JPH03297187A - 高出力半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents
高出力半導体レーザ素子及びその製造方法Info
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- JPH03297187A JPH03297187A JP10060490A JP10060490A JPH03297187A JP H03297187 A JPH03297187 A JP H03297187A JP 10060490 A JP10060490 A JP 10060490A JP 10060490 A JP10060490 A JP 10060490A JP H03297187 A JPH03297187 A JP H03297187A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
衛星間光通信用光源及び固体レーザ励起用光源等の情報
通信分野に最適な高出力半導体レーザに関するものであ
る。
通信分野に最適な高出力半導体レーザに関するものであ
る。
(従来の技術)
0.8pm 〜0.9pmに発振波長を有するGaAs
/AlGaAs系及びInGaAs/AlGaAs系の
高出力半導体レーザは、光デイスク用光源のみならず、
固体レーザ励起用光源、SHG励起用光源、衛星間通信
用光源等の応用分野が広がり、近年急速に需要が高まっ
ている。同時に、より高出力で高信頼な半導体レーザが
求められている。しかし、この波長帯の半導体レーザは
、共振器端面部での表面準位の存在により、ある一定の
臨界光出力を越えると端面が溶触するいわゆる光学損傷
が発生ずる。この光学損傷レベルによって半導体レーザ
の高出力特性が制限されている。光学損傷を防止するた
めには表面準位の存在により誘起される端面部での光吸
収を除去すればよい。端面部での光吸収を防止したレー
ザ構造としては、例えば第7図に示すような構造が提案
されている。(ジャーナルオブクオンタムエレクトロニ
クスJournal of Quantum Elec
tronicsVol 25. No6. P1495
.1989)この構造は共振器内部の利得領域7と、共
振器端面近傍の導波領域8から形成され、導波領域8は
、AI□、11Ga□、BgAs活性層19の発振波長
に対して透明なn−Al□、5Ga□、5As埋め込み
層22から形成されている。この結果、共振器端面部で
の光吸収は無視でき、光学損傷のない高出力な特性が得
られる。さらに、活性層19の直下に設けられたP−A
lo、36Ga□、64Asガイド層の働きにより、発
振光を効率よく共振器内に導波することができまたn−
GaAs電流ブロック層20により電流を有効に利得領
域7に注入することが可能となる。このため低しきい値
高効率で、300mW以上の良好な高出力特性を得るこ
とができる。
/AlGaAs系及びInGaAs/AlGaAs系の
高出力半導体レーザは、光デイスク用光源のみならず、
固体レーザ励起用光源、SHG励起用光源、衛星間通信
用光源等の応用分野が広がり、近年急速に需要が高まっ
ている。同時に、より高出力で高信頼な半導体レーザが
求められている。しかし、この波長帯の半導体レーザは
、共振器端面部での表面準位の存在により、ある一定の
臨界光出力を越えると端面が溶触するいわゆる光学損傷
が発生ずる。この光学損傷レベルによって半導体レーザ
の高出力特性が制限されている。光学損傷を防止するた
めには表面準位の存在により誘起される端面部での光吸
収を除去すればよい。端面部での光吸収を防止したレー
ザ構造としては、例えば第7図に示すような構造が提案
されている。(ジャーナルオブクオンタムエレクトロニ
クスJournal of Quantum Elec
tronicsVol 25. No6. P1495
.1989)この構造は共振器内部の利得領域7と、共
振器端面近傍の導波領域8から形成され、導波領域8は
、AI□、11Ga□、BgAs活性層19の発振波長
に対して透明なn−Al□、5Ga□、5As埋め込み
層22から形成されている。この結果、共振器端面部で
の光吸収は無視でき、光学損傷のない高出力な特性が得
