JPH0330230A - 電子流を発生する半導体デバイス - Google Patents
電子流を発生する半導体デバイスInfo
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- JPH0330230A JPH0330230A JP2160029A JP16002990A JPH0330230A JP H0330230 A JPH0330230 A JP H0330230A JP 2160029 A JP2160029 A JP 2160029A JP 16002990 A JP16002990 A JP 16002990A JP H0330230 A JPH0330230 A JP H0330230A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
- H01J1/30—Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
- H01J1/308—Semiconductor cathodes, e.g. cathodes with PN junction layers
Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、少なくともn形半導体領域と第19形半導体
領域とをそなえた半導体本体を有し、n形領域にp形領
域に対し正のバイアスを与えることによって、表面にお
いて半導体本体より出る電子が該半導体本体に発生する
ようにした、電子流を発生する半導体デバイスに関する
ものである。
領域とをそなえた半導体本体を有し、n形領域にp形領
域に対し正のバイアスを与えることによって、表面にお
いて半導体本体より出る電子が該半導体本体に発生する
ようにした、電子流を発生する半導体デバイスに関する
ものである。
本発明はまたこのような半導体デバイスをそなえたビッ
クアップ管(pick − up tube)および表
示装置に関するものである。
クアップ管(pick − up tube)および表
示装置に関するものである。
(従来の技術)
冒頭に記載したタイプの半導体デバイスは、本願人の出
願に係るオランダ国特許出願第7905470号より知
られている。
願に係るオランダ国特許出願第7905470号より知
られている。
この半導体デバイスは、とりわけ、加熱によって電子放
出がなされる通常の熱陰極に代って陰極線管に使用され
る。更にこの半導体デバイスは例えば電子顕微鏡用の装
置に用いられる。熱陰極は、加熱のための大きなエネル
ギ消費に加えて、放出が生じる前に十分に加熱せねばな
らないので直ちに動作に入れないという欠点がある。そ
の上、陰極材料は最終的には蒸発のため失われるので、
この陰極′は限られた寿命を有する。
出がなされる通常の熱陰極に代って陰極線管に使用され
る。更にこの半導体デバイスは例えば電子顕微鏡用の装
置に用いられる。熱陰極は、加熱のための大きなエネル
ギ消費に加えて、放出が生じる前に十分に加熱せねばな
らないので直ちに動作に入れないという欠点がある。そ
の上、陰極材料は最終的には蒸発のため失われるので、
この陰極′は限られた寿命を有する。
実際に面倒な熱源をなくし、その他の欠点を軽減するた
めに、冷陰極の分野で研究がなられてきた。
めに、冷陰極の分野で研究がなられてきた。
前記のオランダ国特許出願より既知の冷陰極は、なだれ
降伏が起きるようにpn接合が逆方向に作動された時の
半導体本体よりの電子の放出に基いたものである。電子
の成るものはこの時仕事関数を越えるに必要なだけの運
動エネルギを得ることができ、この場合これ等の電子は
表面で解放され、かくして電子流を供給する。
降伏が起きるようにpn接合が逆方向に作動された時の
半導体本体よりの電子の放出に基いたものである。電子
の成るものはこの時仕事関数を越えるに必要なだけの運
動エネルギを得ることができ、この場合これ等の電子は
表面で解放され、かくして電子流を供給する。
更に、前記のオランダ国特許出願に記載された陰極は、
加速またはゲート電極をそなえている。
加速またはゲート電極をそなえている。
このタイプの陰極では、その目的は、とりわけ、電子に
対する最小可及の仕事関数によって達せられることので
