JPH0322821Y2 - - Google Patents

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JPH0322821Y2
JPH0322821Y2 JP1986192737U JP19273786U JPH0322821Y2 JP H0322821 Y2 JPH0322821 Y2 JP H0322821Y2 JP 1986192737 U JP1986192737 U JP 1986192737U JP 19273786 U JP19273786 U JP 19273786U JP H0322821 Y2 JPH0322821 Y2 JP H0322821Y2
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connecting pipe
section
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overhead wire
overhead
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ケーブルがリングによつてつり線
に吊着された架空線の外周に装着させ、架空線を
外部から保護するための架空線保護カバーに関す
る。
〈従来の技術〉 架空線は、いろいろな環境の場所に架設されて
いるが、例えば、工事現場と近接した場所におい
ては、高所工事作業中に部材等がケーブルと接触
することがあり、ケーブルに切り傷をつけたり、
時にはケーブルを切断してしまうおそれがあつ
た。また、樹木等が接触する場所においては、樹
木等とのすれ合う摩擦力等でケーブルが摩耗さ
れ、ケーブルの絶縁性能を低下させていた。
これが為、従来では第13図に示すような架空
線の外周に装着し、外部からの損傷を防止するよ
うにした架空線保護カバー100が提案されてい
る(実開昭60−121226号参照)。
この架空線保護カバー100は、内径断面が略
2/3円形状に形成された円筒の管本体102の一
端に、先端が拡大されたラツパ状の連通孔内に他
の架空線保護カバーの雄連結管部の係合するため
の係止周突条103aが形成された傾斜度の強い
テーパ部を有する雌連結管部103が配設され、
他端には、他の架空線保護カバーの雌連結部と係
合する凸条部104aが形成された雄連結管部1
04が配設されている。さらに、架空線保護カバ
ー100の外周軸方向全長にわたつて架空線保護
カバー100を架空線の外周へ割り広げて装着す
る開閉割部が形成されたものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、一般にこの種の架空線保護カバ
ーは、架設された架空線の外周へ電線保護カバー
を順次連結させて押し出しながら使用するもので
あり、ケーブルがリングによつてつり線に吊着さ
れた架空線において、上記従来の架空線保護カバ
ーを使用した場合、雌連結管部を挿入方向の先端
とした場合には、雌連結管部に形成されたテーパ
部が強い傾斜で形成されているため、つり線より
突出したリングの部分(肉厚)がテーパ部にひつ
かかり、架空線保護カバーの押し出しがスムーズ
に行なえなかつた。また、架空線の架設状態によ
つては押し出しが阻止されるおそれがあつた。さ
らに、この雌連結管部の内面には、雄連結管部を
係合するための係止周突条が下方へ突出して形成
されているため、特にリングが傾いている場合、
係止周突条及びテーパ部にリングが当接し架空線
保護カバーの押し出しが阻止されることがあつ
た。さらにまた、架空線のたわみと共に架空線保
護カバーは連結部で多少折曲されているため、架
空線保護カバーを架空線より引き出して取り外す
時、雄連結部に形成された凸部がリングの肉厚に
当接して引き出しが阻止されることがあつた。
また、雄連結管部を挿入方向の先端とした時、
雌連結管部を嵌合する凸部がつり線より突出した
リングの肉厚にひつかかり架空線保護カバーの押
し出しは阻止され、長尺に連結する場合は雄連結
管部からの押し入れはほとんど無理であつた。
よつて、架空線保護カバーをスムーズに架空線
へ順次連結させて装着することができず、作業能
率を低下させるばかりではなく、高所での作業で
あるため長時間の作業は非常に困難であり危険で
あつた。
本考案は上記のような欠点を取り除き、スムー
ズに多数の架空線保護カバーを架空線へ順次連結
させながら装着できることを目的とした、架空線
保護カバーを提供するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記問題点を解決するため、以下の構
成を採つた。即ち、ケーブルがリングによつてつ
り線に吊着された架空線に使用され、該架空線の
外周に装着される管本体部の一端に雌連結管部
を、他端に雄連結管部を備え、該管本体部及び該
連結管部の長手方向全長にわたつて開閉割部を備
えた架空線保護カバーにおいて、まず前記雌連結
管部は、前記管本体部の一端に連続して末広状に
