JPH0330136B2 - - Google Patents

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JPH0330136B2
JPH0330136B2 JP54012415A JP1241579A JPH0330136B2 JP H0330136 B2 JPH0330136 B2 JP H0330136B2 JP 54012415 A JP54012415 A JP 54012415A JP 1241579 A JP1241579 A JP 1241579A JP H0330136 B2 JPH0330136 B2 JP H0330136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真現像方法及び装置に関し、
更に詳言すれば一成分現像剤を使用する電子写真
現像方法に係り、特に画像鮮明度にすぐれ、階調
性に富む可視像を得ることを可能にする電子写真
現像方法及び装置に関する。
従来、一成分現像剤を使用する電子写真現像方
法として、トナー粒子を噴霧状態にして用いるパ
ウダー・クラウド法、ウエブ・シート等よりなる
トナー支持部材上に形成した一様なトナー層を静
電像保持面に接触させて、現像をおこなうコンタ
クト現像法、トナー層を静電像保持面に直接接触
させず、静電像の電界により保持面にトナーを選
択的に飛行させるジヤンピング現像法、また、導
電性磁性トナーを用いて、磁気ブラシを形成し、
静電像保持面に接触させて、現像するマグネドラ
イ法等が知られている。
上述の各種一成分現像方法のうち、パウダー・
クラウド法、コンタクト現像法及びマグネドライ
法は、トナーが静電像保持面に画像部(本来トナ
ーが付着すべき部分)、非画像部(本来トナーが
付着すべきでない地の領域部分)の区別なく、接
触するため、多少とも非画像部にもトナー付着が
生じ、所謂地かぶりの発生を避けることが出来な
かつた。しかしながら、ジヤンピング現像法(例
えば特公昭41−9475号公報に記載の方法)は、ト
ナー層と静電像保持面とが、非接触で間隙を有す
るようにして現像するため、地かぶりの防止とい
う点では極めて有効な方法である。しかしなが
ら、現像に際し、静電像の電界によるトナーの飛
行現像を利用しているため、得られる可視像は一
般に次のような欠点を有している。
第1は、画像部端部において鮮明度が低下する
という問題である。画像端部における静電像の電
界の様子は、電子写真感光体上に形成した静電潜
像の場合第1図の様になつている。即ち、画像部
の中央付近は現像剤支持体として導電性の部材を
用いれば、電気力線は画像部より発してトナー支
持体まで到達しているため、トナーはこの電気力
線に沿つて飛行し、感光体面に付着し現像が行な
われる。しかし画像部端部においては、非画像部
に誘導される電荷の為電気力線がトナー支持体ま
で到達せず、まわり込みが生じているので、飛行
してきたトナーの付着は極めて不確実で、かろう
じて付着するものもあれば、付着しない場合もあ
る。これが為に得られる画像は、画像部端部にお
いて、シヤープさの欠けた不鮮明なものとなり、
また線画の現像においては、原画よりも細つた感
じに現像されるという不都合が生ずる。
通常のジヤンピング現像法に於てこれを避ける
には、静電像保持面と、現像剤担持体表面との間
隙を充分に小さく(例えば100μ以下)しなけれ
ばならず、実際上、上記二面間での現像剤や混入
異物の圧接事故を生じ易い。又、そのような微小
間隙を維持することは装置設計上の困難さを伴う
ことが多い。
第2に、ジヤンピング現像法によつて得られる
画像は一般に階調性に欠けるという問題である。
ジヤンピング現像法においては、静電像の電界に
よつてトナーが、トナー支持体への拘束力に打ち
勝つたとき始めて飛行する。このトナーをトナー
支持体に拘束している力は、トナーとトナー支持
体との間のフアンデル・ワールス力、トナー同志
の付着力、及びトナーが帯電していることにもと
ずくトナー支持体との間の鏡映力等の合力であ
る。従つて、静電像の電位がある一定の値を(以
下、トナーの転移閾値と呼ぶ)以上になり、それ
