10はカソードから放射された電
子流、11はこの電子流を共振させて電磁波を発生させ
る空胴共振器であシ、12はこの空胴共振器11に一様
な磁場を与える磁界装置である。13は空胴共振器11
で生成された電磁波を外部に取υ出す高周波窓であシ、
14は空胴共振器11を通過した電子流を捕捉するコレ
クタである。
次に動作について説明する。電子放射部9のカソード1
を加熱した場合、このカソード1とノーズ5かよびスカ
ート7との間には間隙6あるいは8が設けられ、互いの
接触が最小限となっているため、カソード1はノーズ5
やスカート7に熱が逃げにくく集中的に加熱される。こ
の加熱によってカソード1よb放射された電子は、中空
の電子流10となって空胴共振器11に送られる。空胴
共振器11に入った電子流10は磁界装置12による一
様な磁場の作用で螺旋軌道を描きながらコレクタ14へ
向かう。このとき、空胴共振器11にかいて電子fil
eと高周波との間にかける電子の相対論的質量変化に基
づく位相変調によって電磁波が発生し、その電磁波が高
周波窓13よう外部に取シ出される。
このようなジャイロトロンにかける正規の結合モードは
、TEmntモードの内の1つが選ばれ、動作条件を変
化させることによって幾つかのモードで動作する。その
場合、電子流10が非対称になると、本来の螺旋軌道か
ら外れた軌道を描く電子によって、例えばTE,,モー
ドあるいはTM,,モードのような不要モードと容易に
結合し、このような不要モードによる発振を起こすこと
があb1ジャイロトロンの動作を不安定なものにしてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の電子銃は以上のように構成されてhるので、カソ
ード1とノーズ5あるいはスカート7との間隙6レよび
8から蒸発した電子放射物質が拡散し、ノーズ5やスカ
ート7に付着して不要な電子を放射するため、電子流1
0の対称性を損なってT E l mモードやTMi.
モード等の不要モードによる発振を起こしやすく、また
、拡散した電子放射物質は真空劣化の原因ともなシ、ノ
ーズ5やスカート7に付着した電子放射物質の形或する
イオンや放射する電子がカソード1を傷めるなどの課題
があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、使用されたマイクロ波管の不要モードによる発
振を防止し、安定に動作させることのできる電子銃を得
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電子銃は、カソードのノーズおよびスカ
ートと対向する面に電子放射抑制物質層を設けたもので
ある。
〔作用〕
この発明にかける電子放射抑制物質層は、カソードのノ
ーズ釦よびスカートとの対向面を覆って、当該対向面か
らの電子放射物質の蒸発を防止することによυ、ノーズ
やスカートに付着した電子放射物質よシ放射される不要
な電子をなくして電子流の対称性を保ち,TE..モー
ドやT M I !モード等の不要モードによる発振を
抑制するとともに、拡散した電子放射物質による真空劣
化を抑え、イオンや不要電子によるカソードの損傷を防
止する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図にかいて、1ぱカソード、2は電子放射面、3釦よび
4は対向面、5はノーズ、6かよび8ぱ間隙、7はスカ
ート、9は電子放射部であ少、第4図に同一符号を付し
た従来のそれらと同一 あるいは相当部分であるため詳
細な説明は省略する。
1た、15は前記カソード1のノーズ5との対向面3、
かよびスカートTとの対向面4を覆うように配された電
子放射抑制物質層である。その厚さは前記間隙6かよび
8の幅である数百μmよシはるかに薄い、数μm〜百μ
m程度に設定されて釦や.電子放射抑制物質としては、
例えば、カソード1を製作する際のロウ材として使用さ
れて比較的入手の容易なモリブデンールテニウム等が用
いられる。この電子放射抑制物質層15ぱ、例えば、カ
ソード1の前記両対向面3かよび4にペースト状にした
モリブデンールテニウムの粉末を所定の厚さに塗布し、
高温水素中などで溶かした後、冷却することによって形
成される。この時、この電子放射抑制物質層15がカソ
ード1の前記両対向面3.4と電子放射面2とが接する
エッヂ部分を確実にカバーし、電子放射面2にはかから
ないように注意する。
次に動作について説明する。電子放射部Sのカソード1
を加熱した場合、従来の場合と同様に、間隙6あるいは
80作用によってカソード1が集中的に加熱される。こ
の時、カソード1のノーズ5かよびスカート7との対向
面3,4は電子放射抑制物質層15によって覆われてい
るので、そこから電子放射物質が拡散、蒸発することは
ない。
筐た、電子放射物質が電子放射抑制物質層150表面に
拡散してきたう,なんらかの理由で付着した場合でも、
電子放射抑制物質層15の電子放射抑制物質の作用によ
って仕事関数が増大するため、そこから電子が放射され
ることはない。
また、電子放射抑制物質層15がカソード1のエッヂ部
分を確実にカバーしているので、エッヂエミッシ1ンに
よる電子流10の対称性を損なわせるような電子の放射
も起こらない。このエッヂエミッシ曹冫は、カソード1
のエッヂ部分から放射された電子が電子放射面2から放
射された電子よシ若干強い電場を受けることによって、
