JPH03295929A - オープンケーソン沈埋工法 - Google Patents

オープンケーソン沈埋工法

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JPH03295929A
JPH03295929A JP9724090A JP9724090A JPH03295929A JP H03295929 A JPH03295929 A JP H03295929A JP 9724090 A JP9724090 A JP 9724090A JP 9724090 A JP9724090 A JP 9724090A JP H03295929 A JPH03295929 A JP H03295929A
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JP
Japan
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caisson
jack
block
sinking
blocks
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JP9724090A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kouyachi
向谷地 誠一
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East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地上で構築した鉄筋コンクリート造りの中空構
造物を内部の土砂掘削、排土を行いながら、地盤中に押
し込み、所定の基礎地盤に到達させるオーブンケーソン
工法に係わり、ケーソン基礎、地下鉄道建設工事におけ
る大深度の文机、排気孔、上下水道建設工事における大
深度の文机、マンホール、送電鉄塔基礎、地下水槽等の
構造物に適用可能なオープンケーソン沈埋工法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般に、橋梁、鉄橋等を構築する場合には上部構造物か
ら作用する荷重を信頼できる地盤に伝達する基礎構造物
を地中に構築しているが、特に深い基礎構造物の構築方
法の一つとしてオーブンケーソン工法が知られている。
オーブンケーソン工法は、例えば第8図に示すように地
上で構築した鉄筋コンクリート造りの一体中空構造物で
あるケーソン本体80の中空内部をクローラクレーン8
3のローブ84で吊り下げたタラムシエル85で土砂掘
削、排土を行いながら地中に沈下させ所定の基礎地盤に
到達させるものである。この場合、ケーソンの先端に形
成した刃口金物81の外径を大きくして上部壁82と地
盤との間に間隙をつくり、摩擦を小さくするフリクショ
ンカットを施している。なお、掘削は一般に水中掘削で
あるが、地下水位低下工法などの補助工法を併用するこ
とにより陸掘りも可能である。
〔発明が解決すべき課題〕 ところで、オーブンケーソン工法において、ケーソンを
沈下させるためには、次の条件式%式% を満たす必要がある。ここで、Wcはケーソン躯体自重
、Wwは載荷荷重、Uはケーソン躯体の浮力、Fはケー
ソン躯体壁面の周面摩擦力、Qは刃口の貫入抵抗力であ
る。この条件式から、ケーソン沈下を円滑に行うために
は刃口の貫入抵抗力の低減、ケーソン躯体壁面の周面摩
擦力の低減、載荷荷重の施工が必要であるが、それぞれ
以下のような問題がある。
(a)刃口の貫入抵抗力の低減 従来の沈下方法では、刃口下の土砂を掘削することによ
り刃口の貫入抵抗力を低減化することを原則としている
が、掘削の状況によっては瞬間的にケーソンが宙吊りの
状態になってケーソンの急激な沈下や周辺地盤の沈下等
を生じる可能性がある。
(b)壁面の摩擦力の低減 ■一体の中空構造物の周面全体が地盤から摩擦抵抗を受
けるので、刃口をケーソン躯体部より大きくしてフリク
ションカットを行っているが、壁面と地盤との間に間隙
やゆるみを生じさせるとともに、周辺地盤の沈下やケー
ソン自体の傾斜を発生させるおそれがある。
■摩擦低減材の塗布 壁面に特殊な活性材を塗布してケーソン本体の壁面と地
盤との周面摩擦力を低下させているが、必ずしも十分で
はない。
■シートによる壁面被覆 強靭、柔軟、かつ摩擦抵抗の小さいシートでケーソン壁
面を被覆し、地盤と壁面が直接接しないようにしている
が、シートを被覆する工程が増える。