られる。さらに、活性層19の直下に設けられたP−A
lo、36Ga□、64Asガイド層の働きにより、発
振光を効率よく共振器内に導波することができまたn−
GaAs電流ブロック層20により電流を有効に利得領
域7に注入することが可能となる。このため低しきい値
高効率で、300mW以上の良好な高出力特性を得るこ
とができる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、第7図の従来の構造では、導波領域8を
形成するため、ウェットエツチングによる活性層19の
除去及びMOVPE気相成長による埋め込み層22の再
成長等の複雑なプロセスを行なわなければならない。特
にウェットエツチングは活性層19の直下で正確に停止
しなければ良好な高出力特性を得ることはできず、極め
て困難な制御性を要求される。こうした複雑で困難な制
御性を要求されるプロセスは、素子特性の再現性歩留り
の低下をもたらすと同時に、製造コストの上昇をまねく
。
形成するため、ウェットエツチングによる活性層19の
除去及びMOVPE気相成長による埋め込み層22の再
成長等の複雑なプロセスを行なわなければならない。特
にウェットエツチングは活性層19の直下で正確に停止
しなければ良好な高出力特性を得ることはできず、極め
て困難な制御性を要求される。こうした複雑で困難な制
御性を要求されるプロセスは、素子特性の再現性歩留り
の低下をもたらすと同時に、製造コストの上昇をまねく
。
また、従来の構造では活性層19を除去した後に埋め込
み層22を再成長するため、高出力特性を決定する活性
層19と埋め込み層22の結晶的なつながりは、再成長
時の表面状態によって大きく左右される。一般にAlG
aAsの表面は酸化されやすいため、この再成長表面の
酸化膜を除去する事が高出力特性を得るためには重要な
ポイントとなる。しかしAlGaAsの酸化膜は極めて
安定であるため再現性よく除去することは困難である。
み層22を再成長するため、高出力特性を決定する活性
層19と埋め込み層22の結晶的なつながりは、再成長
時の表面状態によって大きく左右される。一般にAlG
aAsの表面は酸化されやすいため、この再成長表面の
酸化膜を除去する事が高出力特性を得るためには重要な
ポイントとなる。しかしAlGaAsの酸化膜は極めて
安定であるため再現性よく除去することは困難である。
こうした、複雑な加工プロセスと、AlGaAs表面へ
の再成長によりもたらされる歩留り再現性低下が従来の
技術の問題点であった。
の再成長によりもたらされる歩留り再現性低下が従来の
技術の問題点であった。
(課題を解決するための手段)
本発明の半導体レーザ素子は井戸層を
InXGa1−XAs(0≦x≦0.3)、障壁層をA
lyGa1−yAs(0≦y≦1)とする活性層を有す
る歪量子井戸型半導体レーザであって共振器端面近傍の
h組成Xが共振器内部の値より低いことを特徴とする。
lyGa1−yAs(0≦y≦1)とする活性層を有す
る歪量子井戸型半導体レーザであって共振器端面近傍の
h組成Xが共振器内部の値より低いことを特徴とする。
また本発明の製造方法はMOVPE気相成長法において
、成長基板表面に部分的にレーザ光を照射することで成
長基板に周期的な温度分布を形成した状態で少なくとも
井戸層の結晶成長をする工程を有することを特徴とする
。あるいは、MOVPE気相成長法において、成長基板
裏面にカーボン等の発熱体を周期的に設置し、外部から
高周波誘導加熱又は、赤外線ランプ加熱を行なうことで
成長基板に周期的な温度分布を形成して少なくとも井戸
層の結晶成長をする工程を有することを特徴とする。
、成長基板表面に部分的にレーザ光を照射することで成
長基板に周期的な温度分布を形成した状態で少なくとも
井戸層の結晶成長をする工程を有することを特徴とする
。あるいは、MOVPE気相成長法において、成長基板
裏面にカーボン等の発熱体を周期的に設置し、外部から
高周波誘導加熱又は、赤外線ランプ加熱を行なうことで
成長基板に周期的な温度分布を形成して少なくとも井戸
層の結晶成長をする工程を有することを特徴とする。
(作用)
成長基板にGaAsを用い、活性層の井戸層にInxG
a1−xAsを用いた量子井戸型半導体レーザは、格子
整合はとれていなくともある一定の臨界膜厚以下であれ