による電界が、上記トナーの拘束力以上になつた
時始めて、トナー飛行がおこり、静電像保持面へ
のトナー付着が生ずる。もつとも、上記トナーの
支持体への拘束力は、一定の処方により製造・調
合されたトナーであつても、個々のトナーによ
り、或いはまたトナーの粒径等により、その値は
異なるけれども、ほぼ一定の値のまわりに狭く分
布しているものと考えられ、それに対応して上記
トナー飛行の生ずる静電像表面電位の閾値もある
一定の値のまわりに狭く分布しているものと思わ
れる。このように支持体からトナーが飛行する際
に、閾値が存在するためこの閾値を越える表面電
位を有する画像部にはトナー付着が生ずるが、逆
に閾値以下の表面電位を有する画像部にはほとん
どトナー付着が生じないと言う結果になり、所謂
γ(ガンマ=静電像電位に対する画像濃度の特性
曲線の勾配)の立つた階調性にとぼしい画像しか
得られないという結果になる。
本発明は、上述の各種一成分現像方法の問題点
を除去すべくなされた発明であつて、その主たる
目的とするところは、画像端部の再現性にすぐ
れ、階調性に富む可視像を得ることを可能にする
電子写真現像方法を提供することにある。
即ち、本発明は、現像剤を収納する容器から供
給された現像剤を担持しつつ移動する現像剤支持
体が潜像保持体に対して形成する現像部に現像剤
支持体上の現像剤を供給して現像する現像方法に
おいて、現像剤支持体が担持している現像剤の通
過領域とは異なる位置で且つ現像部を通過した現
像像を担持して移動する潜像保持体に間隙を介し
て対向する位置に設けられた電極に、潜像保持体
に付着している現像剤から余分な現像剤を離脱さ
せて電極表面に転移させる、交流成分を有する電
圧を印加することを特徴とする現像方法であり、
現像剤を収納する容器から供給された現像部を担
持しつつ移動する現像剤支持体を有し、現像剤支
持体が潜像保持体に対して形成する現像部に現像
剤支持体上の現像剤を供給して現像する現像装置
において、現像剤支持体が担持している現像剤の
通過領域とは異なる位置で且つ現像部を通過した
現像像を担持して移動する潜像保持体に間隙を介
して対向する位置に設けられた電極と、該電極に
潜像保持体に付着している不要現像剤を転移せし
める、交流成分を有する電圧を印加する手段と、
を有することを特徴とする現像装置である。
以下、本発明に係る電子写真現像方法の実施態
様並びに実施例を図面を参照して、詳細に説明す
る。
第2図は、本発明に係る電子写真現像方法の原
理的説明をなすために描いたもので、先ず、この
図面を用いて本発明の目的並びに効果として表現
される、顕画像の地カブリ防止及び階調性向上に
ついて原理的説明を行なう。
第2図は、横軸に静電像電位がとられ、縦軸に
は現像剤担持体(以下トナー担持体とも言う)か
ら静電像保持面へのトナーの転移量(正方向)、
又は静電像保持面に付着したトナーがトナー逆転
移電極へはぎとられるトナー逆転移度(負方向、
転移度については後述する)をとつて示したグラ
フである。静電像電位としては、非画像部電位
VL(通常は画像の明部に対応する部位の表面電位
で、電位としては最小の値である。)と画像部電
位VD(通常は画像の暗部に対応する部位の表面電
位で、電位としては最大の値である。)を両端の
電位として表わしてある。尚、中間調を含む画像
の該中間調部位の表面電位は、その階調の程度に
より、VDとVLの中間の電位をとる。
更に第2図には、潜像電位に対してトナー担持
体に印加する電圧をVB1、トナー逆転移電極に印
加する電圧をVB2として横軸に示す。
画像部電位VDは用いる静電像形成プロセスに
よつて正電位を採る場合と、負電位を採る場合が
あり、非画像部電位VLについても然りである。
しかし、ここでは理解を易しくする観点から、先
ずVDが正電位の場合を、特に例にとり以下説明
していく。勿論、これは説明のためのもので、本
発明はこれに限定されない。VD>0の場合、勿
論非画像部電位VLとの関係はVD>VLとなる。さ
て、ここで、トナー担持体に印加する電圧VB1
トナー逆転移電極に印加する電圧VB2とVLとの関
係を、 VB2>VD>VL>VB1 …(1) を満足するように設定するとトナー担持体に印加