きる最大可及の効率を得ることである。仕事関数をでき
る限り小さくすることは、例えば陰極の表面に仕事関数
を減少する材料の層を設けることによって実現される。
対する最小可及の仕事関数によって達せられることので
きる最大可及の効率を得ることである。仕事関数をでき
る限り小さくすることは、例えば陰極の表面に仕事関数
を減少する材料の層を設けることによって実現される。
セシウムは仕事関数を最も小さくするので、この目的に
対してセシウムを使用するのが好ましい。
対してセシウムを使用するのが好ましい。
けれどもこのセシウムの使用にも欠点がある。
例えば、セシウムは酸化ガス(水蒸気、酸素、CO2)
の存在(その周囲の)に対して極めて影響されやすい。
の存在(その周囲の)に対して極めて影響されやすい。
その上、セシウムはかなり揮発性で、例えば電子リソグ
ラフィや電子顕微鏡の場合のように陰極の付近に基板や
化合物が存する用途には有害であろう。蒸発したセシウ
ムはこの場合これ等の物体上に沈着することがある。
ラフィや電子顕微鏡の場合のように陰極の付近に基板や
化合物が存する用途には有害であろう。蒸発したセシウ
ムはこの場合これ等の物体上に沈着することがある。
この問題を避けるために、本願人の出願に係るオランダ
国特許出願第8600675号では、p形領域とn形領
域の間に真性半導体層を設けることを提案している。
国特許出願第8600675号では、p形領域とn形領
域の間に真性半導体層を設けることを提案している。
この実質的に真性な半導体層は半導体デバイスに、動作
状態において完全に空乏化され且つ最大の電場の強さが
実質的にそこを通る領域を導入する。その結果、電子は
早期に且つ高いボテンシャルエネルギで発生され、一方
真性部分に発生された電子はイオン化ドーパント原子の
僅かな拡散を受けるので有効自由通路長が増加される。
状態において完全に空乏化され且つ最大の電場の強さが
実質的にそこを通る領域を導入する。その結果、電子は
早期に且つ高いボテンシャルエネルギで発生され、一方
真性部分に発生された電子はイオン化ドーパント原子の
僅かな拡散を受けるので有効自由通路長が増加される。
トンネル効果の結果この場合電子放出も可能なので、よ
り高い効率が得られる。
り高い効率が得られる。
(発明が解決しようとする課題)
本発明の目的は、このような半導体陰極の効率を別のや
り方で増すことにある。
り方で増すことにある。
(課題を解決するための手段)
前記の目的を達戒するために、本発明は、p形領域が最
大で4ナノメートルの厚さを有するようにしたものであ
る。この厚さは、2ナノメートルよりも小さいのが好ま
しい。
大で4ナノメートルの厚さを有するようにしたものであ
る。この厚さは、2ナノメートルよりも小さいのが好ま
しい。
本発明は、とりわけ、量子効果(Quantisati
oneffect)がこのような薄い厚さ(lまたは数
原子層)にし、このため有効仕事関数が低減するという
認識に基いたものである。
oneffect)がこのような薄い厚さ(lまたは数
原子層)にし、このため有効仕事関数が低減するという
認識に基いたものである。
本発明はまた、やはり効率に影響を及ぼすファクターe
−1′^(λ:自由通路長)が、薄い厚さのたために著
しく大きくなるという認識に基いたちのである。
−1′^(λ:自由通路長)が、薄い厚さのたために著
しく大きくなるという認識に基いたちのである。
1または数原子層の厚さを有するこのような領域の使用
は、所謂“δ−ドーピングまたは“ブレーナ・ドーピン
グ(Planar Doping)”構造を与えること
によって可能である。このようなn形(またはp形)層
は、この構造を与える特別な方法のために部分的に真性
な頂層を有することができる。本願発明において薄いn
形またはp形層という場合は、n形またはp形層と薄い
真性層のこのような2重層もまた含まれる。この場合真
性層は最大で5、1016 atoms/c−のドーピ
ングを有するν一形またはΠ−形層を意味するものと理
解され度い。
は、所謂“δ−ドーピングまたは“ブレーナ・ドーピン
グ(Planar Doping)”構造を与えること
によって可能である。このようなn形(またはp形)層
は、この構造を与える特別な方法のために部分的に真性
