JPH0329724Y2 - - Google Patents

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JPH0329724Y2
JPH0329724Y2 JP1984076194U JP7619484U JPH0329724Y2 JP H0329724 Y2 JPH0329724 Y2 JP H0329724Y2 JP 1984076194 U JP1984076194 U JP 1984076194U JP 7619484 U JP7619484 U JP 7619484U JP H0329724 Y2 JPH0329724 Y2 JP H0329724Y2
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JP
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threaded rod
nut
around
axial direction
friction rollers
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JP1984076194U
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JPS60188354U (ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、減速駆動装置に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 たとえば、試験片を材料試験するとき、クロス
ヘツドのナツトをねじざおにねじ合わせたねじ駆
動式材料試験機が一般に使用されている。普通、
この種の試験機は歯車式減速駆動装置を有し、駆
動装置はねじざおに伝動連結されている。したが
つて、歯車式減速駆動装置によつてねじざおをそ
の軸芯のまわりに回転させることができ、ねじざ
おとナツトによつてクロスヘツドをねじざおに沿
つて移動させることができる。これによつて試験
片に試験荷重を加えることができる。
しかしながら、この試験機は歯車式減速駆動装
置の歯車のバツクラツシユが試験結果に影響する
という問題がある。たとえば、試験を開始すると
き、歯車のバツクラツシユによつて荷重の遅れが
生じるのはさけられない。試験片を繰り返し試験
するとき、歯車のバツクラツシユによつて荷重の
検出波形に乱れが生じるという問題もある。
(ハ) 目的 したがつて、この考案は、バツクラツシユの問
題が生じない減速駆動装置を提供することを目的
としてなされたものである。
(ニ) 構成 この考案は、ボールねじによつてナツトをねじ
棒にねじ合わせ、ねじ棒を軸方向に移動可能に、
かつその軸芯のまわりに回転しないよう案内する
とともに、ナツトをねじ棒のまわりに回転可能
に、かつ軸方向に移動しないよう案内する。さら
に、一対の回転デイスクを軸方向に対向させてね
じ棒と同芯に配置し、各回転デイスクのうち、一
方の回転デイスクをナツトに拘束し、他方の回転
デイスクをねじ棒のまわりに回転可能に案内す
る。そして、各回転デイスク間に摩擦コロを挾み
つけ、この摩擦コロをねじ棒と直交する軸芯のま
わりに回転可能に案内し、摩擦コロおよび回転デ
イスクによつてナツトをねじ棒のまわりに回転さ
せる。これによつてねじ棒を軸方向に移動させる
ようにしたことを特徴とするものである。
(ホ) 実施例 以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
図において、この装置はボールねじによつてナ
ツト1をねじ棒2にねじ合わせたものである。こ
の実施例では、いわゆるダブルナツト方式がとら
れ、上下一対のナツト1がねじ棒2にねじ合わさ
れ、各ナツト1に軸方向の予圧が与えられてい
る。これによつてナツト1とねじ棒2間のバツク
ラツシユが除去されている。
また、この実施例では、ねじ棒2が垂直に配置
され、その下端にレバー3が固定され、レバー3
にガイドコロ4が設けられている。ガイドコロ4
はレール5に係合され、レール5はねじ棒2と平
行に配置されている。これによつてねじ棒2が軸
方向に移動可能に、かつその軸芯のまわりに回転
しないよう案内されている。
ナツト1はカラー6に固定され、カラー6はケ
ーシング7に収容されている。そして、カラー6
とケーシング7間にベアリング8が設けられ、ナ
ツト1およびカラー6はねじ棒2のまわりに回転
可能に、かつ軸方向に移動しないよう案内されて
いる。ケーシング7はフレーム9に固定されてい
る。
この装置は上下一対の回転デイスク10H,1
0Lおよび左右一対の摩擦コロ11L,11Rを
有する。回転デイスク10H,10L軸方向に対
向するよう配置され、ねじ棒2と同芯に配置され
ている。摩擦コロ11L,11Rはねじ棒2と直
角に放射状に配置され、回転デイスク10H,1
0L間に挿入されている。また、各回転デイスク