■ジェツテイング ケーソン躯体外局面にパイプにより配置した噴射孔を設
け、高圧空気または高圧水を噴出させ、地盤と壁面の間
に隙間を形成して周面摩擦力を減少させている。しかし
、ケーソン躯体外周面にパイプを配置したり、高圧空気
または高圧水を噴出する工程を付加する必要があり、作
業工程が増えてしまう。
■泥水によるジェツテイング ベントナイト泥水を噴射し、フリクションカットによる
間隙を泥水で満たし、地盤と壁面の摩擦を泥水と壁面の
粘性抵抗に置き換え、周面の摩擦抵抗力の低減を図るも
のであり、■と同様に作業工程が増えてしまうとういう
問題がある。
(C)載荷荷重の施工 ケーソン躯体自重のみでは鉛直沈下刃が不足する場合、
躯体上部にシートパイル、H鋼、インゴット等の部材を
載荷して沈下刃を増大させている。
しかし、ケーソン躯体ロットの縦筋のため、載荷施工が
やりにくく、部材の固定も必要となる。また、載荷荷重
の部材積み上げ途中で、急激に大きな沈下を生じるおそ
れがある。さらに、載荷荷重時には掘削が不可能であり
、ケーソン躯体の各リフト毎に載荷荷重部材の積卸しが
必要なため、工費と工期に影響を与える。なお、ケーソ
ン規模が小さい場合は周辺に打ち込んだ杭あるいは鉛直
なアースアンカーを反力として沈下荷重を増加させる方
法もある。
また、ケーソンの傾斜、移動を少なく施工することはオ
ープンケーソン工法の重要な問題であるが、ケーソン施
工の傾斜、移動対策および修正には、掘削、載荷荷重に
よる鉛直力の偏載荷、水平力の載荷による修正、周面摩
擦力の低減等を考慮する必要がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、周面摩擦
力の逓減のための補助工法を併用せずに、壁面摩擦力を
有効活用するとともに、載荷荷重を不要とし、洗炭が大
きくなった場合には刃口下の土砂掘削を不要とすること
が可能で、ケーソンの傾斜、移動等を容易に修正するこ
とができるオープンケーソン沈埋工法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のオープンケーソン沈埋工法は、ケーソンを複数
のブロックに分割し、シンキング動作、スイング動作を
行う複数のジヤツキを各ブロック間に設置し、これらジ
ヤツキを伸縮、揺動させて各ケーソンブロックを順次沈
下させていくことを特徴とする。
〔作用〕
本発明のオープンケーソン沈埋工法は、ケーソンを複数
のブロックから構成し、各ケーソンブロック間にシンキ
ング動作及びスイング動作を行う複数のジヤツキを設置
するとともに、各ケーソンブロック間を鉄板からなるス
ライドリングで密閉防護し、洗炭が小さい間は刃口ケー
ソンブロック内部を掘削することにより沈下させる。洗
炭が大きくなったら、沈埋する刃口ケーソンブロック以
外の全てのケーソンブロックを反力として利用し、刃口
ケーソンブロック上側に設置したジヤツキを揺動させて
刃口ケーソンブロックを円周方向に回転させつつ沈下さ
せ、次に刃口ケーソンブロック上にジヤツキを介して載
置された第2のケーソンブロックの沈下は、刃口ケーソ
ンブロック、及び第2のケーソンブロックよりも上方に
ある全てのケーソンブロックを反力として利用し、刃口
ケーソンブロック上のジヤツキを短縮させるとともに、
第2のケーソンブロック上に設置されたジヤツキを揺動
させ、第2のケーソンブロックを円周方向に回転させな
がら沈下させ、以後順次同様の工程を繰り返して第3、
第4・・・・・・のケーソンブロックを1つづつ沈下さ
せ、最上段のケーソンブロックの沈下は、下方の全ての
ケーソンブロックの反力を利用し、最上段ケーソンブロ
ックが載置されたジヤツキの短縮と揺動により行う。
〔実施例〕
以下、実施例を説明する。
第111i?Iは本発明のオープンケーソン沈埋工法を
説明するための図、第2図はシンキングジヤツキとスイ
ングジヤツキの関係を示す図、第3図はスイングジヤツ
キを説明するための図、第4図はシンキングジヤツキを
説明するための図、第5図はダブルジヤツキの配置平面
図、第6図は油圧供給系を説明するための図である。図
中、10.10−1〜10〜5はケーソンブロック、2
0.20−1〜20〜4はスイングジヤツキ、21はス
イングジヤツキ用ブラケット、22は丸ピン、23はア
ンカーボルト、24は油圧ホース、30.30−1〜3
0−4はシンキングジヤツキ、31.34はアンカーボ
ルト、32は滑り装置、33は長孔付きブラケット、3
5は角ピン、36は長孔、37は油圧ホース、40.4
