JPH03296985A - 光情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は円盤状記録媒体の記録再生装置の改良に関し、
特に装置内外に流出入する空気中の塵埃を捕捉するため
のフィルタを備えた光情報記録再生装置の改良に関する
。

（従来の技術） 近年、各種データ又はオーディオ・ビジュアル（ＡＶ）
信号を記録する媒体として、コンパクトな形状でありな
がらも大容量の情報を記録し得る光ディスク、光磁気デ
ィスクが一般化しており、光ディスク等に記録された情
報を光ピツクアップにより再生したり、情報を書き込ん
で使用することも可能な光情報記録再生装置が広く開発
されている。

このような光情報記録再生装置としては、記録媒体が固
定された固定型のものや、記録媒体を着脱（出入れ）可
能なリムーバブル式のものが存する。

光ディスクに対する記録再生装置は、光学的に記録され
たビットとしての情報を光ピツクアップを用いて非接触
式に読み取るため、従来のＬＰレコード等のようにレコ
ード針を音溝に接触させながら情報を読み取る場合に比
して記録媒体上に付着した塵埃、汚れ等が読取特性に与
える悪影響は格段に少なくなっている。

しかしながら、許容量を越える塵埃等が光デイスフの透
明な保護層に付着、堆積すれば、ピックアップからビッ
トを含む反射層に到達するレーザ光の障害となったり、
反射層で反射されるレーザ光の障害となり、信号劣化を
来すこととなる。

ところで、記録再生装置が使用される環境としては、空
調設備の完備された室内の場合もあれば、自動車修理工
場、旋盤等の塵埃の発生し易い加工設備が設けられた工
場等であって空調設備のない場所で使用されることもあ
り、使用環境は一様でない。

また、光デイスク装置のうちでも円盤状記録媒体をドラ
イブ装置内に固定した固定式ハードディスク装置は、装
置内部の密閉性が比較的高いため、塵埃の流出入、内部
における塵埃発生は起こりに＜＜、僅かに発生する塵埃
は装置内に固定したエアフィルタ等によって除去するよ
うにしている。

次に、円盤状記録媒体を出入れする開口（ベセル）を有
したり−ムバブルタイプの光デイスク装置にあっては、
記録媒体の出入れ時に記録媒体自体が塵埃を運び込むと
同時に、上記開口から塵埃が流入し易い構造となってい
る。

これらの塵埃がディスク以外の光学系を構成するレンズ
等に付着した場合にも光学系の透過率及び反射率が低下
するため、記録再生のためのパワーを得ることが困難と
なる。また、検出系に到達する光量も低下するため、Ｃ
／Ｎの低下を招来する。更には、塵埃によってレーザ光
の波面に乱れが生じると、波面収差が増大し、スポット
がボケるため、情報を正確に記録再生することが不可能
となる。

このような塵埃に起因した種々の不具合を解消するため
にリムーバブルタイプの光デイスク装置には、交換可能
なエアフィルタを設け、冷却ファンによる外気の吸引及
び内気の排出時にエアフィルタによる塵埃の除去を行な
う構成を有したものが開発されている。このような交換
可能なフィルタを設けることにより、固定式ハードディ
スク装置よりも格段に大量の塵埃が内部に流入するリム
ーバブルタイプの光デイスク装置における塵埃の除去を
図っている。

ところで、光デイスク装置等においては、装置内の温度
上昇を避けるために、冷却ファンを設けて装置内外空気
を換気させている。この場合に使用するフィルタ（静電
フィルタ）としては、空気流入口に配置して外部からの
塵埃の進入を防止するものと、排出口に配置して不使用
時に外部から塵埃が内部に逆流することを防止するとと
もに使用時に内部塵埃を捕捉するものが考えられる。流
入口に設けるフィルタは外部からの塵埃によって目詰ま
りを起こし易く、排出口に設けるフィルタは内外両方か
らの塵埃によって目詰まりを起こし易い。

また、上記各フィルタは１年間等の定期に交換されるも
のであり、環境条件の良好な場所においてはフィルタ交
換頻度が少なくても問題が生じることがない一方で、使
用環境条件が悪い場合にはフィルタ交換の頻度を増やす
必要が生じる。このようなフィルタ交換時期の判断は、
ユーザーにとっては困難であり１判断を誤ると、記録媒
体、光学系等の汚損による誤動作、故障等を招来したり
、無用な交換を行なう等の不具合が生じる。又。

フィルタの交換作業自体煩雑であり、これらの点の改善
が望まれていた。

（発明の目的） 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、光デイスク
記録再生装置内のエアフィルタの交換時期を判定してフ
ィルタを自動的に交換したり、交換時期の到来を表示す
るようにした光情報記録再生装置を提供することを目的
としている。