する転移促進バイアス電圧VB1がトナー粒子をト
ナー担持体から静電像保持体に向けて転移させる
ように作用するから、この段階をトナー転移促進
段階と呼ぶ。又、トナー逆転移電極に印加するバ
イアス電圧VB2は、トナー担持体に印加されたバ
イアスVB1によつてトナー転移促進段階で静電像
保持体へ転移したトナーを逆にトナー逆転移電極
へ戻す傾向に作用するので、この段階をトナー逆
転移段階と呼ぶ。
第2図には、トナー転移促進段階におけるトナ
ー転移量と、トナー逆転移段階におけるトナー逆
転移度が静電像電位に対し、モデル的にプロツト
されている。ここにトナー逆転移度なる用語が用
いられているのは、トナー逆転移段階において、
実際とは異なり、トナーが静電像保持体の画像部
と非画像部のいずれにも一様な層として付着して
いる状態を仮想し、この状態からトナー逆転移バ
イアス電圧VB2が印加された場合にトナー逆転移
電極に向かつて逆転移してくる量を示したもの
で、トナー逆転移の確率を表わす趣旨から逆転移
度なる用語にしたわけである。
さて、トナー転移促進段階における、トナー担
持体から静電像保持体へのトナー転移量は、第2
図に破線で示したカーブ1の如くになる。この曲
線の傾きは、トナー転移バイアス電圧VB1を印加
しない場合の曲線の傾きにほぼ等しいものであ
る。この傾きは大きく、しかもVLをVDとの中間
の値で、トナー転移量は飽和してしまう傾向にあ
り、従つて、中間調画像の再現に劣り、階調性は
悪い。第2図に示した第2の破線のカーブ2は、
トナー逆転移段階における、上述のトナー逆転移
の確率を表わしたものである。
第1図に於けるVth・f,Vth・rはそれぞれ
トナー担持体より潜像面へ潜像面よりトナー担持
体へ転移するための、電位閾値であり、図に示さ
れた曲線の立ち上がりの最も傾きの大きい点よ
り、直線で外挿した電位値と考える。
本発明に係る現像方法は、このようなトナー転
移促進段階の後にトナー逆転移段階を経ることを
特徴とするものであり、中間調画像部分へのトナ
ーの付着をその表面電位に則した階調性の優れを
顕画像を得るものである。
第3図は第1段階としてのトナー転移段階を
A,A′に示し、第2段階としてのトナー逆転移
段階をB,B′に示すものである。
第3図Aは静電潜像に対するトナー転移促進段
階でのバイアス印加電圧VB1を示すものであり、
画像部電位をVD、非画像部電位をVLとし中間調
画像部電位の代表的なものとしてVHを示してあ
る。
同図A′は静電像保持体の画像部領域(実線)、
中間調画像部領域(一点鎖線)及び非画像部領域
(破線)におけるトナー転移の態様を例示したも
のである。図中線の方向はトナー転移方向を示
し、矢印の長さがその電界の強度を表わしてい
る。VD>VH>VL>VB1であるので、画像部にお
いては強いトナー転移電界がトナー担持体から潜
像保持体の画像部VDに向けて起こり、トナーが
画像部に到来し、付着する。又潜像保持体の非画
像部VLにおいては相対的に弱いトナー転移電界
がトナー担持体から潜像保持体非画像部に起こり
トナーが非画像部に付着する。又中間調電位部
VHについては、その電位に応じたトナー転移電
界がトナー担持体から潜像保持体に向かつて起こ
りトナーが付着する。
第3図Bはトナー転移促進段階を経てトナーで
顕画された潜像に対する逆転移バイアス電圧VB2
を示すものであり、VD,VH,VLはAと同等のも
のである。
同図B′は静電像保持体の画像部領域(実線)
中間調画像領域(一点鎖線)及び非画像領域(破
線)におけるトナーの逆転移の態様を例示したも
のである。VB2>VD>VH>VLであるので画像部
VDにおいては、弱いトナー逆転移電界が潜像保
持体から逆転移電極に向けて起こつておりトナー
が画像部から一部分再び逆転移電極に戻される。
非画像部VLでは強いトナー逆転移電界が非画部
から逆転移電極に向けて起こりほとんどすべての
トナーが逆転移電極に戻される。中間調電位VH
については、その電位に応じ、トナーの逆転移が
起こりトナーの一部分が逆転移電極に戻る。
この様に画像領域は現像の第1段階であるトナ
ー転移促進段階での相対的に強い電界により多量
