JPH0329914Y2 - - Google Patents

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JPH0329914Y2
JPH0329914Y2 JP1985014646U JP1464685U JPH0329914Y2 JP H0329914 Y2 JPH0329914 Y2 JP H0329914Y2 JP 1985014646 U JP1985014646 U JP 1985014646U JP 1464685 U JP1464685 U JP 1464685U JP H0329914 Y2 JPH0329914 Y2 JP H0329914Y2
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detection resistor
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のストツプランプやテールラン
プなどのランプの断線状態を検出するランプ断線
検出装置に関し、特に電源電圧の変動やリード線
の抵抗による電圧降下に対しても誤動作しないよ
うにしたランプ断線検出装置に関する。
(従来の技術) 従来この種のランプ断線検出装置として、例え
ば実開昭57−15038号公報、実開昭57−181642号
公報、実開昭50−140374号公報に示されるものが
あるが、これらはいずれもアナログ電圧の比較に
よるものである。しかし、最近のカーエレクトロ
ニクス化はめざましく、第3図に示すように、ス
トツプランプやテールランプなどの自動車用ラン
プの断線をセントラルプロセツシングユニツト
(以下CPUと略記する)によつて検出するように
した装置も使用されるようになつてきている。同
図において、バツテリ2にはヒユーズ1、ストツ
プランプスイツチ3を介して断線検出用抵抗4の
一端が接続され、この抵抗4の他端は並列接続さ
れた左右のストツプランプ5L,5Rに接続さ
れ、ストツプランプ5L,5Rの他端は接地され
る。断線検出用抵抗4の両端はアンプ7の入力端
子に接続され、その出力はA/D変換器8に入力
される。A/D変換器8の出力はCPU9のデー
タ入力端子に供給され、処理結果としてCPU9
の出力をトランジスタ11のベースに加える。ト
ランジスタ11のコレクタ出力には断線検出用の
インジケータ12が接続されている。以上の断線
検出用抵抗4、アンプ7、A/D変換器8及び
CPU9により電子ユニツト6が構成される。
かかる構成において、ストツプランプスイツチ
3をオンにしてバツテリ2から電流を供給してス
トツプランプ5L,5Rを点灯させる。ストツプ
ランプ5L,5Rとバツテリ2間に直列接続され
た断線検出用抵抗4はこのランプに流れる電流を
常時検出しており、この端子間電圧をアンプ7で
増幅してA/D変換器8に入力している。
ストツプランプ5L,5Rが共に正常に点灯し
ているときは、抵抗4の端子間電圧をA/D変換
器8によりデイジタル信号に変換されたデータが
CPU9に供給され、CPU9では予め設定した断
線検出の閾値データとこのA/D変換器8からの
入力データとを比較してランプが正常であること
を判別する。そしてCPU9からLレベルを出力
してトランジスタ11をオフ状態にして断線検出
用インジケータ12を消灯させる。
一方、ストツプランプ5L,5Rの少なくとも
1つが断線したときは、ランプの抵抗値が変化
し、電流値が変化する。抵抗4ではこの変化した
電流を電圧に変換してアンプ7を通して同様に
A/D変換器8に入力する。A/D変換器8によ
つてデイジタル変換された信号はCPU9にデー
タ入力され、CPU9は上記閾値と比較してラン
プが断線していることを判別する。そしてCPU
9からHレベルの出力を送出してトランジスタ1
1をオンさせ、断線検出用ランプを点灯させる。
(考案が解決しようとする問題点) かかる従来の断線検出装置にあつては、電子ユ
ニツト6のコネクタ部からストツプランプ5L,
5Rまでのリード線の距離は長く(約4m)、ま
た比較的径の細い電線のワイヤーハーネス(0.3
mm2〜0.5mm2)が使用されており、従つてこのリー
ド線による抵抗値が大きく、ランプに電流を流し
たときに、リード線による電圧降下が大きくな
る。
このため、ストツプランプ5L,5Rの一つが
断線して電流値が変化したとき、この電流変化に
よる電圧変化の相当部分がリード線によつて吸収
されてしまい、断線検出用抵抗4によつて変換さ
れる電圧の変化は小さなものになつてしまう。従
つて、この断線検出用抵抗4の両端の小さな電圧
変化によつてランプ5L,5Rの断線を検出でき
るようにするためには、CPU9に設定する閾値
は正常値との差が小さなものにしなければならな
かつた。
このようにCPU9に設定する閾値と正常値と
の差が小さいと、バツテリ2の電源電圧が変動す
ると誤動作するという問題があつた。すなわち、
バツテリ2の電源が変動して電源電圧が低下した