な頂層を有することができる。本願発明において薄いn
形またはp形層という場合は、n形またはp形層と薄い
真性層のこのような2重層もまた含まれる。この場合真
性層は最大で5、1016 atoms/c−のドーピ
ングを有するν一形またはΠ−形層を意味するものと理
解され度い。
効果を更に大きくするために、薄いn形層は、本願人の
出願に係るオランダ国特許出願第8600675号に記
載されたと同様に、薄いn形層も、真性半導体層によっ
てP形領域から故意に分離することもできる。
出願に係るオランダ国特許出願第8600675号に記
載されたと同様に、薄いn形層も、真性半導体層によっ
てP形領域から故意に分離することもできる。
前述の量子効果は、薄いn形層が2つのp形領域の間に
存する場合にも生ずる。
存する場合にも生ずる。
したがって本発明の好ましい一実施例では、n形領域は
第1p形領域と第2P形領域の間に存する. この第2p形領域もやはり最大で4ナノメートルの厚さ
を有するのが好ましい。このようなデバイスの付加的な
利点は、特に珪素に対し、伝導帯の底と表面から成る距
離における真空レベルとの間の距離がn形珪素よりもp
形珪素に対して小さいということである。第2p形表面
領域は、例えばやはり“ブレーナ・ドーピング構造とし
て形威することにより最大で2ナノメートルを有するの
が好ましい。第1p形領域の一部もこのようにして実現
することができる。
第1p形領域と第2P形領域の間に存する. この第2p形領域もやはり最大で4ナノメートルの厚さ
を有するのが好ましい。このようなデバイスの付加的な
利点は、特に珪素に対し、伝導帯の底と表面から成る距
離における真空レベルとの間の距離がn形珪素よりもp
形珪素に対して小さいということである。第2p形表面
領域は、例えばやはり“ブレーナ・ドーピング構造とし
て形威することにより最大で2ナノメートルを有するの
が好ましい。第1p形領域の一部もこのようにして実現
することができる。
本発明の半導体デバイスの別の好ましい実施例では、表
面は少なくとも1つのアパーチャが設けられた絶縁層を
有し、一方少なくとも1つの加速電極がアパーチャの縁
において絶縁層上に配設され、半導体構造は、少なくと
もアパーチャ内に、該半導体構造の他に部分よりも低い
降伏電圧を有する。
面は少なくとも1つのアパーチャが設けられた絶縁層を
有し、一方少なくとも1つの加速電極がアパーチャの縁
において絶縁層上に配設され、半導体構造は、少なくと
もアパーチャ内に、該半導体構造の他に部分よりも低い
降伏電圧を有する。
前記のオランダ国特許出廓第7905470号に記載し
たと同様な利点(狭いエネルギスベクトルを有する電子
ビーム、レンズ作用)は、半導体構造にそのような加速
電極を設けることによって得ることができる。電子光学
作用のために、加速電極は分けることができ、若し必要
ならば、特別な電極を加速電極のまわりに配設すること
ができる。
たと同様な利点(狭いエネルギスベクトルを有する電子
ビーム、レンズ作用)は、半導体構造にそのような加速
電極を設けることによって得ることができる。電子光学
作用のために、加速電極は分けることができ、若し必要
ならば、特別な電極を加速電極のまわりに配設すること
ができる。
本発明の陰極はピックアップ管に用いると有利であるが
、表示装置に対しても種々の用途がある。
、表示装置に対しても種々の用途がある。
例えば、1つの用途は、半導体デバイスよりの電子流に
よって付活されるけい光スクリーンを有する表示管であ
る。
よって付活されるけい光スクリーンを有する表示管であ
る。
(実施例)
以下に本発明を添付の図面を参照して実施例により更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
図面は略図的なもので寸法比通りのものではなく、見易
くするために特に厚さ方向の寸法は著しく誇張してある
。同じ導電形の半導体領域は同じ向きの斜影で示してあ
り、各図面の対応する部分は同じ符号で示してある。
くするために特に厚さ方向の寸法は著しく誇張してある
。同じ導電形の半導体領域は同じ向きの斜影で示してあ
り、各図面の対応する部分は同じ符号で示してある。
本発明の半導体デバイスの利点を、第1図乃至第3図を