ば、ミスフィツト転位が発生せず、0.8〜1.0μm
帯の良好な発振特性が得られる。加えて格子整合のとれ
たGaAs/AlGaAs系の量子井戸レーザとは異な
り重い正孔と軽い正孔の縮退がとけるため、誘導放出の
遷移確率が高まり、発振しきい値電流密度が大幅に低減
する。(ジャーナルオブクオンタムエレクトロニクスJ
ournal of QuantumElectron
ics、 Vol、 24. No、8. P1605
.1988)こうしたInGaAsの量子井戸構造はM
OVPE又はMBE等の気相成長法を用いて形成される
。この場合りとGaの原料供給量を一定としても、成長
基板の温度に応じてInXGa1−XAsのIn組成X
が変化する。600〜800°Cの範囲では、Inの固
相から気相への再離脱により、高温になる程In領域X
が減少する傾向をもつ。
a1−xAsを用いた量子井戸型半導体レーザは、格子
整合はとれていなくともある一定の臨界膜厚以下であれ
ば、ミスフィツト転位が発生せず、0.8〜1.0μm
帯の良好な発振特性が得られる。加えて格子整合のとれ
たGaAs/AlGaAs系の量子井戸レーザとは異な
り重い正孔と軽い正孔の縮退がとけるため、誘導放出の
遷移確率が高まり、発振しきい値電流密度が大幅に低減
する。(ジャーナルオブクオンタムエレクトロニクスJ
ournal of QuantumElectron
ics、 Vol、 24. No、8. P1605
.1988)こうしたInGaAsの量子井戸構造はM
OVPE又はMBE等の気相成長法を用いて形成される
。この場合りとGaの原料供給量を一定としても、成長
基板の温度に応じてInXGa1−XAsのIn組成X
が変化する。600〜800°Cの範囲では、Inの固
相から気相への再離脱により、高温になる程In領域X
が減少する傾向をもつ。
(ジャーナルオブクリスタルグロースJournal
ofCrystal Growth、 97.P551
.1989)。
ofCrystal Growth、 97.P551
.1989)。
従って、本発明の構造のように、成長基板に周期的な温
度分布を形成して第1図(a)のようなInxGa1−
xAs/A1yGa1−yAsの量子井戸構造(ここで
各層の伝導帯のエネルギーダイアグラムを第1図(b)
に示す。)を成長した場合、高温部での玩組成Xは、低
温部の値に比べて低くなる。InXGa1 、Asはh
組成Xが低いほどバンドギャップエネルギーが大きくな
る。また高温部では等測的にhの供給量が低下するため
に、井戸層厚も薄くなる。以上の効果から、高温部での
電子の遷移エネルギーは低温部での値より大きくなる。
度分布を形成して第1図(a)のようなInxGa1−
xAs/A1yGa1−yAsの量子井戸構造(ここで
各層の伝導帯のエネルギーダイアグラムを第1図(b)
に示す。)を成長した場合、高温部での玩組成Xは、低
温部の値に比べて低くなる。InXGa1 、Asはh
組成Xが低いほどバンドギャップエネルギーが大きくな
る。また高温部では等測的にhの供給量が低下するため
に、井戸層厚も薄くなる。以上の効果から、高温部での
電子の遷移エネルギーは低温部での値より大きくなる。
従って、高温部で成長した部分にへき開面を形成して、
共振器を形成すれは、端面部は第2図に示すように発振
光に対して、透明となり、光学損傷のない高出力特性が
得られる。この製作方法では1回の結晶成長だけで利得
領域7と導波領域8を形成することができ、精密なエツ
チング工程も再成長工程もないため、歩留り及び再現性
のよい高出力半導体レーザを低コストで製作することが
可能となる。
共振器を形成すれは、端面部は第2図に示すように発振
光に対して、透明となり、光学損傷のない高出力特性が
得られる。この製作方法では1回の結晶成長だけで利得
領域7と導波領域8を形成することができ、精密なエツ
チング工程も再成長工程もないため、歩留り及び再現性
のよい高出力半導体レーザを低コストで製作することが
可能となる。
(実施例)
以下、第1図の図面を用いて本発明に係わる実施例を詳
しく説明する。まず、MOVPE又はMBE気相成長法
を用いてn−GaAs基板1上にn−A12Ga1−2
Asクラッド層2.1−AI、Ga1 、Asガイド層