（発明の構成） 上記目的を達成するため本発明に、筐体に設けた通気口
から空気を流出入させるファンを備えた光情報記録再生
装置において、前記通気口に設けたエアフィルタの少な
くとも内側に内部状態検出手段を配置し、前記内部状態
検出手段は、該エアフィルタの目詰りに起因して前記フ
ァンの駆動時に発生する装置の内部状態の変化を検出す
ることを特徴としている。

以下、添付図面に示した好適な実施例に基づいて本発明
の詳細な説明する。

第１図は本発明を適用する光情報記録再生装置の構成を
示す説明図であり、ディスクを内蔵したカートリッジを
出入れするためのベゼル２を前壁１ａに有した筐体ｌ内
部のデツキ４上にはディスクモータ６、図示しない光ピ
ツクアップ等の光学系が配置されている。

筐体１の前壁１ａその他の適所には空気導入用のグリル
（通気口）８が形成されるとともにグリル８の内側には
エアフィルタ１０が配置される。

更に、筐体ｌの背面寄りの内部には冷却ファン１２が配
置されて、筐体背面に形成したグリル（通気口）１４か
らは内部の空気が排出される。

このグリル１４の内側には図示しないフィルタが添設さ
れ、ファンの駆動によって排出される空気中から塵埃を
除去する。また、このフィルタはファンの停止時に外気
が逆流することを阻止している。

第２図（ａ）及び（ｂ）は上記記録再生装置に適用する
フィルタの交換時期検知機構の一例を示す模式図（水平
方向断面図）であり、（ａ）に示した実施例は同図中に
表われていない前面グリル８の内側にフィルタ１０を配
置するとともに、フィルタｌＯよりも更に機器内部側に
圧力センサ（内部状態検出手段）１５を配置した構成が
特徴的である。なお、符号１６は空気の循環経路の壁面
である。

また、第２図（ｂｌは（ａ）に示した実施例の変形例で
あり、フィルタ！０の内側に圧力センサ１５を設ける他
に、フィルタＩＯの外側に位置する空所１８内にも圧力
センサ（内部状態検出手段）１９を設けた構成が特徴的
である。

圧力センサ１５．１９としては、周知の半導体圧力セン
サ、圧電共振子から成る圧力センサ、感圧ダイオード等
々を使用することができるが、小型軽量の利点を有する
点で半導体圧力センサが好ましい。

冷却ファン１２の吸引力によって前面グリル８から装置
内部に導入された外部からの空気中の塵埃はフィルタｌ
Ｏによって捕捉され、内部に正常な空気だけが流入する
が、フィルタ１０が目詰りを起こすと外気の流入が制限
されるため、フィルタ１０の内外の空気圧に圧力差が生
じる。第２図（ａ）の実施例においては、圧力センサ１
５によりフィルタｌＯの内側の圧力の変化を検出するこ
とにより目詰りの発生を検出する。また、第２図（ｂ）
の実施例においては、フィルタ内外の圧力をそれぞれ圧
力センサ１５．１９によって検出し、検出した圧力差に
基づいて目詰りの発生を判定する。

圧力センサからの検知信号は図示しない制御部に出力さ
れ、この検知信号に基づいて目詰りの有無が判定される
。即ち、第２図（ａ）の実施例においては、予め設定し
たファン駆動時における機器内部の基準圧力、或はフィ
ルタ交換直後に検出したファン駆動時の基準圧力と、実
際の検出圧力とを比較し、実際の検出圧力が基準圧力を
許容限度を越えて下回っている場合に、目詰り発生（フ
ィルタ交換時期の到来）を判定する。

また、第２図Ｔｂ）の実施例においては、フィルタ内側
と空所１８内の圧力差が予め設定した値を越えている場
合に目詰り発生を判定する。

制御部は、目詰りの発生を判定した場合には、図示しな
い表示部に制御信号を出力してフィルタ交換のための警
告表示を行なわせたり、後述する自動フィルタ交換機構
を作動させる等の処理を施す。

フィルタの交換は、警告表示を見たユーザーが従来通り
手動によって行なってもよいし、第３図に示す自動フィ
ルタ交換機構により自動的に行なってもよい。

即ち、第３図の自動フィルタ交換機構は、例えばカメラ
のフィルム巻き上げ機構のようにシート状に構成したフ
レキシブルな材質から成るフィルタを送出しローラから
送出して巻取ローラによって巻取るよう構成する。即ち
、筐体ｌの前壁１ａの内側に配置した隔壁２０の一端側
にはフィルタ取付用開口２２が設けられるとともに、こ
の取付用開口２２の一端縁にはモータによって回転駆動
される巻取ローラ２３が、他端縁には送出しローラ２５
が夫々回転自在に軸支されている。送出しローラ２５に
は未使用のフィルタ１０が巻き回されるとともに、巻取
ローラ２３はモータによって巻取方向へ駆動されること
によって使用済みのフィルタを巻取る０両ローラ２３．
２５間に張設されたフィルタ１０は、開口２２を全面に
亙って塞ぐよう寸法設定される０巻取ローラ駆動用のモ
ータは、圧力センサ１５からの検出信号に基づいた制御
部からの制御信号によって作動し、巻取ローラ２３を所
要量巻取方向へ駆動する。