0−1〜40〜5はスライドリング、41はアンカーボ
ルト、43は止水ゴムリング、50は地表面(G、  
L) 、60はジヤツキ駆動用油圧ユニット、62は油
圧供給ホース、63は配管である。
本発明はケーソンを複数のブロックに分割し、各ブロッ
ク間にダブルジヤツキを配置し、ダブルジヤツキの作用
により1ブロツクづつ沈下させることを特徴としている
第2図に示すように、各ケーソンブロック間にはスイン
グジヤツキ(揺動ジヤツキ)20とシンキングジヤツキ
(沈下ジヤツキ)30からなるダブルジヤツキが設置さ
れている。またケーソンブロック間は、下側ケーソンブ
ロックに固定され、上側ケーソンブロックに対しては止
水ゴムリング43で押圧接触する鉄板からなるスライド
リング40で密閉防護される。止水ゴムリング43が押
圧接触するケーソンブロックの外壁面は径を小さくして
あり、径が変る段部とスライドリングの上端との間隔d
はシンキングジヤツキによるストロークとの関係で決め
られる。なお、止水ゴムリングに代えて空気圧利用のゴ
ムホースを使用してもよい。
第3図に示すように、スイングジヤツキ20の上端及び
下端は、アンカーボルト23で各々上下のケーソンブロ
ックに固定されたブラケット21に丸ピン22で回動可
能に支持され、所定角度、例えば45°傾斜の押し引き
ジヤツキ20の伸縮により上下のケーソンブロックに対
して垂直成分と水平成分の力を加えて円形ケーソンに対
して周方向に力を加えて回転揺動作用をする。
第4図に示すように、シンキングジヤツキ30は、下端
がアンカーボルト31で固定され、一方上端は、アンカ
ーボルト34で上側ケーソンブロックに固定された長孔
付きブラケット33を通して貫通する角ビン35で支持
されてすべり装置32が形成されてスイングジヤツキに
よる円周方向のストロークに追随可能となっている。そ
して、ジヤツキの伸縮により上側ケーソンと下側ケーソ
ンに対して鉛直方向の力が与えられるとともに、スイン
グジヤツキが作動して周方向の力が付与されたときには
角ピン35が長孔36内で摺動してシンキングジヤツキ
30が転倒せずスムーズな鉛直力の伝達が図られる。
第5図に示すように、これらダブルジヤツキが円形状に
ケーソンブロックの厚みの範囲内に収まるように複数個
配置される。この場合、両ジヤツキの設置数、配置はケ
ーソンの規模(壁厚、ケーソンブロックの長さ、断面寸
法等)によって決定される。そして、各ジヤツキには、
第6図に示すように駆動用油圧ユニット60により油圧
ホース62を通して油圧がかけられ、シンキングジヤツ
キは伸縮し、スイングジヤツキは揺動するように駆動さ
れる。図示の例では油圧ホース62はケーソンの内側壁
部分の配管63内に設けるようにしているが、ケーソン
中空内部の掘削作業が並イテして可能になるように、ケ
ーソンブロック壁内に予め設置された配管を利用し、そ
こを通してたるませて設けるようにすることが好ましく
、システム全体は図示しない制御装置により地上で集中
管理する。
次に、第1図によりケーソンの沈埋について説明する。
先ず、第1図(a)に示すように先端に刃口を有する刃
口ケーソンブロック10−1を据え付ける。
前述したようにケーソンブロック10−1にはスライド
リング40−1がアンカーボルトで固定されるとともに
、スイングジヤツキ20−1とシンキングジヤツキ30
−1の下端がアンカーボルトで固定される。このように
据え付けた刃口ケーソンブロック10−1の内部をタラ
ムシエル(図示せず)等で掘削することにより第1図ら
)に示すように沈下させる。
次に、第1図(C)に示すようにダブルジヤツキを介し
て刃口ケーソンブロック10−1上に第2のケーソンブ
ロック10−2を載置し、スイングジヤツキ20−1の
上端を固定するとともに、シンキングジヤツキを滑り装
置に係合させる。ケーソンブロック10−1とケーソン
ブロック10−2の間は、前述したようにスライドリン
グ40−1で密閉防護される。この状態で、第1図(ハ
)の場合と同様に刃口ケーソンブロック10−1の内部
を掘削することにより刃口ケーソンブロック1〇−1、
第2ケーソンブロック10−2を沈下させる(第1図(
d))。
このように、ケーソンの沈下の度合いが小さいうちはケ
ーソン内部の掘削により沈下を行う。
次に、沈下の度合いが進んだ場合について説明する。
第1図(e)に示すように、スイングジヤツキ2〇−2
とシンキングジヤツキ30−2が固定された第2のケー
ソンブロックの上に第3のケーソンブロック10−3を