参照し、前記のオランダ国特許出願第7905470号
の半導体デバイスと比較して説明する。
参照し、前記のオランダ国特許出願第7905470号
の半導体デバイスと比較して説明する。
このオランダ国特許出願に記載された半導体デバイス(
第1a図)は、半導体本体1の主表面2に、p形領域4
とpn接合8を形或するn形領域3を有する。これ等の
領域3と4は、なだれ増倍が起きるように互いに逆方向
にバイアスされることができる。この時自由にされた電
子の一部は、半導体本体より放出されるのに必要なだけ
のエネルギを得ることができる。
第1a図)は、半導体本体1の主表面2に、p形領域4
とpn接合8を形或するn形領域3を有する。これ等の
領域3と4は、なだれ増倍が起きるように互いに逆方向
にバイアスされることができる。この時自由にされた電
子の一部は、半導体本体より放出されるのに必要なだけ
のエネルギを得ることができる。
本発明のデバイスの一実施例(第1b図)では、n形表
面領域3は最大で4ナノメートル(例えば2ナノメート
ル)の厚さを有する。例示のために、第′1図のデバイ
スに対してp形領域は使用中完全に空乏化されるものと
する。p形領域は場合によってはp゛形領域を経て接触
される。
面領域3は最大で4ナノメートル(例えば2ナノメート
ル)の厚さを有する。例示のために、第′1図のデバイ
スに対してp形領域は使用中完全に空乏化されるものと
する。p形領域は場合によってはp゛形領域を経て接触
される。
第2図は2つのデバイスの電場の変化を示す。
第1図のデバイスに対しては最大電場はpn接合8の領
域に生じ、この電場は接合の両側で空乏領域の縁におい
て零の値に減少する(線a,b),このような電場の変
化は、第1a図のデバイスに対しては第3a図の線で示
したような電子エネルギ線図を生じる。表面2から見る
と、電子仕事関数は、該仕事関数が空乏帯内でpn接合
の領域において略々0.8ボルト (珪素で)の値に増
加する迄最初は零である。
域に生じ、この電場は接合の両側で空乏領域の縁におい
て零の値に減少する(線a,b),このような電場の変
化は、第1a図のデバイスに対しては第3a図の線で示
したような電子エネルギ線図を生じる。表面2から見る
と、電子仕事関数は、該仕事関数が空乏帯内でpn接合
の領域において略々0.8ボルト (珪素で)の値に増
加する迄最初は零である。
?ν
E=−■
dx
が当嵌まり、電場Eはこの点より減少するので(第2図
の線a参照)、第3a図の曲線は、電子仕事関数が空乏
帯の縁から一定のままになる迄次第になだらかに増加す
る。
の線a参照)、第3a図の曲線は、電子仕事関数が空乏
帯の縁から一定のままになる迄次第になだらかに増加す
る。
第1b図のデバイスに対する同様な曲線は第3a図のそ
れと次の点で相違する。すなわち、n形領域3の厚さが
薄いため仕事関数は表面より略々2ナノメートルで急峻
に増加する(第3b図参照)真空に達することができる
ように、電子は少なくとも放出エネルギψに等しいエネ
ルギを有せねばならない。表面より距離Xにおいてこの
放出エネルギψに等しいかまたはそれ以上のポテンシャ
ルエネルギを有する電子に対しては放出の機会はP−A
e−κへで与えられる。この場合Aは標準化定数(st
andrdising constant)で、λは有
効自由通路長である。
れと次の点で相違する。すなわち、n形領域3の厚さが
薄いため仕事関数は表面より略々2ナノメートルで急峻
に増加する(第3b図参照)真空に達することができる
ように、電子は少なくとも放出エネルギψに等しいエネ
ルギを有せねばならない。表面より距離Xにおいてこの
放出エネルギψに等しいかまたはそれ以上のポテンシャ
ルエネルギを有する電子に対しては放出の機会はP−A
e−κへで与えられる。この場合Aは標準化定数(st
andrdising constant)で、λは有
効自由通路長である。
以上説明したデバイスの電子に対しては、丁度このポテ
ンシャルエネルギを有する電子のこの機会は夫々Pa
− Ae− ”’入ルおよびPb=Ae−”’入しで与
えられる。
ンシャルエネルギを有する電子のこの機会は夫々Pa
− Ae− ”’入ルおよびPb=Ae−”’入しで与
えられる。
本発明のデバイスのd,は第1図のデバイスの厚さd.