形成されたゆるやかなテーパ部と、該テーパ部に
隣接して形成された雄連結管部外周の凸部と嵌合
する凹部と、該凹部に連続して形成された先端が
拡大されたラツパ状の連結部とによつて構成さ
れ、さらに前記雄連結管部にも、前記管本体部の
他端に連続して末広状のゆるやかなテーパ部が形
成されたこをを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
実施例の架空線保護カバー1は、第1図に示す
ように架空線Dの外周に装着される定尺ユニツト
長さの管本体部2と、架空線保護カバー1を長手
方向に連結するための雌連結管部3と雄連結管部
4とより構成されている。
管本体部2は、断面略円形状に形成された定尺
ユニツト長さの円筒管より成り、管本体部2の外
周軸線方向(管本体部2の長手方向)に沿つて開
閉割目が形成され、この開閉割目の両端には下方
へ突出するひれ部17,17が一体的に形成され
ている。このひれ部17,17との間に形成され
た開閉割部6は、架空線Dへ管本体部2を割り広
げて装着するための割目であり、ひれ部17,1
7は常時閉鎖方向に付勢され、両者は隣接されて
いる。
この管本体部2の一端に雌連結管部4が配設さ
れ、他端に雄連結管部4が配設されている。
雌連結管部3は、第2図〜第9図に示すように
テーパ部13と、他の雄連結管部4の凸部24が
嵌合する凹部23と、他の雄連結管部4の連結部
34が連結する連結部33とより成り、さらに詳
しく説明すると、テーパ部13は、管本体部2の
開口端部2aより末広状にゆるやかに形成され、
管本体部2と接着または熱融着等によつて、テー
パ部13の内径部が管本体部2の内径面と同一つ
ら面となるように固着されている。このゆるやか
なテーパ部13とは、テーパ部13の長手方向図
中符号lの長さを30mm〜100mmとし、高さ図中符
号hを10mm〜25mmとしたテーパである。
凸部23は、リング状に形成されており、一端
がテーパ部13の端部と連結して一体的に形成さ
れている。また、この凹部23内の適宜位置に
は、架空線保護カバーを架空線Dに順次連結して
押し入れする際、雄連結管部4が連結されていな
い雌連結管部3の凹部23に、傾いたリングRが
入り込まないように、中実部材23aを配設させ
て連結部33の面と略同一つら面が形成されてい
る。よつて、リングRが凹部23にひつかかり架
空線保護カバーの押し入れを阻止することはな
い。なお、リングRが凹部23に入り込まないよ
うに中実部材23aを形成させたが、第9図に示
すように凹部23を部分的に形成させてもよい。
また、凹部23を一体的な溝部とし、雄連結管
部4が連結しない凹部に、凹部を中実とする中実
部材を着脱自在に嵌合してもよい。
さらに、凹部23は、他の雄連結管部4の凸部
24が凹部23に嵌合した時、雄連結管部4と雌
連結管部3がある程度折曲するように若干凸部2
4より大きく凹部23が形成されている。
連結部33は、先端部が拡大されたラツパ状に
形成されており、後端は、凹部23の一端と連続
して一体的に形成されている。
また、雌連結管部3の外周軸線方向(長手方
向)に沿つて管本体部2と同様に、開閉割部6を
形成させるひれ部17,17が管本体部2のひれ
部17,17と一連して形成されている。
雄連結管部4は、第10図・第11図に示すよ
うにテーパ部14と、他の雌連結管部3の凹部2
3に嵌合する凸部24と、他の雌連結管部3の連
結部33に連結する連結部34とより成り、さら
に詳しく説明すると、テーパ部14は、雌連結管
部3のテーパ部13と同様に形成されており、テ
ーパ部14の内径面が管本体部2の内径面と同一
つら面となるように管本体部2の一端に固着され
ている。
連結部34は、他の雌連結管部3の連結部33
の内径面へ挿入可能な円筒形状に形成されてお
り、一端がテーパ部14の端部と連続して一体的
に形成されている。
凸部24は、連結部34の先端部の所定位置に
形成されている。この所定位置とは、凹部23に
嵌合する位置である。また、雄連結管部4の外周
軸線方向(長手方向)に沿つて雌連結管部3と同
様にひれ部17,17が管本体部2のひれ部1
7,17と一連に形成されている。
このように、雄連結管部4にもゆるやかなテー
パ部14が形成され、管本体部2の内径寸法より
雄連結管部4の先端が拡大に形成されているた
め、雄連結部3を架空線Dの挿入方向の先端とし
て使用することが可能である。
なお、雌連結管部3と雄連結管部4のひれ部1
7,17には、両者が嵌合した時、両者が抜けな
いように緊結するための係止孔17aが形成され
ている。また、雌連結管部3のひれ部17,17
の先端は、割り広げが容易となるように外方向へ
湾曲して形成されている。
管本体部2及び雌連結管部3・雄連結管部4の
材質は特に限定されないが、ケーブルKを保護す
る見地から絶縁性材料のものが好ましく、かつ耐
摩耗性・耐久性・耐候性の優れた材料、例えば
PE・PP・PA等の樹脂材料が好ましい。
次に上記構成より成る架空線保護カバー12の
使用態様を説明する。
第1図に示すようにケーブルKがリングRによ