とき、ストツプランプ5L,5R及び断線検出用
抵抗4に流れる電流が減少し、端子間電圧も低下
してCPU9に入力されるデータはストツプラン
プ5L,5Rが共に正常状態であつても通常値よ
り減少する。従つてCPU9は同様に断線したも
のと誤判断する。また、バツテリ2の電源電圧が
上昇したときは、ストツプランプが断線している
にも拘らず、断線検出用抵抗4の端子間電圧が上
昇して、CPU9は断線していないものと誤判断
する。
特にストツプランプ5L,5Rの抵抗値が小さ
いときには、リード線の抵抗値が相対的に大きく
なり、上記閾値は正常値との差をますます小さく
したものにしなければならなくなるため、バツテ
リの電源電圧変動に対してCPU9は誤動作しや
すくなる。
上述の問題は、リード線の抵抗値が小さくなる
ように線径の大きなリード線を使用することによ
つて或る程度解消することができる。しかし、こ
の解決法ではリード線のコストアツプを招き、ま
たバツテリの大きな電源電圧変動に対しては十分
に対処できないという問題が依然存在する。
よつて本考案は、上述した従来の問題点に鑑
み、ランプまでのリード線の抵抗値が大きくて
も、バツテリの電圧変動に対して断線判定を誤る
ことのないランプ断線検出装置を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案により成された
ランプ断線検出装置は、バツテリと基準電位点と
の間に、互いに並列接続された複数のランプと直
列に接続された断線検出用抵抗と、該断線検出用
抵抗の両端に電圧値を検出する第1の電圧検出手
段と、前記断線検出用抵抗の前記ランプとの接続
端と基準電位点との間の電圧値を検出する第2の
電圧検出手段と、前記第1の電圧検出手段により
検出した電圧値と、前記断線検出用抵抗の抵抗値
とにより前記ランプに実際に流れている電流値を
演算し、前記第1及び第2の電圧検出手段により
それぞれ検出した電圧値を加算して求めた電圧値
と、前記ランプが断線していないときの前記断線
検出用抵抗から前記基準電位点までの合成抵抗値
とに基づいて前記ランプが断線していないときに
前記ランプに流れるであろう電流値を演算し、前
記演算した電流値を比較し、両電流値が等しくな
いとき前記ランプが断線していると判定するセン
トラルプロセツシングユニツトとを備えることを
特徴としている。
〔作用〕
以上の構成において、第1の電圧検出手段によ
り検出した電圧値と断線検出用抵抗の抵抗値とに
より求められる電流値は、ランプに実際に流れて
いる電流値である。また、第1の電圧検出手段が
検出する断線検出用抵抗の両端の電圧値と、第2
の電圧検出手段が検出する前記断線検出用抵抗の
前記ランプとの接続端と基準電位点との間の電圧
値とを加算して求めた電圧値は、バツテリの電圧
値に相当する。この電圧値と合成抵抗値とに基づ
いて求められる電流値は、ランプが断線していな
いときにランプに流れるであろう電流値である。
従つて、両電流値を比較することで、両電流値が
等しくないときランプが断線していると判定する
ことができる。
(考案の実施例) 以下本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は本考案の実施例を示す回路図であり、
第3図と同一部分は同一符号を付記する。
第1図において第3図との構成上の相違は、電
子ユニツト6からストツプランプ5L,5Rへの
リード線も含めた断線検出用抵抗4とランプ5
L,5Rとの接続点と接地間の電圧を検出するた
めに、この接続点からA/D変換器8に検出電圧
を入力する検出回路10を設けた点である。
この第1図の構成において、断線用抵抗4の端
子間電圧をVR、電子ユニツトからのリード線の
抵抗による電圧降下も含めたストツプランプ5
L,5Rの端子間電圧をVLとしてこの電圧を
A/D変換器8に入力し、CPU9にデイジタル
信号を入力する。このときバツテリ2の電源電圧
VSは VS=VR+VL …(1) となる。従つてストツプランプ5L,5Rが共に
断線していないときに、このランプに流れるであ
ろう電流ILPは ILP=VS/RX …(2) (RXは断線用抵抗4、ストツプランプ5L,
5R及び電子ユニツト10からストツプランプ
までのリード線の各抵抗値の合成抵抗) となる。一方実際にストツプランプ5L,5Rに
流れる電流ILは IL=VR/R4 …(3) (R4は断線用抵抗4の抵抗値) (2)式及び(3)式よりストツプランプ5L,5Rが
共に断線していなければ ILP=IL …(4) となるはずであり、少なく共一方が断線していれ
ば(4)式は成立しない。尚、(2)式において抵抗RX
及びストツプランプ5L,5Rとワイヤーハーネ
スのリード線の抵抗値は予め実測されている。
そこで、このVR,VLをCPU9に入力して上述
の処理を行ない、ストツプランプ5L,5Rが断
線しているか検出する。
第2図はCPU9のかかる検出処理を示すフロ
ーチヤートであり、まずCPU9に処理を開始さ