のトナーが付着し、第2段階でのトナー逆転移段
階で微量のトナーがはぎとられる。又非画像域で
は現像第1段階では相対的に弱い電界であるので
微量のトナーが付着し、若干の地カブリ状態とな
つているが現像の第2段階で相対的に強い逆転移
電界を受ける為、最終的には地カブリのない画像
となる。中間調領域についてはその電位に応じた
トナー転移量と逆転移量の大小により最終的な潜
像面へのトナー付着量が決まり、結局第2図の曲
線3のように傾きの小さい、従つて階調性の高い
ものになる。
第2図及び第3図に示したように、現像剤転移
促進段階において、現像剤支持体から潜像保持体
の画像部へ転移する現像剤の量が非画像部へ転移
する量よりも多量となるように設定され且つ、次
の現像剤逆転移段階において、顕画化された非画
像部から逆転移電極へ逆転移される量が、画像部
から同逆転移電極へ逆転移される量よりも多量と
なるように設定されているが、これは次の関係に
バイアス電圧が設定されているためである。
画像部電荷を正とするとき、 |VB2−VL|>|VL−VB1| |VB2−VD|<|VD−VB1| …(2) このように現像の第1段階でトナーの転移促進
バイアスを印加し、第2段階でトナーの逆転移バ
イアスを印加することは階調性向上に著しい効果
をもたらすものであるが、その電圧値が適正に設
定されなければならない。即ち、転移促進バイア
ス|VB1|を大きくしすぎると現像促進段階にお
ける非画像部へのトナー付着量が多過ぎ、現像の
第2段階において、そのトナーが充分に取り去ら
れず画像のカブリ汚れが生ずる場合がある。又逆
転移バイアス|VB2|が大きすぎると、逆に画像
部からのトナーの引戻しが大きくなりすぎ、いわ
ゆるベタ黒部分の濃度低下となつてしまう。これ
らの現象を起こさずしかも階調性効果を充分に上
げる為には、バイアス電圧VB1,VB2の値を、 VB1VL−|Vth・f| …(3) VB2VD+|Vth・r| …(4) の程度にとるのが最も妥当である。ここにVth・
f,Vth・rは既に説明した電位閾値であり、
Vth・fはトナーがトナー担持体表面から離脱し
得る静電像形成面とトナー担持体の最小の絶対電
位差である。又Vth・rはトナーが静電像形成面
より離脱し逆転移電極へ逆転移を行ない得る静電
像形成面と逆転移電極表面間の最小の絶対電位差
である。これらの値は現像剤とその条件により変
化する。
上記のように各々のバイアス電圧値を選べば、
現像像転移促進段階において過剰なトナーが非画
像部に付着することと、逆転移段階において画像
部よりトナーを引き戻し過ぎることもなく、適正
な顕画像を得ることができる。
以上に述べた如く、潜像形成面とトナー担持体
との間に現像の第1段階として現像促進バイアス
を印加し、その後潜像形成面と逆転移電極との間
に逆転移バイアスを印加することにより、著しく
画像の階調性を向上せしめるものであるが、更に
以下に述べる如く現像剤として磁性トナーを用い
現像剤担持体として永久磁石を内包するスリーブ
を用い、現像促進バイアスを適当に設定すること
で階調性と同時に線画像の再現性をも向上せしめ
ることが可能となる。
以下、静電像形成電荷を正として説明を行なう
がこれに限定されない、所謂ジヤンピング現像法
においては、潜画像端部より発する電気力線が第
1図に示されるように潜像形成面の背面電極にま
わりこみ、トナー担持体表面に到達し得ず、した
がつてトナー担持体より出発したトナーは画像端
部には付着しにくい。このため得られる画像はラ
インの細りや、端部のきれの悪いものになりがち
である。
そこでこの系において、現像促進バアイスを印
加し、そのバイアス電圧VB1を充分に低くとる
と、トナー転移段階での現像部における電気力線
は、第4図に示される如くになる。即ち、静電像
端部における電気力線のまわりこみは小さく、平
行電界が形成される。これにより、端部にまで確
実にトナーを付着させることが可能となる。但
し、既に述べたように、一般にはVB1を低く取り
過ぎると、非画像部におけるカブリ汚れが生じ
る。現像剤として磁性トナーを、又現像剤担持体
として、永久磁石を内包せるスリーブを用いるこ