3活性層となる1−InxGa1−xAs井戸層4(0
≦x≦0.3)、1−AI、Ga1−、Asガイド層3
、P−A12Ga1−2Asクラッド層5(y<z)、
P−GaAsキャップ層6を順次形成する。この成長の
際例えば第3図に示すような加熱方法を用いる。通常n
−GaAs基板1は、高周波誘導によって加熱されたカ
ーボンサセプタ9を通して加熱される。
しく説明する。まず、MOVPE又はMBE気相成長法
を用いてn−GaAs基板1上にn−A12Ga1−2
Asクラッド層2.1−AI、Ga1 、Asガイド層
3活性層となる1−InxGa1−xAs井戸層4(0
≦x≦0.3)、1−AI、Ga1−、Asガイド層3
、P−A12Ga1−2Asクラッド層5(y<z)、
P−GaAsキャップ層6を順次形成する。この成長の
際例えば第3図に示すような加熱方法を用いる。通常n
−GaAs基板1は、高周波誘導によって加熱されたカ
ーボンサセプタ9を通して加熱される。
InxGa1−xAs井戸層4の成長直前に50μmΦ
程度に集光したArレーザ光を成長表面に周期的にスキ
ャンさせる。この結果図に示すように成長表面に周期的
な温度分布が形成され高温部と低温部で、In組成Xの
異なる量子井戸構造が形成される。第4図は別の加熱方
法を示している。この場合、n−GaAs基板1は周期
的に形成したカーボン等の赤外線吸収発熱体12の上に
設置する。この状態で1〜5μmの加熱用赤外光を基板
裏側から照射する。赤外光は発熱体12で吸収されて熱
を発生するがGaAsは1〜5μmの赤外光に対してほ
ぼ透明であるため発熱せず従って、基板表面には発熱体
12の部分でピークを持つ、周期的な温度分布が形成さ
れる。この加熱方法の場合は全層の成長を周期的な温度
分布のもとで行なうことになるが、AlGaAs成長で
はA1組成及び層厚の成長温度依存性は小さいので、井
戸層4のみ周期的な温度分布の影響を受ける。
程度に集光したArレーザ光を成長表面に周期的にスキ
ャンさせる。この結果図に示すように成長表面に周期的
な温度分布が形成され高温部と低温部で、In組成Xの
異なる量子井戸構造が形成される。第4図は別の加熱方
法を示している。この場合、n−GaAs基板1は周期
的に形成したカーボン等の赤外線吸収発熱体12の上に
設置する。この状態で1〜5μmの加熱用赤外光を基板
裏側から照射する。赤外光は発熱体12で吸収されて熱
を発生するがGaAsは1〜5μmの赤外光に対してほ
ぼ透明であるため発熱せず従って、基板表面には発熱体
12の部分でピークを持つ、周期的な温度分布が形成さ
れる。この加熱方法の場合は全層の成長を周期的な温度
分布のもとで行なうことになるが、AlGaAs成長で
はA1組成及び層厚の成長温度依存性は小さいので、井
戸層4のみ周期的な温度分布の影響を受ける。
上記成長条件で形成した量子井戸ウェハに横モード制御
構造と、電流狭さく構造を導入して本発明に係わる高出
力半導体レーザが形成される。
構造と、電流狭さく構造を導入して本発明に係わる高出
力半導体レーザが形成される。
第5図は、単一ストライプ型のセルファライン型屈折率
導波レーザを形成した例である。この構造では、P−A
12Ga1 、Asクラッド層5中に残りP−クラッド
層厚0.3pmのメサを形成し、減圧MOVPE法によ
りn−AluGal−uAs電流ブロック層14を選択
的に形成する。再成長の際、5i02等の誘電体のマス
クを用いればメサ上部には成長層が形成されず良好な選
択埋め込み成長を行なうことができる。この場合、z<
uとすればP−クラッド層5の屈折率は電流ブロック層
14より高くなるため、発振光はメサ部に閉じ込められ
、低しきい値で、高効率な横モード制御レーザが得られ
る。In組成Xの低い領域に、電流ブロックとなる5i
02絶縁膜17を形成した後、この部分にへき開面によ
る共振器端面を形成して、本発明に係わる実施例が製作
できる。
導波レーザを形成した例である。この構造では、P−A
12Ga1 、Asクラッド層5中に残りP−クラッド
層厚0.3pmのメサを形成し、減圧MOVPE法によ
りn−AluGal−uAs電流ブロック層14を選択
的に形成する。再成長の際、5i02等の誘電体のマス
クを用いればメサ上部には成長層が形成されず良好な選
択埋め込み成長を行なうことができる。この場合、z<