載置してスイングジヤツキ2〇−2の上端を固定すると
ともに、シンキングジヤツキ30−2の上端を滑り装置
に係合させる。そして油圧ユニット60で油圧をかける
ことによりシンキングジヤツキ3・0−1を伸ばしつつ
、スイングジヤツキ20−1を揺動させて刃ロケーソン
ブロック10−1を円周方向に回転させ、刃口を土砂に
切り込むようにすると、ケーソンブロック10−2.1
0−3からの反力により刃口ケーソンブロック10−1
が沈下する。このようにケーソンブロックを円周方向に
回転させることによりケーソン壁面の摩擦抵抗が減少す
るので、貫入抵抗を小さくすることができる。
次に、スイングジヤツキ20−2、シンキングジヤツキ
30−2に油圧をかけてシンキングジヤツキ30−2を
伸ばすとともに、スイングジヤツキ20−2を揺動させ
てケーソンブロック1〇−2を円周方向に回転させる。
そして、下側の刃口ケーソンブロック10−1を反力(
摩擦力)としてスイングジヤツキ20−1、シンキンク
ジヤツキ30−1を短縮させるとともに、上側のケーツ
′くンブロック10−3も載荷反力としてケーソンブロ
ック10−2が沈下する。この場合もケーソンブロック
の円周方向の回転により周壁面の摩擦抵抗を減少させる
ことができる。
以後、順次ケーソンブロックを載置して同様の工程を繰
り返すことにより、第1図(f)に示すように各ケーソ
ンブロックを沈下させることができる。
第1図(f)において、刃口ケーソンブロック10−1
の沈下にはケーソンブロック10−2〜1〇−5を、ケ
ーソンブロック10−2の沈下には刃口ケーソンブロッ
ク10−1とケーソンブロック10−3〜10−5を、
ケーソンブロック10−3の沈下には、ケーソンブロッ
ク10−1.10−2とケーソンブロック10−4.1
0−5を、ケーソンブロック10−4の沈下には、ケー
ソンブロック10−1〜10−3とケーソンブロック1
0−5を、ケーソンブロック10−5の沈下にはケーソ
ンブロック10−1〜10−4をそれぞれ反力として利
用する。
なお、上記実施例ではスイングジヤツキとシンキングジ
ヤツキをそれぞれ別に設けるようにしたが、スイング機
能、シンキング機能を合わせ持つジヤツキを用いるよう
にしてもよい。
このように、スイングジヤツキにより沈埋するケーソン
ブロックの周面摩擦力の低減を図りつつ、シンキングジ
ヤツキにより鉛直力を与え、ケーソンブロックを1つづ
つ沈埋させるので、周面摩擦力を低減化させ、載荷荷重
を必要とせずに連続しながら安定的かつ安全に各ケーソ
ンブロックを掘削と並行しながら沈埋させることができ
る。ケーソンを所定深度まで沈埋し、底スラブコンクリ
ートの水中打設後、中空部を排水してジヤツキ設備を撤
去し、ケーソンブロック相互間の空間は、通常の配筋、
型枠、コンクリートの作業を行うことになる。
また、シンキングジヤツキの滑り装置は第4図に示した
構成のものに限定されるものではなく、例えば第7図に
示すように、摺動面にテフロン板71を設け、摺動面か
ら垂下した2つの板材の先端部分を内側に直角に曲げ、
下面側に細長い開口を形成した滑り装置70内にシンキ
ングジヤツキの頭部を収納して滑らせるなど、適宜性の
構成のものを採用してもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、以下のような効果を達成
することができる。
■ケーソンを複数ブロックに分割し、ブロック1つづつ
沈下させるようにしたので、全体の周面摩擦抵抗に1ヒ
ベ周面摩擦抵抗を低減化させることができ、法度が大き
くなると刃口下の土砂掘削を不要にでき、ケーソンブロ
ックの周面摩擦力を反力として活用するとともに、ケー
ソンブロックの自重によって沈下させることができる。
そのため、急激な沈下が生じることがなく、また周辺地
盤の沈下、及び掘削土量は通常の工法に比べて小さくす
ることができる。
■通常の工法は周面摩擦力を増大させるための各種の補
助工法、例えばケーソン周辺に薬液を注入して地盤耐力
を復活させる等を併用しているが、本工法によれば周面
摩擦力について現地盤を乱すことなく低減化することが
でき、完成系における水平地盤の負担力が大きく、水平
変位を小さくすることができる。
■ケーソンブロックの円滑で連続的な沈埋が可能で掘削
作業の工程に縛られず、ケーソンブロック以外の載荷荷
重が必要でないため安全である。
■ケーソンブロックを連続的に沈埋することにより、大
深度のケーソン施工を汎用のジヤツキのみで行うことが