との利点は、主にこの点を解決することにある。
現像剤における磁性体含有量、永久磁石の磁場強
度を適当に設定することにより、スリーブ上への
トナーの拘束力を一様に高め、従つて、Vth・f
の値を充分に大きくすることができる。その結果
トナー転移段階での非画像部へのトナー付着を少
量に押えた状態でVB1を低く設定することができ
た。
このようにして、磁性トナーを用いた、ジヤン
ピング現像においても現像促進バイアスを印加
し、その後逆転移バイアスを印加することによ
り、階調性が高く、端部の鮮明な、しかもかぶり
汚れのない画像を得ることが可能となつた。
以下、具体的に実施例を用いて説明する。
実施例 1 本発明に係る現像方法を実施する一例の現像装
置(本発明現像装置の実施例)器構成を第5図に
示す。
11はCdS層の上に絶縁層を有する感光ドラ
ム、12は非磁性(ステンレス製)スリーブであ
つて、両部材11と12は周速110mm/secの等速
で同一方向に回転する。又、部材11と12の直
径はそれぞれ80mm、30mmであつて両者は最小間隙
200μに保持されており、その近傍において現像
促進部Aを形成する。
13はスリーブ内にあつて固定せる永久磁石、
14は磁性トナー、15は該トナーをスリーブ上
に均一塗布するための磁性(鉄製)ブレードであ
る。本実施例において用いた磁性トナーの成分は
次のとおりである。
ポリスチレン 60wt% マグネタイト 35wt% カーボンブラツク 5wt% 負性荷電制御剤(スピロン) 2.5% コロイダルシリカ(外添)トナーとの重量比
0.2% ブレード15は、スリーブ内磁石13の磁極に
対向する位置にその先端とスリーブ12の間隙を
180μに保持して設置されている。ブレード15
の先端位置での磁界は約1000Gである。磁性トナ
ー14は、ブレード15によつて厚さ約70μに規
制されスリーブ12の表面との摩擦により負電荷
を供与されつつ現像促進部に搬送される。現像剤
転移促進位置Aでの磁界は750Gである。スリー
ブ12とブレード15はその間での放電を防ぐた
めの電気的に導通状態に保たれ、電源16によつ
て、スリーブ12に対して直流電圧が印加され
る。
18は逆転移電極(ステンレス製ローラ)であ
り、静電像保持体11と同一方向に回転する。こ
の電極18の直径は10mmであり、静電像保持体1
1と逆転移電極18の最小間隙は、200μに保持
されており、その近傍において逆転移部Bを形成
する。19は逆転移により逆転移電極上に付着し
た磁性トナーをかき落すスクレーパーである。又
20はかき落された磁性トナーを再び現像に供す
る為の搬送羽根である。逆転移電極18と静電像
保持体11との間には電源21によつて逆転移電
極18に直流電圧が印加されその電圧は+600V
が印加されてる。又静電像電位は画像部+500V
非画像部OVであつた。又17はプラスチツク製
のトナー容器である。上記構成のもとに階調性の
高い鮮明な画像を得ることができた。上記実施例
にもとずく画像の階調性を、第6図に示した。横
軸に静電像電位、縦軸には画像濃度を示してあ
る。破線aは本方式を用いない場合、即ちスリー
ブ12を接地し、逆転移電極18を取りのぞいて
実験を行なつた場合の画像階調性であり、一点鎖
線bは上記実施例の方法で行なつた場合の現像促
進転移段階のみを受けた場合の画像濃度であり、
この状態では破線aのγ(ガンマ)とほとんど同
じである。しかしながら逆転移バイアスを受ける
と実線cの様な画像階調性となりγの非常にすぐ
れた画像となる。
以上の現像方法で現像促進転移段階において、
促進バイアスとしてVB1に交流成分を重畳し、逆
転移段階において逆転移バイアスVB2に交流成分
を重畳する事も可能である。例えば逆転移電極1
8に印加する電圧としては、直流成分VB2が400V
であれば交流成分はピーク間電圧が400〜600V、
VB2が500Vであれば交流成分はピーク間電圧が
200〜400V、VB2が600Vであれば交流成分はピー
ク間電圧が100V程度のものが採用でき、交流成
分の周波数としては数百Hz〜数KHzが採用でき
る。いずれにせよ逆転移電極に印加する交流成分