せ(21)、次いでストツプランプスイツチ3の状
態を読み込み(22)、オン・オフの状態を判別す
る(23)。ストンプランプスイツチ3がオフして
いれば開始21まで戻り、オンしていれば断線検出
用抵抗4及びワイヤーハーネスのリード線まで含
めたストツプランプ5L,5Rの端子間電圧VR
及びVLの値をA/D変換器8より読み込む
(24a)。このVR,VLよりバツテリ電圧VSを(1)式
より算出する(24b)。次に断線検出用抵抗4の
抵抗値R4とその端子間電圧VRにより実際にスト
ツプランプ5L,5Rに流れている電流ILを(3)式
より算出する(24c)。次いで処理24bで求めたバ
ツテリ電圧VSよりストツプランプ5L,5Rが
共に断線していないときにこのランプに流れる電
流ILPを算出し(25)、この算出したILPと上記処理
24cで算出したILとを比較し(26)、両者が一致し
ていればストツプランプは共に正常に点灯してい
るものと判断してCPU9からLレベルを出力し、
トランジスタ11をオフにする(27)。また両者
が一致していなければストツプランプ5L,5R
の少なく共一方が断線しているものと判断して
CPU9からHレベルを出力してトランジスタ1
1をオンにし、断線検出用インジケータ12を点
灯させる(28)。
尚、上記実施例では自動車のストツプランプに
おける断線検出装置について示したが、テールラ
ンプなどの他の自動車用ランプにも適用できるこ
とは勿論であり、自動車用以外のその他のランプ
における断線検出装置にも適用できる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、その時々
のバツテリの電圧値を検出し、この電圧値とバツ
テリに接続された負荷の既知の抵抗値とからラン
プが断線していないときに断線検出用抵抗に流れ
るであろう電流値を演算し、また断線検出用抵抗
の両端の電圧値を検出し、この電圧値と断線検出
用抵抗の既知の抵抗値とから実際に断線検出用抵
抗に流れている電流値を演算し、それぞれ演算し
た電流値を比較し、両電流値が等しくないときラ
ンプが断線していると判定するようにしていて、
従来のように予め定めた閾値との比較によつて断
線を判定するものでないので、コストダウンのた
め断線検出用抵抗からランプまでのリード線に線
径が細く抵抗値の大きなものを利用しても、バツ
テリの電圧変動に対して断線判定を誤ることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るランプ断線検出装置の実
施例を示す回路図、第2図は第1図装置における
CPUの処理フローを示す図、第3図は従来のラ
ンプ断線検出装置を示す回路図である。 2……バツテリ、4……断線検出用抵抗、5
L,5R……ストツプランプ(ランプ)、7……
アンプ(第1の電圧検出手段)、8……A/D変
換器、9……CPU(セントラルプロセツシングユ
ニツト)、10……検出回路(第2の電圧検出手
段)、11……トランジスタ、12……断線検出
用インジケータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バツテリと基準電位点との間に、互いに並列接
    続された複数のランプと直列に接続された断線検
    出用抵抗と、 該断線検出用抵抗の両端の電圧値を検出する第
    1の電圧検出手段と、 前記断線検出用抵抗の前記ランプとの接続端と
    基準電位点との間の電圧値を検出する第2の電圧
    検出手段と、 前記第1の電圧検出手段により検出した電圧値
    と、前記断線検出用抵抗の抵抗値とにより前記ラ
    ンプに実際に流れている電流値を演算し、前記第
    1及び第2の電圧検出手段によりそれぞれ検出し
    た電圧値を加算して求めた電圧値と、前記ランプ
    が断線していないときの前記断線検出用抵抗から
    前記基準電位点までの合成抵抗値とに基づいて前
    記ランプが断線していないときに前記断線検出用
    抵抗に流れるであろう電流値を演算し、前記演算
    した電流値を比較し、両電流値が等しくないとき
    前記ランプが断線していると判定するセントラル
    プロセツシングユニツトとを備える、 ことを特徴とするランプ断線検出装置。
JP1985014646U 1985-02-06 1985-02-06 Expired JPH0329914Y2 (ja)

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JPS61131346U JPS61131346U (ja) 1986-08-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50132784A (ja) * 1974-04-08 1975-10-21

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