に対して小さいのでd,<daであり、一方λ1ユλ,
なのでpb>p,が戒立つ。
に対して小さいのでd,<daであり、一方λ1ユλ,
なのでpb>p,が戒立つ。
更に、層3の厚さが薄いために、第3b図のエネルギ線
図にディスクリートなレベル6として示した量子効果が
生じる。この結果有効放出エネルギψ(伝導帯の底と真
空レベル間の距離)の減少が生じる。デバイスの全効率
はη一Ae−x/λ,e−r′灯できまるので、これは
効率の一層の増加をきたす。
図にディスクリートなレベル6として示した量子効果が
生じる。この結果有効放出エネルギψ(伝導帯の底と真
空レベル間の距離)の減少が生じる。デバイスの全効率
はη一Ae−x/λ,e−r′灯できまるので、これは
効率の一層の増加をきたす。
効率は、P形領域4を前記のオランダ国特許出願第86
00675号に記載されたと同様に真性半導体で代えれ
ば更に増すことができる。関係したエネルギ線図は第3
図に破線で示してある。この場合有効仕事関数は、量子
効果がレベル6のより好ましい分割を生じるので更に減
少される。
00675号に記載されたと同様に真性半導体で代えれ
ば更に増すことができる。関係したエネルギ線図は第3
図に破線で示してある。この場合有効仕事関数は、量子
効果がレベル6のより好ましい分割を生じるので更に減
少される。
これ等の量子効果の影響は、薄いn形領域3がp形領域
4とp形表面領域7の間に存するようにした第4図のデ
バイスに非常に有利に利用することができる。n形領域
3は僅か数原子層の厚さなので、量子効果はエネルギレ
ベルで生じ、 (擬)フエルミ準位はn形領域3の伝導
帯の底の上方に来る(第5a図)。なだれ増倍が生じる
ようにp形表面領域7に(したがってn形領域3に間接
的に)p形領域4に対して正のバイアスが与えられると
、領域3内の電子仕事関数は、擬フエaル準位が(好ま
しくは高濃度にドープされた)p形表面領域7の伝導帯
の底と一致する。
4とp形表面領域7の間に存するようにした第4図のデ
バイスに非常に有利に利用することができる。n形領域
3は僅か数原子層の厚さなので、量子効果はエネルギレ
ベルで生じ、 (擬)フエルミ準位はn形領域3の伝導
帯の底の上方に来る(第5a図)。なだれ増倍が生じる
ようにp形表面領域7に(したがってn形領域3に間接
的に)p形領域4に対して正のバイアスが与えられると
、領域3内の電子仕事関数は、擬フエaル準位が(好ま
しくは高濃度にドープされた)p形表面領域7の伝導帯
の底と一致する。
pn接合δのなだれ降伏の同時発生により生じた電子は
エネルギレベルを満たし、いわばp形表面領域を横切る
。電子の損失を最小にするために、薄い層厚(〉4ナノ
メートル)と高濃度のドーピングをこのp形領域しに対
して選ぶのが好ましい。
エネルギレベルを満たし、いわばp形表面領域を横切る
。電子の損失を最小にするために、薄い層厚(〉4ナノ
メートル)と高濃度のドーピングをこのp形領域しに対
して選ぶのが好ましい。
付加的な利点は、P形珪素内の電子に対する有効仕事関
数(第5b図のψ′)がn形珪素内の電子の有効仕事関
数(第5a図のψ)よりも低いことである。
数(第5b図のψ′)がn形珪素内の電子の有効仕事関
数(第5a図のψ)よりも低いことである。
領域3と同様に、p゛形表面領域7を、”δドーピング
または“プレーナ・ドーピング構造を生ずる技術すなわ
ち他の適当な技術(分子線エビタキシー)に加えて第1
b図のデバイスのn形表面層3の製造のためにも用いら
れることのできる技術によって代りに設けることができ
る。この点に関し、p形層4および/または場合により
中間真性層をこの技術によってつくるのが有利であろう
。
または“プレーナ・ドーピング構造を生ずる技術すなわ
ち他の適当な技術(分子線エビタキシー)に加えて第1
b図のデバイスのn形表面層3の製造のためにも用いら
れることのできる技術によって代りに設けることができ
る。この点に関し、p形層4および/または場合により
中間真性層をこの技術によってつくるのが有利であろう
。
冒頭に記載したように、本発明の半導体陰極はその表面
2に絶縁層を有し、該絶縁層の上に、放出の目的でアパ
ーチャのまわりに加速電極を配設することができる。放
出領域および加速電極の可能な形は前記のオランダ国特
許出願第7905470号に詳しく説明されている。例
えば、アパーチャは、絶縁層の厚さと同じ大きさのオー
ダーのギャップ幅または直径を有するスリット状または
円形状とすることができる。半導体構造は通常このよう
なアパーチャの領域において低い降伏電圧を有する。
2に絶縁層を有し、該絶縁層の上に、放出の目的でアパ
ーチャのまわりに加速電極を配設することができる。放