を有する電圧は、感光ドラムに付着した余分な現
像剤を逆転移電極に逆転移させるが、一旦逆転移
した現像剤を逆転移電極から感光ドラムに再度転
移させないものである。この場合は単に直流分で
バイアスする場合と違い、潜像担持体上のトナー
粒子が振動しやすくなる為と思われるが、顕画像
のトナーの密度が緻密となり美麗な顕画像とな
る。交流分を重畳する場合Vth・f,Vth・rは
直流を重畳した交流のほぼピーク値になることは
言うまでもない。
以上の説明において、画像部電位VDが正であ
る場合について詳述したが、本発明はこの場合に
限定されることなく、画像部電位が負電位の場合
にも適用でき、この場合、電位の正の方を小、負
の方向を大とすれば、同様に適用できる。従つ
て、斯かる画像部電荷が負の場合、先述した(1)〜
(4)では次の(1′)〜(4′)として表わされる。
VB1>VL>VD>VB2 …(1′) |VB1−VD|>|VD−VB2| |VB1−VL|<|VL−VB2| …(2′) VB1VL+|Vth・f| …(3′) VB2VD−|Vth・r| …(4′) 本発明は現像部の下流側の位置で潜像保持体に
対向して電極を設け、この電極に潜像保持体に付
着している余分な現像剤を転移させる、交流成分
を有する電圧を印加するので、その電圧による電
界で現像剤が振動して上記余分な現像剤を潜像保
持体から上記電極へ転移させ易くなり、これによ
つて更にカブリを除去することができ、また階調
性も更に向上することができる。また、現像部の
下流で画像部に付着している現像剤も更に振動し
て、より緻密な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の現像方法における静電像から発
生する電気力線の説明図、第2図は本発明に係る
現像方法及び装置の原理を説明するグラフを示す
図、第3図A,A′,B,B′は本発明に係る現像
方法及び装置の原理を現像の第一段階と第二段階
に分けて説明する説明図、第4図は本発明に係る
現像方法における静電像から発生する電気力線の
説明図、第5図は本発明に係る装置の1実施態様
の概略構成の断面図、第6図は静電像電位と画像
濃度との関係を示すグラフを表わした図である。 11……潜像保持体、12……現像剤担持体、
18……電極、16……現像剤転移促進バイアス
電源、21……現像剤逆転移バイアス電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一成分現像剤を収納する容器から供給された
    一成分現像剤を担持しつつ移動する現像剤支持体
    が、この現像剤支持体と潜像保持体との間に形成
    される現像部に現像剤支持体上の一成分現像剤を
    供給し、この一成分現像剤を潜像保持体に転移さ
    せて現像する現像方法において、現像剤支持体が
    担持している一成分現像剤の通過領域とは異なる
    位置で且つ現像部を通過した現像像を担持して移
    動する潜像保持体に間隙を介して対向する位置に
    設けられた電極に、潜像保持体に転移している一
    成分現像剤から余分な一成分現像剤を離脱させて
    電極表面に逆転移させる、交流成分を有する電圧
    を印加することを特徴とする現像方法。 2 一成分現像剤を収納する容器から供給された
    一成分現像剤を担持しつつ移動する現像剤支持体
    を有し、現像剤支持体が、この現像剤支持体と潜
    像保持体との間に形成される現像部に現像剤支持
    体上の現像剤を供給し、この一成分現像剤を潜像
    保持体に転移させて現像する現像装置において、
    現像剤支持体が担持している一成分現像剤の通過
    領域とは異なる位置で且つ現像部を通過した現像
    像を担持して移動する潜像保持体に間隙を介して
    対向する位置に設けられた電極と、該電極に潜像
    保持体に転移している不要一成分現像剤を逆転移
    せしめる、交流成分を有する電圧を印加する手段
    と、を有することを特徴とする現像装置。
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