10H,10Lのうち、上方の回転デイスク10
Hはカラー6に固定され、ナツト1に拘束されて
いる。そして、下方の回転デイスク10Lとケー
シング7間にベアリング12および皿ばね13が
設けられ、ベアリング12によつて回転デイスク
10Lがねじ棒2のまわりに回転可能に案内され
ている。皿ばね13はベアリング12を介して下
方の回転デイスク10Lを押し上げる。これによ
つて各回転デイスク10H,10L間に摩擦コロ
11L,11Rが挾みつけられている。さらに、
摩擦コロ11L,11Rとケーシング7間にベア
リング14が設けられ、摩擦コロ11L,11R
はねじ棒2と直交する軸芯のまわりに回転可能に
案内されている。また、この実施例では、摩擦コ
ロ11L,11Rの先端と回転デイスク10Lの
周縁にテーパ面15が形成され、摩擦コロ11
L,11Rと回転デイスク10H,10Lのテー
パ面15が互いに接触するよう構成されている。
各摩擦コロ11L,11Rのうち、右側の摩擦
コロ11Rは回転デイスク10H,10Lを回転
させるためのもので、ベルトプーリ16を有し、
ベルトプーリ16はベルト17によつて電動機1
8に伝動連結されている。左側の摩擦コロ11L
は回転デイスク10H,10Lを案内するととも
に、その回転量を検出するためのもので、回転量
検出器19に伝動連結され、検出器19は駆動増
幅器20に接続されている。そして、基準信号発
生器21が駆動増幅器20に接続され、増幅器2
0は電動機18に接続されている。
この装置は試験片を材料試験する材料試験機に
使用するようにしたものである。試験片はチヤツ
クによつてチヤツキングされ、チヤツクはねじ棒
2の上端に取り付けられる。
前記のように構成された装置において、基準信
号発生器21の信号は増幅器20によつて増幅さ
れ、電動機18に送られる。これによつて電動機
18が駆動される。そのトルクはベルト17およ
びベルトプーリ16によつて右側の摩擦コロ11
Rに伝達される。摩擦コロ11Rはベアリング1
4によつて案内され、ねじ棒2と直交する軸芯の
まわりを回転する。したがつて、各回転デイスク
10H,10Lが互いに反対の方向に回転する。
上方の回転デイスク10Hはベアリング8によつ
て案内され、ナツト1およびカラー6と一体的に
回転し、ねじ棒2のまわりを回転する。下方の回
転デイスク10Lはベアリング12によつて案内
され、ねじ棒2のまわりを回転する。さらに、左
側の摩擦コロ11Lがベアリング14によつて案
内され、ねじ棒2と直角の軸芯のまわりを回転
し、回転デイスク10H,10Lは摩擦コロ11
Lによつて案内され、円滑に回転する。
したがつて、摩擦コロ11L,11Rおよび回
転デイスク10H,10Lによつてナツト1が減
速駆動され、ねじ棒2のまわりを回転する。しか
しながら、ねじ棒2はレバー3のガイドコロ4に
よつて拘束され、回転しない。したがつて、ナツ
ト1のボールねじによつてねじ棒2が軸方向に送
られる。ガイドコロ4はレール5に沿つて転動
し、ねじ棒2はガイドコロ4によつて案内され、
軸方向に移動する。したがつて、ねじ棒2の上端
に試験片のチヤツクを取り付けると、ねじ棒2お
よびチヤツクによつて試験片に試験荷重を加える
ことができる。
また、この装置は回転量検出器19および左側
の摩擦コロ11Lによつて回転デイスク10H,
10Lの回転量が検出され、その検出信号が駆動
増幅器20に送られる。これによつて電動機18
がフイードバツク制御される。したがつて、回転
デイスク10H,10Lおよびナツト1の回転量
を基準信号発生器21の信号に対応させることが
でき、ねじ棒2の移動量を正確に制御することが
できる。
この装置は摩擦コロ11L,11Rおよび回転
デイスク10H,10Lによつてナツト1がねじ
棒2のまわりを回転し、ナツト1のボールねじに
よつてねじ棒2が軸方向に移動するだけであり、
バツクラツシユの問題は生じない。周知のよう
に、ボールねじのバツクラツシユは小さく、摩擦
も小さい。さらに、前述したように、この実施例
ではダブルナツト方式がとられ、ナツト1とねじ
棒2間のバツクラツシユが除去されている。した
がつて、ねじ棒2を的確に移動させることでき、
試験片に的確に荷重を加えることができる。
なお、この考案には前記実施例の他に種々の変
形例が考えられる。たとえば、皿ばね13に代え
てシリンダなどその他の弾性手段を使用し、これ
によつて各回転デイスク10H,10L間に摩擦
コロ11L,11Rを挾みつけてもよい。この場
合も、摩擦コロ11L,11Rおよび回転デイス
ク10H,10Lによつてナツト1をねじ棒2の
まわりに回転させることができ、同様の作用効果
を得ることができる。また、材料試験機に限ら
ず、この装置は工作機械などその他の機械の減速
駆動装置として使用することもできる。
(ヘ) 効果 以上説明したように、この考案によれば、ボー
ルねじによつてナツト1がねじ棒2にねじ合わさ
れ、ねじ棒2が軸方向に移動可能に、かつその軸
芯のまわりに回転しないよう案内され、ナツト1