本来の軌道から逸脱しやすくなることによるもので、カ
ソード1のエッヂ部分を電子放射抑制物質層15で確実
にカバーすることによって、そのエッヂ部分から放射さ
れた電子が本来の軌導から逸脱しないようにしている。
従って、この電子放射部9からは、TE,,モードやT
 M l 1モード等の不要モードによる発振の原因と
なるような、電子流10o対称性を損なう不要電子が放
射されることはなく、対称性が保たれた中空の電子流1
0が空胴共振器11に送られる。
この電子流10は空胴共振器11内で磁界装置12によ
る一様な磁場の作用で螺旋軌道を描きながらコレクタ1
4へ向かう。このときの電子流1oと高周波との間にお
ける電子の相対論的質量変化に基づく位相変調によって
電磁波が発生し、その電磁波が高周波窓13よシ外部に
取シ出される。
なか、上記実施例では、エッヂエミッシ嘗冫を防止する
ために、電子放射抑制物質NJ15がカソード1のエッ
ヂ部分を確実にカバーするようにしたものを示したが、
カソード1のエッヂ部分に面取bを施すことによって、
よう簡単にエッヂエミッションの防止を行うことができ
る。第2図はそのような実施例を示すカソード1の断面
図である。
図において、16はカソード1のエッヂ部分に設けられ
た面取シ部であ#)%他は全て第l図に同一符号を付し
たものと同等である。このようにカソード1のエッヂ部
分に面取シ部16を設けてから、ペースト状の電子放射
抑制物質を当核面取シ部16にまで塗布し、加熱して溶
かした後に冷却することで電子放射抑制物質層15が形
威される。このように面取シ部16を設けることによっ
て、べ−スト状の電子放射抑制物質の塗布作業が極めて
容易なものとなる。
また、上記実施例では電子放射抑制物質としてモリブデ
ンールテニウムを用いた場合について説明したが、カソ
ードの電子放射物質の蒸発、拡散を抑止出来るものであ
ればよく、例えば、硼化モリブデン,白金などを用いて
もよい。
さらに、上記実施例ではジャイロトロンに適用した場合
蚕示したが、ジャイロクライストロン、ジャイロ進行波
管、ジャイロペニオトロン等、マグネトロン入射型の電
子銃を使用するマイクロ波管であれば適用可能であb1
上記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、電子放射抑制物質層
によってカソードのノーズおよびスカートとの対向面を
覆うように構成したので、当該対向面からの電子放射物
質の拡散、蒸発が抑止され、ノーズやスカートに付着し
た電子放射物質よシ放射される不要な電子がなくなって
電子流の対称性が保たれるため,TE目モードやTM,
,モード等の不要モードによる発振が抑制されるととも
に、拡散した電子放射物質による真空劣化も抑えられ、
イオンや不要電子によるカソードの損傷が防げるばかシ
か、組立完了後に行われる電子放射物質の初期蒸発(エ
ージング)時にかけるカソードの前記両対向佃からの電
子放射物質の蒸発も抑えられ、間隙が極めて狭いため付
着した場合に人為的に除去することが極めて困難なノー
ズやスカートのカソードとの対(司面への電子放射物質
の付着を防止できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第l図はこの発明の一実施例による電子銃の要部を示す
正面図、第2図はこの発明の他の実施例を示すカソード
の断面図、第3図は従来の電子銃の要部を示す正面図、
第4図はこの発明の電子銃が使用されるジャイロトロン
を示す断面図である。 1はカソード、3.4は対(ロ)面、5はノーズ、6.
8は間隙、7はスカート、9は電子放射部、15は電子
放射抑制物質層。 なか、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱されて電子を放射するカソードと、前記カソードと
    微少な間隙をおいて同軸配置されたノーズと、前記カソ
    ードの前記ノーズとは逆側に微少な間隙をおいて同軸配
    置されたスカートから成る電子放射部を備えたマグネト
    ロン入射型の電子銃において、前記カソードの前記ノー
    ズおよび前記スカートとの対向面に電子放射抑制物質層
    を設けたことを特徴とする電子銃。
JP16564789A 1989-06-28 1989-06-28 電子銃 Expired - Fee Related JPH0677438B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04351836A (ja) * 1991-05-29 1992-12-07 Mitsubishi Electric Corp ジャイロトロン装置
KR100964125B1 (ko) * 2009-09-17 2010-06-16 안광현 2륜차용 손 보온 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04351836A (ja) * 1991-05-29 1992-12-07 Mitsubishi Electric Corp ジャイロトロン装置
KR100964125B1 (ko) * 2009-09-17 2010-06-16 안광현 2륜차용 손 보온 시스템

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