JPH0329956Y2 - - Google Patents

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JPH0329956Y2
JPH0329956Y2 JP18470786U JP18470786U JPH0329956Y2 JP H0329956 Y2 JPH0329956 Y2 JP H0329956Y2 JP 18470786 U JP18470786 U JP 18470786U JP 18470786 U JP18470786 U JP 18470786U JP H0329956 Y2 JPH0329956 Y2 JP H0329956Y2
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cover body
wire
cover
cable protection
cable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、木枝などがケーブルに接触してケー
ブルを傷めるといつた事態を未然に防ぐため、木
枝の間などを通して張設された電話線や電線など
のケーブルを部分的に覆い隠すケーブル保護カバ
ーに関する。
〔従来の技術〕
従来のケーブル保護カバーとして第4図に示す
ものがあつた。このものはポリ塩化ビニル樹脂よ
りなるパイプやチユーブを所定の長さに切断した
筒状体50よりなり、使用時にはケーブルCとケ
ーブルCに沿つて配設された線材Wが挿通され、
かつ、線材Wに吊り下げられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来のケーブル保護カバーは、線材
Wと筒状体50との接触部分が降雨や木枝から落
ちる雫などで濡れるとその接触部分に水が溜まつ
てなかなか乾かない。特に、筒状体50の端部と
線材Wとの接触部分は雨が止んでも相当長期間に
わたつて濡れたままになる。一方、線材Wには鋼
線が使用されるので、上記接触部分が濡れたまま
になると線材の発錆による赤錆が流れて見苦しく
なるばかりか、ひどい場合には線材Wに要求され
る強度が維持できなくなり、早期に線材Wを取り
替える必要が生じ、不経済である。このような問
題点は、筒状体50の内面が線材Wに直接接触
し、しかも、筒状体50の内部の通風性が悪いこ
とが原因で生じる。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、
筒状カバー本体が線材に直接接触しないように
し、しかもカバー本体の内部の通風性を改善する
ことによつて、線材とケーブル保護カバーとの接
触部分が濡れてもその接触部分を早く乾かせるこ
とが可能なケーブル保護カバーを提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために講じた手段は、合
成樹脂よりなる筒状のカバー本体の周方向の少な
くとも一部に多数の開口を形成し、これらの開口
の形成個所の内面に、ケーブルに沿つて配設され
る線材に当接して上記カバー本体と線材との間に
隙間を保持するリブを一体に具備させたことであ
る。
なお、本考案では、上記構成に加え、カバー本
体の周方向の一個所を分割し、その分割した端部
同士を着脱可能にすることによつて、ケーブル保
護カバーを迅速かつ容易に設置できるようにして
いる。
〔作 用〕
このように構成されたケーブル保護カバーは、
分割により形成された割れ目を開き、その割れ目
からカバー本体が線材及びケーブルに覆い被せら
れる。また、設置状態では、リブが線材に接触し
て線材とカバー本体との間に隙間を形成するスペ
ーサとして作用する。さらに、リブは線材に接触
するから、カバー本体と線材との接触面積が従来
の場合の筒状体と線材との接触面積に比べて激減
し、その接触部分に水が溜まりにくくなる。一
方、カバー本体に形成された開口は通気口として
役立ち、カバー本体の内外間の通風性が良好に維
持される。従つて、上記接触部分に水が溜まりに
くいことと、カバー本体の内部の通風性が良好に
維持されることとが相乗的に作用し、線材の乾き
が従来に比べて格段に早くなる。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例によるケーブル保護カ
バーの概略斜視図である。1は断面形状が卵形状
に形成されたカバー本体で、頂部2を含む上半部
の全長部分に亘つて多数の開口3…が縦横に並ぶ
ように形成されている一方、その下半部は無孔で
ある。上記開口3…の形成個所の内面には、所定
の間隔を隔ててカバー本体1の全長部分に亘つて
延びる四本のリブ4…が一体に具備されている。
また、上記頂部2に対向するカバー本体1の周方
向の一個所は分割されており、分割により形成さ
れた相対向する二つの端部のそれぞれには、互い
に係脱可能なフツク部5,6が各別に設けられて
いる。リブ4…とフツク部5,6を具備するカバ
ー本体1は、例えばポリ塩化ビニル樹脂などの熱
可塑性合成樹脂を連続押出成形した長尺の成形品
を所定長さに切断することによつて容易かつ安価
に製造される。このように熱可塑性合成樹脂成形
品によりカバー本体1を作ると、合成樹脂の性質
により、カバー本体1に弾力性が付与される。こ
こで、カバー本体1は、上記フツク部5,6が離
れた状態を保つように成形されている。従つて、
カバー本体1の弾力に抗してフツク部5,6を互
いに引き寄せ第2図のように嵌め合わせると、こ
れらのフツク部5,6がカバー本体1の復元力に
より係合する。
以上の構成のケーブル保護カバーを設置すると
きは、フツク部5,6を外してカバー本体1の分
割部分の割れ目7を開き、その割れ目7を利用し
てケーブル保護カバーを線材とケーブルに覆い被
せる。そして、第2図のように上記フツク部5,