可能であり、またジヤツキは回収できるため、経済的で
ある。
■ケーソン自体の傾斜、移動はダブルジヤツキの適切な
操作で修正することができる。
■ダブルジヤツキ用の油圧ホース配管を利用し、この中
にピアノ線等を通して下端をアンカーし、上端を引っ張
って固定することによりケーソン縦方向のPC鉛直締も
可能である。
■ケーソン先端部である刃口ケーソンブロックはニュー
マチックケーソンへの適用、鉛直シールド機の取付けが
可能である。
■スライドリング部は周辺地盤の土圧、および地下水圧
よりケーソン側へ変位するため、止水ゴムリングあるい
は空気圧利用のゴムホースによって完全に止水可能であ
る。
■ケーソンの規模により、平面形状は円形の他、小判形
、正方形、長方形も可能である。ただし、この場合はス
イングジヤツキは使用できないため、シンキングジヤツ
キのみで沈埋することとなるのでジヤツキ容量が大きく
なる。
■掘削は水中掘削に限らず、ケーソン外側の鋼矢板締切
、薬液注入、ウェルポイント等の補助工法により地下水
の湧水を遮断すれば、陸掘りも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオープンケーソン沈埋工法を説明する
ための図、第2図はシンキングジヤツキとスイングジヤ
ツキの関係を示す図、第3図はスイングジヤツキを説明
するための図、第4図はシンキングジヤツキを説明する
ための図、第5図はダブルジヤツキの配置平面図、第6
図は油圧供給系を説明するための図、第7図は滑り装置
の他の実施例を示す図、第8図は従来のオーブンケーソ
ン工法を説明するための図である。 10.10−1〜10〜5・・・ケーソンブロック、2
0.20−1〜20〜5・・・スイングジヤツキ、21
・・・ブラケット、22・・・丸ピン、23・・・アン
カーボルト、24・・・油圧ホース、30.30−1〜
30−5・・・シンキングジヤツキ、31.34・・・
アンカーボルト、32は滑り装置、33・・・長孔付き
ブラケット、35・・・角ピン、36・・・長孔、40
.40−1〜40〜5・・・スライドリング、41・・
・アンカーボルト、43・・・止水ゴムリング、50・
・・地表面(G、L)、60・・・ジヤツキ駆動用油圧
ユニット、62・・・油圧供給ホース、63・・・配管
。 第1図 (a) (b)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーソンを複数のブロックに分割し、シンキング
    動作、スイング動作を行う複数のジャッキを各ブロック
    間に設置し、これらジャッキを伸縮、揺動させて各ケー
    ソンブロックを順次沈下させていくことを特徴とするオ
    ープンケーソン沈埋工法。
  2. (2)前記ジャッキは、シンキングジャッキ、スイング
    ジャッキからなる請求項1記載のオープンケーソン沈埋
    工法。
  3. (3)各ケーソンブロック間は、一方のケーソンブロッ
    クに固定され、他方のケーソンブロックに対して密閉部
    材で押圧接触するスライドリングにより密閉防護するこ
    とを特徴とする請求項1記載のオープンケーソン沈埋工
    法。
  4. (4)シンキングジャッキは、一方の端部がケーソンブ
    ロックに対して固定された滑り装置と係合し、ケーソン
    ブロック端面に対して摺動可能になっていることを特徴
    とする請求項1記載のオープンケーソン沈埋工法。
  5. (5)スイングジャッキは、鉛直方向に対して所定角度
    をもって伸縮するジャッキの両端が、上下のケーソンブ
    ロックに固定されたブラケットに回動可能に支持されて
    いることを特徴とする請求項1記載のオープンケーソン
    沈埋工法。
JP9724090A 1990-04-12 1990-04-12 オープンケーソン沈埋工法 Pending JPH03295929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188758A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Osaka Gas Co Ltd 変位吸収配管構造
CN109024646A (zh) * 2018-07-30 2018-12-18 神翼航空器科技(天津)有限公司 装配式沉箱(井)及其工艺

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