uとすればP−クラッド層5の屈折率は電流ブロック層
14より高くなるため、発振光はメサ部に閉じ込められ
、低しきい値で、高効率な横モード制御レーザが得られ
る。In組成Xの低い領域に、電流ブロックとなる5i
02絶縁膜17を形成した後、この部分にへき開面によ
る共振器端面を形成して、本発明に係わる実施例が製作
できる。
第6図は、本発明の構造を用いてマルチストライプ型高
出力半導体レーザを製作した例である。電流狭さく構造
は、プロトン注入18によって形成される。プロトン注
入を行なった領域は高抵抗となるため電流はストライプ
部分に有効に注入される。この場合もIn組成Xの低い
領域には全域にプロトン注入を行ない。この部分にへき
開面による共振器端面を形成する。この構造では、特に
横モード制御構造を導入していないため、単峰な出射ビ
ームは得られないが単一ストライプでは、得られないワ
ットクラスの高出力特性を得ることができる。単一スト
ライプの第5図の構造、マルチストライプの第6図の構
造いずれの場合でも光学損傷のない高出力で高信頼な半
導体レーザが再現性よく実現できる。
出力半導体レーザを製作した例である。電流狭さく構造
は、プロトン注入18によって形成される。プロトン注
入を行なった領域は高抵抗となるため電流はストライプ
部分に有効に注入される。この場合もIn組成Xの低い
領域には全域にプロトン注入を行ない。この部分にへき
開面による共振器端面を形成する。この構造では、特に
横モード制御構造を導入していないため、単峰な出射ビ
ームは得られないが単一ストライプでは、得られないワ
ットクラスの高出力特性を得ることができる。単一スト
ライプの第5図の構造、マルチストライプの第6図の構
造いずれの場合でも光学損傷のない高出力で高信頼な半
導体レーザが再現性よく実現できる。
(発明の効果)
MOVPE又はMBE等の気相成長法によって形成され
るInGaAsの量子井戸構造の場合、hとGaの原料
供給量を一定としても、成長基板の温度に応じてInx
Ga1−xAsのIn組成Xが変化する。600°C〜
800°Cの範囲ではInの固相から気相への再離脱に
より、h組成Xが減少する。従って本発明の構造のよう
に成長基板に周期的な温度分布を形成してInXGa1
−xAsの量子井戸構造を成長した場合高温部でのh組
成Xは、低温部の値に比べて低くなる。また高温部では
、等測的にhの供給量が低下するため、井戸層厚も薄く
なる。以上の効果から、高温部での電子の遷移エネルギ
ーは、低温部での値より大きくなる。従って高温部で成
長した部分にへき開面を形成して、共振器を形成すれば
端面部は第2図に示すように発振光に対して透明となり
、光学損傷のない高出力特性が得られる。この製作方法
では1回の結晶成長だけで利得領域7と、導波領域8を
形成することができ精密なエツチング工程も再成長工程
もないため、歩留り及び再現性のよい高出力高信頼な半
導体レーザを低コストで実現することが可能となる。
るInGaAsの量子井戸構造の場合、hとGaの原料
供給量を一定としても、成長基板の温度に応じてInx
Ga1−xAsのIn組成Xが変化する。600°C〜
800°Cの範囲ではInの固相から気相への再離脱に
より、h組成Xが減少する。従って本発明の構造のよう
に成長基板に周期的な温度分布を形成してInXGa1
−xAsの量子井戸構造を成長した場合高温部でのh組
成Xは、低温部の値に比べて低くなる。また高温部では
、等測的にhの供給量が低下するため、井戸層厚も薄く
なる。以上の効果から、高温部での電子の遷移エネルギ
ーは、低温部での値より大きくなる。従って高温部で成
長した部分にへき開面を形成して、共振器を形成すれば
端面部は第2図に示すように発振光に対して透明となり
、光学損傷のない高出力特性が得られる。この製作方法
では1回の結晶成長だけで利得領域7と、導波領域8を
形成することができ精密なエツチング工程も再成長工程
もないため、歩留り及び再現性のよい高出力高信頼な半
導体レーザを低コストで実現することが可能となる。
第1図、第5図、第6図は、本発明の実施例を示す構造
図、第2図は本発明の原理を示す図、第3図、第4図は
、本発明の製造方法の一工程を示す図、第7図は従来の