がねじ棒2のまわりに回転可能に、かつ軸方向に
移動しないよう案内される。さらに、一対の回転
デイスク10H,10Lが軸方向に対向し、ねじ
棒2と同芯に配置され、各回転デイスク10H,
10Lのうち、一方の回転デイスク10Hがナツ
ト1に拘束され、他方の回転デイスク10Lがね
じ棒2のまわりに回転可能に案内され、各回転デ
イスク10H,10L間に摩擦コロ11H,11
Lが挾み付けられる。摩擦コロ11H,11Lは
ねじ棒2と直交する軸芯のまわりに回転可能に案
内される。したがつて、摩擦コロ11H,11L
および回転デイスク10H,10Lによつてナツ
ト1をねじ棒2のまわりに回転させることができ
る。したがつて、歯車式減速駆動装置を使用しな
くても、摩擦コロ11H,11Lおよび回転デイ
スク10H,10Lによつてナツト1を減速駆動
し、ねじ棒2を軸方向に移動させることができ、
歯車式減速駆動装置のバツクラツシユの問題が生
じず、所期の目的を達成することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。 1……ナツト、2……ねじ棒、4……ガイドコ
ロ、8,12,14……ベアリング、10H,1
0L……回転デイスク、11L,11R……摩擦
コロ、13……皿ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボールねじによつてナツトをねじ棒にねじ合わ
    せ、前記ねじ棒を軸方向に移動可能に、かつその
    軸芯のまわりに回転しないよう案内するととも
    に、前記ナツトを前記ねじ棒のまわりに回転可能
    に、かつ軸方向に移動しないよう案内し、さらに
    一対の回転デイスクを軸方向に対向させて前記ね
    じ棒と同芯に配置し、前記各回転デイスクのう
    ち、一方の回転デイスクを前記ナツトに拘束し、
    他方の回転デイスクを前記ねじ棒のまわりに回転
    可能に案内し、前記各回転デイスク間に摩擦コロ
    を挾みつけ、前記摩擦コロを前記ねじ棒と直交す
    る軸芯のまわりに回転可能に案内し、前記摩擦コ
    ロおよび回転デイスクによつて前記ナツトを前記
    ねじ棒のまわりに回転させ、前記ねじ棒を軸方向
    に移動させるようにしたことを特徴とする材料試
    験機用アクチユエータ。
JP7619484U 1984-05-23 1984-05-23 材料試験機用アクチユエ−タ Granted JPS60188354U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7619484U JPS60188354U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 材料試験機用アクチユエ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7619484U JPS60188354U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 材料試験機用アクチユエ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60188354U JPS60188354U (ja) 1985-12-13
JPH0329724Y2 true JPH0329724Y2 (ja) 1991-06-25

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ID=30618114

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JP7619484U Granted JPS60188354U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 材料試験機用アクチユエ−タ

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JP (1) JPS60188354U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597245A (ja) * 1982-06-17 1984-01-14 エムテイエス・システムス・コ−ポレ−シヨン 負荷連結部に予荷重を加える装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597245A (ja) * 1982-06-17 1984-01-14 エムテイエス・システムス・コ−ポレ−シヨン 負荷連結部に予荷重を加える装置

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JPS60188354U (ja) 1985-12-13

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