出領域および加速電極の可能な形は前記のオランダ国特
許出願第7905470号に詳しく説明されている。例
えば、アパーチャは、絶縁層の厚さと同じ大きさのオー
ダーのギャップ幅または直径を有するスリット状または
円形状とすることができる。半導体構造は通常このよう
なアパーチャの領域において低い降伏電圧を有する。
加速電極(例えば多結晶珪素の)は、例えば1つの部分
が円形ギャップの内側にそして他方の部分がその外側に
位置されるような種々の方法で分けることができる。更
に、所望に応じて、表面をセシウムまたはバリウムのよ
゛うな仕事関数減少材料で被覆することもできる。珪素
の代りにAIII−BV半導体材料(ガリウム砒素)を
選ぶことも可能である。
が円形ギャップの内側にそして他方の部分がその外側に
位置されるような種々の方法で分けることができる。更
に、所望に応じて、表面をセシウムまたはバリウムのよ
゛うな仕事関数減少材料で被覆することもできる。珪素
の代りにAIII−BV半導体材料(ガリウム砒素)を
選ぶことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1a図は既知の半導体デバイスの構造の略断面図、
第1b図は本発明の半導体デバイスの構造の一実施例の
略断面図、 第2図は本発明の半導体デバイスと既知の半導体デバイ
スの電場の強さを比較した線図、第3a図は既知の半導
体デバイスのエネルギ線図、 第3b図は本発明の半導体デバイスのエネルギ線図、 第4図は本発明の半導体デバイスの構造の別の実施例の
略断面図、 第5a図および5b図は第4図の半導体デバイスに関す
るエネルギ線図である。 1・・・半導体本体 2・・・主表面 3・・・n形領域 4・・・p形領域 5・・・p゛形領域 7・・・p形表面領域 8・・・pn接合
略断面図、 第2図は本発明の半導体デバイスと既知の半導体デバイ
スの電場の強さを比較した線図、第3a図は既知の半導
体デバイスのエネルギ線図、 第3b図は本発明の半導体デバイスのエネルギ線図、 第4図は本発明の半導体デバイスの構造の別の実施例の
略断面図、 第5a図および5b図は第4図の半導体デバイスに関す
るエネルギ線図である。 1・・・半導体本体 2・・・主表面 3・・・n形領域 4・・・p形領域 5・・・p゛形領域 7・・・p形表面領域 8・・・pn接合
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、少なくともn形半導体領域と第1p形半導体領域と
をそなえた半導体本体を有し、n形領域にp形領域に対
し正のバイアスを与えることによって、表面において半
導体本体より出る電子が該半導体本体に発生するように
した、電子流を発生する半導体デバイスにおいて、n形
領域は最大で4ナノメートルの厚さを有することを特徴
とする半導体デバイス。 2、n形領域の厚さは最大で2ナノメートルである請求
項1記載の半導体デバイス。 3、第1p形領域とn形領域の間に実質的に真性な半導
体領域が存在する請求項1または2記載の半導体デバイ
ス。 4、実質的に真性な半導体領域は5、10^1^6at
oms/cm^3の最大不純物濃度を有するΠ−形また
はν−形である請求項3記載の半導体デバイス。 5、n形領域は第1p形半導体領域と第2p形表面領域
の間に存する請求項1乃至4の何れか1項記載の半導体
デバイス。 6、p形表面領域は高濃度にドープされ、最大で4ナノ
メートルの厚さを有する請求項5記載の半導体デバイス
。 7、p形表面領域の厚さは最大で2ナノメートルである
請求項6記載の半導体デバイス。8、第1p形半導体領
域は、少なくとも部分的に最大で4ナノメートルの厚さ
に高濃度にドープされた請求項1乃至7の何れか1項記
載の半導体デバイス。 9、表面は、少なくとも1つのアパーチャが設けられた
絶縁層を有し、一方少なくとも1つの加速電極がアパー
チャの縁において絶縁層上に配設され、半導体構造は、
少なくともアパーチャ内に、該半導体構造の他に部分よ
りも低い降伏電圧を有する請求項1乃至8の何れか1項
記載の半導体デバイス。 10、アパーチャは、絶縁層の厚さと同じ大きさのオー
ダのギャップの幅または直径を有するスリット状または
円形状である請求項9記載の半導体デバイス。 11、加速電極は2つまたはそれ以上のサブ電極より成
る請求項9または10の何れか1項記載の半導体デバイ
ス。 12、アパーチャは実質的に環状のギャップを構成し、
1つのサブ電極は環状のギャップの範囲内にあり、1つ
のサブ電極は環状のギャップの外側にある請求項11記
載の半導体デバイス。 13、環状のギャップの、中心線は円を形成する請求項