即ち、フィルタ１０が規定値を越えて目詰りを起こして
いる時にファンを駆動すると、隔壁２０内部の気圧が基
準値以下に低下するため、制御部は圧力センサからの目
詰り検知信号に基づいてモータを巻取方向に駆動し、送
出しローラ２５上の未使用のフィルタを引き出して開口
２２に張設する。

なお、上記自動フィルタ交換機構の他にも自動塵埃処理
のための機構として種々の構成を考えることができる。

例えば、スピンドルモータの駆動力をポンプとして利用
したりファンの送風を利用することによって記録再生装
置内部の塵埃を−か所に吸引した上で外部に排出する機
構を設けたり、光学部品に洗浄液をかけたり、光学部品
に付着した塵埃を払拭する手段を設けたりしてもよい。

次に、第４図（ａ）　（ｂｌは夫々本発明の第２の実施
例の概略構成説明図である。

第４図（ａ）は前壁１ａの内側に位置するフィルタ１０
の一部（この実施例では一端部）にガラス等の透明板３
０を配置し、透明板３０を挟んで内側にＬＥＤ　（発光
素子）３２を、外側にフォトダイオード（受光素子）３
３を夫々配置した構成を有する。なお、ＬＥＤ３２とフ
ォトダイオード３３を配置する位置は互いに逆側であっ
てもよい。

ＬＥＤ　（発光素子）３２とフォトダイオード（受光素
子）３３は、内部状態検出手段を構成している。

この実施例は、フィルタｌＯに付着する塵埃量が増大す
ると、それに比例して透明板３０に付着する塵埃量が増
大して透明板の透明度が低下することに着目したもので
あり、透明度の低下をフォトダイード３３の受光量の低
下として検出し、フォトダイオードの出力が基準値以下
に低下したときに制御部が目詰り発生を判定して、警告
表示、フィルタの自動交換等を指令する。

第４図（ｂ）は第４図（ａｌの変形例であり、ＬＥＤ３
２とフォトダイオード３３をフィルタ１０の内側位置に
直接対向配置し、発光部及び受光部が塵埃によって経時
的に汚損することによるフォトダイオードの出力の低下
を目詰り検知に利用したものである。

次に、第５図（ａ）及び（ｂ）は本発明の第３の実施例
である。

第５図（ａ）の実施例はフィルタ１０の内部側に温度セ
ンサ（内部状態検出手段）４０を配置した構成が特徴的
であり、塵埃の経時的な堆積によってフィルタｌＯに目
詰りが起こると、外気の導入が困難となるため装置内部
の温度が上昇し、この温度上昇を温度センサ４０によっ
て検知することによって目詰りの発生を検出することが
できる。

装置内部には発熱部が存するため、フィルタに目詰りが
生じていない状態においても内部温度は上昇する傾向に
あるが、目詰りが発生すると内部温度は更に高まる。そ
こで、目詰りの有無を判定する適正な温度を基準温度と
して設定しておき、基準温度を越えて上昇した場合に制
御部が目詰りの発生を判定して、フィルタ交換時期到来
の警告表示、フィルタの自動巻取等の所要処理を各制御
対象に対して指令する。

第５図（ｂ）は［ａ）の変形例であり、フィルタ１０の
内外に温度センサ（内部状態検出手段）４０ａ、４０ｂ
を配置し、フィルタの内外の温度差が所定値を越えた場
合に目詰り判定を行なうように構成したものである。

なお、上記各実施例では、主として外気導入用のグリル
８の内側に設けたフィルタを中心に説明したが、ファン
を駆動していない時に外部からの塵埃の進入を阻止する
ために排気用グリル側にもフィルタを配置する必要があ
り、この場合にはファンの駆動によって装置内部の塵埃
が排気側フィルタに付着し、経時的に目詰りを起こす。

その結果、装置内部の空気中の塵埃量が増加して光学系
に悪影響を及ぼすこととなる。このため、排気用グリル
側のフィルタについても本発明の目詰り検知機構を適用
する意義は大きい。

尚、排気用グリル側のフィルタに目詰りが発生している
時にファンを駆動すると装置内部の圧力が高まるため、
圧力センサによって検出した圧力の変化に基づいて目詰
りの発生を判定する場合には、基準値を越える内圧の上
昇があったときに目詰り発生と判定するように制御部の
ＲＯＭ内の制御情報をプログラムする必要がある。