6を係合して割れ目7を閉じると共に、四本のリ
ブ4…の先端を線材Wに当接させることによつて
ケーブル保護カバーを線材Wに吊り下げる。
こうしてケーブル保護カバーを設置しておく
と、木枝などの間を通して張設されたケーブルC
が保護されて木枝に接触するおそれがなくなる。
また、リブ4…が線材Wに接触してその接触部分
が線接触に近い状態となり、かつ、リブ4…がス
ペーサとなつてカバー本体1が線材Wに直接接触
せず、両者の間に隙間が形成される。従つて、降
雨や木枝から落ちる雫で線材Wやカバー本体1が
濡れても、水が速やかに流れおちて上記接触部分
の乾きが早まる。これに加えて、カバー本体1の
多数の開口3…を通してカバー本体1の内部、と
りわけ線材Wの周囲に外気が絶えず送り込まれる
から、上記接触部分の乾きが一層加速される。そ
のため、線材Wに鋼線が用いられても発錆が極力
抑制され、その耐用寿命が長くなると同時に、赤
錆が流れ出ることによる美観の低下が未然に防止
される。また、線材Wを上記リブ4…で挾み付け
ておくと、風などの外力によつてケーブル保護カ
バーが滑らなくなり、その位置ずれが防止でき
る。
この実施例では断面形状が卵形のカバー本体1
を示したが、カバー本体1の断面形状は円形であ
つても菱形などの多角形であつても楕円形であつ
てもよい。ただし、実施例のように卵形断面のカ
バー本体1の頂部2をリブ4…を介して線材Wに
吊り下げるようにすると、吊り下げ状態が安定
し、風によつてケーブル保護カバーが揺れ動きに
くい利点がある。また、多数の開口3…は実施例
のようにカバー本体1の上半部に集中させる必要
は必ずしも無く、カバー本体1の全体に亘つて形
成してもよい。全体に亘つて多数の開口3…を形
成する場合には、カバー本体1の下半部に形成さ
れる開口の大きさを比較的小さくすることによ
り、その開口からカバー本体1の内部に木枝など
が突き出る心配のないようにしてケーブルCを保
護しておくことが望ましい。また、カバー本体1
の分割個所はカバー本体1の側部にしてもよい。
さらに、分割された端部同士を着脱可能とする構
成は、例えば第3図のように一方の端部に膨出部
8を具備させ、他方の端部に上記膨出部8が嵌着
される二股部9を具備させたものでも、或いはカ
バー本体とは別体の止め具を着脱することによつ
て上記端部同士を着脱するものであつてもよい。
なお、上記端部同士の着脱個所はカバー本体の全
長に亘つて設定しても部分的に設定してもよいこ
とは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のケーブル保護カバ
ーは、設置状態でカバー本体と線材との間に隙間
が形成され、しかもカバー本体の内部の通風性が
良好に維持されるので、線材とケーブル保護カバ
ーとの接触部分に水が溜まらず、その接触部分の
乾きが従来に比べて非常に早くなる。そのため、
線材に鋼線が用いられるとしても線材が発錆しに
くくなり、その耐用寿命が長くなると同時に、赤
錆の流出による見苦しさも解消される上、位置ず
れも起こりにくい。また、本考案のケーブル保護
カバーは熱可塑性合成樹脂の連続押出成形品を所
定長さに切断することによつて安価に作れる利点
もある。
さらに、本考案のケーブル保護カバーは、カバ
ー本体の分割部分の割れ目を利用して線材及びケ
ーブルに覆い被せることができるので、既設のケ
ーブルに対しても簡単に設置できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるケーブル保護カ
バーの概略斜視図、第2図はその使用状態を示す
正面図、第3図は変形例の正面図、第4図は従来
のケーブル保護カバーの使用状態を示す斜視図で
ある。 1……カバー本体、3……開口、4……リブ、
7……分割部分の割れ目、C……ケーブル、W…
…線材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂よりなる筒状のカバー本体の周方向の
    少なくとも一部に多数の開口が形成されており、
    これらの開口の形成個所の内面に、ケーブルに沿
    つて配設される線材に当接して上記カバー本体と
    線材との間に隙間を保持するリブが一体に具備さ
    れ、かつ、上記カバー本体の周方向の一個所が分
    割され、分割により形成された相対向する端部同
    士が着脱可能に構成されていることを特徴とする
    ケーブル保護カバー。
JP18470786U 1986-11-28 1986-11-28 Expired JPH0329956Y2 (ja)

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JP18470786U JPH0329956Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP18470786U JPH0329956Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JPS6390926U JPS6390926U (ja) 1988-06-13
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JP2000245042A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Kansai Electric Power Co Inc:The 架空ケーブル防護管およびその製造方法

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JPS6390926U (ja) 1988-06-13

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