12記載の半導体デバイス。 14、加速電極のまわりを実質的に完全に取囲む第2電
極が絶縁層上に設けられた請求項9記載の半導体デバイ
ス。 15、半導体本体の表面は、少なくとも放出面の領域に
おいて、電子仕事関数減少材料で被覆された請求項1乃
至14の何れか1項記載の半導体デバイス。 16、仕事関数減少材料はセシウムおよびバリウムの群
よりの材料である半導体デバイス。 17、半導体本体は珪素またはAIII−BV族材料より
成る請求項1記載の半導体デバイス。 18、加速電極は多結晶珪素を有する請求項1乃至17
の何れか1項記載の半導体デバイス。 19、電子ビームが請求項1乃至18の何れか1項記載
の半導体デバイスにより発生される、荷電イメージを操
作する電子ビームを駆動する手段をそなえたピックアッ
プ管。 20、電子ビームが請求項1乃至18の何れか1項記載
の半導体デバイスにより発生される、イメージを発生す
る電子ビームを駆動する手段をそなえた表示装置。 21、表示デバイスは、半導体デバイスより数ミリメー
トルにおいて真空中に存し且つ半導体デバイスより発生
された電子ビームによって付活されるけい光スクリーン
を有する請求項20記載の表示デバイス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8901590A NL8901590A (nl) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | Halfgeleiderinrichting voor het opwekken van een elektronenstroom. |
NL8901590 | 1989-06-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330230A true JPH0330230A (ja) | 1991-02-08 |
Family
ID=19854892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2160029A Pending JPH0330230A (ja) | 1989-06-23 | 1990-06-20 | 電子流を発生する半導体デバイス |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0404246B1 (ja) |
JP (1) | JPH0330230A (ja) |
DE (1) | DE69009303T2 (ja) |
NL (1) | NL8901590A (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8600676A (nl) * | 1986-03-17 | 1987-10-16 | Philips Nv | Halfgeleiderinrichting voor het opwekken van een elektronenstroom. |
EP0257460B1 (en) * | 1986-08-12 | 1996-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Solid-state electron beam generator |
-
1989
- 1989-06-23 NL NL8901590A patent/NL8901590A/nl not_active Application Discontinuation
-
1990
- 1990-06-18 EP EP19900201575 patent/EP0404246B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-18 DE DE1990609303 patent/DE69009303T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-06-20 JP JP2160029A patent/JPH0330230A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NL8901590A (nl) | 1991-01-16 |
EP0404246B1 (en) | 1994-06-01 |
DE69009303D1 (de) | 1994-07-07 |
DE69009303T2 (de) | 1994-12-08 |
EP0404246A1 (en) | 1990-12-27 |
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