つてつり線Wに吊着された架空線D(第8図参照)
の外周に、架空線保護カバーに形成されたひれ部
17,17の開閉割部6を大きく割り広げながら
1本目の架空線保護カバーを装着させる。次い
で、1本目の架空線保護カバーの連結管部の凸部
又は凹部に嵌合させるように対応する凹部又は凸
部を有する2本目の架空線保護カバーの連結管部
の開閉割目を広げて第1本目の架空線保護カバー
の連結管部に嵌め合せて連結させ、次いで2本目
の架空線保護カバー全体を架空線Dに装着する。
同様にして第3、第4…の架空線保護カバーを順
次嵌め合せて押し出し、長尺なパイプ状として架
空線を被覆させる。
以上、本考案を図示の実施例について述てきた
が、本考案は実施例に示されるもののみに限定さ
れるものではなく、本考案の請求を逸脱しない範
囲での設計的変更は、本考案の技術的範囲に含ま
れるものである。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案の架空線保護カバ
ーの雌連結管部は、管本体部の一端に連続して末
広状に形成されたゆるやかなテーパ部と、テーパ
部に隣接して形成された雄連結管部の凸部が嵌合
する凹部と、凹部に連続して形成された先端が拡
大されたラツパ状の連結部とより構成されている
ため、多数の架空線保護カバーを架空線へ順次連
結させて押し出しながら装着させても、先端とな
る雌連結管部の内面には何も突出するものはな
く、かつテーパがゆるやかなので、つり線より突
出したリングの部分が架空線保護カバー内周面に
当接して引つかかることがなく、スムーズに架空
線保護カバーの押し出し作業を行うことができ
る。しかも雄連結管部にも末広状のゆるやかなテ
ーパ部が形成され、管本体部の内径寸法より雄連
結管部の先端が拡大に形成されているため、雄連
結管部の連結部を架空線の挿入方向の先端として
使用することが可能である。
このように、本考案の架空線保護カバーは、実
用価値の優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す架空線保護カバ
ーの縦断面図、第2図は雌連結管部の正面図、第
3図は同じく雌連結管部の平面図、第4図は同じ
く雌連結管部の左側面図、第5図は同じく雌連結
管部の右側面図、第6図は同じく雌連結管部の底
面図、第7図は同じく第3図におけるA−A断面
図、第8図は同じく第1図におけるB−B拡大断
面図、第9図は他の凹部に形状を示す斜視図、第
10図は雄連結管部の斜視図、第11図は同じく
雄連結管部の縦断面図、第12図は雌連結管部と
雄連結管部との連結部を示す断面図、第13図は
従来の架空線保護カバーの縦断面図である。 1……架空線保護カバー、2……管本体部、3
……雌連結管部、4……雄連結管部、D……架空
線、K……ケーブル、R……リング、13……テ
ーパ部、6……開閉割部、17……ひれ部、23
……凹部、24……凸部、33……連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブルがリングによつてつり線に吊着された
    架空線に使用され、該架空線の外周に装着される
    管本体部の一端に雌連結管部を、他端に雄連結管
    部を備え、該管本体部及び該連結管部の長手方向
    全長にわたつて開閉割部を備えた架空線保護カバ
    ーにおいて、前記雌連結管部は、前記管本体部の
    一端に連続して末広状に形成されたゆるやかなテ
    ーパ部と、該テーパ部に隣接して形成された雄連
    結管部外周の凸部と嵌合する凹部と、該凹部に連
    続して形成された先端が拡大されたラツパ状の連
    結部とによつて構成され、さらに前記雄連結管部
    にも、前記管本体部の他端に連続して末広状のゆ
    るやかなテーパ部が形成されたことを特徴とす
    る、架空線保護カバー。
JP1986192737U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0322821Y2 (ja)

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JPS6396722U JPS6396722U (ja) 1988-06-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022507U (ja) * 1983-07-21 1985-02-16 市橋 直樹 アスフアルト乳剤散布装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022507U (ja) * 1983-07-21 1985-02-16 市橋 直樹 アスフアルト乳剤散布装置

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JPS6396722U (ja) 1988-06-22

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