技術の素子の構造図をそれぞれ示す。 図において、 1・n−GaAs基板、2−n−A1.Gal−2As
クラッド層、3・1−AlyGa1 、Asガイド層、
4・1−InxGa1−xAs井戸層、5−P−Alz
Gal−2Asクラッド層、6−P−GaAsキャップ
層、7・・・利得領域、8・・・導波領域、9・・・カ
ーボンサセプタ、10・・・レーザ光、11・・・高周
波コイル、1200.赤外線吸収発熱体、13・・・加
熱用赤外光、14・・・n−AluGal + uAs
電流ブロック層、15−n電極、16・P電極、17・
・・5i02絶縁膜、18・・・プロトン注入、19°
=AI0.11Ga□、BgAs活性層、20・n−G
aAs電流ブロック層、21− P−AIo、36Ga
o、64Asガイド層、22−・・。−AI□、50a
□、5As埋め込み層をそれぞれ示す。
図、第2図は本発明の原理を示す図、第3図、第4図は
、本発明の製造方法の一工程を示す図、第7図は従来の
技術の素子の構造図をそれぞれ示す。 図において、 1・n−GaAs基板、2−n−A1.Gal−2As
クラッド層、3・1−AlyGa1 、Asガイド層、
4・1−InxGa1−xAs井戸層、5−P−Alz
Gal−2Asクラッド層、6−P−GaAsキャップ
層、7・・・利得領域、8・・・導波領域、9・・・カ
ーボンサセプタ、10・・・レーザ光、11・・・高周
波コイル、1200.赤外線吸収発熱体、13・・・加
熱用赤外光、14・・・n−AluGal + uAs
電流ブロック層、15−n電極、16・P電極、17・
・・5i02絶縁膜、18・・・プロトン注入、19°
=AI0.11Ga□、BgAs活性層、20・n−G
aAs電流ブロック層、21− P−AIo、36Ga
o、64Asガイド層、22−・・。−AI□、50a
□、5As埋め込み層をそれぞれ示す。
Claims (3)
- (1)井戸層をIn_xGa_1_−_xAs(0≦x
≦0.3)、障壁層をAl_yGa_1_−_yAs(
0≦y≦1)とする活性層を有する歪量子井戸型半導体
レーザであって共振器端面近傍のLn組成xが共振器内
部の値より低いことを特徴とする半導体レーザ素子。 - (2)MOVPE又はMBE気相成長法において、成長
基板表面に部分的にレーザ光を照射することで成長基板
に周期的な温度分布を形成して結晶成長する工程を有す
ることを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。 - (3)MOVPE又はMBE気相成長法において、成長
基板裏面にカーボン等の発熱体を周期的に設置し外部か
ら高周波誘導加熱又は、赤外線ランプ加熱を行なうこと
で成長基板に周期的な温度分布を形成して結晶成長する
工程を有することを特徴とする半導体レーザの素子製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100604A JP2687668B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 高出力半導体レーザ素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100604A JP2687668B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 高出力半導体レーザ素子及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03297187A true JPH03297187A (ja) | 1991-12-27 |
JP2687668B2 JP2687668B2 (ja) | 1997-12-08 |
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ID=14278469
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- 1990-04-17 JP JP2100604A patent/JP2687668B2/ja not_active Expired - Lifetime
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