外気導入側のフィルタの目詰りと、排気側のフィルタの
目詰りを一つの圧力センサによって検出するためには、
目詰りの発生を検出する基準として低圧側の基準値と、
高圧側の基準値の２つを設定しておき、測定された実際
の内圧が低圧側の基準値を下回った場合と、高圧側の基
準値を上回つた場合に目詰り発生と判定する。何れのフ
ィルタが目詰りを起こしたかの識別も容易であるため、
当該識別結果に基づいて警告表示や、自動フィルタ交換
機構等の自動塵埃処理機構を作動させる。

なお、上記各実施例ではエアフィルタを記録再生装置の
筐体の前面及び背面の通気口（グリル等）に設けた例を
示したが、これは−例に過ぎず、筐体のあらゆる部位に
設けられる通気口に設けたフィルタに付いて本発明は適
用可能である。

また、カートリッジ着脱用の開口たるベゼルを） 介して流入する塵埃を除去するために、装置内部の適所
に設けられるフィルタに付いても本発明は適用可能であ
る。

以上詳述したように本発明の実施例においては円盤状記
録媒体の記録再生装置の筐体に設けた外気導入用グリル
、排気用グリル、或は空気循環路に添ってフィルタを配
置するとともに、フィルタの目詰りを検出するために、
装置の内圧の変化、装置内部の温度の変化、更には装置
内所要部が塵埃の付着により汚損された程度を検出し、
該検出値が所定の基準値を下回る或は上回る場合に目詰
り発生と判定している。

制御部が目詰り発生を判定した場合には、記録再生装置
に設けた表示部にフィルタの交換時期の到来を警告する
表示を行なわせたり、自動フィルタ交換機構等の塵埃処
理機構を作動させるための制御信号を出力する。

この結果、記録再生装置が、空調設備がなくしかも塵埃
の多い環境条件下において使用されている場合にはエア
フィルタの目詰りが頻繁に生じるが、目詰り発生の度に
警告表示、或は自動塵埃処理等が行なわれるため、塵埃
による光学系の透過率及び反射率の劣化を防止し、理想
的な記録再生パワーを得ることができる。更に、光検出
系に到達する光量の低下に起因したＣ／Ｎの低下、レー
ザ光の波面の乱れに起因したスポットボケ等を未然に防
止することができる。

また、空調設備が有りしかも塵埃の少ない環境条件下で
はエアフィルタの交換頻度を少なくすることができる。

このように本発明においては、従来のように目詰り発生
の有無と関係なく定期的に一律にフィルタを交換するこ
とがないので、使用環境に応じた最適な交換タイミング
でエアフィルタ交換を行なうことができる。更に、自動
塵埃処理機構を利用すれば、ユーザーがフィルタ交換、
清掃等の塵埃処理を行なう必要なく、自動的に当該処理
を実行することができる。

なお、上記においては光デイスク装置を中心に説明した
が、本発明は光磁気ディスク装置、その他のリムーバブ
ル式記録再生装置、更には固定式の記録再生装置にも適
用することができる。

また、特許請求の範囲において記録再生装置とは、記録
、再生のいずれか一方だけを行なう装置をも含む概念で
あり、通気口とはベゼルを含む概念である。

更に、筐体内における光学系等の塵埃による汚損を防止
する必要のある画像形成装置一般にも適用可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明の光情報記録再生装置によれば、光
デイスク記録再生装置内のエアフィルタの交換時期を判
定してフィルタを自動的に交換したり、交換時期の到来
を表示することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用する光情報記録再生装置の構成を
示す説明図、第２図（ａｌ及び（ｂ）は第１図の記録再
生装置に適用するフィルタの交換時期検知機構を圧力セ
ンサを用いて構成した一例を示す水平方向断面図、第３
図は自動塵埃処理機構の一例としての自動フィルタ交換
機構の概略構成説明図、＄４図（ａｌ及び（ｂ）は本発
明の第２の実施例の説明図、第５図（ａｌ及び（ｂ）は
本発明の第３の実施例の説明図である。 ・・・圧力センサ（内部状態検出手段）Ｉ８・・・空所
　２０・・・隔壁　２３取ローラ　２５・・・送出しロ
ーラ　３透明板　３２・・・ＬＥＤ　（発光素子）・フ
ォトダイオード（受光素子）４０ 度センサ（内部状態検出手段）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 筐体に設けた通気口から空気を流出入させるファンと、
   該空気中の塵埃を除去するエアフィルタと、を備えた光
   情報記録再生装置において、前記エアフィルタの少なく
   とも内側位置に内部状態検出手段を配置し、 前記内部状態検出手段は、該エアフィルタの目詰りに起
   因して前記ファンの駆動時に発生する装置の内部状態の
   変化を検出することを特徴とする光情報記録再生装置。